『呪いなるもの、闇の胎芽』

『呪いなるもの、闇の胎芽』


メインログ | 雑談

関連セッション:『終わらない黄昏の街』

キャラクターシート

GM:PC1:興津 和紗
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GM:PC2:貴崎 世怜
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GM:PC3:佐倉井 ほたる
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GM:PC4:虹咲 奏
GMキャラクターシートURL

トレーラー

「崩落戦」。
それは四年前、7つのFHセルと9つのUGN支部の間で起きた大規模衝突事件。
滅びた7つのセルの一つ、"アキツミカミ"。
宗教団体として勢力を広げたその一群の本質は、土地に根差した古き呪術師たち。
一つの血脈は、鋼と刃を拝した。
一つの血脈は、病魔と餓えを司った。
そして、もう一つの血脈は。
鼎が揃う時、災いは再び目を覚ます。

ハンドアウト

PC1:興津和沙
シナリオロイス:貴崎世怜
君は星辰館高校で漫画研究部に所属する、いわゆる「オタサーの姫」くずれだ。
ある日、君の友人であり真の「姫」の名を欲しいままにするマドンナ、黒川梓が失踪を遂げる。

PC2:貴崎世怜
シナリオロイス:興津和沙 君は市内で活動する探偵の1人だ。
知人の古道具屋、『あじろ屋』の依頼によって、ある人物の身辺調査をすることとなる。
その人物とは、虹咲聖。君も知る第一支部長の実父であり、先代の支部長でもある。

PC3:佐倉井ほたる
シナリオロイス:櫻井天弦
君は第一支部から要請を受け、第五支部から派遣されたチルドレンだ。
経験も少ない君に、何故管轄外での白羽が立ったのか。
その理由は市内で目撃された、潜伏中のFHエージェント・櫻井天弦にある。
天弦はかつての「崩落戦」で被害を齎した"アキツミカミ"セルの幹部であり、君の実の母親だ。

PC4:虹咲奏
シナリオロイス:虹咲聖
君は先代の父親からその立場を譲り受けたUGN支部長だ。
"アキツミカミ"幹部、櫻井天弦の目撃で支部に緊張の走る中、
君は仕事ぶりに口を出しに来た父親と口論になってしまう。

PC紹介

GM:OK!!
GM:ではついこないだまで4話をやっていたが
GM:怒涛の勢いで転がり込んでいきましょう
GM:メイン5話!やっていきたいと思います!!
貴崎世怜:ごろんごろん
佐倉井ほたる:よろしくお願いいたしますっ
虹咲奏:いえーい
貴崎世怜:よろしくおねがいします!
GM:では早速PC紹介から!
GM:---
GM:まずはPC1!興津和紗さんから自己紹介をお願いしましょう
興津和紗:はーい。
興津和紗:興津和紗です。元ヤンが高校デビューしてオタサーの姫になろうとしたら失敗した女の子です。
興津和紗:高校デビューは失敗したが、お姫様になることは諦めていない。自分が!可愛いと思う女の子になりたいと思って!何が悪い!!ぶち殺されてーのか!!
興津和紗:あと雑に男の子にチヤホヤされたい。チヤホヤしろ!!
GM:ちやほやしてあげようね
貴崎世怜:ひゅーっ!
興津和紗:そんな感じです。
興津和紗:オタサーの姫になろうとしてますが基本バカなヤンキーなので
興津和紗:筋が通らないことや自分が気に喰わないことは拳でもって介入していきます。
GM:今回のシナリオはね~~
GM:筋が通らねえぜ!!
GM:ぜひぶん殴っていただきたい
興津和紗:あと、オタサーの姫だから、イリーガルになったときなんかスゲー槍もらった!
興津和紗:レジェンダリーでエピックでカスタマイズで混沌!攻撃力25!すげえ!
興津和紗:照れるなー!やっぱお姫様だからこういう槍もらえちゃんだなー!ぶん殴ってやる!
GM:あ、槍なんですけど
GM:もらったというより、博物館から逃げてきたって感じでいいですか
GM:自我のある槍
興津和紗:しょうがないな。窮鳥を匿うのも姫としての器の証。逃げ場のない槍を匿ってあげましょう。
GM:完全に「将」なんだよな
興津和紗:春秋の頃、孟嘗君は食客を3000人囲っていたというしね。姫たるもの、その程度の器がなければ。
GM:どう見ても「将」なんだよな
興津和紗:性能としてはその槍でぶん殴るだけです。あと壁に耳ありもってるから、ちょっと情報も出来る。お姫様は見た。
興津和紗:そんな感じです。よろしくお願いします。
GM:うす!おねがいします!!
GM:ではそんな興津さんのハンドアウトはこちら!
GM:PC1:興津和沙(PL:中村さん)
シナリオロイス:貴崎世怜
君は星辰館高校で漫画研究部に所属する、いわゆる「オタサーの姫」くずれだ。
ある日、君の友人であり真の「姫」の名を欲しいままにするマドンナ、黒川梓が失踪を遂げる。

GM:なんと、君の終生のライバル、真オタサーの姫こと黒川さんが
GM:謎の失踪を遂げる!
興津和紗:あのおっぱいのでかいあずにゃんが…
GM:だがこれは或いは姫の座を物にするチャンスとも言えるかもしれない
GM:ここぞとばかりに姫アピールするのか、義理と人情で渡世を往くのかは自由だ!好きにするといい!
興津和紗:旧来の王を討ってこそ、新しい王の力を天下に示せるというもの
GM:討つの!?
興津和紗:勝ち逃げは許さないぜ、梓!
GM:かっこいいけど「将」やろこいつ…
興津和紗:星辰館高校の項羽と劉邦と呼ばれた私たちの決着がこんな感じでついていいわけがねえ!
GM:ではそんな感じでよろしくお願いします!誰も呼んではいないと思う!!
GM:次!
GM:PC2、貴崎さん!
GM:自己紹介どうぞ!
貴崎世怜:貴崎世怜、22さいの女の子です。
貴崎世怜:喫煙者ですが最近節煙を考えているお年頃。でもってろくでもないけどそれなりにでかい一族の出です。
貴崎世怜:なんか探偵事務所とかやってるそうです。家柄パワーで事務所借りれたんでしょうね。
GM:実家が太い
貴崎世怜:ええとこのお嬢さん。
貴崎世怜:笑うと怪しいということに定評がありますが、コネとかちゃんと持ってるのでいろいろ探偵業頑張ってます。
貴崎世怜:あとあんまり関係ないですが、実家は呪術師の家系です。
貴崎世怜:性能はまあ、ふつうのRC攻撃型で、ミドルは技能とかコネとかで細かくなんとかやっていけるといいなと思っています
貴崎世怜:暴走はしたくない……したくないなぁ……(チラッチラッ)
貴崎世怜:またあんまり関係ないですが、Dロイスが輪廻の獣です。こわい
GM:づぎがげざん!!
GM:(GMの発作)
貴崎世怜:GMの脆弱性が
貴崎世怜:悪いやつではないので、なかよくしてあげてね!
GM:OK!ではそんな君のハンドアウトはこちら!
GM:PC2:貴崎世怜(PL:みつさん)
シナリオロイス:興津和沙
君は市内で活動する探偵の1人だ。
知人の古道具屋、『あじろ屋』の依頼によって、ある人物の身辺調査をすることとなる。
その人物とは、虹咲聖。君も知る第一支部長の実父であり、先代の支部長でもある。

GM:それでは続いて、PC3!
GM:佐倉井ほたるさん!どうぞ!
佐倉井ほたる:はいっ
佐倉井ほたる:「UGNえぬ市第五支部所属、”しゃるらっはろーと”。佐倉井ほたるです。どうか、よろしくおねがいいたします」ぺこり。
GM:かわいい~~
佐倉井ほたる:UGN所属の見習いエージェントな11歳和服女子です!
佐倉井ほたる:でも最近、どこかに出かけるときは和服じゃなくて買い込んだ洋服を着たりもする。
GM:お年頃~~~
佐倉井ほたる:そんな女の子ですが、ちょっと前まで佐倉井さんちのマヨヒガで生活しており。
佐倉井ほたる:かみさまへの人身御供として養育…。養育?されておりました。金属ばっか食べさせられたりしてたけど…
GM:めちゃくちゃ物理的儀式
佐倉井ほたる:そこをUGNに救出され、今の第五支部に着任しております。
佐倉井ほたる:そこらへんは過去の「終わらない黄昏の街」(GM優水さん)や、第5地区1話『お前の刃で懸糸を断て』(GM:森田さん)にあります(ステマ
GM:母性持て余し女に猫可愛がりされている
佐倉井ほたる:データ的には命のカーテンによる遠隔カバーに、守護者の巨壁と
佐倉井ほたる:BCに追加されたデビルストリングのリミット、デビルスレッドを搭載しております
佐倉井ほたる:テメーのオートエフェクトは使わせねえ…
佐倉井ほたる:多分同流派の術者が出てきそうなので、そいつらに神様に一番近い高位術者の”格”ってやつを教えてやりたい。
GM:エリートのプライド
GM:櫻井一族は戦闘民族だ!舐めるなよーッ!
佐倉井ほたる:その代わり単体攻撃しか出来なかったり、防御力は貧弱。
佐倉井ほたる:ミドルは器物使いで、能力訓練を使い倒してがんばります!
佐倉井ほたる:どんどん同化してくぞ。というわけで、皆さまどうか、よろしくおねがいいたします!
GM:オーライ、ではそんな佐倉井さんのハンドアウトはこちら!
GM:PC3:佐倉井ほたる(PL:嗣子さん)
シナリオロイス:櫻井天弦
君は第一支部から要請を受け、第五支部から派遣されたチルドレンだ。
経験も少ない君に、何故管轄外での白羽が立ったのか。
その理由は市内で目撃された、潜伏中のFHエージェント・櫻井天弦にある。
天弦はかつての「崩落戦」で被害を齎した"アキツミカミ"セルの幹部であり、君の実の母親だ。

GM:トゥルーお母さんに会えるぞ!やったね!
GM:親子の感動の再会…
GM:視聴率的にも大正解の展開。
佐倉井ほたる:いえーい
佐倉井ほたる:全然知らないから期待しちゃうか~
GM:ではお願いします!
GM:そして最後、我らが第一支部長、虹咲さん!
虹咲奏:イエス
虹咲奏:N市第一支部の支部長、虹咲奏。
虹咲奏:親の命令でオーヴァードになったり起源種植え付ける実験されちゃったり
虹咲奏:その実験の暴走事故で恋人を喰い殺しちゃったり
GM:お辛い過去のバーゲンセール
虹咲奏:それ以来めちゃくちゃ強力な飢餓衝動に苛まれてたり
虹咲奏:そういう重いの全部乗せみたいなやつです。いつも通りですね。
GM:アッハイ
GM:実に性癖を感じる
虹咲奏:違うんだ、当時アバタールチューナーにハマってて……(アマゾンズ好きのキミ!やろう!)
虹咲奏:それはそれとして
虹咲奏:性格は実直。絵に描いたような支部長です。
虹咲奏:子供であろうと対等に扱う、その姿勢はほたるちゃんの属する第五支部長とはかなり方向性が違いますが
虹咲奏:その辺りの話はロケットさんGM『奈落を砕いて、逆さまに振って』に詳しいです。
GM:いいリーダーですよね
GM:どこまでも真面目で傷ついた青年
虹咲奏:てれる
虹咲奏:性能としては妨害、ターゲット誘導。そして竜麟衝撃相殺に寄る硬さ。
GM:超かたい
GM:そこにリアルタイムで迫る毒親の魔の手!
GM:今回も、奏と地獄に付き合ってもらう
虹咲奏:くっ許せないぜ
虹咲奏:今回はカバーのできるほたるちゃんもいるので
虹咲奏:やばいと思います。
GM:メイン盾×2!
虹咲奏:あっ、200点に際してフラッシュゲイズと軍神の守りとリーダーズマークを取ったので
虹咲奏:ダイスデバフし放題!起源種も乗る!カバーもし放題!暴走対策もバッチリ!
虹咲奏:となっております。
虹咲奏:以上!よろしくお願いします。
GM:いえす!そんな虹咲さんのハンドアウトはこちら!
GM:PC4:虹咲奏(PL:優水さん)
シナリオロイス:虹咲聖
君は先代の父親からその立場を譲り受けたUGN支部長だ。
"アキツミカミ"幹部、櫻井天弦の目撃で支部に緊張の走る中、
君は仕事ぶりに口を出しに来た父親と口論になってしまう。

GM:開幕親子喧嘩!
虹咲奏:テメー喰われたいのか
GM:仲違いの発端となった事件も回想でやるので
GM:たっぷりギスギスしようぞん!
虹咲奏:ワクワクするぜ
GM:ではいよいよ
GM:始めてまいりましょう!
佐倉井ほたる:よろしくお願いいたしますっ!
興津和紗:しゃす!
貴崎世怜:よろしくおねがいします!

OP:興津和紗

GM:まずはOP!PC1興津さんから!
GM:登場どうぞ!
興津和紗:1d10+35
DoubleCross : (1D10+35) → 6[6]+35 → 41

興津和紗:ロック!!
GM:---
GM:星辰館高校・部室棟
GM:---
GM:薄汚れたボールが廊下の隅に転がり、壁には油絵のキャンパスが立てかかり
GM:どこからか金管楽器の音色が聞こえてくる。
GM:部室棟の猥雑な活気の中を1人の女生徒が歩いていく。
GM:その背中には、長包みが背負われているが。
GM:彼女は薙刀部や、ラクロス部ではない。
GM:……包みの中から声がする。
寒骨白:『主、主よ』
寒骨白:『またあの絵描き共の所に行くのか』
寒骨白:『答えよ主』
興津和紗:無視してずいずいと部室棟を歩いていく。
興津和紗:途中、ヤンキー染みた空手部の連中に「ウイッス!」「チワッス!」とあいさつされたりしている。
寒骨白:『無視するな主』
寒骨白:『あの場所もあの連中も吾は好かん』
寒骨白:『主は将たる才覚を持って産まれし者』
寒骨白:『ただの将ではない、飛将の気骨だ』
寒骨白:『絵描きなどと交わるべきではない。教養を身に着け、軍略を学び』
寒骨白:『遍く民のため、兵を挙げるべし!!!!』
寒骨白:カタカタカタカタ
GM:君のバックに入った大槍…
GM:古代中国の伝説である意志持つ槍、寒骨白は振動している。
興津和紗:ずいずいと歩き
興津和紗:ただのヤンキーに「お疲れっす!」と言われながら人気のない階段に出る
興津和紗:「将じゃねえよ。お姫様だっつってんだろうが。っていうか学ッコで喋んなっつってんだろうが!」
寒骨白:『主が絵描き共と付き合うのをやめたら』
寒骨白:『吾もただの槍として振る舞おう』
寒骨白:『将は将、槍は槍。本分を果たすのだ』
興津和紗:「うるせえな、叩きおるぞてめー!」
興津和紗:「いいか!私は可愛い女の子になりてえんだよ!可愛い女の子になって雑に野郎どもチヤホヤされてえんだよ!」
興津和紗:「そのためにはまずオタサーの姫だろうが!ヤツら、全員童貞だからどうせ女に免疫ねえーんだからよー!」
寒骨白:『なんと志の無い!吾は槍として嘆かわしい……』
興津和紗:「尉遅敬徳に負けたくせに!」
興津和紗:「主君の王世充だって史書じゃあ呪いババアみてえだとかボロクソにいわれてるくせによー!」
寒骨白:『まあよい、いずれ主も』
寒骨白:『馳せるべき大義を見つける時が……』
寒骨白:ぶつぶつ
興津和紗:「大義はある!」
寒骨白:『なんと!』
興津和紗:「可愛い女の子が増えりゃあ、それだけで世の中が明るくなるからな!」
興津和紗:「私はオタサーの姫として、万物にあまねく光を届かせる太陽になるんだ!」
興津和紗:「これ以上の大義はねえだろう!世界レベルだぜ!」
寒骨白:『……』
興津和紗:「おい、なんか言えや。いきなり黙んなや」
寒骨白:『……はぁ』
興津和紗:「なんだそのため息は、物干しざおにされてえのか、この野郎」
GM:などと話しつつ、君はやがて1つの扉の前に立ち止まる。
GM:『漫画研究部』。
興津和紗:扉を睨みつける。
GM:がらがら、とそのボロい扉を開く。
興津和紗:「よお!」
興津和紗:「じゃねえ、ごきげんよう?」
堂本美沙:「いやー乱世乱世」
堂本美沙:「今年の夏コミも近づいておりますればー」
堂本美沙:「部員各氏はネタなど決まっておいでか~これこれ~」
興津和紗:てめえもいるのかよ!
堂本美沙:「堂本はズバリ、五部!」
堂本美沙:「ジョルブチャ、アバブチャ、ナラフーなど正に群雄割拠のジャンルにござるが」
堂本美沙:「ここはあえて、ニッチ需要のアバフー!!」
堂本美沙:「これこそが天下に名を知らしめるチャンスにございますぞ~~~!!」
ネットミーム三銃士β:「やりますねえ!」
ネットミーム三銃士γ:「いい目してんね~サボテンね~~」
GM:部室内ではいつものように
GM:部員たちが漫画を広げながらダラダラと管を巻いている。
興津和紗:「お、おい、ごきげんよう」
興津和紗:「ごきげんよう!」
興津和紗:「こ、こいつら…気づいてねえのか…!」
興津和紗:「金髪の…でっけえ赤いリボンつけた美少女が部室に入ってきたって言うのに…全く…意に介さない…!!」
興津和紗:「私の努力……!わざわざ一回着替えてシャワー浴びて香水付けていい匂いさせながら部室に入った努力が…水泡…水の泡…!!」
堂本美沙:「おお、興津どのオイッスチッスー」
堂本美沙:ようやくその辺りで部長の堂本がふらふらと手を振る
ネットミーム三銃士α:「よろしくニキ~~」
ネットミーム三銃士β:「オッスオッス」
ネットミーム三銃士γ:「どうも…木吉さん」
興津和紗:「おせえよ!私が入ってきたらすぐ挨拶しろよ!拗ねるぞこの野郎!」
堂本美沙:「まあまあそうプンスコなさらず~」
堂本美沙:「あ、今週のジャンプがありまするぞ」
興津和紗:「あ、読む。呪術どうなった?あ、やっぱいい、ネタバレなしな!」
堂本美沙:「プレイボーイも今週は揃えてござる」
堂本美沙:「アタル兄さんやばない?」
興津和紗:「意味がわからんけど、意味がわからんのにかっこいいよな。」
興津和紗:「しかしいきなりプレイボーイって、キン肉マン目当てだろ、てめー」
堂本美沙:「失敬な!タフもちゃんと読んでおりますぞ!我が名!尊鷹!!」
堂本美沙:キリッ
堂本美沙:(猿渡哲也作画になる)
興津和紗:「わり、そっちは読んでねえや。じゃねえ、読んでませんのよ。」
興津和紗:槍をどかっとぶん投げで壁に立てかけ、そこに鞄をぶん投げてかける
堂本美沙:「……興津どの」
興津和紗:「あ?」
興津和紗:「じゃねえ、なんですか?」
堂本美沙:「友として忠言致すが……そのキャラ……その」
堂本美沙:「いささか無理が……」
堂本美沙:言いづらそうに視線を泳がせる
興津和紗:「無理なく、自然なキャラですわよ?」
堂本美沙:「現実を見てくだされ!現実を~!」
ネットミーム三銃士α:「うーん、この」
ネットミーム三銃士β:「ダメみたいですね」
ネットミーム三銃士γ:「だらしねえし…」
GM:部員たちからは、
GM:まだ諦めて無かったのかよ…というオーラが立ち上っている。
興津和紗:「だらしなくねえだろ!みろこの服!」
興津和紗:「昨日だって自分で柔軟剤淹れて洗濯して、アイロンがけまでしたんだぞ!」
興津和紗:「めっちゃいいにおいするだろうが!年中ジャージみてえな服きてる巨乳女のがもっとだらしねえだろ!」
堂本美沙:「これは機能美でございますぞ!!!んんんん~~!!」
ネットミーム三銃士γ:「色々辛いな?色々辛いか?」
ネットミーム三銃士γ:同情に満ちた目でポンと興津さんの肩に手を置く。
ネットミーム三銃士γ:ちなみにγは女の子。
興津和紗:「辛くねえよ!夢に向かって努力することを辛いとは私は思わねえ!」
興津和紗:「いや、別にこれが自然なキャラだから無理なんてしていのですけどね。」
興津和紗:「っていうか、女子多いなここ!?失敗したな、私入部するとこ失敗したな!?」
堂本美沙:「いやしかしですな」
堂本美沙:「これは一重に興津殿のせいではないことも」
堂本美沙:「一堂理解しておりまする故……」
興津和紗:「まて、せいってなんだ。失敗してることを前提に置くな、コラ」
GM:がらら。
GM:と、君の背後で扉が開く。
堂本美沙:「おっとぉ」
堂本美沙:「……king is back」
興津和紗:ケツの穴にツララを突っ込まれたようなヒヤリとした感覚を覚える
興津和紗:ゾクリ…!
黒川梓:「みんなぁ~」
黒川梓:「おはよ~~」
黒川梓:巨乳にメガネ。おっとりした嫋やかなうるうる瞳。
黒川梓:世間一般で想起される、完璧なる『オタサーの姫』のイデアが
黒川梓:そこに立っている。
興津和紗:(おは…!おはよ~~だとお!?)
興津和紗:(おはよう、ありふれた挨拶だ。日本人なら、誰だって使う。)
興津和紗:(朝家族に会った時、学校、会社に着た時!みんながいい、誰もが聞く言葉…!)
興津和紗:(そんなありふれた言葉も、あえて…この放課後…!)
興津和紗:(学校が終わり、日も暮れようとするこの時間に使うことで!唯一無二の個性となる…!)
黒川梓:「あ、おはよーじゃ、変だよねえ」
黒川梓:「わたし、さっき、お昼寝しちゃってて」
黒川梓:「ふあー……お昼ご飯、お腹いっぱい食べちゃったから……」
興津和紗:ギリッ…!!
興津和紗:(クソが…!私には、思いつかなかった…!こんなとこでも私の上を行きやがるのが、梓ァッ!!)
ネットミーム三銃士α:「や黒N1!!」
ネットミーム三銃士β:「ああ~たまらねえぜ!」
ネットミーム三銃士γ:「ええぞ!ええぞ!ベーコンええぞ!」
GM:ササササッ!
GM:部員たちは沸き立ち、一斉に椅子やポテチ、漫画雑誌を用意する。
興津和紗:「てめえら!私の時と態度違い過ぎるぞおい!」
興津和紗:「待て、メシ喰って寝て起きたばっかのやつにさらにポテチを与えてどうする!お前ら、牛でも飼育するつもりかおい!」
黒川梓:「みんなありがとぉ~、あ」
黒川梓:「和ちゃんだ~~」
黒川梓:ふにゅっ
黒川梓:急に抱きつく!
興津和紗:「ってかそんなあるなら私にもくr……ふにゅっじゃねええ!!」
黒川梓:「え~?ダメ~?」
黒川梓:「今日いい匂いだね~おちつく~」
興津和紗:「あ、わかるか?今日、体育あったからさ、シャワー浴びて、その後新しい香水も…」
興津和紗:「ってちげえええ!!」
興津和紗:「てめえにわからせるためにやってんじゃねえんだよ!離れろ!」
黒川梓:「イヤイヤ~」
黒川梓:「くっつき梓だよ~」
興津和紗:(いや、待て、これは、チャンスだ…!)
興津和紗:梓から目を背け、口元を隠して、俯く
興津和紗:「やめて、梓さん…恥ずかしい…です…」
興津和紗:(どうだ!いきなり恥ずかしさアピール!これは来るだろ!)
興津和紗:(恥を知らず人様にくっついてクッツキ梓とかいってるやつより!遥かに来るだろ!)
堂本美沙:「……」
ネットミーム三銃士γ:「Fuck you…」
ネットミーム三銃士β:「もう許せるぞオイ!」
ネットミーム三銃士α:「33-4」
興津和紗:「阪神関係ねえだろ!!」
堂本美沙:「はい、というわけで」
堂本美沙:「学祭に向けての予算調整にござるが~」
堂本美沙:一斉に席に着く。
興津和紗:「え?マジで?私の渾身のカウンター、スルー!?」
興津和紗:「ジョルトじゃなかった?完全に宮田君から雷神の異名引き継いでなかった!?」
黒川梓:「和ちゃんかわいい~~」
黒川梓:なでりなでり
興津和紗:「っ~~~~~!!」
興津和紗:「だから、てめえじゃねえっていってんだろうが!」
興津和紗:「オラ、席付くぞ!座れ!」
興津和紗:梓さんの椅子を引き出してから、自分も座る
GM:……そしていつものようにダラダラと
GM:漫研の活動は進み。
GM:日もすっかり暮れて、君は近所に住む幼馴染である黒川と共に
GM:帰路についていた。
黒川梓:「あ、和ちゃ~ん」
黒川梓:「たいやき食べて帰ろうよ~たいやき~」
興津和紗:「ゲッ、梓」
興津和紗:枝を拾った小学生みたいに槍を振り回しながら歩いている
黒川梓:「げっ、って酷いよ~」
黒川梓:「ここで待ってたんだよ~一緒に帰ろうよ~」
黒川梓:「昔はいっつも一緒に帰ってくれたのに~……」
興津和紗:「だー、私が悪いみたいに言うなよ!」
興津和紗:「わかったよ。どうせ途中まで一緒だし。たいやきな!付き合ってやるよ!お前はクリームが好きなんだっけ?」
黒川梓:「やった~」
黒川梓:「そうなの、クリームなの。よく覚えてるね~流石和ちゃんだ~」
黒川梓:ニコニコと横についていく。
興津和紗:「クリームのたい焼きなら、ちょっと遠回りになるけど、あっちの方にうめえ店があるんだよ。」
黒川梓:「え~知らないそれ~」
興津和紗:「あんだけ食って、また食うなら、ちったあ歩いた方がいいだろ?そこ行こうぜ?じゃねえ、行きましょ?」
黒川梓:「うん!行こう行こう!」
GM:店の前のベンチに座りながら
GM:君たちはたいやきを齧る。
興津和紗:(くく…クリームか…姫の座にあぐらかきやがって、世の中のトレンドってやつをわかってねえなこいつは!)
興津和紗:店から出てベンチに座って、
興津和紗:顔を真っ赤にしている。
興津和紗:「ふぐっ……うぐっ……!」
黒川梓:「?」
黒川梓:「どうしたの~」
黒川梓:心配そうに君を見つめている
興津和紗:なんかタピオカが流行ってるという話だけを聞いて、タイ焼き屋で「私タピオカで!」と言ってしまったのだ!
GM:店のおじさんはこう言った。
GM:「そんなもの…ウチにはないよ」。冷たい目で。
興津和紗:(じゃあ、あんこで……)その時の自分の蚊が鳴くような情けない声が忘れられない
興津和紗:「いや、わかれよ!?」
興津和紗:「一つしかないだろ!?私がこんなんなってる理由!」
黒川梓:「あ、なぞなぞだね!わかった~」
黒川梓:「フランダースの犬!」
興津和紗:「バカ!」
黒川梓:「ふえーん、ひどいよー」
黒川梓:「あ、クリームついちゃった」
黒川梓:頬についたクリームを指先でぬぐって
黒川梓:ぺろりと舐める。
GM:その仕草に、路地を行く数人の男たちが
GM:立ち眩みを起こすのを、君は見ていた。
興津和紗:「ホントあざといな、てめえは」
興津和紗:(クソ、あんこじゃこれはできねえ…!)
興津和紗:思いながら、ハンカチを出す
興津和紗:顔に着いたクリームの残りをふき取り
興津和紗:「ほら、手も拭け。ほっとくと臭うぞ」
興津和紗:ハンカチを渡します。
黒川梓:「んにんに……ありがと~和ちゃん」
黒川梓:ハンカチで手を拭きつつ
黒川梓:「和ちゃんは、優しくて、スポーツも出来て」
黒川梓:「私の知らないお店とか、いーっぱい知ってて」
興津和紗:「なんだよ、いきなり」
黒川梓:「……和ちゃんの言ってる、えっと」
黒川梓:「『姫』っていうの、よくわかんないけど」
黒川梓:「和ちゃんなら絶対なれるって」
黒川梓:「私、思ってるんだ~~~」
黒川梓:善意100%の微笑みを、君に向ける。
興津和紗:のんきそうな顔でこっちを見る梓に。
興津和紗:ぶん殴ってやりてえという衝動が半分と
興津和紗:これだから、こいつにはかわねえという思いうずまく。
興津和紗:「あ~~~~~~、っは~~~~~~~~」でっかいため息をつく
黒川梓:「?」
興津和紗:「ありがと。」
黒川梓:「えへへ」
黒川梓:「どういたしましてー」
興津和紗:「私は、お前にゃもっとしっかりしてほしいって思ってるけどな。」
黒川梓:「がんばってるよー」
黒川梓:「いつか、和ちゃんみたいに」
黒川梓:「は――――――っ!」
黒川梓:「……って感じになりたいもん」
黒川梓:腕を伸ばし、は――ーっというポーズ。
興津和紗:(本人に向かって、真っ直ぐこういうこと言えっから)
興津和紗:(こいつにゃかなわねえんだろうなあ。)
興津和紗:好敵手を見る瞳の奥に、微かに憧れの色をたたえながらそんなことを思う
GM:複雑な気持ちを甘みで飲み込むように、君たちはたい焼きを食べ終わり
GM:席を立つ。
GM:その時。
寒骨白:キィ――ーンッ
寒骨白:君の背負う槍の刃が鳴り出す。
興津和紗:「っていうか私のイメージそんなかよ、もっとおしとやかな…って、ああ!?」
寒骨白:『主。』
興津和紗:「発言を許可する。」
寒骨白:『見られているぞ。』
興津和紗:「どこだ。」
寒骨白:『庚の方向、民家の角だ』
興津和紗:「現代の女子高生にもわかりやすくいえ!いや、わかるけど!」
GM:その方向に視線を向けると
GM:確かに、ニット帽を目深に被った
GM:ジャケットの怪しげな男が
GM:身を屈めるのが一瞬だけ見えた。
黒川梓:「行こっか、和ちゃん……?」
黒川梓:「どうしたの~?」
GM:昔から、黒川梓と親交のある君には
GM:こうした尾行者に気付くのは二度や三度ではない。
GM:隙の多い彼女には、事あるごとにこうした厄介な『ファン』が付きまとうのだった。
興津和紗:「あー。悪い。先に帰っててくれ。」
興津和紗:「学ッコに、体操服忘れちまった。」
黒川梓:「え~じゃあダッシュだね」
黒川梓:「わかった~和ちゃんも、あんまり遅くなっちゃダメだよ~」
興津和紗:「おう、まっすぐ帰れよ。道迷ったらお母さんに電話しろよ」
黒川梓:「は~い」
黒川梓:「また明日ねー和ちゃーん」
黒川梓:元気に手を振って、遠ざかっていく。
興津和紗:「じゃあなー」
寒骨白:『主、如何にする。』
寒骨白:『あの男、移動しようとしているぞ』
興津和紗:「ちぃっと脅して。名前年齢住所学校勤め先etc吐かせて」
興津和紗:「あいつに近づかせねえようにする。いつものこった。」
寒骨白:『御意に。』
興津和紗:バッと庚の方角に振り返る!
GM:尾行する男を尾行し
GM:君はすぐに背後へと迫る。
尾行男:「……」
尾行男:カシャ カシャ
尾行男:無言で望遠カメラのシャッターを切っている。
興津和紗:「よお。兄ちゃん。」
尾行男:「!」
尾行男:振り返り、カメラをカバンに隠す。
尾行男:「お前、さっき横に居た……」
尾行男:「ああ、くそ、面倒なことに」
尾行男:若い男だ。20代前後だろう。
興津和紗:「なに?バードウォッチング?いい趣味してんねー」
興津和紗:「この時期だと、アオサギとかカワセミとか?ササゴイは、このあたりにゃいねえか。」
尾行男:「そ、そうだよ」
尾行男:「バードウォッチング。あー」
尾行男:「ウグイスとかね」
興津和紗:「ウグイスは、もういないでしょ。」
尾行男:「いやー、はは、そうだね。そうなんだよ」
尾行男:「いなくてね、探してる、とか」
興津和紗:パシッ
興津和紗:寒骨白を袋から出し、穂先カメラに繋がっているヒモを斬る
尾行男:「ひッ!」
尾行男:「な、なんだッ!それ!」
興津和紗:「へー、いいカメラじゃん。ちょっと中みせてよ。」
尾行男:「……」
尾行男:バッ!!
尾行男:カバンを君に向かって投げ
尾行男:そのまま反対側へ逃げる!
興津和紗:慣れた手つきでカメラを操作す…いてえ!!
寒骨白:『逃げたぞ、主』
興津和紗:「見りゃわかる!」
興津和紗:「逃がすかボケエ!」
GM:では男を追い、角を曲がった先に…
GM:男の姿はない。
興津和紗:「ええ!?嘘!?消えた!?」
寒骨白:『……いや、違う』
寒骨白:『妖術の気配がする。恐らく』
寒骨白:『空間を歪める術士だ』
興津和紗:「マ、ジ、かー」
寒骨白:『あの梓とかいう女、術士に追われていたのか』
興津和紗:「あ…」
興津和紗:「空間歪めて逃げれるってことはさ」
興津和紗:「空間歪めて追いかけるのもできるってこと?」
寒骨白:『……可能だな』
興津和紗:「バッ、やべえじゃん!」
興津和紗:スマホを取り出す。
興津和紗:壁紙は…まあその辺の話はプライバシーだからいいや。梓さんに電話しようとします!
黒川梓:ぴっ
黒川梓:『なあに?和ちゃん、体操服、どうだった~?』
興津和紗:ちゃんと出てくれたことにほっとする。
興津和紗:「よく考えたら明日体育ねえからそのままでもよかったわ。」
黒川梓:「……たしかに~」
黒川梓:「ホントだね、私も気付かなかったなー」
黒川梓:「和ちゃんはかしこいなあ」
興津和紗:「今どこ、おっかけるから、一緒に帰ろうぜ。」
黒川梓:「えー!やったー!」
黒川梓:「逆転ホームランだー」
興津和紗:「あはは、なんだそりゃ」
興津和紗:笑いながら、早く場所を言えと内心焦っている。
黒川梓:「交差点のコンビニで待ってるねー」
興津和紗:「わかった。」
興津和紗:「あ、さっきのハンカチお前持ったままだろ。会ったら返せよな」
黒川梓:「あ、そうだね。忘れないように。忘れないように」
黒川梓:「……おぼえました!」
興津和紗:「いや、お前が忘れてても私が覚えってから。」
興津和紗:「じゃ、ダッシュでいくから、ジャンプでも読んでろ!」
興津和紗:電話を切って走る
興津和紗:「はあ……はあ……」
GM:……君は路地を走り抜ける。
GM:コンビニに駆けつけた時には
GM:既に、黒川梓の姿は無い。
GM:その翌日以降。彼女が家に帰ることも
GM:その日から。彼女が家に帰ることも、学校へとやってくることも無くなった。
GM:---
GM:というところで
GM:OP終了。
GM:ロイスのみ可能です。
興津和紗:梓さんにはとってあるから、とりあえずなしで!
GM:OK!では次!

OP:貴崎世怜

GM:貴崎さんのOP!登場どうぞ!
貴崎世怜:ハァイ!
貴崎世怜:36+1d10
DoubleCross : (36+1D10) → 36+3[3] → 39

GM:---
GM:第一地区・古物骨董品『あじろ屋』
GM:---
GM:南洋風の奇妙な壺。
GM:作者名の無い、血で描かれたようなおどろおどろしい悪魔の絵。
GM:色とりどりの粘ついた液体が入った硝子の小瓶たち。
貴崎世怜:うっかり触ったりしないよう、顎に手を当てながら店を見回す。
網代千之助:埃っぽい横穴のような店の奥に、ボサボサとした髪に飾り玉をくくり付けた店主が座っている。
網代千之助:「やあやあ、貴崎さん。お久しぶり」
網代千之助:「その節はどうも」
貴崎世怜:「あ、いやあ、どうもっす」帽子をとって挨拶する。
GM:彼は網代千之助。
GM:この骨董屋の店主であり
GM:これまでに幾度か、探偵家業を営む君の依頼主となったこともある。
GM:今日君が呼びつけられたのも、恐らくその用件だ。
網代千之助:「元気そうで何より。何かと心配な身の上ですしねえ」
網代千之助:ふぅーっと、金色の煙管を口から離して煙を吹く。
貴崎世怜:「あはは、おかげさまで元気にさせてもらってますよ……にひひ」
貴崎世怜:笑うのは下手だ
網代千之助:「……『そちらさん』の具合も、悪くないようでよかった」
網代千之助:「さて、年頃のお嬢さんが長居して楽しい場所で無いでしょうし」
網代千之助:「さっさと仕事の話といきますか」
貴崎世怜:「そうっすね、お仕事、お仕事っす」指で頬をかく
網代千之助:煙管を置き、引き出しから一枚の写真を取り出す。
GM:写真には、痩せた昏い目付きの男が写っている。
GM:顔つきからして、年頃は初老
GM:険しい表情だ。
網代千之助:「この男、見覚えあります?」
GM:記憶を探る。恐らく無い。
GM:……が
GM:どこかで、似た面影を見たことがあるかもしれない。
貴崎世怜:「……うーん、いや。ない……っすけど」
網代千之助:「この人の名前はね、虹咲聖ってえんですよ」
貴崎世怜:「虹咲……、あ」
網代千之助:「そう」
網代千之助:「この地区の支部長さんの親御さんです」
網代千之助:「支部長さんに会ったことは?」
貴崎世怜:「まあ、何度か」レネゲイド関係の事件で面識がある。
網代千之助:「そこの人伝が使えりゃあ楽なんでしょうがね。向こうも組織、それに要職だ」
網代千之助:「そう上手くはいかんでしょうな。」
貴崎世怜:「……なるほど」フリーランスの使い所だ
網代千之助:「ともかく、探って欲しいのはこの虹咲聖のことでして」
貴崎世怜:「身辺調査ってことでいいんすか?」
網代千之助:「平たく言やあそうですね。まあ大事なのはこの男よりも」
網代千之助:「この男がある『物』を、今も持っているのかどうか」
網代千之助:「それを突き止めていただきたいんです」
貴崎世怜:「……網代さんらしい依頼っすねえ」
網代千之助:「そりゃあねえ。ウチは骨董屋だ」
網代千之助:「目を付けた品があるなら、是が非でも」
網代千之助:にったり笑う。
網代千之助:「ああ、盗んでこいってえ話じゃ無いですぜ」
貴崎世怜:「そ、それはわかってるっすよ」
網代千之助:「あくまで、持っているのか、いないか」
網代千之助:「後はウチに商機が向くかどうかだ」
貴崎世怜:「……で、その『物』っていうのは」
網代千之助:「……」
網代千之助:ぱし、と仰いでいた扇子を閉じる。
貴崎世怜:背筋が伸びる。
網代千之助:「お引き受けいただけます?」
網代千之助:「相手が相手だ、報酬はハズみましょう」
網代千之助:「が、ひょっとすりゃあ、危ねえ橋になる、かもだ」
網代千之助:「品の話は、それからでも遅くはない」
網代千之助:「あんたのためにもね……」
貴崎世怜:「あー……」一瞬躊躇する。が、事務所の家賃や生活費などなどの俗っぽい心配事が頭をよぎる。
貴崎世怜:「……受けましょう」
網代千之助:「よござんすね」
網代千之助:ニヤッと唇の端を上げて
網代千之助:「と言っても、こちらにもどういうモンだか知れてるわけじゃない」
網代千之助:「それがどんな形で、どういう色で、どういう大きさなのか」
網代千之助:「なんも分からんのです。ただ」
貴崎世怜:「ただ……?」
網代千之助:「『龍髄』」
網代千之助:「その呼び名だけは、知られてるモンでございます」
貴崎世怜:「ふむ……」
GM:りゅうずい。君にとっては聞いたこともない響きだ。
貴崎世怜:「わかりました」
貴崎世怜:「……呼び名があるなら、まあ、なんとかなるっすよ」
網代千之助:「頼り甲斐のあるもんだ。それではよろしく」
網代千之助:「あー、最後に1つ」
網代千之助:店を出ようとする君を呼び止める
貴崎世怜:「?」
網代千之助:「足元見といてまあ、なんではありますがね」
網代千之助:「……生活に追われるのもいいが、何か」
網代千之助:「生き甲斐は見つかりましたかい。貴崎のお嬢さん」
貴崎世怜:「……ああ、まあその」帽子の先を触る
貴崎世怜:「しばらくは、やんなきゃいけないことが見つかったんで」
貴崎世怜:ほんの少しはにかんでみせる
網代千之助:「ほう、そいつはいい」
網代千之助:「世話んなってる身だ。アタシに手伝えそうな事かい?」
網代千之助:「ひとつ言ってみなよ」
貴崎世怜:「……人捜し。白い髪の男の人を」
網代千之助:「ほほう、そいつあ」
網代千之助:バサッ 扇子を開く
網代千之助:「恋ですかい?」
網代千之助:きゅ――っと、目を細める。
貴崎世怜:「こっ」
貴崎世怜:「あっ、えっ、なっ」
網代千之助:「ははは!鬼灯みたいに赤くなるもんじゃあないですぜアンタ」
網代千之助:「いいじゃねえですか。年頃なんだ。いいやそれが何よりだ」
貴崎世怜:「とっ、とにかく!依頼はちゃんとするんで!ええ!はい!」
網代千之助:「あいさあいさ」
網代千之助:「見つかるといいねえ、その、『白い髪の君』も」
貴崎世怜:「うー……そうなんすよね……」本当どこに行っちゃったんだか、なんて小声で呟いたり
GM:---
GM:OP終了。ロイスのみ可能です。
貴崎世怜:網代さんに○信頼/不信感で取りましょう
貴崎世怜:頼りになるけど胡散臭い
GM:OK!ビジネス仲間!
GM:では続いて、虹咲さんのOP。

OP:虹咲奏

GM:登場をどうぞ。
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:33->38)
GM:---
GM:12年前
GM:N市第一地区
GM:研究施設
GM:---
GM:君は、物心ついた頃からその白い部屋で日々を過ごしていた。
GM:外出が許されるのは、測定や記録の時を除いて殆ど無い。
虹咲奏:白い壁。天井。それらをぼんやりと見ている。
GM:UGN支部長である父と、研究者である母の間に産まれた君は
GM:虹咲という名前が示す、その血筋。
GM:空に昇り、輝くもの。
GM:竜の因子を持って、産まれてはこなかった。
GM:それどころか、オーヴァードでさえない。
GM:君はその事実を拒絶した父親によって、無理矢理に覚醒「させられた」。
GM:そして能力を発現する。しかし
GM:それもまた、父親によって望まれたものではなかった。
GM:何も感じない日々。ただ大人の都合によって切り刻まれ、薬を流し込まれ、閉じ込められる日々。
GM:……その日々が初めて色づいたのは、12年前の、その日だった。
???:「……ぇ」
???:「ねえってば」
???:気がつくと、ベッドの傍に少女が立っている。
虹咲奏:「…あ……」
虹咲奏:呼びかけられていたことに気付く。
虹咲奏:戸惑ったように、少女を見る。
???:白衣を着ているが、いつも見る主治医や研究者たちの中には見たことのない顔だ。
???:「や――っと気付いてくれた」
???:「シカトされてるのかと思って、ビクビクしちゃった」
???:ニコニコと笑う
虹咲奏:「あの、……もしかして、ずっと呼んでたんですか?」
虹咲奏:「すみません、気付かなくて……」
???:「そうだよ!まあでも無理も無いよね」
???:「こんな何にもない部屋、あたしだってぼんやりしちゃうよ」
???:椅子に座って、唇を尖らせる。
虹咲奏:「……いっつも、待機するか、実験するかぐらいなんで……」
虹咲奏:「あった本も、全部読んでしまいましたし」
虹咲奏:「ところで……あなたは?新しい研究員の方ですか?」
???:「ああ、あたし?そりゃあ気になるよね」
???:「いきなりこんな美少女が眼の前に現れちゃったんだから」
???:「男子としては気になるよね~~」
???:愉快そうに、体を前後に揺らす
虹咲奏:「………は、はあ……?」
???:「うっ…リアクション悪いな…つかみ、間違えた?」
???:「と、とにかく」
玉木響子:「あたしは玉木響子、お察しの通りここの新しい研究員で」
玉木響子:「あなたのファンだよ」
玉木響子:にこっと笑って、手を差し出す。
虹咲奏:「ファン???」
虹咲奏:疑問符を大量に浮かべる。
虹咲奏:ぎこちなく、ベッドから手を出して。
虹咲奏:弱々しく、握手をする。
玉木響子:きゅっと、その手をにぎる。
玉木響子:「そう、大ファン」
虹咲奏:「なんでまた、俺なんか」
玉木響子:「記録の映像、見たんだ」
玉木響子:「あなた鳥になって、空を飛べるんでしょ」
玉木響子:「羽がキラキラ光って……すっごく綺麗だった」
虹咲奏:「あ、はあ、まあ。鳥のキュマイラ……そう、聞きました」
玉木響子:少女が端末に映す映像。
玉木響子:確かに君の姿だ。
玉木響子:実験で郊外の林を、飛んでみせろと言われた時の姿。
GM:大人たちは皆、口を揃えて何も起きないことに落胆していたが
GM:風を切る感覚が心地よかった事は、覚えている。
虹咲奏:「……あの時の」
玉木響子:「ね、自分の姿って観たことなかったでしょ」
虹咲奏:「………うん」
虹咲奏:「こんな、だったんだ」
玉木響子:「えへへ」
玉木響子:「この映像だって持ち出し厳禁って言われてるから、内緒だよ」
虹咲奏:「え、ええっ」
玉木響子:「いいからいいから、そんなのいいの!」
玉木響子:「とにかくさ」
玉木響子:「カッコいいって、思うでしょ?私は思う!」
虹咲奏:改めて、その姿を見る。
虹咲奏:浅葱色の羽根が日の光を反射した、大きな鳥。
玉木響子:「貴方は綺麗で、カッコいいよ」
玉木響子:「だから、その」
玉木響子:少し耳を赤くして、頬をかく。
玉木響子:「一目惚れ、しちゃったのかな」
虹咲奏:驚いたように、少女を見る。
虹咲奏:「……初めてだ」
虹咲奏:「そんなこと、言われたの」
虹咲奏:大人たちは、自分に失望してばかりだったから。
玉木響子:「そりゃそうだよね!あはは、いきなり言うことじゃないか!」
玉木響子:「でも、とにかく、その、私は」
虹咲奏:「いや、その」
玉木響子:「え、えっと、はい。先にどうぞ」
虹咲奏:「綺麗、とか。カッコいい、とか。褒めてもらったこと、全然なかったし」
虹咲奏:「俺、自分は全然ダメな……失敗作の子供だと思ってたから」
虹咲奏:「だから……なんて言ったらいいか、わかんないけど」
虹咲奏:「……気持ちが、なんだか、あたたかい」
玉木響子:「……」
玉木響子:少し涙ぐんで
玉木響子:君の手の甲に、両手を重ねる。
玉木響子:「私、あなたの友達になってもいいかな」
虹咲奏:「……いいの?」
玉木響子:「いいよ!誰がなんて言ったって……私がいるよ。何があっても」
虹咲奏:「俺は……うん。あなたと……玉木さんと、もっと話してみたい」
玉木響子:「じゃあ、沢山話そう。これから、ずっと」
虹咲奏:「だから、その。初めてだから、失礼もあると思うけど」
虹咲奏:「よろしく、お願いします」
虹咲奏:そう言ってぎこちなく笑う。
玉木響子:「……うん!」
玉木響子:彼女も笑い返す。
GM:玉木響子は、優秀な研究員だった。
GM:オーヴァードではないものの、飛び級で大学を卒業し、18歳でUGNの研究施設に所属。
GM:国内でも最前線の1つである、N支部にそのまま配属されたのだった。
GM:彼女の訴えかけにより、君の処遇は大幅に改善され
GM:軟禁状態だった君は、少しづつ外の世界へと触れられるようになった。
GM:そして、5年後。つまり現在から7年前の春。
GM:君たちは入籍し――
GM:冬に、それが起きた。
GM:---
GM:第1支部・地下チャンバー
GM:---
GM:その日は朝から、何もかも様子が違っていた。
GM:目覚めた君は、血を抜かれ、半ば強制的にいくつもの身体検査を受け
GM:何時間か、ガラス張りの収容設備に閉じ込められた。
GM:……まるで全てが、五年前に逆戻りしたかのような感覚。
GM:鎮静剤を打たれ、茫洋とする意識の中で
GM:眼の前に立っている男がいる。
虹咲奏:茫漠とした意識。ただ、時が過ぎるのを待つ。それだけの時。
虹咲聖:「奏、調子はどうだ」
虹咲聖:「返事はしなくていい。だが、全てがお前にかかっている」
虹咲奏:「…………と……さん」
虹咲奏:声は、うまく出せたかわからない。
虹咲聖:「いいか」
虹咲聖:「私のすべてをお前に賭ける」
虹咲聖:「自分ではどうしようもないなどという言い訳は聞き飽きた」
虹咲聖:「お前が私の息子なら、制御出来るはずだ」
虹咲奏:何をする気なのか。わからない。ただ
虹咲奏:――とても怖かった。
虹咲奏:昔とは違う。父が与えた世界が全てではないと知った。
虹咲奏:だから、父が絶対だという意識も、もうない。
虹咲奏:……なぜ。なにを。今更。
虹咲聖:「精神の安定が制御に必要だというから、これだけ待った」
虹咲聖:「もう時間は十分に与えた。今度こそ、今度こそだ」
虹咲聖:「……全てが上手くいく」
GM:君の父はそう呟いて、視界から消え
GM:そのまま君の意識は、微睡みへと崩れていく。
GM:そして声を聞く。
GM:「あなた、やめて、やめましょう。もう、こんな」
GM:「奏は1人の人間なの、私たちの…息子なのよ!?」
GM:「有子、お前はそうやって、自分がしてきたことの責任からも逃れる気か」
GM:「見下げた女だ!どけ!!」
GM:「この女に構うな!……注入を開始しろ!!」
GM:ごぼっ ごぼり
GM:ごぼ    ごぼ
GM:脊髄に鈍い痛みが走る
GM:何かが体内に注ぎ込まれる感覚。背骨を通して、全身へと。
虹咲奏:「――――――」
GM:熱い。熱い。熱い。
GM:外から何かが、君の体を作り変えようとしている。
GM:オーヴァードに目覚めた時とも違う。
GM:何か、取り返しのつかない感覚が、君を支配していく。
GM:『それ』は君の体内で叫ぶ。頭蓋の奥で吠える。
GM:――喰え。
GM:目に映る全てを、喰らい尽くせと。
虹咲奏:(そ うだ)
虹咲奏:(おなか が すごく す いて)
玉木響子:「奏!!」
GM:部屋に飛び込んできた『誰か』の声も
GM:急速に、遠のいていく。
GM:……そして。
GM:…………。

玉木響子:「……気がついた?」
玉木響子:頬に柔らかな指先が当たる。
玉木響子:いつもの微笑み。いつもの声。
虹咲奏:「……………きょうこ」
玉木響子:「もう……心配してたんだよ……」
虹咲奏:「私は………一体……」
玉木響子:「悪い……夢だよ……奏……」
虹咲奏:「………ここは?」
玉木響子:「奏……大丈夫だよ……」
玉木響子:「大丈夫……私が……一緒に」
玉木響子:「ごほ」
玉木響子:夥しい血が、口元から溢れる。
虹咲奏:「響子………?」
GM:同時に
GM:君の口の中にも、鉄の味が広がる。
GM:どこにも痛みはない。ただ。
GM:困惑と共にどこかで感じている。満たされる感覚。
GM:……君の腕の中の玉木響子には
GM:腰から下がない。
GM:まるで獣の牙に噛み千切られたように、腸が剥き出しになっている。
玉木響子:「……いじょう……だい…う…だから……ね」
虹咲奏:「………ぁ」
虹咲奏:肉。それは、肉だ。
虹咲奏:玉木響子。肉。響子。食物。きょうこ。食事。
玉木響子:「……奏」
玉木響子:「手を……離さないで……」
玉木響子:瞳の色彩が濁り、消えていく。目蓋が落ちていく。
虹咲奏:「あ……あ…………」
虹咲奏:憶えている。確かに憶えている。
虹咲奏:肉の味。鉄の味。骨の味。
虹咲奏:涙が、溢れる。それと同時に、
虹咲奏:ああ
虹咲奏:なんて
虹咲奏:美味しそうなのか。
虹咲奏:(――おなかが すいた)
虹咲奏:気がつけば、喰らい付いていた。
虹咲奏:貪り、喰らい、舐め、啜り。
虹咲奏:その一片も。一滴たりとも。残すことのないように。
虹咲奏:(響子。響子。響子。響子。響子。響子)
虹咲奏:叫んでいる。悲鳴をあげている。何かが。何故?こんなにも、美味しいのに。
虹咲奏:――そして、食事は終わる。
GM:血溜まりの中で
GM:君はヒトの姿を取り戻す。
GM:感じるのは、絶望的な喪失感と
GM:これまでのあらゆる経験を超えた、甘い多幸感。
虹咲聖:「貴様……貴様は……!!」
虹咲聖:君の眼の前に立ち、唇を震わせている。
虹咲聖:その腕の中に、深く爪で抉られたような
虹咲聖:女性の亡骸がある。
虹咲聖:君の母、虹咲有子だ。
虹咲聖:「奏、お前など……」
虹咲聖:「お前など……!!」
GM:そこで意識は途切れる。
GM:数カ月後、目を覚ました君は、転属を命じられる。
GM:地方のUGN支局の1つ。そこで支部長としての役職を用意された。
GM:部下は当然、全て父親の息のかかった者達。
GM:独房の形が変わっただけだった。
GM:そして三年前、『崩落戦』と呼ばれる大規模テロでの負傷を切っ掛けに
GM:虹咲聖は前線を退く。君は故郷へと呼び戻された。
GM:……UGN第一支部。その新たな支部長となるために。
GM:---
GM:現在
GM:UGN第1支部
GM:---
GM:第十三支部長、”ケイヴマン”の元での作戦を終え、支部に戻り数日。
GM:君の元に部下の1人がやってくる。
GM:曰く。前支部長であり、現在は支部の外部顧問となっている虹咲聖が査察のためにやってきているらしい。
虹咲奏:「……そうか。わかった」
GM:応接室の前に立つと
GM:バシィッ!!
GM:何かを殴りつけるような音がする。
GM:部屋の中からだ。
虹咲奏:すぐに扉を開けて踏み込む。
三芳孝一:「うう……ぐうう…」
三芳孝一:椅子から床に倒れ込んだのは
三芳孝一:三芳孝一。君が今回の任務で救助した参考人であり
三芳孝一:元第一支部の研究員。つまり、虹咲聖の部下だった男だ。
三芳孝一:側頭部から血を流している。
虹咲奏:すぐに三芳のもとに歩みより、助け起こそうとする。
虹咲奏:――手を出した者を睨め付けながら。
虹咲聖:「……」
虹咲聖:無言で血のついた杖を握り直し、席に着く。
三芳孝一:「し、支部長……すまない……」
三芳孝一:なんとか肩を借り、座り直す。
虹咲奏:「……今、ここは私の支部で、彼は私の部下だ」
虹咲奏:「前支部長とは言え、あなたに彼を殴る権利などない」
三芳孝一:「いいんだ、支部長。俺が悪い……!」
虹咲奏:「……何があった」
三芳孝一:「いいんだ……ありがとう……」
虹咲聖:「支部を外していたようだな」
虹咲聖:2人の態度は無視して、淡々と話す。
虹咲聖:「本部の査定が近いこの時期に」
虹咲聖:「……十三地区だと?」
虹咲聖:「あんなゴミ溜めに出向かうなど、どういうつもりだ」
虹咲奏:「救援要請だ。放っておけばこの市全体に危険が及ぶ事態だった」
虹咲聖:「十三地区で起きる案件の責任は」
虹咲聖:「全体の監督役である第三支部に向かう。この支部とは無関係だ」
虹咲奏:「私は政治の話をしているのではない」
虹咲奏:「UGNは何のためにある?査定のためか?違うな」
虹咲奏:「この地を守る、盾として。UGNとしての本分を全うしているまでだ」
虹咲聖:「……」
虹咲聖:ぴくりと、その言葉に眉を顰める
虹咲聖:「いつまで正義の味方ごっこをしているつもりだ」
虹咲聖:「まだお前は、私の顔に泥を塗り足りないのか?」
虹咲奏:「あなたの面子など知ったことではない」
虹咲奏:「そのようなつまらない話をしに来たのであれば出て行ってもらおう。まだ仕事が山積みなのでね」
虹咲聖:「……」
虹咲聖:ギリ、と奥歯を噛み締め
虹咲聖:「こんな役立たず1人連れ戻したところで」
虹咲聖:「何だというのか」
虹咲聖:ばっ!!
虹咲聖:再び杖を振り上げようとする!
三芳孝一:「っ!」
虹咲奏:その杖を、翼が阻む。
虹咲聖:がきっ
虹咲聖:杖は空中で止まる
虹咲奏:「――聞こえなかったのか?」
虹咲奏:「出て行け、と言ったんだ。貴様のような『役立たず』は」
虹咲奏:「もう、ここには必要ない」
虹咲聖:「……ふふ」
虹咲聖:「ふはははははっ」
虹咲聖:「笑わせる。いいジョークだ、ええ」
虹咲聖:怒りを噛み殺すような笑顔を浮かべ、君の目前へと迫る
虹咲聖:表情が消える
虹咲聖:「『役立たず』だと?」
虹咲聖:「貴様さえ……貴様さえまともに産まれていれば……」
虹咲聖:怒り、ではない。
虹咲聖:殺意さえ宿った瞳で、君を睨んでいる。
虹咲奏:「時代遅れの選民思想だ」
虹咲奏:「FHや旧日本軍と大差ない」
虹咲聖:「……ふん」
虹咲聖:かつ、こつ。
虹咲聖:杖を突き、左足を引きずりながら、ドアへと向かう。
虹咲聖:「三芳」
虹咲聖:「せいぜい気を付けるがいい。そのけだものに食い散らかされることの無いようにな」
GM:ばたむ。
GM:足音は遠ざかっていく。
虹咲奏:通信機で、支部員に連絡を入れる。
虹咲奏:「お客様がお帰りだ。怪我人を出さないよう、丁重にお送りしろ」
虹咲奏:「……ふう」
三芳孝一:「助かったよ。支部長」
三芳孝一:ハンカチをこめかみに当てつつ、君の傍へ
虹咲奏:「何。当然のことをしたまでだ」
三芳孝一:「……支部長、いや奏さん」
三芳孝一:「あの人も、最初からああだったわけじゃない」
三芳孝一:「だが……いつからか、歯車がズレて……」
三芳孝一:「いいや……ダメだな」
三芳孝一:頭を振る
三芳孝一:「こんなこと、今殴られただけの私が、貴方に言える権利なんかない」
三芳孝一:「すまなかった。忘れて欲しい」
虹咲奏:「気にするな」
虹咲奏:「ただ、私はあの彼しか知らない」
虹咲奏:「それ以前を知るならば、何か言いたくなるのも当然だろう」
虹咲奏:「……それでも」
虹咲奏:「私はあの男を、認める気にはならないよ」
三芳孝一:「……」
三芳孝一:少し悲しそうに、頷いた。
GM:ざーっ ざっ
GM:君の手元の通信機が鳴る。
虹咲奏:「……虹咲だ」
支部員:『支部長、情報チームから伝達が入りました』
支部員:……現在、君の管轄する第一地区では
支部員:各支部からの選抜情報チームによる合同捜査が行われている。
支部員:ツィーザーセルのジャーム、”アケローン”と接触した第六支部長・河合奏から齎された情報を元に
支部員:地区内でのジャームやFHセルの動きを洗い直している最中だ。
支部員:『……区画内で、櫻井天弦の目撃情報有りとのことです』
虹咲奏:「櫻井天弦……」
GM:櫻井天弦。その名前は記憶している。
GM:『崩落戦』の現地に居合わせる事のなかった君にさえ、最重要危険因子の1人として通達されているその女は
GM:四年前、大規模テロを決行したセルの1つ、『アキツミカミ』のセルリーダー”フラウ・ヴァイス”だ。
GM:---
GM:OP終了、ロイス取得が可能です。
虹咲奏:はい。シナリオロイスのパパ上に。
虹咲奏:父親/虹咲聖/親/侮蔑:○/ロイス
虹咲奏:以上です!
GM:P感情:親!
GM:強烈なロイスだ。
GM:では次、最後に佐倉井さんのOP!
GM:登場をどうぞ!
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:36->42)
佐倉井ほたる:ぐええ
GM:---
GM:UGN第五支部・支部長室
GM:---
GM:君の眼の前には、記録映像から切り抜かれた一枚の写真がある。
GM:写っているのは、毛皮のコートを纏った華やかな印象の女だ。
GM:サングラスをしていて分かり辛いが、見紛う事もない。
GM:君の実の母親、櫻井天弦である。
佐倉井ほたる:じ、と。その写真を見つめている。
佐倉井ほたる:「……かあさま?」ぽつりと。思わず、というように。
佐倉井ほたる:正直な話。一族とは--あの、救出された事件から。もう、縁が切れたように思っていた。
梁田麗佳:「……」
梁田麗佳:その言葉を聞き、数秒の瞑目。
梁田麗佳:君の上司である第五支部長、梁田麗佳は
梁田麗佳:第一支部からの伝達を受けて、即座に君を呼びつけた。
佐倉井ほたる:「梁田支部長。この写真は…?」
佐倉井ほたる:こちらも、緊急だと言うので即座に学校を早退して来たのだが。
梁田麗佳:「第一支部で撮影された物だ。日付は昨日」
梁田麗佳:「それはお前の母に……間違いはないな」
佐倉井ほたる:ぱちり、と瞬きをする。
佐倉井ほたる:「…はい。正直、顔を合わせたのも数度ですけれど…)
佐倉井ほたる:「同流の術者ですから。変装とかでなければ、まず間違いないとおもいます」
梁田麗佳:「佐倉井」
梁田麗佳:「この四年間。私は、お前に沢山の事を教えられた」
梁田麗佳:「……お前たちを、信じなければならない時があるということ」
梁田麗佳:「掌の中で守るだけではない。信じて送り出さなければならない事もあるということを」
梁田麗佳:「お前から、教えられた」
佐倉井ほたる:「…梁田さん。わたしも、あなたから沢山教えてもらったことがあります」
佐倉井ほたる:「だから、安心して、とは言えませんけれど」
佐倉井ほたる:「わたしが帰るのは、ここです。今更、あんなところに戻るつもりはありません」胸に手を当てて。
梁田麗佳:「……先回りして、大人の言うべき所を塞いでしまうのは」
梁田麗佳:「生意気だぞ。ほたる」
佐倉井ほたる:「えへへ…」
佐倉井ほたる:「これも、教えてもらったことですよ」くすり。
梁田麗佳:「ふ」
梁田麗佳:穏やかに、君が出会った初めての頃からは想像もつかないような表情でほんの一瞬だけ笑って
梁田麗佳:また、険しい指揮官の顔に戻る。
佐倉井ほたる:こちらも、緩めた表情を引き締める。
梁田麗佳:「お前がそう思ってくれているとしても、だからこそ」
梁田麗佳:「問わなくてはならない。佐倉井」
佐倉井ほたる:「はい、支部長」
梁田麗佳:「……母親に、もう一度会いたいか?」
佐倉井ほたる:「………」その問いに、一度目を閉じる。
佐倉井ほたる:思い返しても。
佐倉井ほたる:今迄。あのひとに…母親に。会ったことさえ、ほんの数度だ。
佐倉井ほたる:数秒程度で、回想さえ終わってしまう。
佐倉井ほたる:「どう、なんでしょう」少し、複雑な顔。
佐倉井ほたる:「ここで、普通のひとなら…。会いたい、と言って。関係を修復して…そうしたいと、思うのでしょうけれど」
佐倉井ほたる:「そんな、関係そのものが。わたしと、あのひとにはないんです」
梁田麗佳:「普通なんて考えなくていい」
梁田麗佳:「大事なのはお前の心だけだ」
佐倉井ほたる:「……そう、ですね」思い出すことさえ、ほとんどない。
佐倉井ほたる:血の繋がりと、同流を修めてはいるとした、繋がりとさえいえないものはあるけれど。
佐倉井ほたる:そもそも…。あのひとは、わたしを。
佐倉井ほたる:どう思っているのだろう。
GM:僅かしか無い幼い日の思い出の中
GM:その言葉と共に、掌にある感覚が浮かび上がる。
GM:金属と自分の身を一体化させる、櫻井家での依代としての暮らし。
GM:臓腑が鋼に置き換わっていく、拷問のような苦しみの中で
GM:誰かが……手を握ってくれていたことを。
佐倉井ほたる:今なら、思い出せる。幻覚であったのだろうと、気にも掛けなかったこと。
佐倉井ほたる:「手を」
佐倉井ほたる:「ただただくるしくて、溺れてしまいそうなときに……」僅かに俯いて。
佐倉井ほたる:「だれかが、手を握ってくれていた気が、するんです」
佐倉井ほたる:それが、一体誰であったのか。
佐倉井ほたる:「……そのひとが、かあさまであったなら、なんて。ちょっとだけ、思っています」
佐倉井ほたる:無意味な期待だ。
梁田麗佳:「……」
佐倉井ほたる:「…ごめんなさい、つまらないことを」
佐倉井ほたる:でも、そうと分かっていても…。頭は、勝手にその期待に裏付けをつけようとする。
佐倉井ほたる:神への捧げものに。ケガレは厳禁だ。そう--出産のような。
佐倉井ほたる:産むことは、神聖なことではない。--少なくとも、本邦の古い慣習では。
梁田麗佳:「佐倉井」
佐倉井ほたる:びく、と身体がわずかに震える。
梁田麗佳:「……大丈夫だ」
梁田麗佳:傍にしゃがみ。抱き締める。
梁田麗佳:かつてはそう出来なかった。けれど、今は違う。
梁田麗佳:確かに温かさを、伝える事が出来る。
梁田麗佳:「どんな答えが待っていたとしても」
梁田麗佳:「私が、皆がこの場所でお前を待っている」
梁田麗佳:「確かめる事は、何も怖いことじゃない」
佐倉井ほたる:くしゃりと。一瞬、表情が崩れて。ぎゅぅ、と。目を強く閉じる。
佐倉井ほたる:「ありがとう、ございます。梁田さん」声が熱く、震えている。
梁田麗佳:「……いいんだ。」
梁田麗佳:「私はお前を愛してる。どんな答えに辿り着いても」
梁田麗佳:「それだけは、忘れないで欲しい」
佐倉井ほたる:「……はい」頷いて、こちらも。おそるおそる、その背に腕を回す。
佐倉井ほたる:「わたし」
佐倉井ほたる:「皆にあるものが、なくても」ぎゅ、と。顔を埋めて。
佐倉井ほたる:「それでも、いっぱい、大事なものが、できましたから」
佐倉井ほたる:「だから…だいじょうぶです。あのひとに…かあさまに」
佐倉井ほたる:「ちょっと、確かめてこようとおもいます。もし、あの手が違うなら一発殴ってもいいくらいだとも思いますので」
佐倉井ほたる:最後だけ、冗談めかしたように。
梁田麗佳:「ああ」
梁田麗佳:「ガツンとやってやれ」
梁田麗佳:らしくないくらいに、その手で君の頭をわしゃわしゃと撫でて
佐倉井ほたる:「……はい!」にこりと。ここに来た当時では、考えられないくらいに明るく笑う。
GM:---
GM:OP終了。ロイスが取得出来ます。
佐倉井ほたる:はい!
佐倉井ほたる:”母親”/櫻井天弦/〇期待/不快感 で。
佐倉井ほたる:期待はしてるけど、やったことは忘れてねえからな…
GM:当然の印象。
GM:では続いて興津さんのOP2!

OP2:興津和紗

GM:登場どうぞ!
興津和紗:1d10+41
DoubleCross : (1D10+41) → 2[2]+41 → 43

興津和紗:よし!
GM:---
GM:N市第1地区・古物骨董品『あじろ屋』
GM:---
GM:埃っぽい店内に
GM:ニット帽を被った1人の若い男が入ってくる。
尾行男:「……」
網代千之助:「おんや、九丘サン。どうされました。何かその後……」
網代千之助:のそのそと店の奥から店主が出てくる。
尾行男:「……」
尾行男:無言で冷や汗を垂らす。その背後には
尾行男:槍の切っ先が。
尾行男:バッと転ぶように飛び退く。
尾行男:「さあ、ほら!案内したぞ!俺はマジで何も知らねえんだって!!」
尾行男:「あの子がどこ行ったとかも、全然心当たりないし」
尾行男:「拉致とか、マジ、ぜって――ー!無関係!!指一本も触れてねえよ!!」
興津和紗:「うっせえ、それをキメんのてめえじゃなくて、私だ」
興津和紗:「っていうかこのこのカメラが私の手元にあるってわかった上でそんなクチ聞いてんのかコノヤロー」
尾行男:「勘弁してくれよ~~~……」
尾行男:「とにかく、尾行はこのオッサンの指示だから!」
尾行男:「こいつに聞いてこいつに!」
網代千之助:「雇い主にこいつたァご挨拶だねえ」
興津和紗:網代さんの方に目をやる
興津和紗:「「へえ、言い逃れしないんだ。」
網代千之助:「まあ、アタシのやり方も悪かったか。いいよ九丘さん」
網代千之助:「そこのお嬢さんにはアタシが説明します。アンタは養生なさい」
尾行男:「言われなくてもそうするよォ!」
尾行男:ずずずずっ
尾行男:空間に穴を開けて姿を消す。
興津和紗:「おい、勝手にキメんな。」
興津和紗:ずい!
興津和紗:首根っこをひっつかむ!
尾行男:「うぐ!」
網代千之助:「あらら。そうは問屋が卸さんみたいだ」
興津和紗:「雇い主だがなんだか知らねえがてめえはこいつの行動全部把握してんのか?」
興津和紗:「そもそもてめえを信用するとは決めてねえ。」
興津和紗:「話の分かるツラしてホンボシ逃がされたりしちゃたまんねえんだよ、こっちは。」
網代千之助:「なるほど、そいつは道理だね」
網代千之助:「九丘さん、アンタも下手人かも知れんのは、私にも否定しきれんね。言われてみれば」
尾行男:「う、ウソでしょ!なんで俺こんな目に会うの!?」
興津和紗:「黙ってろ、シロだってわかりゃあ、こっちも手荒な真似はしねえ。じゃねえ、しませんよ。カメラはぶっ壊しますけど。」
網代千之助:「さてお嬢さん」
興津和紗:「おう。」
網代千之助:「アタシにどういう用向きだい。まあ大凡見当はつく所だが」
網代千之助:「黒川梓ちゃんのお友達って所かね」
興津和紗:「…ダチじゃねえ。腐れ縁の、ライバルだ。」
興津和紗:「言うなれば私が劉邦であいつが項羽だ。おっと、項梁幕下にいたころはあいつら仲良かったとかそういう話はやめろよ。ライバルだから、私らは」
網代千之助:「なるほど、それ以上ってわけだ」
網代千之助:「ま、ともかく座りましょうや。奥に座敷がある」
網代千之助:「美味い茶も仕入れてありますぜ」
興津和紗:「おう、ちょうど喉が渇いてたとこだ、じゃねえ、ですわ。いただきます。」
興津和紗:九丘さんの首根っこ掴んだまま移動する
網代千之助:「茶碗は4つ…でいいのかね」
網代千之助:ちらり、と寒白骨の方に視線を送る。
興津和紗:「3つでいいよ。こいつは飲まねえから。錆びたら困るし」
網代千之助:「なるほど、ははは、そいつは道理だねえ」
寒骨白:『おい主』
興津和紗:「あん?」
寒骨白:『こやつ吾の事を……いや』
寒骨白:『その豪胆さ。これぞ吾の見込んだ飛将よ』
興津和紗:「虎穴にいらずんばなんとやらってな。」
寒骨白:『然り』
尾行男:「……」
尾行男:(なんか1人でぶつくさ言ってるよこのヤンキー女……)
尾行男:(怖ぇええええええ~~~~~ッ)
興津和紗:「おら、ボケっとしてんじゃねえ、ですわ!?早く来やがれです!」
興津和紗:ぐい!ぐい!
GM:……数分後。
GM:君たちは奥座敷に三角に座る。
網代千之助:「さて、一服立てまして」
網代千之助:「改めて自己紹介と行きやしょう。アタシは網代千之助と申しまして」
網代千之助:「まあ見ての通り、ケチな商人でございます」
興津和紗:「興津和紗。見ての通り可愛い可愛い女の子様だ。」
網代千之助:「興津サンね。んで、そっちのは九丘の晶サン」
網代千之助:「探偵、というよりまあ、有り体に言ってなんでも屋さんってやつですな」
九丘晶:「……ども……」
九丘晶:ぐったりしつつお茶を啜っている。
興津和紗:「ほーん。」
興津和紗:「で、いい歳こいたおっさん二人が。」
興津和紗:「華の女子高生になんの用だったんだ?」
九丘晶:「おっさんじゃねえ…俺は23だぞ……おっさんじゃねえ……」
九丘晶:超小声。
興津和紗:「わかった。おっさんとお兄さんが、に直してあげる。」
寒骨白:『似たような哀しみを背負う者には主は情けをかけるのだ』
興津和紗:「ちげえよ。優しさだよ、お姫様のな!」
網代千之助:「黒川梓を見張ってたワケと言われると、そりゃあアタシの商売に関わることで」
網代千之助:「この際だ、黒川サンのお友達の興津サンにも聞いちまいましょう」
網代千之助:「『龍髄』。聞き覚えは?」
興津和紗:「おっさん、順番間違えてねえか?」
興津和紗:「こっちが質問してんだ。まずはそこに応えな。」
網代千之助:「間違えちゃあいませんや」
網代千之助:「そいつを知ってるのと知らんのとで、こっちも説明の順序が変わっちまうもんで」
興津和紗:「そいつが、梓に関係あるってんですの?」
網代千之助:「あい、まあそういう話で」
網代千之助:「『龍髄』に聞き覚えがねえってんなら、『アキツミカミ』はどうです?」
興津和紗:「……」
興津和紗:「知らねえな。どっちも女子高生にもお姫様にも関係なさそうだ。」
網代千之助:「まあ遠いは遠い。間違っちゃいませんや」
網代千之助:「不良かと思えば、なかなか賢いお嬢さんだ」
興津和紗:「あっはっはっは。バカにしてんのか。」
興津和紗:「っていうか、どこがヤンキーだ。どうみてもバッリバリのお姫様だろうが。」
網代千之助:「姫」
網代千之助:腕組みし、くいーっと頭を捻りつつ
網代千之助:「なるほどなるほど。ああ、そういう」
網代千之助:「確かにアタシの知ってるインドネシアのヨススダルソ島の原住民の村に……」
網代千之助:「いや姫というよりあれは女王だな……」
興津和紗:「納得してくれたところで、続きな。」
興津和紗:「おっさ…じゃねえや、おじさま。」
興津和紗:だんだんイラついてきている。
網代千之助:「ああ、はいなはいな。仕切り直して」
網代千之助:「一から説明しましょう。まず『龍髄』。そいつがアタシの虱潰しに探してる品目なんですが」
網代千之助:「おんなじように探してる連中が居ましてね。それが『アキツミカミ』。」
網代千之助:「FHってえのは分かりますかね。その一党だ」
興津和紗:「ああ?」
興津和紗:「『竜髄』だろ?『竜涎香』みてえに、鯨からとれるなんかじゃねえのか?」
興津和紗:「なんでそんなもんにFHが関わってくんだよ、あー、くるの?」
網代千之助:「博識な子だねえ。そいつも外れちゃいないかもしれやせんが」
網代千之助:「何しろ得体が知れねえ。分かってるのは」
網代千之助:「アタシらオーヴァードに力を与えるらしいってことだけだ」
網代千之助:「安直な品ですけどね。分かりやすい釣り文句があるほど、買い手も多い」
興津和紗:「ああ、待て、オーヴァードに力を?」
興津和紗:「普通の連中に、レネゲイドの力を与えるんじゃなくてか?」
興津和紗:そっちの薬なら打たれたことがある。
網代千之助:「ええ。アタシらの力に、何か上乗せしてって話です」
網代千之助:「お嬢さんもどうやらこっちの世界の事情にゃ詳しいらしい」
網代千之助:「さて続けますよ、いいですか」
興津和紗:「うるせえ。私の機嫌よくして口を軽くさせようたってそうはいかねえぞ。」
興津和紗:手振りで続けろ、という
網代千之助:「んで、その『アキツミカミ』が影で付け狙ってたのが黒川梓」
網代千之助:「アタシらが動いたのは、恥ずかしながら『アキツミカミ』の連中の後追いでね」
網代千之助:「何せ連中ときたら酷いもんだ。こいつもご存知かしれやせんが」
網代千之助:「盗みに殺しに人さらい、なんでもありときた」
興津和紗:相手方を悪しざまにいって自分たちをいいようにみせようとするのはよくある手口だ。話半分に聞いておく
網代千之助:「上手く横から『龍髄』を掠め取りたいが半分」
網代千之助:「いざとなりゃあ、黒川梓を保護するで半分」
網代千之助:「そういうわけで、九丘サンに一肌脱いでもらったってえワケです」
九丘晶:こくこくこくこく!!
九丘晶:必死に頷いている。
興津和紗:「一肌脱いだ結果が盗撮ねえ。」
網代千之助:「おや、アンタそんな事までしてたのかい」
網代千之助:「そりゃあ別の商売っ気も出したのかもねえ。えらい別嬪だもの」
九丘晶:「ち、ちが」
興津和紗:「じゃあ、カメラの中身の御開帳と行こうか。」
GM:……フィルムには制服姿の黒川梓が何枚も写っている。
GM:明らかに途中から色気を出して、可愛く撮ろうというのが見て分かるアングルだ。
興津和紗:「こいつがその護衛ってやつにどうつながるのか教えていただきましょうか?」
九丘晶:「違……違………」
九丘晶:「違…違わねえけど!違わねえけどさあああああ!!」
興津和紗:「っていうか、なんで私の写真が一枚もねえんだよ!!」
寒骨白:『主、そこなのか』
興津和紗:「だって、おかしいだろ!?」
興津和紗:「梓に負けず劣らずの美少女が隣にいるにもかかわらず、なんでそっちをスルー!?おかしいだろ!?」
網代千之助:「ま、九丘さんをしょっぴくしょっぴかないは置いといて」
網代千之助:置いといて、というジェスチャー
興津和紗:まあ、それは置いとくかのジェスチャー
網代千之助:「お二人がかち合ってる間に黒川梓が消えて丸二日だ」
網代千之助:「こうなるといよいよ不味い。さっき言ったように連中はめちゃくちゃだ」
網代千之助:「黒川梓が『アタリ』かどうかはともかく、一刻も早く見つけ出さねえと」
網代千之助:「……命に関わる」
興津和紗:「……」
興津和紗:「待てよ。『龍髄』ってのがやべえのはわかった。」
興津和紗:「『アキツミカミ』が外道って話も、まあ、そういうことにしといてやる。」
興津和紗:「それに、なんであいつが関わってくるんだ。」
興津和紗:「あいつは、私とはちげえ。ただの普通の女の子だ。そいつが、なんでそんな物騒な連中と関わらなきゃならねえんだ。」
網代千之助:「そいつは、アタシらも見当付きませんや」
網代千之助:肩を竦める。
興津和紗:「嘘だね。」
網代千之助:「……その心は?」
興津和紗:「てめえ、横から『龍髄』を分捕るつもりだったんだろ。」
興津和紗:「そいつは、梓と『龍髄』の関係がわかってなきゃあ出来ねえことじゃねえのか。」
興津和紗:「私にゃ、あんたが、あの子は龍髄と関係ないかもしれないけど可哀そうだから守ってあげよう」」
興津和紗:「なんて思うお人よしには見えねえんだよな。悪いけど。」
寒骨白:『この男の態度、へりくだりながらも相手を値踏みしている。こうした手合は秘めた自尊心が強い』
寒骨白:『そんな者が利に辿り着ける確証も無く懐金を使って人を動かすというのは、確かに不自然だ』
寒骨白:『冴えているな、主』
興津和紗:「お姫様だから、人を見るのはあるのよ。」
網代千之助:「……なるほど。そりゃあ道理だ」
網代千之助:「しかしま、印象の問題ってえモンですな」
網代千之助:「アタシが黒川梓と『龍髄』の関係を知ってようが知っていまいが」
網代千之助:「そこは枝葉です。ほじくった所で面白いもんでもない」
網代千之助:「問題は」
網代千之助:「アタシらはおんなじように、黒川梓に辿り着かなきゃならんってえ事です」
網代千之助:「信用してもらえないなら1つ、呉越同舟と行きましょうや」
興津和紗:「『辿り着く』までは」
興津和紗:「協力できるってか。」
網代千之助:「……本当に」
網代千之助:「利発なお嬢さんだねえ」
網代千之助:ニッと笑う。
興津和紗:今まで手を付けていなかった茶に手を伸ばす。
興津和紗:喉が渇いているとは言ったが敵地で出されたものに手を付ける気はなかった。
興津和紗:ぐいっ
網代千之助:「もう1人、連中が追いかけてる男が居ましてね」
網代千之助:「虹咲聖ってえ野郎です。そいつの方にも人を向かわせてる」
興津和紗:「虹咲?どっかで聞いた名だな?」
網代千之助:「詳しい話は、向こうの人にお聞きなさい」
網代千之助:「そっちにアキツミカミの連中がまた現われりゃあ」
網代千之助:「ふんじばって話を聞くなりすりゃあいい」
興津和紗:「そうさせてもらうか。」
興津和紗:飲み干した湯飲みを、バンッと机に置く
寒骨白:『主、くれぐれも気を付けろ』
寒骨白:『この男、やはり何かを隠している……向かった先が罠であるやもしれん……』
興津和紗:「心配性だな、てめえは。」
興津和紗:「それでも『万人敵』と謡われ、唐の初代皇帝を追い詰めた男の相棒か?」
寒骨白:『……吾は』
寒骨白:『余り何度も、主が死ぬのを見たくはない』
興津和紗:「安心しろよ。お姫様が関わったお話は、ハッピーエンドになるって相場決まってんだ。」
興津和紗:「男には滅びの美とかがあるのかもしれねえけど、お姫様にはそんなもんはねえからな。」
寒骨白:『主……』
寒骨白:『うむ、この寒骨白』
寒骨白:『その言葉、確かに信じよう。汝の槍として!』
網代千之助:「男前だねえ」
九丘晶:(めっちゃ1人で喋ってる……ゾゾゾーッ)
興津和紗:「ああ、任せとけ…そして、男前じゃねえ。」
興津和紗:「お姫様前だ!いや、なんかおかしいなこれ、お姫様だ!」
GM:---
GM:シーン終了。ロイスと購入が可能です。
興津和紗:相棒/寒骨白/信頼○/親かてめえは
興津和紗:怪しいおっさん/網代千之助/連帯感/不信〇
興津和紗:ボデマ!
興津和紗:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 7[7]+1 → 8

興津和紗:全然!終わり!

合流1

GM:続いてのシーンは、まずは佐倉井さんと虹咲さんの合流
GM:シーンプレイヤーもお二人。登場どうぞ!
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:42->44)
佐倉井ほたる:よしよし。
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:38->39)
虹咲奏:ひくい!
GM:---
GM:UGN・N市第一支部
GM:応接室
GM:---
上坂シラハ:「水筒はお持ちでござるか!?ハンカチは!?」
上坂シラハ:「何かあれば直ちに拙者に連絡を!風のように駆けつけるでござる!」
GM:…と、
GM:無闇矢鱈に心配してくる支部の仲間たちを後に
GM:君……佐倉井ほたるは第一支部に到着した。
GM:上品な雰囲気の応接室に通され、そこで待っているのは
GM:支部長の虹咲奏だ。
佐倉井ほたる:(シラハさん、心配性…いや、それだけかあさまが危険だったのかな…)とそう考えながら。
佐倉井ほたる:「虹咲支部長、お招きいただきまして参上いたしました。第五支部所属、”しゃるらっはろーと”の佐倉井ほたるです」ぺこり。
虹咲奏:「ようこそ、佐倉井ほたる」
虹咲奏:出会い頭《七色の直感》します。
佐倉井ほたる:ほわーっ
虹咲奏:緊張してたりするのかどうかとか、まず見ておきたい。
GM:では佐倉井さん、さらけ出すか否か!
GM:嫌なら知覚で対決してもいいぞ!
佐倉井ほたる:普通に受け入れますね!初対面で、血縁が大物FHエージェントならそういうことされても文句は言えないでしょう。
佐倉井ほたる:緊張はしているけれど、それは場所や虹咲さんに対して、と言う感じではない。と。
虹咲奏:うむ、了解です。
虹咲奏:「まずは座って、飲み物でも飲むといい。日本茶と紅茶、どちらがお好みかな」
虹咲奏:それを踏まえた上で、そんな感じに寛ぐよう促します。
佐倉井ほたる:じ、と視線をそらさずに合わせていた。
佐倉井ほたる:「はい。そうですね、では日本茶で。舌にもなれておりますので」とことこ歩いて席に浅く座ります。
虹咲奏:「では緑茶にしよう」慣れた手つきで、お茶を淹れ、急須と湯のみをテーブルの上に。まだ蒸らしてるぞ。
佐倉井ほたる:ついついその様子を目で追ってしまう。…本格的な茶入れ道具は、本家を出てからあまり目にしていなかった。
虹咲奏:そして、ほたるちゃんの向かいの席に座ります。
虹咲奏:「……佐倉井。出会ったばかりでこういうことを訊くのも、不躾だとは思うが……今回の件。やはり、思うところがあるか」
虹咲奏:「緊張を感じる。この場所や私に対してではない」
佐倉井ほたる:「そう、ですね。なにもない、と言えば嘘になりますけれど」
佐倉井ほたる:「正直、ああやっぱり、と。腑に落ちるところもありました」
佐倉井ほたる:「佐倉井……いいえ、櫻井のものどもが諦めるはずがない、と。一度の失敗で、諦めるほど物わかりがいいはずがない、と」
虹咲奏:……頃合いを見て、急須から湯のみに緑茶を注ぐ。そ、っと湯のみの一つをほたるちゃんの方に。
佐倉井ほたる:ありがとうございます、と受け取って一口。
佐倉井ほたる:「わたしを鍛つのに7年。それからもう4年。なら、そろそろ次の作品に入ってもおかしくはないかと」
虹咲奏:「………一族、か」
虹咲奏:「そうだな。因習に囚われた者は……ひどく、執念深い」
佐倉井ほたる:「ですね。わたしと同時並行で影打ちも作っていてもおかしくはないですし」溜息。
佐倉井ほたる:「虹咲支部長にも、なにか?」様子を伺う。
虹咲奏:「……佐倉井。君は自分のことを『何』だと認識している?」
虹咲奏:あまりに達観した様子に、思わず口に出していた。
佐倉井ほたる:「佐倉井ほたる、です」間髪入れずに。
虹咲奏:「それは」
佐倉井ほたる:「ヒトでありモノであり、神の巫女であり…そして今はオーヴァードで、UGNのエージェント、でもあります」
虹咲奏:「ヒトであり、モノであり………か」
佐倉井ほたる:「わたしの特性や、身体でーたはご覧になっておりますでしょうか。非常によくまとまった報告書であったと思います」
佐倉井ほたる:あの大きい研究所の支部--車椅子の女性だとかにいっぱい検査機器にかけられていたのは記憶に新しい。
虹咲奏:「ああ。優れた『器物使い』。モノと一体になることができる」
佐倉井ほたる:「そうです。そして、内臓した金属と、わたしの境目はほぼ、無いと言っていいかと」
虹咲奏:「だからと言って、君がモノと同じである、と私は思わないが……いや、出過ぎたことだな」
佐倉井ほたる:「モノであることが、そんなに悪いとは思えないのですが…。確かに本題ではありませんね」
虹咲奏:「君がそれに苦痛を感じてないのであれば、私がとやかく言うことではない」
佐倉井ほたる:「はい。ご理解頂き、ありがとうございます」ぺこりと一礼。
虹咲奏:「だが、『世界』を知らぬが故、痛みに鈍感である、という者もいる。……気にかけることぐらいはさせてくれるか」
佐倉井ほたる:「いいえ。むしろ、わたしはひどく”ずれて”いるようなので。虹咲支部長にそうして頂けると、非常にたすかります」
虹咲奏:「……そうか。ならば、少しだけ、世話を焼かせてもらおう」
佐倉井ほたる:「おおくのかたから、虹咲支部長は非常に優秀な方であると伺っております。」
佐倉井ほたる:「そうした方からご助力いただけるのはありがたいことです」にこ。
虹咲奏:「自分ではピンと来ないがね。……さて」
虹咲奏:ドアの方を見る。
GM:廊下から足音。それに続いて
GM:ノックが2つ。
虹咲奏:「入ってくれ」
三芳孝一:「失礼。支部長。言われていた”アキツミカミ”の資料を」
三芳孝一:レポート束を抱えた白衣の男が入ってくる。
虹咲奏:「ああ。ありがとう。佐倉井、部下の三芳だ」
三芳孝一:「……佐倉井?」
三芳孝一:そちらに視線を送り
佐倉井ほたる:「ああ、ご足労頂きありがとうございます。第五支部所属、佐倉井ほたるです」立ち上がってぺこり。
三芳孝一:「ああ。やはり君も駆り出されたか。まあ、そうなるな」
佐倉井ほたる:「まあ、一族のしたことでしょうから。こちらこそご迷惑を」
三芳孝一:「よろしく。俺は三芳孝一。と言っても」
三芳孝一:「始めましてではないんだが……覚えてはないだろうね」
佐倉井ほたる:「?」…覚えがあるだろうか。すこし思い出そうとしてみるが…。
GM:では佐倉井さんは精神判定で難易度5。
GM:成功すると、思い出すことが出来ます。
佐倉井ほたる:はーい。意思じゃないから器物使いが使えねえ!w
佐倉井ほたる:1dx=>5
DoubleCross : (1R10[10]>=5) → 2[2] → 2 → 失敗

佐倉井ほたる:ダメだ此奴
虹咲奏:忘却・・・
GM:では、思い出せない。すっかり忘れている。
三芳孝一:「はは、いや。いいんだいいんだ」
三芳孝一:「君がアキツミカミの本拠から回収された時、俺も立ち会っていてね」
三芳孝一:「データ取りやら、少しの世話もした。まあ短い間だったから」
三芳孝一:「覚えていなくても無理はないだろう」
佐倉井ほたる:「……ううん。申し訳ありません、4年前の救助されてすぐのことは、どうにも曖昧で」頭を下げる。
佐倉井ほたる:「あの車椅子の方の印象がひどく強くて…。ごめんなさい、あのときはお世話になりました」
三芳孝一:「いやいいんだ……大きくなったなあ」
三芳孝一:「その姿が見られただけでも、自分たちのしたことに」
三芳孝一:「ちゃんと価値があったように思える……」
虹咲奏:「…………」三芳さんを少し見る。その、救助の直ぐ後ぐらいだったのだろう。
虹咲奏:”あの件”に巻き込まれたのは。
佐倉井ほたる:「そんなに変わっているのでしょうか…?」こてりと首を傾げるに合わせて、伸びた髪がはらりと靡く。
三芳孝一:「ああ。顔色も随分よくなったし、それに」
佐倉井ほたる:「虹咲支部長?…あ、すみません。いつまでも立っていたらお邪魔ですね」
虹咲奏:「ああ、いや。気にしないでくれ」
三芳孝一:「おっと、こちらこそすまない」
三芳孝一:「俺の思い出話など、している場合じゃないな」
三芳孝一:「資料はここに置いておくから、また何かあれば用立ててくれ、支部長」
虹咲奏:「ありがとう。……彼女の救出については私も話に聞くだけだが」
虹咲奏:「お前や……第四支部の者達。そして彼女を救い出したという”ヒーロー”がいて、良かったと心から思う」
佐倉井ほたる:その言葉を聞いて、今の自分がここにいるのに。どれだけの人が力を貸してくれたのかを思い、横髪をくるくる弄る。
佐倉井ほたる:…すこし、なんだか気恥ずかしかった。
三芳孝一:「過ぎた言葉だ。俺たちはいつもやれるだけのことしか出来ない」
三芳孝一:「でも、うん。佐倉井くん」
佐倉井ほたる:「あ、はい!」
三芳孝一:「またここにいる間に、顔を見に来てもいいだろうか」
佐倉井ほたる:「ええ、いつでも歓迎いたしますよ、三芳さん」ふんわりと柔らかく微笑む。
三芳孝一:「……ありがとう」
三芳孝一:こちらも微笑んで、去っていく。
佐倉井ほたる:小さく手を振って見送る。…こうしたことを聞くと。
佐倉井ほたる:さっきのような気恥ずかしさと、それよりも大きな…胸が暖かくなるような。
佐倉井ほたる:優しいともしびが灯るような、そんな気持ちになる。
虹咲奏:「……良かったな」
虹咲奏:呟くように。
佐倉井ほたる:「…はい」その言葉に、先程閉まった扉を見つめたまま。
佐倉井ほたる:噛み締めるように、応えた。
虹咲奏:目を、軽く閉じる。
虹咲奏:遠く、白い部屋が、見えた。
GM:---
GM:シーン終了。ロイスと購入が可能です。
佐倉井ほたる:ロイスな…三芳さんにめっちゃ取りたいんだよな…!でもそうすると枠が…!ウワーっ
佐倉井ほたる:まずは虹咲支部長に取ろう。
佐倉井ほたる:上司/虹咲奏/〇感服/隔意 で。ネガティブはどちらかというと距離を取られてるのかな…という感じで。
虹咲奏:ほたるちゃんに取るしかあるまい
虹咲奏:一時の部下/佐倉井ほたる/親近感:○/庇護/ロイス
虹咲奏:こっちは手札見せてないからね…!仕方ない!
虹咲奏:応急手当しておきます。それぐらいしか狙えるものがない
虹咲奏:1dx+1>=8
DoubleCross : (1R10+1[10]>=8) → 8[8]+1 → 9 → 成功

虹咲奏:買えたー
虹咲奏:以上!
佐倉井ほたる:購入はどうしようかなあ。ボデアマ安定だけど
佐倉井ほたる:まあまず器物使い+能力訓練社会で。
佐倉井ほたる:ボデマ買います
佐倉井ほたる:5dx+4=>12
DoubleCross : (5R10+4[10]>=12) → 7[1,2,2,5,7]+4 → 11 → 失敗

佐倉井ほたる:マジかよ…。財産一点しかないから今回はスルーで以上!

合流2

GM:OK!では次のシーン
GM:興津さん&貴崎さんの合流シーン!
GM:お二人は登場アル!
貴崎世怜:合&流!
興津和紗:怪しい店主のパシリをぶっ飛ばせ!!
興津和紗:1d10+43
DoubleCross : (1D10+43) → 9[9]+43 → 52

貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:39->49)
興津和紗:テンションも高いぜ!!
貴崎世怜:ひえ~っ
GM:---
GM:N市・第一地区
GM:大通り
GM:---
GM:君……貴崎世怜は現在、国道沿いの高級ホテル近くで監視を続けている。
GM:その対象は勿論、数日前からここに滞在しているUGN第一支部顧問、虹咲聖だ。
GM:UGNの要人というだけあって、常にガードが固く
GM:今の所は『龍髄』についての手がかりどころか、まともに写真1つ手に入れられていないというのが現状だ。
貴崎世怜:灰皿に吸い殻だけが増えていく。アイスコーヒーの氷はすでに溶けてしまっている。
網代千之助:『てぇワケです、聞いてますか。貴崎サン』
網代千之助:電話口からは、依頼主の声が。
貴崎世怜:「えぇ、聞いてるっすよ。はぁ」根性勝負な仕事とはいえ、こうも手応えがないといい加減焦れてくる。
網代千之助:『そりゃあよかった。もうすぐそちらさんに助けが行きますんで。仲良くやってください』
貴崎世怜:「助け……。助け?」
網代千之助:『まあ気合は十分ってもんです。役立ててください。それと、もひとつこっちでも進展が』
貴崎世怜:「あっ、なにか手がかりとかが?」少し声が明るくなる。
網代千之助:『手がかりといやあ、遠からず近からず』
網代千之助:『『龍髄』を追ってる別の連中、アキツミカミの話はしたでしょう』
貴崎世怜:「ああ、胡散臭いセルの」
網代千之助:『その頭領さんが、何やら表立ってうろついてるらしくてねえ』
網代千之助:『櫻井天弦、ってえ女です。写真を送っときますんで』
網代千之助:『手伝いサンともども、注意してください。あの女はおっかないですぜ』
網代千之助:電話は切れる。
貴崎世怜:「櫻井天弦……。さくらい、か……」
貴崎世怜:「セルの頭って、あれっすよね。セルリーダー……」独りつぶやくように
貴崎世怜:スマホに映る写真を見る
GM:君の座るオープンカフェの席に、1人の少女が近づいてくる。
GM:長い包みを肩に下げた女子高生だ。
興津和紗:「ごめん、待たせちゃった?」
貴崎世怜:助けがくるまで一本、と思ってポケットに手を伸ばし、やめる。
貴崎世怜:「……あー。……い、いま来たとこ……には見えないっすよね……」
寒骨白:『吸い殻の量とこちらの移動時間から考えて、元々この場所で張り込んでいたと見るべきだ』
寒骨白:『つまりこちらが待たせたわけではないぞ、主』
興津和紗:「うるせえな。分かった上で言ってんだよ。」>槍
興津和紗:「この量を一息に吸うヤツなら友達止めるわ。」冗談めかして言う
貴崎世怜:「網代さんの言ってた助けの人……でいいんすかね」
興津和紗:「助け?あのおっさんそんな風に言ってんのか。」
興津和紗:勢いよく椅子を引っ張り出してずかっと座る。
興津和紗:「助けっつーか、あれだな。あれ、うん」
興津和紗:「同盟みたいなもんだ。多分」
貴崎世怜:「……なるほど」
貴崎世怜:「ということは、同じモノか人を追っかけてるってことでいいんすね」
興津和紗:「そういうことになんのかねえ。」
興津和紗:ウェイターにカツサンドとコーヒーを頼む。煙草はやらない。
貴崎世怜:よく食べるなあこの子というふうに見ながらコーヒーの追加を頼む
寒骨白:『……主』
興津和紗:「あん?」
寒骨白:キィイインッ
寒骨白:穂先が僅かに震えだす。
寒骨白:『やはり罠かもしれん。いつでも吾を振るえるように構えておけ』
寒骨白:『この女、腹の内に何か飼っている。獰猛で禍々しい気配だ』
興津和紗:「へえ。」
興津和紗:「けどよ。こういう時に、あえててめえの胸襟を開くのも、お姫様の器だと思わねえか?」
興津和紗:にっと笑う
寒骨白:『……忠告はしたぞ。主』
寒骨白:音は収まる。
興津和紗:「腹芸してる気分じゃねえんだ。こっちの事情を話すぜ。」
貴崎世怜:「話が早いのは嬉しいっすね」本当に嬉しそうだ
興津和紗:「私の目的は、行方知れずの知り合いを見つけることだ。」
興津和紗:「あんたの依頼主の話じゃ、そいつはどうも『龍髄』ってヤツに関係してるらしい。」
貴崎世怜:「ふむ」
貴崎世怜:相槌を打ちながら真剣に聞いている
興津和紗:「で、そのせいで『アキツミカミ』とかいう連中に攫われちまった、可能性がある。」
興津和紗:「だから、私はそいつらがまた別口で狙ってる虹咲っておっさんを見張って、『アキツミカミ』の尻尾を掴みたいってわけだ。」
寒骨白:『見事な要約だ』
興津和紗:「そんなもんかな。」
興津和紗:「あんたは、しばらくあのおっさんを見張ってるんだろ。なんか、進展はあったのかい?」
貴崎世怜:「いやあ、それが」手を振る。全然ないのジェスチャー
貴崎世怜:「UGNの要人だけあって、ガードがガッチガチなんすよね」
貴崎世怜:「正直、こっち方面からだと手詰まりかもしれないなーって思ってたんすけど」
興津和紗:「ちっ、あのおっさん、やっぱ適当なこと言ってけむに巻こうとしてんじゃねえだろうな。」
貴崎世怜:「あはは……」あの人そういうとこあるもんなー、とは言わないでおく。
興津和紗:「じゃあ、もう一個質問。」
貴崎世怜:「なんすか?」
興津和紗:「あんた、『黒川梓』って名前は聞いたか?」
興津和紗:「じゃねえ、聞いてます?」
貴崎世怜:「黒川……」
GM:聞き覚えはない。
貴崎世怜:「……」黙って首を振る。
貴崎世怜:「……あなたが探してる人の名前っすか、その人」
興津和紗:「そういうこと。」
興津和紗:「あのおっさん、別の探偵には梓のコト見張らせてやがったぜ。」
貴崎世怜:「で、その梓ちゃんは行方知れず、と」
興津和紗:「そういうこと。私ってほら、いいやつだから、そういうのほっておけないんだよね。」
興津和紗:「そいつやあんたの他にも、あのオッサンの手足はあるかもしれねえ。」
興津和紗:「枝には余計なこと知らせず、自分だけに情報を集めようとしてやがるん、ですかねえ。」
興津和紗:自分以外にも雇っている人間がいるという事実、で探偵としてのプライドを刺激しようとしている。
貴崎世怜:なんか急に喋り方変わったかな?と少し怪訝な顔をする。
貴崎世怜:「……網代さんはそういうことするよなあ。ハァ」と小声で呟き
興津和紗:「付き合いが長いんだねえ。」
興津和紗:(かかんねえかな。依頼人が自分がどう使おうがかまわねえタイプか?依頼主に不信感持って私に協力しやすくなりゃあ儲けものだったんだけど)
貴崎世怜:「まあ、慣れちゃったっすね。ハハ」
貴崎世怜:「個人的には心強い味方ができたって感じで嬉しいっすね。えっと……」そういえば自己紹介してない
貴崎世怜:「……貴崎世怜。名前は網代さんから聞いてました?」
興津和紗:「聞いてたから、そっちも聞いてるもんだと思い込んで、ましたわ。」
興津和紗:「興津和紗。星辰館高校の、お姫様だ。」
貴崎世怜:「お……。まあ、とにかく、よろしくっす」右手を差し出す。
興津和紗:「うい」
興津和紗:同じく右手を出す。
興津和紗:寒白骨の言う何かに警戒はしながら
寒骨白:『主、やはりその自己紹介は考え直せ』
興津和紗:「ばっか、お姫様がお姫様を名乗る派当たり前だろうが。」
寒骨白:『現在まで54度の試行の内、表立った反応はただ1通りしか観測出来ていない』
寒骨白:『主の精神的強靭さには驚嘆するが、吾は槍として見ていて辛い』
興津和紗:「じゃあ、てめえのおすすめはなんだよ。代案のない否定に価値はねえぞ。」
寒骨白:『うむ……こう名乗るがいい』
寒骨白:『遠からぬ者は音に聞け!我、飛将興津和紗也!!』
興津和紗:「近くば寄って目にも見よ、が抜けてる。却下。」
興津和紗:「っていうか、自己紹介する時、大体相手は近くにいるわ。」
寒骨白:『ぬうう……抜かったか……』
寒骨白:※ちなみに寒骨白の声は興津さんにしか聞こえない。
貴崎世怜:やっぱりさっきから何かと会話してる……あと口調が安定しない……と若干ビビる
貴崎世怜:「黒川梓さんのためにも善は急げ……って言いたいところっすけど。」
貴崎世怜:「あちらさんの動きがない以上、もうちょい待つか、いっその事繰り出すかって感じっすね」
興津和紗:「私としては、無視して本拠地探してもいいんだけどな。二人じゃちょいときついか。」
GM:と、君たちがそんな話をしていると
GM:ホテルから一台の高級車が出ていく。
GM:後部座席には、虹咲聖の姿が。
貴崎世怜:「……動いた」
興津和紗:「動いたな。」
寒骨白:『追うしかあるまい』
貴崎世怜:スマホで車の写真を撮り、追う準備をする
興津和紗:「私、尾行とか苦手なんだ。そっちは頼りにしてもいい?世怜さん」
貴崎世怜:「まあ、一応それが仕事っすからね。にひひ」Vサインを作ってみせる
興津和紗:「流石本職。」
GM:---
GM:シーン終了。ロイスと購入が可能です。
興津和紗:同行者/貴崎世怜/信用〇/警戒
興津和紗:ボデマ!
興津和紗:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 3[3]+1 → 4

興津和紗:だめたろう!
貴崎世怜:姫にロイスを取リマス!
貴崎世怜:助っ人/興津和紗/○尽力/脅威
貴崎世怜:おなじくボデマを!
貴崎世怜:1dx+2>=12
DoubleCross : (1R10+2[10]>=12) → 5[5]+2 → 7 → 失敗

貴崎世怜:追加のコーヒーがなければワンチャン……

合流3/ミドル戦闘

GM:では合流シーンに入ります。全員登場!ですが
GM:先に出られるのは貴崎さんと興津さんのみ!
貴崎世怜:ほほう!
佐倉井ほたる:なんと。ダイスは今振っておく感じで?
GM:そうですね、まとめちゃいましょうか
GM:全員浸食どうぞ!
佐倉井ほたる:了解ですっ
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:44->46)
虹咲奏:OK!
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:39->47)
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:49->50)
興津和紗:1d10+52
DoubleCross : (1D10+52) → 9[9]+52 → 61

GM:---
GM:第一地区・森
GM:---
GM:虹咲聖の高級車は、第一地区の郊外へと向かい
GM:運転手を置いて、聖だけが森へと分け入っていく。
GM:その先に待っているのは
櫻井天弦:「随分と、老け込んだわねえ」
櫻井天弦:白装束に派手な毛皮の襟巻きを纏った、妖艶な雰囲気の女。
虹咲聖:「……くだらん口を利くな」
虹咲聖:「小汚い呪い師などが、何のつもりで私を呼びつけた」
虹咲聖:「丁度いい、使えん連中どもの働きの埋め合わせに」
虹咲聖:「貴様の首を本部に差し出すのも悪くはない」
櫻井天弦:「あらそう……ふふふ」
櫻井天弦:「だったら、貴方はより大きな成果を逃す事になるわね」
虹咲聖:「……?」
櫻井天弦:「見つかったのよ。『巴の要』がね」
虹咲聖:「!!」
櫻井天弦:「今も持っているんでしょ。貴方が諦められるはずが無いものねえ」
櫻井天弦:「私たちを裏切って、何か得るものはあったのかしら」
虹咲聖:「黙れ……貴様……!」
櫻井天弦:「あっはははは!冗談よ。これまでの事はこちらだって水に流すわ」
櫻井天弦:「あとはそっちに、乗るつもりがあるかどうかだけ」
虹咲聖:「……」
GM:……と
GM:君たち、貴崎世怜と興津和紗は
GM:近くの木陰から、その会話を聞いている。
寒骨白:『あの男、元々はUGNとやらの支部長と聞いていたが』
寒骨白:『敵と繋がっていたのか?』
興津和紗:「どうかね。組んでいたけど、方向性の違いで敵になっちまった。っていうのも、あるか?」
貴崎世怜:「かもっすね。追っかけてるモノが同じなら、そういう線もあるかも……」
興津和紗:「あとすっげえ昼ドラっぽい。」
貴崎世怜:「昼ドラっぽいのも同意っすけど、キャストがヤバ過ぎる」なにせ、虹咲聖と櫻井天弦だ
興津和紗:「そんなやばいの?」
興津和紗:女の方に目を向けながら言う。
GM:貴崎さんは仕事の都合上、崩落戦については知っていてもいいでしょう。
GM:数年前、この街で多くの命を奪ったFHの大規模テロ。一般市民には震災として伝えられているものの
GM:その実態は、たった7つのFHセル、つまりたった7人の首魁によって齎されたものだと言うこと。
GM:そして、その1人が、今眼の前にいる。
貴崎世怜:「あっちの女の人、アレっすよ」スマホの画面を見せつつ
貴崎世怜:「"アキツミカミ"のセルリーダー」
興津和紗:「わお、ホンボシじゃん。」
興津和紗:「じゃ、あいつをとっちめれば私の目的は達成されるってわけだ。
興津和紗:寒白骨に手をかけようとする。
貴崎世怜:「待って待って待って、今はだめっすよ!」
興津和紗:「声がでか…くない。でかくないけど必死に止めてることが伝わってくる不思議な感じ。」
興津和紗:槍に伸びかけた手が止まる
貴崎世怜:「伝わってくれてよかったっす」当然小声だ
興津和紗:「ふーん、私より、あいつのことに詳しいわけだ。」
興津和紗:「その判断で、私がここで仕掛けても、梓は助けられねえと。」
貴崎世怜:「……そういうことっす」
寒骨白:『む、動いたぞ』
興津和紗:寒骨白の声に釣られ、視線を移す
GM:男…虹咲奏が歩みを進め、櫻井天弦の方へ。
虹咲聖:「お前たちを信用するわけではない。だが」
虹咲聖:「事実ならば、確認する必要はある。虹咲の当主として……」
櫻井天弦:にやりと笑う。
櫻井天弦:「どんな理屈を付けてくれても結構よ。よろしくお願いするわ」
櫻井天弦:「さて……」
興津和紗:「わかった。貴崎さんの判断は信じる。」
興津和紗:「その上で質問。」
興津和紗:「あんたがそれほどに警戒する相手が、こんな会話をうっすら拾える距離にいる私たちに」
興津和紗:「気づかないことってありえるか?」
櫻井天弦:パチン、と指を鳴らす。
GM:ザザザザザッ!!
GM:君たちを、黒子装束の男たちが取り囲む!
櫻井天弦:「1人は残しなさい。誰の差金か、吐かせないとね」
櫻井天弦:それだけ言い残して、虹咲と共に去っていく。
貴崎世怜:「逃げるまでならできるかなって……えへへ」
興津和紗:「よっし、じゃあ逃げっか!じゃねえ、トンズラかましますわよ!!」
貴崎世怜:「……っというわけにも、いかないみたいっすね!」
興津和紗:寒白骨を手に取る!
興津和紗:「じゃあ、関ケ原の島津に習う!敵中突破の敵前逃亡だ!」
興津和紗:槍を持って、黒装束どもに突っ込むぞ!
貴崎世怜:「無茶するなあもう……!」煙草を一本取り出して指に挟んでいる
黒子兵:ずおっ
黒子兵:先頭の1人が、ワーディングを放つ!
興津和紗:「どっ!!きやがれ!!」
黒子兵:「!!」
黒子兵:止まらない興津の勢いに、飛び退く!
興津和紗:「てめえもオーヴァードなら、手加減いらねえなあっ!!」
興津和紗:ぶおっ!
興津和紗:力いっぱい、槍をぶん回す!柄が一丈七尺(約5.1m)、穂先の刃は七十斤(約42kg)の大槍
興津和紗:振れれば吹き飛ばされるという圧力を感じないやつはいねえ!
GM:では、樹の幹が派手に刳り飛ばされるが…
GM:ぴしっ
GM:振り抜いた時点で、槍が空中に固定されたように止まる!
寒骨白:『……!』
興津和紗:「あっっ!!何しやがる、てめえ!?」
興津和紗:どれだけ膂力を込めてもピクリともしない!槍が空中で固定されてるのか!?自分の体に力が入ってねえのか、判断ができねえ!?
黒子兵:「……覚悟」
黒子兵:袖口から刃を飛び出させ
黒子兵:まず興津の方へと向かう!
GM:そこで
GM:寒骨白に繋がれた、見えない程の無数の鋼の線。
GM:それを断ち切る刃が閃く!
GM:佐倉井さんと虹咲さん、登場をどうぞ!
GM:近辺での櫻井一派の目撃情報を元に、巡回していたのだ。
GM:ワーディングの気配を感じ、駆けつけたという登場になります。
佐倉井ほたる:--カン!
佐倉井ほたる:「--おそれおおくもかとりのみやしろにしろしめす、ふつぬしのおほかみにこひねがひたてまつる」
興津和紗:「てめえ、私の顔に傷つけたら、覚えてやが……おお!?」
佐倉井ほたる:一本の剣が、見えぬ鋼線を断ち切り、地に突き立つ。
佐倉井ほたる:ふわりと。その刃の上に、ひとりの和装の少女が立つ。
興津和紗:「おお、助かったぜ!じゃねえ、助かりましたわ!嬢ちゃん!」
黒子兵:「!!」
黒子兵:「その術、その装束……貴様……!」
佐倉井ほたる:「あなたがたがどのような方で、いかなる事情があるかはしりませんが。これ以上の狼藉は許しません」すたり、と着地。
GM:黒子たちが纏う装束、そこに刻まれた家紋。
GM:佐倉井さんには見覚えがある。忘れられもしない。
GM:それは君の生家、櫻井家のものだ。
佐倉井ほたる:「…ああ、なるほど。思うより早い再会でしたね?」
佐倉井ほたる:「かみに見捨てられたものどもが、まだ浅ましくも這いずっていたとは」
黒子兵:「運良く逃げ果せた贄の羊如き、何をほざくか」
黒子兵:「者共!此奴を捕らえろ!」
黒子兵:「お館様もお喜びになる!」
黒子兵:ざっ
黒子兵:一斉に白刃を抜く!
貴崎世怜:「大した忠誠心っすね、ホント」でかい一族ってのはこれだから、と言いたげに。
佐倉井ほたる:「はは」
佐倉井ほたる:「その贄に、おまえたちなぞいらぬと言われて泣き寝入りするしか出来ぬ。神に奏上さえも叶わぬ身でよくぞまあ」冷笑。
虹咲奏:――兵たちの視線を、鮮やかな光が遮る。
虹咲奏:「早速、動きがあったか」その後ろから、葉を踏みしめる音。
虹咲奏:「……貴崎と。そして……おそらくは高校生か。佐倉井」そこにいる者を確認して。
興津和紗:「えーっと。」
興津和紗:「嬢ちゃんたち。とりあえずあんたらもこいつらの敵、私らもこちらの敵ってことで。」
興津和紗:「とりあえずここは協力しようぜ!それでいいよね!?いいね、そういうことになった!」
佐倉井ほたる:「そうですね、共同戦線といきましょう」
虹咲奏:「状況を開始するぞ」
GM:では
GM:合流即ミドル戦闘!参りましょう!
貴崎世怜:うおーっ!
GM:---
GM:マップはこちら!
GM
黒子兵×3
10m
PC

GM:黒子兵の行動値は11です。
興津和紗:追いつけないぜ
GM:セットアップから!エネミーはなし!
佐倉井ほたる:セットアップなしです。
興津和紗:なしたろう
虹咲奏:《ショウタイム》とりあえず1番さんに。
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+4した(侵蝕率:47->51)
虹咲奏:ダイス減少は今は6個です
貴崎世怜:原初の黄:得意領域でRCダイス+3します! 侵蝕+3で 50→53
GM:OK
GM:ではまず3連敵のメインプロセス!
GM:黒子1番から!
黒子兵:マイナーでインフィニティウェポン、メジャーでコンセントレイト+伸縮腕+吸収+ギガンティックモード
黒子兵:即範囲攻撃!対象全員!
佐倉井ほたる:ゲエーっエグモル!
興津和紗:はぎゃ!?
貴崎世怜:ウワーッ
虹咲奏:範囲!
虹咲奏:ミスディレクション!
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+5した(侵蝕率:51->56)
虹咲奏:対象を単体に!
佐倉井ほたる:キャーッ虹咲支部長!
貴崎世怜:かっこいい!
黒子兵:では対象は…そうですね
黒子兵:初撃は佐倉井さん言ってみましょう!ゲットしてやるぜ!
佐倉井ほたる:ほほう
黒子兵:2dx7+5
DoubleCross : (2R10+5[7]) → 10[2,9]+3[3]+5 → 18

黒子兵:ションボリ命中値!リアクションを!
佐倉井ほたる:ワンチャンドッジ行ってみますか
佐倉井ほたる:5dx+1=>18
DoubleCross : (5R10+1[10]>=18) → 9[2,5,7,8,9]+1 → 10 → 失敗

佐倉井ほたる:哀しい…
黒子兵:2d10+11
DoubleCross : (2D10+11) → 8[5,3]+11 → 19

黒子兵:諸々有効。
佐倉井ほたる:素のHPで耐えられます。
佐倉井ほたる:31だから、残り12.
黒子兵:ひゅばっ!!
黒子兵:黒子の袖口から振るわれる見えない糸が
黒子兵:君の体を締め付け、切り裂く!
虹咲奏:「佐倉井。まだ、行けるな」黒子兵の動きを封じながら。
佐倉井ほたる:「む…、」一瞬動こうとして、傷を腕に集中させる。
佐倉井ほたる:「勿論です。この程度に折れる訓練は第五支部では受けておりません」
虹咲奏:「ふ」
虹咲奏:「梁田も、そう甘くはなかったか」
虹咲奏:「……危険と判断したら私が受ける。気負わず戦え」
佐倉井ほたる:「…ふふ。では、そのときにはお願いしますね」
興津和紗:(あー、ひょっとしてUGNの人らか、この人ら)
黒子兵:「虹咲の小倅か……妙な術を……!」
黒子兵:「者共畳み掛けよ!」
黒子兵:続いて二番の手番!
黒子兵:マイナーでインフィニティウェポン、メジャーでコンセントレイト+伸縮腕+吸収+ギガンティックモード
黒子兵:もいっちょう全員!
虹咲奏:だよねえ
虹咲奏:じゃあ、
虹咲奏:《魔獣の咆哮》《ビーストロア》
虹咲奏:ダイス-10。
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+5した(侵蝕率:56->61)
興津和紗:キャー!しぶちょー!
貴崎世怜:かっこいー!
佐倉井ほたる:支部長~~っ!
黒子兵:ここで切ろう!
黒子兵:黒子1番が《デビルストリング》!魔獣の咆哮を無効化!
虹咲奏:うわー
佐倉井ほたる:なんだと~
興津和紗:あ、血族野郎!!
貴崎世怜:なんてこった
GM:さあ
GM:後乗せはありますか!
佐倉井ほたる:こっちもデビスト切ります?
虹咲奏:余裕があるなら!
佐倉井ほたる:3lvなので、回数に余裕はあります
虹咲奏:お願いしたい!
佐倉井ほたる:では≪デビルストリング≫を起動してそのデビストを打ち消す!
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を+6した(侵蝕率:46->52)
黒子兵:ぎゃーっ!
黒子兵:では再度、魔獣の咆哮が有効に!
黒子兵:ダイスは変わらず0のままだ!2号の攻撃判定は自動失敗!
GM:……一瞬の交錯。
GM:鋼線が全員を包囲し、襲うその瞬間に
GM:まず動いたのは、虹咲奏だった。
虹咲奏:ざん!
虹咲奏:翼と化した左腕を薙ぎ払う!
虹咲奏:起源の鳥の色彩は、対象の感覚を混乱させ、
虹咲奏:その行動を阻害する!
黒子兵:「まやかしなどと……やらせぬわ!」
黒子兵:ひゅがっ!!
黒子兵:翼に鉤針めいた鋼線の先端が食い込み
黒子兵:癒着、同化される感覚!翼の光が消えようとする!
佐倉井ほたる:声は必要がない。如何に得物が違おうと、同流の術。構成も何も、見飽き触れ飽きるほどに知っている。
佐倉井ほたる:--しゃん。
佐倉井ほたる:腕を一振り。何もない空間から響く神楽鈴が、その糸を否認する。
黒子兵:「!」
黒子兵:袖口から伸びる糸が、崩れ消える!
虹咲奏:「……よくやった、佐倉井」
虹咲奏:翼の色彩は光を取り戻す。
佐倉井ほたる:「見慣れたものでしたから。傷はありませんか?」
虹咲奏:「問題ない。頑丈に出来ているからな」
興津和紗:「あー、なんかわかんないけど怖いおっちゃんと嬢ちゃんに助けられた感じ?」
興津和紗:「ありがとな!」
虹咲奏:「こわ……」
虹咲奏:……
虹咲奏:ちょっとショックを受けている。
興津和紗:「ごめん、怖いくないよ。かっこいいよ。」
佐倉井ほたる:「いえ、こちらこそ。…あ、支部長が」
虹咲奏:「い、いや……気にするな」
貴崎世怜:「支部長はいい人っすよ。マジで」ぼそっと呟く
黒子兵:「み、御子様には……勝てねえ、あれは……!」「腑抜けるな!何が御子か!」
黒子兵:「あれは単なる贄の娘ぞ!」
GM:そして三段目、三号くんの攻撃!
黒子兵:マイナーでインフィニティウェポン、メジャーでコンセントレイト+伸縮腕+吸収+ギガンティックモード
黒子兵:凝りもせず範囲攻撃!
虹咲奏:妨害なし!
黒子兵:あ、ちなみに吸収のダイペナは4つです。
黒子兵:では全員へ!当たれっ!
黒子兵:8dx7+5
DoubleCross : (8R10+5[7]) → 10[2,2,4,4,7,7,9,10]+10[2,7,7,10]+6[4,5,6]+5 → 31

黒子兵:ようやくまともな数字!
興津和紗:えぐ!?
貴崎世怜:うわあお
虹咲奏:ドッジを見てからどちらかカバーします。
虹咲奏:《竜鱗》をリアクションに。
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+3した(侵蝕率:61->64)
佐倉井ほたる:4dかあ…wじゃあキツイのでガード。カバーが欲しい人は言ってくれ!
興津和紗:ドッジ太郎!
興津和紗:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 10[3,4,6,9,10,10]+10[3,10]+9[9]+1 → 30

興津和紗:天才だが、おしいな。
虹咲奏:うわっ惜しい!
佐倉井ほたる:お、惜しい!
貴崎世怜:うわあ!
貴崎世怜:とりあえずドッジ!
貴崎世怜:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 8[5,5,8] → 8

貴崎世怜:へろへろドッジ
虹咲奏:じゃあ、姫をかばおう
虹咲奏:《軍神の守り》
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+2した(侵蝕率:64->66)
興津和紗:あざす!!
佐倉井ほたる:では世怜さんをカバー。≪崩れずの群れ≫。
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を+2した(侵蝕率:52->54)
貴崎世怜:ありがとう!
黒子兵:あ!ではそこに!
黒子兵:2号と3号のデビストが入る!
黒子兵:カバーを妨害だッ!
佐倉井ほたる:うげえ
虹咲奏:げっいやらしい!
興津和紗:鬼かよ
貴崎世怜:うえーっ!
虹咲奏:なら行動放棄でカバーするよ!
GM:くっ、行動破棄カバーは妨害できない!
興津和紗:優しいおじさん!!
虹咲奏:姫と世怜ちゃん、どっちが良いか!
興津和紗:まあ、私は死にません。
佐倉井ほたる:ううーん。行動放棄カバーでも大丈夫です?
佐倉井ほたる:ダイペナ4載ってるし、あまり火力もないし…
虹咲奏:ほたるちゃんも行くなら最初のまま姫を。
佐倉井ほたる:では行動放棄カバーで世怜さんを!
貴崎世怜:ありがたや……
黒子兵:4d10+11
DoubleCross : (4D10+11) → 16[8,3,2,3]+11 → 27

黒子兵:ダメージは上の通り!
黒子兵:装甲諸々は有効だ!
虹咲奏:竜麟30。弾きました。
貴崎世怜:つよい
虹咲奏:(衝撃相殺は15)
佐倉井ほたる:クッソ強い
佐倉井ほたる:ガードしても無理なので、リザレクトします。
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:54->55)
佐倉井ほたる:良い出目!
黒子兵:しゅおっ びしゅっ!!
黒子兵:鉤針のように鋼線の先端が食い込み
黒子兵:「通りました!」「そのまま引け!」
黒子兵:ずずずずっ
黒子兵:君たちの肉に、レネゲイドに浸透し、自由を奪う!
興津和紗:「そいつを見るのは、3度目だ!」」
興津和紗:そいつを槍で斬ろうとするが、わずかに、見切りがずれる!!
興津和紗:「やべっ」
寒骨白:『主!』
虹咲奏:その、興津さんの前に。
虹咲奏:黄から青へと変わりゆく色の、鮮やかな翼が広がる。
虹咲奏:その、見た目以上に硬質な翼が興津さんに食い込む線を断ち切り、自らのところで止める。
興津和紗:「こわ……やさしいおっさん!!」
虹咲奏:「虹咲だ」
興津和紗:「ありがと。虹咲さん。助かったぜ」。
興津和紗:「そのカッコも、最初は怖いと思ったけどよくみりゃカッコいいな!じゃねえ、イカしてますわ!」
虹咲奏:「……完全な獣化は封印していてな。慣れるまでは落ち着かないだろうが。我慢して欲しい」
興津和紗:(ん、虹咲?)
貴崎世怜:「くっ」避けようとするが、間に合いそうになく、身構える。
佐倉井ほたる:「やっぱり数で押されるのはきびしいです、ね!」身体から連なる剣が幾重にも広がり、世怜さんを覆う。
黒子兵:びしゅ!!
黒子兵:佐倉井の喉笛を、鋼線が切り裂く!
佐倉井ほたる:眉をわずかに顰める。糸をも取り込むように、赤々と喉元が赤熱する。
佐倉井ほたる:「けほっ…、唄に支障が出たらどうしてくれる」一つ咳。
黒子兵:「くく……小倅よ」
黒子兵:「守る相手を間違えおったな」
虹咲奏:「問題ない」
虹咲奏:「佐倉井は、強い」
虹咲奏:「貴様たちなどより、余程な」
黒子兵:「抜かせ!もはや貴様らはまともに動けぬわ!」
黒子兵:再び身構える!
虹咲奏:「どうかな」
虹咲奏:「こちらには、まだ『剣』がある」
貴崎世怜:「ありがと……ごめんねほたるちゃん」
佐倉井ほたる:「謝る必要はないですよ。…それでもというなら、あいつらを吹っ飛ばしちゃってくださいね?」冗談めかして。
貴崎世怜:「……にひひ」ほたるちゃんに笑顔で返す
佐倉井ほたる:こちらもくすと笑って。そうして、剣の覆いがカーテンのように開かれる!
虹咲奏:「貴崎、頼んだぞ!」
貴崎世怜:「任せてくださいっすよ。……仕込みはとうに済んでる」
GM:続いて味方手番ラッシュ!イニチブ8の貴崎さんから!
貴崎世怜:マイナーはなしで
貴崎世怜:メジャー コンセ:エグザイル+無機なる四肢+異形の祭典!
貴崎世怜:対象、3体選べるので、せっかくだから黒子3人組を
黒子兵:来やーっ!
貴崎世怜:8dx8+7 ドッジダイスは-1じゃーい!
DoubleCross : (8R10+7[8]) → 10[3,5,6,8,9,10,10,10]+10[2,3,5,7,8]+6[6]+7 → 33

貴崎世怜:ブンブーン
虹咲奏:ナイス
黒子兵:回しおる
黒子兵:イベイジョンは18固定、全員命中!
貴崎世怜:やったぜ!
黒子兵:崩れずの群れで2が1をカバー!
黒子兵:インターセプトございますか!
佐倉井ほたる:うーんここは無しでいいですかね
貴崎世怜:2倍ダメージで2君は落とせるかな
貴崎世怜:という感じでダメージ出しまーす
貴崎世怜:4d10+5
DoubleCross : (4D10+5) → 19[5,5,6,3]+5 → 24

貴崎世怜:ふつう
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+6した(侵蝕率:53->59)
黒子兵:中々!カバーで受けた2が落ちる!
貴崎世怜:やったぜ!
貴崎世怜:誰も気づかぬうちに、煙草の先から煙がのぼっている
貴崎世怜:否、これは煙ではなく
貴崎世怜:「手の内を見せすぎたんすよ、あんたら」
黒子兵:「む…ぅ……!?」
貴崎世怜:その一言を皮切りに、黒子たちの影から黒い煙が立ち上り
貴崎世怜:そのまま細い針金のように変質、串刺しにする
黒子兵:「ぐ…が……!」
黒子兵:どさどさっ
黒子兵:2人の黒子が崩れ落ちる!
黒子兵:「これは……貴崎の……なぜここに」
黒子兵:「女、貴様もしや……!」
貴崎世怜:何も答えず、ただ見ている
興津和紗:(虹咲さんは、硬い鳥…佐倉井って子は、ありゃ鉄か?)
興津和紗:(こっちは、煙か…おっかねえな。どいつもこいつも)
GM:行動値は5、興津さんの手番!
興津和紗:いくぜ!
興津和紗:マイナーで黒子に接敵!
興津和紗:メジャーでコンセ+アタックプログロム+爪剣!
興津和紗:対象は黒子1!ちねー!
興津和紗:9dx7+19
DoubleCross : (9R10+19[7]) → 10[2,4,4,6,6,8,8,9,10]+10[2,6,7,10]+5[4,5]+19 → 44

興津和紗:ばばん!!
黒子兵:イベイジョンは固定18!
黒子兵:故に、3が崩れずの群れ!
興津和紗:ちね――!!
興津和紗:5d10+35
DoubleCross : (5D10+35) → 22[3,2,3,9,5]+35 → 57

黒子兵:死ぬわそんなん
黒子兵:3が脱落!
興津和紗:「いくぜ、相棒」
寒骨白:『心得た』
興津和紗:興津の左肩がふっと横に動く。
興津和紗:同時に木の葉が舞い上がり
興津和紗:木の葉は、季節外れの紅葉へと変わる。
黒子兵:「が……」
黒子兵:一拍遅れて、リーダー格の男の盾となった黒子が崩れ落ちる。
黒子兵:どさり。
興津和紗:赤く染まった木の葉落ちると同時に
興津和紗:槍の柄で、地面をどんと叩く。
興津和紗:「お疲れさん。さあ、もうひと仕事だ!気張っていこうぜ!」
貴崎世怜:「すっごい……」
佐倉井ほたる:(身体強化?…いや、それより)「それを御する技、ですね…お見事です」
虹咲奏:「……強いな」
興津和紗:「強くて、可愛いが抜けてるぜ。虹咲さん」
虹咲奏:「すまないな。あまりそう言う言葉はかけ慣れてなくてね」
GM:クリンナップ!
GM:無ければ2R目セットアップ!
GM:エネミーはなし!
佐倉井ほたる:無しですっ
興津和紗:なし!!
貴崎世怜:もっかい原初の黄:得意領域を
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+3した(侵蝕率:59->62)
虹咲奏:あるよ!
虹咲奏:《ショウタイム》を1番に!
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+4した(侵蝕率:66->70)
GM:では残る1号の手番!
黒子兵:マイナーでインフィニティウェポン、メジャーでコンセントレイト+伸縮腕+吸収+ギガンティックモード
黒子兵:範囲攻撃!対象は興津さん除く3人!
虹咲奏:《魔獣の咆哮》やっときますか
興津和紗:いいんですか!!
虹咲奏:いいよ!
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+2した(侵蝕率:70->72)
虹咲奏:ダイス-5
貴崎世怜:わあい!
貴崎世怜:支部長素敵
佐倉井ほたる:支部長ありがとう…
興津和紗:かっこいい支部長!!
黒子兵:ぐええ
黒子兵:デビストもない!されるがまま!
黒子兵:3dx7+5
DoubleCross : (3R10+5[7]) → 4[3,4,4]+5 → 9

黒子兵:このざま
佐倉井ほたる:かなしい
興津和紗:やーいやーい
虹咲奏:うーん
佐倉井ほたる:ドッジかな。ガードでも残り1じゃ無理だろうし
佐倉井ほたる:5dx+1=>9 えいやっ
DoubleCross : (5R10+1[10]>=9) → 8[1,3,6,6,8]+1 → 9 → 成功

佐倉井ほたる:同値成功!あぶねーっ
虹咲奏:世怜ちゃんのドッジ見てから考えよう
貴崎世怜:ドッジする!60超えてるからボーナスあるぞい
貴崎世怜:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 5[2,3,4,5] → 5

貴崎世怜:へろへろ
虹咲奏:うい、じゃあ普通に《竜鱗》《軍神の守り》
虹咲奏:世怜ちゃんをカバー。
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+5した(侵蝕率:72->77)
貴崎世怜:ありがとう……
黒子兵:ダメージ!
黒子兵:2d10+11
DoubleCross : (2D10+11) → 8[4,4]+11 → 19

黒子兵:このざま
虹咲奏:そのダメージは、通りません。
興津和紗:無敵艦隊かよ…
貴崎世怜:カッチカチだわ
黒子兵:「ちぃ…おのれ…!」
黒子兵:どしゅっ!どしゅっ!!
黒子兵:再び鋼線を振るうが、既に数の利を失い、攻め手も貧弱だ!
虹咲奏:また、羽が、煌めく。
虹咲奏:その勢いを殺していく。
虹咲奏:「……これならば、十分凌げる」
GM:では、行動値8組!
GM:貴崎さんor虹咲さん!
興津和紗:ゴーゴー!!
貴崎世怜:おういえー!
貴崎世怜:動きますぜ
虹咲奏:こちらはどのみち待機なので
虹咲奏:世怜ちゃんどうぞ
貴崎世怜:いくぜぃ
興津和紗:満タンだけどとどめさせます?
貴崎世怜:回らないとむずいと思います
虹咲奏:あー、待機して興津さんに行ってもらうのもあり…?
佐倉井ほたる:今回はほたるも殴れるので、待機はアリかなと思います
貴崎世怜:そうか、その手もあるのか
興津和紗:節約していきます?
虹咲奏:全体の侵蝕管理考えると待機ありですね。
貴崎世怜:節約します!この分はクライマックスで返す……
貴崎世怜:ということで待機します!
貴崎世怜:これ以上、黒子に手の内を見せてやることもない、という判断。
GM:ではお二人は待機!興津さんの手番へ!
興津和紗:マイナーなし、メジャーでコンセ+アタックプログロム+爪剣
興津和紗:9dx7+19
DoubleCross : (9R10+19[7]) → 10[1,2,4,5,6,6,7,9,10]+10[2,5,9]+4[4]+19 → 43

興津和紗:いい感じいい感じ
黒子兵:イベイジョン18!命中!
興津和紗:ダメージ!
興津和紗:5d10+35
DoubleCross : (5D10+35) → 34[5,9,5,8,7]+35 → 69

興津和紗:ちねー!
黒子兵:しぬわーい!
黒子兵:戦闘不能に!好きにとどめを!
興津和紗:黒子の攻撃の隙を見て、一瞬だけ世怜さんに視線を向けます
興津和紗:興津は世怜たちのことを知らないが、黒子は世怜たちを知っている。警戒している。恐れている。
興津和紗:わずかな挙動にも、反応せざるを得ない。
貴崎世怜:煙草を一口吸い、煙をゆっくりと吐き出す
貴崎世怜:術士の動きには意味がある……そう思わずにはいられない。
黒子兵:「……!」
黒子兵:こちらも、貴崎に一瞬視線を映し
黒子兵:指先を動かす。
興津和紗:その隙を、見逃さない!
興津和紗:ずっ
黒子兵:「!!」
興津和紗:興津の槍が、世怜の紫煙を切り裂く。
興津和紗:黒子の視界に映るのは
興津和紗:紫煙の先に立つ、槍を掲げた金髪の少女
黒子兵:「しまッ……!」
黒子兵:鋼線では間に合わない!懐の白刃を抜いて迎え撃とうとするが…!
興津和紗:「おっせえ!!」
興津和紗:既に、穂先は黒子の腹を貫いている!
黒子兵:「ご……は……」
黒子兵:「貴様……何者……」
黒子兵:衝撃に目を見開く。
興津和紗:「お姫様」
興津和紗:自信満々に、にっと笑う
黒子兵:「……???」
黒子兵:「無念……」
黒子兵:がくっと項垂れる。
GM:戦闘終了。そして
GM:イベントが発生します。
GM:---
黒子兵:「――!」
黒子兵:「あ……ぐ……!?」
黒子兵:槍に貫かれたまま
黒子兵:突然白目を剥き、ガクガクと震えだす。
寒骨白:『主……!何か様子がおかしい!』
興津和紗:「お前、私の知らないうちに勝手に穂先に毒塗ったりしてないよな!?」
寒骨白:『そんな覚えはない!!』
佐倉井ほたる:「これは」目を見開く。「…伏せて!」刃がじゃらりと伸びる。
虹咲奏:「――!」走る。
虹咲奏:「下がれ!」
興津和紗:「うるせえ、相棒をほっとけるか!!」
興津和紗:槍を引き抜こうとする!なんか、やばい!!
黒子兵:「が…ごぁあああっ!!」
黒子兵:ぶちぶちぶちぶちっ!!
黒子兵:引き抜かれるよりも先に、肉を自ら引き千切り
黒子兵:興津の方へと走る虹咲と、交錯するように
貴崎世怜:「っ!」
黒子兵:向かう先は……
黒子兵:佐倉井ほたるの方へ!
黒子兵:「ああ……ばぁああッ!!」
黒子兵:ガシッ!!
貴崎世怜:「ほたるちゃん!」
興津和紗:「そっちか…!!」
虹咲奏:「く……!佐倉井!」
黒子兵:小さな体躯を無理矢理に掴み
黒子兵:坂を転げ落ちる!
佐倉井ほたる:「…っ、まずっ」伸ばした刃を地に突き刺して止めようとするが、勢いが強くて止まりきらない!
GM:がっ ずがっ!!
GM:木の根に跳ね、幾度も上下が逆転し
佐倉井ほたる:身体を丸めて意識を保ち続けようとするが。(…まずい。血も抜けてる、持つか…!)
GM:転がり落ちる先には、川!
GM:ばしゃあっ!!
GM:崖を飛び出し、そのまま着水する!
興津和紗:「私はおっかける!どっちか現場保持宜しく!!」
貴崎世怜:「ちょっ……和紗ちゃん!?」
虹咲奏:興津を見る。名も知らないが……虹咲にはわかる。
虹咲奏:彼女は信用できる。
虹咲奏:「頼んだぞ!」
寒骨白:『主!この深さではまずい!』
寒骨白:『主!聞いているのか!待て!』
興津和紗:「じゃあ、お前今はつっかえ棒な!」
興津和紗:ガ、!ガリガリガリガリガリガリッ!!!!
興津和紗:寒骨白を法面にぶっさし無理やりブレーキをかけながら坂を下りていく!
興津和紗:エピックだから一回ぐらいは壊れそうになっても大丈夫なんだ!寒骨白は!
GM:衝撃を殺しながらも、かなりの高さがある。
GM:底には激突せずに済むかも知れない。しかし
GM:泳いで佐倉井を掴み上げるには、槍は持っていけない。
GM:それをするとすれば……
GM:暗い水の中、1人で飛び込む他にはない!
興津和紗:「寒骨白、エフェクトの反応は」
興津和紗:センスエフェクトを持ってるので、エフェクトを使ってるやつがいれば寒骨白はそれを感知できる
寒骨白:『近くには術士はいない!だが』
寒骨白:『明らかにあの男、正気ではなかった。どこからか術によって引きずられているかもしれん』
寒骨白:『あの娘を追うのが術士の罠という線もある、主!冷静になれ!止まれ!』
興津和紗:「てめえの前の主は」
興津和紗:「唐軍が圧倒的に強いから、中華最強の尉遅敬徳がいるから」
興津和紗:「そんな理由でてめえの主君を見捨てたりしたか?」
寒骨白:『主……!』
寒骨白:『故に止めているのだ!分からぬのか!!』
興津和紗:「分かってるなら、もうちょっとわかってやってくれ。」
興津和紗:「私はお前が誇れる主でいたいし。」
興津和紗:「正気じゃねえ男に引きずられてる女の子を見捨てるような、薄情なお姫様にはなりたくねえんだ。」
興津和紗:「お願いだ。」
GM:既に水中、佐倉井と黒子の姿は見えない。
GM:ただ底の見えない渦巻く黒い水があるのみだ。
興津和紗:それ以上は何も言わず、寒骨白の柄を撫でる。
興津和紗:一度大きく息を吐きだしてから、再び息を吸う。
興津和紗:水のはねる音と寒骨白を残し
興津和紗:興津の姿は消えていった
寒骨白:『主……!主ーッ!!』
寒骨白:『な、何故吾は、吾はいつも……』
寒骨白:『槍であることしか出来ぬのだ……!!』
GM:ただ、突き刺さった槍の刃のなる音だけが
GM:崖下の水面を震わせるのだった。
GM:---
GM:シーン終了、ロイス取得と購入が可能。
興津和紗:恩人/佐倉井ほたる/借り〇/焦燥
興津和紗:ボデマ!
興津和紗:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 3[1,3]+1 → 4

興津和紗:ゴミ助…
佐倉井ほたる:これは興津さんに取りたいけど、助けに来てくれた時の方がいい気もするので保留…!
佐倉井ほたる:購入はボデアマか応急手当かなあ(HP1
佐倉井ほたる:訓練社会一体化しボデマ購入。
佐倉井ほたる:5dx+4=>12
DoubleCross : (5R10+4[10]>=12) → 10[1,5,6,10,10]+10[4,10]+10[10]+8[8]+4 → 42 → 成功

佐倉井ほたる:ええ
虹咲奏:おま。。。
貴崎世怜:すげえ
GM:えらいことになっとる
興津和紗:天才がいる
虹咲奏:そういうことはよくある
佐倉井ほたる:り、理アクティブコート買えたじゃん…!!
佐倉井ほたる:どうしてボデマなんだ!!
虹咲奏:かなしみ
虹咲奏:ロイスは保留。
虹咲奏:んー。どうせあてもないし
虹咲奏:ああ、ほたるちゃんに応急手当トスしようかな
佐倉井ほたる:あ、ありがたいです…!
虹咲奏:来る前に渡してたということでひとつ。
虹咲奏:1dx+1>=8
DoubleCross : (1R10+1[10]>=8) → 8[8]+1 → 9 → 成功

虹咲奏:ほい、もう一個!ほたるちゃんにトス。
佐倉井ほたる:ありがとう…。GM、こちら使用しても大丈夫でしょうか
佐倉井ほたる:あとボデマを虹咲支部長に渡して大丈夫なら渡しておきたいです!
虹咲奏:大丈夫ならもらっておく!
GM:どうぞどうぞ
佐倉井ほたる:ありがとうございます!では二個使わせて頂きます
佐倉井ほたる:1+2d10
DoubleCross : (1+2D10) → 1+7[5,2] → 8

佐倉井ほたる:2d10+8
DoubleCross : (2D10+8) → 11[4,7]+8 → 19

佐倉井ほたる:19点まで回復!ありがとう支部長…!以上です
興津和紗:なかなかの応急手当!
貴崎世怜:ロイス、とりあえず保留にしときましょう
貴崎世怜:いや、ほたるちゃんに取っとこう
貴崎世怜:友達/佐倉井ほたる/○友情/不安
貴崎世怜:ぼでぃアーマー買います
貴崎世怜:2dx+2>=12
DoubleCross : (2R10+2[10]>=12) → 6[6,6]+2 → 8 → 失敗

貴崎世怜:びんぼう

ミドル1

GM:では次のシーン!
GM:まずは佐倉井さん単独のシーンから
GM:その後、興津さんが登場可能になります。
GM:浸蝕はまとめちゃいましょう、それぞれどうぞ!
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:55->61)
興津和紗:1d10+75
DoubleCross : (1D10+75) → 4[4]+75 → 79

GM:---
GM:第一地区・郊外
GM:---
GM:山側からN市第一地区を横切る笹雪川は数日前の豪雨によって増水しており
GM:その激しい流れによって、君は住宅街近くまで押し流されていた。
GM:気がつくと、コンクリートで舗装された橋の下に
GM:君は横たわっている。
佐倉井ほたる:「、ご、ほっ、…っ」気管にまで入った水を吐き出す。
GM:岸辺には、腹から血を流す黒子の男。
GM:君を掴んだままここまで泳ぎ付き、力尽きたようだ。
GM:既に息絶えている。
佐倉井ほたる:「ひ、さしぶり、に。滝で水垢離をした、きぶんです」なんとか立ち上がり、男の様子をうかがう。
佐倉井ほたる:「……仏に罪はありませんね」瞼を閉じさせ、姿勢を整えさせる。
佐倉井ほたる:瞑目し、軽く真言を唱え。(まあ、わたしに送られるなど。あなたは嫌かもしれませんが)
櫻井天弦:「……彼は先代の頃からよくしてくれていたから」
佐倉井ほたる:着物を絞ろうとしたところで。その声に振り向く。
櫻井天弦:「きっと喜ぶわ。ありがとう。ほたる」
櫻井天弦:白い帽子の女が、君に微笑みかける。
佐倉井ほたる:「………」  、「…はい。おひさしぶりです、かあさま」
佐倉井ほたる:会うつもりはあった。あったが、こうも急に、とは。
櫻井天弦:「……まだそう呼んでくれるのね」
佐倉井ほたる:「血縁は、水よりも濃いものです。あなたが構わないならば、まだそう呼ぼうかと」
櫻井天弦:「下らない家の習わしに囚われて」
櫻井天弦:「貴方を差し出してしまった女よ、私は」
佐倉井ほたる:「……恨むにも」
佐倉井ほたる:「嫌うにも、慕うにも…」
佐倉井ほたる:「まったく、知らないから。血のことくらいしか、とっかかりがありません」目を伏せる。
櫻井天弦:「……」
櫻井天弦:「そうね、そうよね。どう思っていいかなんて、わからないわよね」
櫻井天弦:寂しそうに俯く
佐倉井ほたる:その様子に、胸に疼くものがある。…それを、どこか冷徹な目で見られる自分に少し、嫌気も刺す。
櫻井天弦:「でも、私はこの四年間、片時も忘れられなかった……」
櫻井天弦:「ほたるはどうしてるのだろう、ほたるは元気でいるのかしら」
佐倉井ほたる:「……そう、だったのですか」何と言おう。
櫻井天弦:「……おかしいわよね。一度貴方を櫻井の神に差し出しておいて」
櫻井天弦:「今更、虫のいい話を……」
櫻井天弦:サングラスの下、その目に涙が滲んでいる。
櫻井天弦:「ごめんなさいね」
櫻井天弦:指先でその雫を拭う。
佐倉井ほたる:「……そう、ひとつの想いだけで割り切れるものではないと。この4年で学びました」
佐倉井ほたる:「だから、そう己を責めなくてもいいとおもいます」一般論で、なんとか距離感を掴もうとしている。
櫻井天弦:「……いい出会いが有ったのね」
櫻井天弦:「いいのよ。そんな風に気を遣わなくても」
櫻井天弦:「よく分かったわ。貴方が優しい子に育ってくれたこと」
佐倉井ほたる:「…そう、でしょうか。自然としているだけで…どうにももっと、上手く出来る人がちかくに」
佐倉井ほたる:指が疼く。
佐倉井ほたる:器物使いとしての特性。記憶を覗く手段。
佐倉井ほたる:--己には、それがある。
佐倉井ほたる:(…使うな。わたしは無機物ならともかく、有機物には)
櫻井天弦:「……」
櫻井天弦:揺れる指先を見て
櫻井天弦:「ほたる」
佐倉井ほたる:「あ、はい」
佐倉井ほたる:思わず居住まいを正す。
櫻井天弦:「お母さんに、もう一度チャンスをくれないかしら」
佐倉井ほたる:「それは、いったいどの?」
櫻井天弦:「母親として」
佐倉井ほたる:「………………」
櫻井天弦:「櫻井の血族も、アキツミカミも関係ない」
櫻井天弦:「貴方と2人で、ただの母娘として」
櫻井天弦:「やり直せたら……」
櫻井天弦:「……こんなお願い、するべきじゃないのは分かってる」
櫻井天弦:「今の貴方は、きっと幸せだから」
佐倉井ほたる:頷くべきではない。己の役を、自分で決めて背に負ってから。
佐倉井ほたる:そう決めたUGNとしての経験と知識がそう言っている。
佐倉井ほたる:それでも、胸に疼くものは。その熱を高めていくばかり。
佐倉井ほたる:「……ほんとうに、そう思っているのですか」
櫻井天弦:「……ええ」
櫻井天弦:「この四年間、UGNの目を逃れて」
櫻井天弦:「本家の男どもの言いなりになってきた」
櫻井天弦:「それで気付いたの。私にとって、本当に大事なのは」
櫻井天弦:「ほたる、貴方との繋がりだけ」
佐倉井ほたる:「もし…もしも」
佐倉井ほたる:「……」目を伏せる。ああ、本当に、それが。そうなのなら。
櫻井天弦:「……弱いお母さんでごめんなさい」
櫻井天弦:「気付くのが……遅すぎたわね」
櫻井天弦:目を伏せる
佐倉井ほたる:通った学校で見た景色を思い出す。
佐倉井ほたる:道行く町の様子を思い出す。
佐倉井ほたる:--夕焼けに、燃えるように包まれた。あの街と、そこで垣間見た過去を思い出す。
佐倉井ほたる:「…本当に、もしも。そう、言った通りであるなら…わたしにとっては、うれしいことです」
櫻井天弦:「……!」
櫻井天弦:「私を……許してくれるの?」
佐倉井ほたる:「はい。ですけれど……。疑り深いと、そう思われるでしょうが」
佐倉井ほたる:「あなたが、本当に。今までのことを悔いているなら。もし、もしも。わたしを用いて、本願を遂げられるという時に」
佐倉井ほたる:「その人生を掛けた夢を、わたしのために捨てられるのですか…?」
佐倉井ほたる:そうであってほしい、という。そうした、幼い子供のような。そんな思いがある。
櫻井天弦:「そんなの、そんなの」
櫻井天弦:「……聞かれるまでもないわ。貴方がいれば」
櫻井天弦:「母と呼んでくれるなら」
櫻井天弦:「他に何も、欲しいものなんてない!」
櫻井天弦:「ほたる……もう一度」
櫻井天弦:「母さんに……手を」
櫻井天弦:しゃがみ込み、手を差し出す。
櫻井天弦:細く白い指。君の中の遠い記憶を、呼び起こさせる。
佐倉井ほたる:……GM、質問です。
GM:どうぞ!
佐倉井ほたる:ここで、≪異能の指先≫を使用して…。彼女が、わたしを悪用したり、他者を害するような企みを抱いているかどうかを調べることは可能ですか。
GM:勿論可能です。が、
GM:直接触れられていないこの状況では、かなり難易度の高いRC判定が必要になります。
GM:この状態だと難易度は18、直接触れた場合難易度は8になります。
佐倉井ほたる:う、ぐぐぐ
佐倉井ほたる:RCは技能がない。DBありとはいえきつい…。
佐倉井ほたる:これさえ…これさえ通ったのなら受け入れてもいいんだ…
GM:当然、使った事は相手にも分かるので
GM:関係性に変化が起こるリスクもあります。
GM:その辺踏まえて、この場一回限りの判断をどうぞ!
GM:使うか、使わないか
GM:使うとして、触れて使うか、触れずに使うか!
佐倉井ほたる:ぐぐぐ…!
佐倉井ほたる:で、では最後にこれを使わせてほしいと言ってもいいですか
佐倉井ほたる:ロール挟んだ後に振れずに使いたいと思います。ロイス切りも視野に入れる!
佐倉井ほたる:触れたら、もう認めたことだから…だから触れずに使う!
GM:OK!
櫻井天弦:「……」
櫻井天弦:掌を差し出したまま
櫻井天弦:後はじっと、君を見つめている。
佐倉井ほたる:目を閉じる。息を吐く。
佐倉井ほたる:「最後です。一度」
佐倉井ほたる:「ここから、あなたの内を覗かせて頂きます。……それでも、本当なら」
佐倉井ほたる:声が小さくなって、自然と。その先が言葉にならない。
櫻井天弦:少し、悲しげに目尻を落として
櫻井天弦:「当然だと思うわ。ええ。」
佐倉井ほたる:「……ごめんなさい」
櫻井天弦:「いいの、もしも」
櫻井天弦:「もしも……」
櫻井天弦:「お母さんの心が、貴方に伝わったら」
櫻井天弦:「……母娘に戻れるって、信じることにする」
櫻井天弦:「さあ、ほたる。貴方の思うようにして」
佐倉井ほたる:ぎゅぅ。拳に力が籠る。…割り裂けそうな中で、これが最大の妥協点だった。
佐倉井ほたる:本当にそうか?
佐倉井ほたる:触れてから、使えばよかったのではないか。そうすれば…
佐倉井ほたる:「……行きます」雑念を切り捨てる。拳を開く。
佐倉井ほたる:払暁のいろ。明るい橙にも見えるあかいろが、掌から零れ落ちる--
佐倉井ほたる:RCにて判定します。≪異能の指先≫。
佐倉井ほたる:侵蝕+3、64へ。
佐倉井ほたる:2dx+1=>18
DoubleCross : (2R10+1[10]>=18) → 10[5,10]+5[5]+1 → 16 → 失敗

GM:回ったぁ!
佐倉井ほたる:ロイスを昇華します
GM:うおおお
佐倉井ほたる:虹咲さん、すまぬ!上司/虹咲奏/〇感服/隔意こちらを昇華し達成値上昇!
佐倉井ほたる:16+1d10
DoubleCross : (16+1D10) → 16+5[5] → 21

佐倉井ほたる:成功したぞ!!
GM:では…通りました
GM:直接触れず、コンクリートの足場を通して
GM:眼の前の母の思いを読み取る。
GM:エグザイル能力の中でも、高い技術を要求されるそれは
GM:伝わったとしても、茫洋な物にしかならない。
GM:だが、ハッキリと理解できる事がある。
GM:眼の前で微笑む母、櫻井天弦の中にある物は
GM:どこまでも広がる、闇。
櫻井天弦:異能の指先の適用を拒否します。
佐倉井ほたる:ぶつり、と。払暁の色が褪せていく。
櫻井天弦:「……伝わったかしら?」
櫻井天弦:にこり、と、笑いかける。
佐倉井ほたる:「…………ええ」
佐倉井ほたる:「……とても、よく」袂から日本刀を抜き放つ。
GM:では、その瞬間
GM:がきっ!!
GM:背後から、2つの腕が君を羽交い締めにする!
佐倉井ほたる:構わずに左の眼が炉のように温度を上げていく。全身が溶ける寸前にまで。
黒子兵:「お……ご…ぐ……」
黒子兵:片目をどろりと垂らしたまま、痙攣している。
佐倉井ほたる:「先代から、付き合いがあったのでは」
佐倉井ほたる:冷えた声。いま、どんな顔をしているのだろう。
櫻井天弦:「そうね。だから最後まで、ちゃんと使ってあげないと」
櫻井天弦:立ち上がりながら、サングラスを懐に仕舞う。
佐倉井ほたる:後ろ手に太刀を回し、兵に突き刺す。
佐倉井ほたる:ぐりぐりと捻り、強引に筋を裂いて脱出しようとする。
黒子兵:「が…ぐぉ……あ…」
黒子兵:ずぶずぶと肉を裂く感覚がある。しかし、その拘束は緩まない。
櫻井天弦:「……ほたる」
櫻井天弦:その頬に指を這わせる。
佐倉井ほたる:「なんでしょう、…ぅッ」ぞわ、と鳥肌が立つ。
櫻井天弦:「貴方はとっても可愛かった。本当よ」
佐倉井ほたる:(術は使えない。歩法も詠も抑えられてまともに機能しない)
佐倉井ほたる:「…ええ、ありがとうございます」それでも刃を動かし続ける。
佐倉井ほたる:眼を、母に合わせる。
櫻井天弦:「まさか私の代で、これだけ神体に適合する子供が生まれてくれるなんて」
櫻井天弦:「自慢の娘だったわ」
櫻井天弦:「大好きよ。ほたる」
櫻井天弦:君の頭に手を回し、抱き締める。
佐倉井ほたる:「………………」
佐倉井ほたる:「…………もしも」
佐倉井ほたる:「………もしも、先に言った言葉が」
佐倉井ほたる:「………ひとかけらでも、本当だったなら」
佐倉井ほたる:「あなたを、お母さんって」
佐倉井ほたる:「そうよべたのに」
櫻井天弦:「……ふふ、あはは」
櫻井天弦:「ありがとう。そう、私は貴方のお母さん」
櫻井天弦:「ほたるのことを愛してる」
櫻井天弦:「でもね」
櫻井天弦:「もう、要らなくなっちゃった」
櫻井天弦:ず ぶ
櫻井天弦:君の腹部に、『何か』が入り込む
佐倉井ほたる:「ぐ」
佐倉井ほたる:燃える瞳で、口から血が零れるままに睨めつける。
櫻井天弦:めり込み、かき回され
櫻井天弦:皮膚下をうごめく痛みと共に何かが全身から集まっていく感覚。
佐倉井ほたる:掻きまわされるのも。
佐倉井ほたる:焼かれるのも。
佐倉井ほたる:何時だって慣れたこと。それでも、これは――
佐倉井ほたる:声は漏らさない。
佐倉井ほたる:睨む。
GM:べき べきべきべきべき
GM:何かが軋むような音が
GM:君の体内から響いている。
GM:そして、焼け付くような激痛と吐き気がこみ上げる。
佐倉井ほたる:睨む。
佐倉井ほたる:ぎりぎりと、その音に合わせて歯が軋る。
佐倉井ほたる:飲み込む。
櫻井天弦:ぶぢ
櫻井天弦:ぶぢぶぢぶぢぶぢっ!!!
佐倉井ほたる:意地でも。
佐倉井ほたる:何の、意味もなくても。
佐倉井ほたる:其れしかできないなら、それで抗い続けるだけだ。
GM:赤い血の滴る掌に握られた物を、君は見る。
GM:それは脈打つ臓器のような金属塊だ。
櫻井天弦:「これは、お母さんに返してね」
佐倉井ほたる:「まん、ぞく、ですか」金属の匂いがキツい、血にまみれたままに。
佐倉井ほたる:「…わたしが」
佐倉井ほたる:「あなたのものだったときなんて、ひとときもない」
佐倉井ほたる:「腹の中にいたって、きっとそうだった」眼。その炎だけは消えない。
櫻井天弦:「ふふ……ふふふっ」
櫻井天弦:「ほたる、ほーたーる」
櫻井天弦:どすっ!!
櫻井天弦:地面に崩れ落ちた君を、強烈に蹴り上げる!
佐倉井ほたる:がは、と息を吐いて吹き飛ばされ。地に伏す。
佐倉井ほたる:地べたを舐めながら、睨み続けている。
櫻井天弦:「要らないわ、こんなもの」
櫻井天弦:「貴方はね、ただの器なの」
櫻井天弦:「中身はみんなにとって大事だけど」
櫻井天弦:「貴方はちっとも大切じゃないし、特別じゃない」
佐倉井ほたる:「………、そう、ですよ」
佐倉井ほたる:「4年前から、しってます」にやりと笑って見せる。
櫻井天弦:「いい子ね。それが分かっていれば十分よ」
櫻井天弦:にっこりと笑って
櫻井天弦:「じゃあね。ほたる。空っぽのかわいい器さん」
櫻井天弦:「私から産まれてきてくれてありがとう」
佐倉井ほたる:「…え、え。わたしこそ」
佐倉井ほたる:「あなたを、母と呼ばずに神のもとにいたことに」
佐倉井ほたる:「だれより、感謝しています」最後に口内にこみ上げた血を届かないまま吐きかけて。
佐倉井ほたる:手を握る。左腕の痕を見る。--彼女にとっても、誰にとっても。価値なんてないであろうものがそこにある。
佐倉井ほたる:「だい、じょうぶ。わたしは」
佐倉井ほたる:がく、と。出血多量で意識が落ち駆けていく。
GM:佐倉井ほたるの肉体から『緋緋色金』が摘出されました。
GM:ゲーム処理としては、Eロイス《飢えの渕》で、佐倉井ほたるの体内のレネゲイドを指定した処理となります。
GM:『緋緋色金』の回収条件を満たさない限り
GM:シナリオ上、佐倉井ほたるはDロイス、及びエフェクトの効果を受けられません。
佐倉井ほたる:非オーヴァードになってしまった
GM:でも浸蝕率は上がるぞ!
佐倉井ほたる:ひどい
佐倉井ほたる:「ぜったい、に……」ごとりと。助けてくれた、ひとりの姿を思い浮かべながら倒れる。
GM:……。
GM:どれほど経ったのか。倒れ伏した君の耳に
GM:遠くから、別の足音が聞こえてくる。
佐倉井ほたる:(だれ、だろう)
佐倉井ほたる:(…つたえ、なくちゃ)
佐倉井ほたる:(ああ、でも)(おこるかな、みんな…)瞼が閉じていく。
GM:駆けつけた興津さんが目にする物は
GM:崩れ落ちた黒子の男の死体、そして、その傍らでおびただしく出血している佐倉井ほたるの姿。
興津和紗:「あー、クソ、やっぱフリフリの服着て水に飛び込むもんじゃねえ……な……」
佐倉井ほたる:ぐったりと力が抜けきっていて。力無く地に伏せている。
興津和紗:「……!佐倉井ちゃん!!」
佐倉井ほたる:その紺色の着物を、だんだんと赤い色が染めていった。
興津和紗:「血……!?おい、あんた、リザレクトは!?」
佐倉井ほたる:意識もほとんどない。かすかに呼吸はしているが…。
興津和紗:「しっかりしろ……!あー、ダメだ、包帯とか持ってねえ!」
興津和紗:「おい!助けに来たぞ!しっかりしろ!!
興津和紗:ビリッ
興津和紗:自分の服を破り、それを佐倉井さんの患部に巻き付け止血しようとする
佐倉井ほたる:「………、ご、ほ」
佐倉井ほたる:「……いかる、………、ぁ」薄くぼんやりと、少しだけ目が開く。
興津和紗:「いかる……?」
佐倉井ほたる:「…おき、つさん」その姿を見上げる。
興津和紗:「無理しないで。大丈夫。」
興津和紗:「大丈夫するために、私が来た。」
佐倉井ほたる:「すこ、し。いしき、が。あい、まいで」
佐倉井ほたる:「ごめ、んなさい。まんまと、やられちゃい、ました…」息も絶え絶えに。
興津和紗:佐倉井さんの眼を見る。
佐倉井ほたる:ぼんやりとした瞳。かつての赤色が、どこか抜けたように見える。
興津和紗:この子は、まだ負けてない。
興津和紗:勝手な印象だが。そう感じた。だから、そう思い込むことにした。
興津和紗:「まだやられてないよ。」
興津和紗:「佐倉井ちゃんは、生きてる。こっから、まだやり返せる。」
興津和紗:「自分をこうしたやつに、やり返してやりたいって、思わない?」
興津和紗:自分なりに、佐倉井さんの気力を強くする言葉を選んでいく。この子は、強い子だ。そう信じることにした。
佐倉井ほたる:「………ふ、ふふ」
佐倉井ほたる:「…もち、ろん。寝てるだけ、なんて。いや、ですね」わずかに口元が緩む。
佐倉井ほたる:「…すみ、ません。しぶに。はこんで、いただけます、か」
佐倉井ほたる:「…ははの…、あのひとを、とめに、いかなきゃ…」
興津和紗:「……ああ、止めに行こう。」
興津和紗:「よし、よく言った。じゃあ、お姉ちゃんはおぶってあげる。
佐倉井ほたる:「ふ、ふ。…おきつ、さん。かっこいいです、ね。まるで…、」
興津和紗:「お姫様みたい?」
佐倉井ほたる:くすりと、その言葉に笑みを浮かべて。
佐倉井ほたる:「ええ。…わたしのなかで、いちばん」「かっこういい、おひめさまです」
GM:---
GM:シーン終了。ロイスと購入が可能です。
佐倉井ほたる:ロイスを興津さんにとって、母親の感情を偏光します。
興津和紗:応急手当
興津和紗:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 10[8,10]+1[1]+1 → 12

興津和紗:あ
興津和紗:ボデマ買えたやん。
興津和紗:ほたるちゃんの治療に使います。
興津和紗:「痛かったらすぐに言ってね。ただ、腹の傷に水はよくないから喉が渇いても水は飲むなよ」
佐倉井ほたる:あ、ありがとうございます!
佐倉井ほたる:興津さんの介抱にありがたく感謝しつつ!
佐倉井ほたる:2d10+19
DoubleCross : (2D10+19) → 15[10,5]+19 → 34

佐倉井ほたる:全快したぜ!!!
興津和紗:流石お姫様の服だぜ
興津和紗:自画自賛
佐倉井ほたる:”おひめさま”/興津和紗/〇尊敬/不思議 で。どうして偶に口調が変わるのかふしぎ…
佐倉井ほたる:”母親”/櫻井天弦/〇期待/不快感を、→”敵”/櫻井天弦/食傷/使命感〇
佐倉井ほたる:で。止めないといけないよなぁー!!というアレです
佐倉井ほたる:ボデマ買います!
佐倉井ほたる:3dx+3=>12
DoubleCross : (3R10+3[10]>=12) → 8[1,4,8]+3 → 11 → 失敗

佐倉井ほたる:財産載せて買います。ボデマ装備!
佐倉井ほたる:以上でッ

ミドル2

GM:では情報収集に入る!
GM:シーンプレイヤーは佐倉井さん、他全員登場可能
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:64->68)
貴崎世怜:うぉりゃー!
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:62->63)
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:77->84)
虹咲奏:起源種ボーナス!
興津和紗:1d10+79
DoubleCross : (1D10+79) → 6[6]+79 → 85

興津和紗:85!!
興津和紗:85…
貴崎世怜:高い組、ちょいと心配
佐倉井ほたる:20近くも差が
GM:---
GM:ではまず佐倉井さんと虹咲さんの登場から
GM:佐倉井さんが病室で目を覚まし、虹咲さんと共に自分の体の現状を聞く、というシーンです。
虹咲奏:いえっさ
佐倉井ほたる:了解ですっ
GM:---
GM:UGN第一支部・病室
GM:---
GM:……。
GM:君は暗闇の中で、声を聞く。
GM:歌い上げるような、誘うような
GM:日本語ではない。それはこの世のあらゆる言語とも違う。
GM:「――――。」「――――。」
佐倉井ほたる:思考が纏まらない。まるで水の中で漂うように、するりと掌の中から零れ落ちる。
GM:しかし君にとっては、幾度聞き続けた声。
GM:それを櫻井一族の術士たちは『神』の声と呼んでいた。
GM:しかしその声は、今まで君が聞いてきた、どんな時よりも弱々しく、掠れている。
佐倉井ほたる:自然と、息が落ち着いていく。ほたるにとっては、いつでも聞こえていたもので。
佐倉井ほたる:そして今は、かつてのどんなときよりも遠い。
GM:「――……。…。」
GM:そして遠のき……消えていく。
佐倉井ほたる:消えていくにしたがって、息が荒れるのが分かる。
佐倉井ほたる:目が開くより前から、ずっと有ったものがなくなってしまうような。
GM:いつぶりかも分からない、声の無い静寂の中
GM:やがて、景色だけがぼんやりと浮かび上がってくる。
GM:病室の天井だ。
佐倉井ほたる:「--………ぅ、あ」ぜ、と何とか息を吐き出す。
佐倉井ほたる:「こ、こは…病室…?」
三芳孝一:「……よかった」
三芳孝一:「目を覚ましてくれたぞ」
虹咲奏:「…………佐倉井」少し掠れた声が響く。
GM:ベッドの側には、心配そうな三芳
GM:そして虹咲奏の姿がある。
佐倉井ほたる:何度か目をしばたたかせる。ごほ、と咳き込んで気道が開く感じがする。
佐倉井ほたる:「三芳、さんに…虹咲、支部長」
三芳孝一:「動いちゃいけない。まだ治りきってないんだ。安静に」
虹咲奏:「生きていて、良かった………すまない」
虹咲奏:「私がいながら、お前を守れなかった」
佐倉井ほたる:「……いえ」息を吸い込む。
佐倉井ほたる:「わたしも、即座に撤退するなり…途中で、強引にでも拘束を、解くべきでした」
佐倉井ほたる:「…むざむざと、手間を…」ごほ、と咳き込む。
佐倉井ほたる:「もうしわけ、ありません」
虹咲奏:「手間だなどと、思うものか」
虹咲奏:「私にとってはお前も一人の……未来ある、人間だ」
佐倉井ほたる:「…すみません」腕を、傷を見る。
GM:胸の抉られたような傷は
GM:包帯の下から、まだ血が滲んでいる。
GM:時計を見る。既に数時間は経っている。
GM:肉体の治癒に長けたエグザイル能力者として…それどころか他シンドロームの一般的な能力者として考えても
GM:傷の治りが、遅すぎる。
三芳孝一:「落ち着いて聞いて欲しい。ほたるちゃん」
佐倉井ほたる:「……ああ、能力のこと、でしょうか」
佐倉井ほたる:薄々――いや、明確に分かっている。
佐倉井ほたる:身体が重い。
佐倉井ほたる:普段なら、自身の支えとなっていたものが、今はないのだと痛感させられる。
三芳孝一:「自分の体の事だ、感覚的に分かるかもしれないが」
三芳孝一:「君のレネゲイド反応は現在、極めて弱まった状態にある」
三芳孝一:「それぞれのシンドロームの行使どころか」
三芳孝一:「ワーディングやリザレクトといったオーヴァードの基礎的な能力を発揮することさえ難しいだろう」
三芳孝一:「……恐らく、君の体内にあった”緋緋色金”が摘出されたことと関係がある」
佐倉井ほたる:「ほとんどわたしと一体化していた状態から抜き取られましたから。機能不全は、承知の上でしたが」
三芳孝一:「支部長や皆にも、ここまでは話しておいた」
佐倉井ほたる:「他にもある、ということでしょうか」
三芳孝一:「……いや、君の状態について私たちが把握できているのはそこまでで、後は」
三芳孝一:「彼の判断を待つのみだ、だが」
三芳孝一:「すまない、奏さん」
三芳孝一:「少しだけ、彼女と話す時間をくれないだろうか」
虹咲奏:「……席を、外した方がいいか」
三芳孝一:「いや、そのままでいい」
三芳孝一:「……貴方にも聞いておいて欲しい」
虹咲奏:「そうか。ならば、そうしよう」
三芳孝一:「ありがとう、支部長」
三芳孝一:ベッドの傍らの椅子に腰を下ろし
三芳孝一:佐倉井さんと向き合う
佐倉井ほたる:なんとか起こした身体で視線を合わせる。
佐倉井ほたる:その目と髪は、嘗ての赤と金属の煌めきを失っている。
三芳孝一:「俺は……君に」
三芳孝一:「あの時、言えなかった事を言わなくてはいけない」
三芳孝一:「ほたるちゃん」
佐倉井ほたる:「なんでしょうか、三芳さん」
三芳孝一:「……俺はこの四年間…君と別れてすぐの頃から」
三芳孝一:「ある人達に、力を貸すことを強制されていてね」
虹咲奏:目を伏せる。
佐倉井ほたる:口は挟まずに、じっと聞いている。
三芳孝一:「彼らの目的は『神』と繋がる事だった」
佐倉井ほたる:思わず。その言葉にぴくりと身体が反応する。
三芳孝一:「そして、古代のレネゲイドにそのヒントがあると考え、俺を選んだんだろう」
三芳孝一:「……多くのことを見てきた。あらゆるものを調べた」
三芳孝一:「確かに超常のレネゲイドビーイングたちはこの世に存在する」
三芳孝一:「時には人間の想像を超えた事さえ起こす」
佐倉井ほたる:「”神格”、”怪人”…でしたか。UGNの分類法では」一例を挙げる。
三芳孝一:「そう……ただ、それはどこまで行っても、単なる力としての識別(タグ)でしかない」
三芳孝一:「ほたるちゃん」
佐倉井ほたる:「はい」
三芳孝一:「この世界に神はいない」
三芳孝一:「絶対的な答えを保証してくれるものなんて、どこにもない」
佐倉井ほたる:すこし困ったように笑う。
三芳孝一:こちらは少しの笑みも浮かべない、真剣な表情だ。
三芳孝一:「俺は……あの時」
三芳孝一:「神の声が聞こえるという君に、それを言うことが出来なかった」
三芳孝一:「だが、ここで伝えなくてはいけないと思った」
佐倉井ほたる:「その言葉に、応える前に…神道の--いえ、わたしが思う神について。すこし、お話しましょう」
三芳孝一:「……聞かせて欲しい。君の言葉で」
佐倉井ほたる:「わたしにとっての、神さまは…答えをくれるような。人間を造り導くアブラハムの神とはちがいます」息を切らしながら。
佐倉井ほたる:「それは、たとえば…」ゆっくりと手を持ちあげる。
佐倉井ほたる:「この手に感じる、風であったり。窓から見える、太陽であったり…」
佐倉井ほたる:「”そこ”に、現前としてあるもの。わたしたちには、声も聞こえないし」
佐倉井ほたる:「何を考えているかさえ、全く分からないけれど…それでも、ずっと隣にいて」
佐倉井ほたる:「いなくなってしまったら」
佐倉井ほたる:「なにもかも、成り立たなくなる。この現世にある事柄そのもののこと。」
佐倉井ほたる:「わたしが聴く、神の声は…」
佐倉井ほたる:「すこしばかり、そうしたものより”近くて大きい”ものでしたけど」
佐倉井ほたる:「だから…かのかたがたは、導いてなんてくれないんです。自由気侭に振る舞うばかりで」
三芳孝一:「……君にとってつまり」
三芳孝一:「その『神』と呼ぶものたちは、『力』や『答え』ではなく」
三芳孝一:「『隣人』だと?」
佐倉井ほたる:「そこまで遠くはありません」
佐倉井ほたる:「空気のように、そこにあって当然のもの。――そうですね。”環境”でしょうか」
三芳孝一:「なら……」
三芳孝一:「君がもし、それらと交感することがなくなっても」
三芳孝一:「それは決して無くなりはしない」
三芳孝一:「『彼ら』はこれまでも、これからも、在るが儘として在り続けるだろう」
佐倉井ほたる:困った色が強くなる。
佐倉井ほたる:「そうですね、きっと……あのかたがたも、わたしの神も、きっとそう。幾重に千歳を重ねても」
三芳孝一:「……俺の居た場所、旧日本軍の実験施設は」
三芳孝一:「”アキツミカミ”と密接な関係があったのだろう。それが今になってよく分かる」
三芳孝一:「俺は……あんな者達の世界に君を、もう関わらせたくはない」
三芳孝一:胸に滲む血に目をやる。膝の上で掌に力がこもる。
虹咲奏:じっと、会話を聞いていた。ほたるに目をやる。
佐倉井ほたる:「三芳さんの好意は、とてもうれしいと思います」
三芳孝一:「好意じゃない」
佐倉井ほたる:「わたしにとっては、そう感じられました」苦笑しつつ。
三芳孝一:「これは最低限の責任だ。当たり前の事だ」
三芳孝一:「眼の前の子供が苦しみ、血を流していたら、痛ましいと思う。どうにかしなければと感じる」
三芳孝一:「人間は、そうなんだ。俺もそれを……見失いかけていた」
虹咲奏:目を細める。
佐倉井ほたる:「――その、当たり前のことが、どんなに在り難いことか」胸の傷に手を当てる。
佐倉井ほたる:「わたしも、今日で”思い出しました”」
佐倉井ほたる:「……血縁の責任であるとか、そういうことではなく。あのものを放置は出来ない」
佐倉井ほたる:「そしてなにより」
佐倉井ほたる:「この”わたし”が。それを許すなぞ絶対にありえない」
三芳孝一:「何故」
三芳孝一:「君に責任はない。もう何も関係はないんだ」
佐倉井ほたる:「あります」
佐倉井ほたる:「このわたしが、そこに責があると。果たすべきものがあると。そう認めた」目を閉じる。
佐倉井ほたる:「……ねえ、三芳さん」
佐倉井ほたる:眼を開く。窓から外を見る。
佐倉井ほたる:手を伸ばして、太陽を覆い隠す。
佐倉井ほたる:「わたし、失くしてから気付きました」
佐倉井ほたる:「こんなに…普通のひとにとって。世界って、狭いんだなって」器物使いとしての同化能力。オーヴァードとしての身体感覚。
佐倉井ほたる:失くして、初めてわかる。
佐倉井ほたる:なんて狭い。こうも、目の前のことしか見えない。
佐倉井ほたる:身体が重い。立ち上がることさえ酷く難しいだろう。
佐倉井ほたる:「わたしは」
佐倉井ほたる:「あの声を、もう一度聴きたい」
佐倉井ほたる:――能力を奪われる。半生に等しい結果を、投げ渡すように押し付けられてきたものを、強引に奪い去られる。
佐倉井ほたる:畢竟。佐倉井ほたるにとって、それは我慢が出来る。
佐倉井ほたる:でも。ずっとずっと。生まれてから--もしかすれば、その前から寄り添ったものを奪われることだけは。
佐倉井ほたる:絶対に、赦せない。
佐倉井ほたる:「……わたしは、思ったよりも。意地が汚いようです」
三芳孝一:その言葉を聞いて、驚いたように目を見開き、
三芳孝一:その後、今度はこちらが困ったように笑う
三芳孝一:「それが君の戦う理由……怒りでも、欲望でもない」
三芳孝一:「慣れ親しんだ物を、君にとっての繋がりを取り戻す。か」
虹咲奏:「…………」
三芳孝一:「……すまない、支部長。長くなってしまった」
三芳孝一:「俺から言えることは、もう何もない。今度こそ」
佐倉井ほたる:「こちらこそ。おもわず熱くなってしまいました」お恥ずかしい、と一礼。
虹咲奏:「……決まったようだな」
三芳孝一:「ああ」
三芳孝一:「後は貴方の判断に任せる」
佐倉井ほたる:「ありがとう、三芳さん。わたしは、もうこれで。」
虹咲奏:「佐倉井」
佐倉井ほたる:「はい」視線を合わせる。
虹咲奏:「今、お前には取り戻したいものがある」
佐倉井ほたる:「はい、支部長。ええ――迷いは有りません」
佐倉井ほたる:そこに、もう赤色は無いが。無色で透明に、沸き立つなにかがある。
虹咲奏:「そして――まだ、手遅れでは……取り返しがつかないものでは、ない」
虹咲奏:「いや。奪い返せるか、否かの判断は後回しだ」
虹咲奏:「お前はそれを望む。そうだな」
佐倉井ほたる:「もちろん。それこそ、独りであろうとも」
佐倉井ほたる:「ええ。取り戻します」
虹咲奏:「ならば、決まりだ」
虹咲奏:「これより、佐倉井ほたるより摘出された『緋々色金』の奪還」
虹咲奏:「また、アキツミカミセルが何をしようとしているのか」
虹咲奏:「その目的は、恐らくこの街にとって脅威となる。その憂いを取り除くためにも――」
虹咲奏:「我々は、『アキツミカミ』の調査。そして、必要があるならば」
虹咲奏:「これと交戦する」
虹咲奏:「以上が第一地区支部長、”プロフェット・エイト”。虹咲奏の決定だ」
佐倉井ほたる:「はい。”しゃるらっはろーと”、佐倉井ほたる。任務了解いたしました」
虹咲奏:「佐倉井。私たちがお前を支える」
虹咲奏:「だから、思うままにやるといい」
佐倉井ほたる:「ありがとうございます、虹咲支部長。――おもいっきり、いかせていただきますね?」風に吹かれる花のように笑う。
三芳孝一:「了解だ、奏さん。バックアップは任せておいてくれ、それと」
三芳孝一:「……外の2人にも、改めて挨拶が必要かな」
三芳孝一:と、扉の外を指し示す
佐倉井ほたる:「えっ」
虹咲奏:「……ああ」
GM:君たちが部屋を出ると
GM:廊下の壁にもたれて、貴崎と興津が立っている。
虹咲奏:「興津和紗。貴崎世怜だ」
貴崎世怜:軽く手を挙げる。帽子を深めに被っているので表情は見えにくい
興津和紗:「よ。」
興津和紗:こっちも手を挙げる
興津和紗:ほたるちゃんの腹の傷に目をやってから、瞳に視線を移す。
佐倉井ほたる:「…ええ、さっきぶりです。先程はありがとうございました」ぺこり。
佐倉井ほたる:少しぷるぷる震えている。…目の前の二人にだけ聞かせるつもりで喋っていたからだ。
佐倉井ほたる:しかしその瞳に揺れるものはない。高温の焔で焼いたように煌めいている。
興津和紗:「元気そうで何より。さ、復讐(ヴァンデッタ)といこうぜ」
佐倉井ほたる:「興津さん。これからどうかよろしくお願いします。」
興津和紗:「おう、こっちこそ。」
貴崎世怜:「無事……ってわけでもなさそうだけど」
佐倉井ほたる:「世怜さん、また、会いましたね」すこし苦笑ぎみに。
貴崎世怜:言いたいことはいくつもあったが、あの覚悟を聞いてしまうと、もう何も言えない。
貴崎世怜:「……とにかく、ほたるちゃんが生きていてよかった」
興津和紗:「ところでさ虹咲さん、私の槍知らない?回収してくれたりした?」
虹咲奏:「あの後、支部のスタッフに連絡はした。回収作業については……」
GM:支部員達が騒ぐ声が、廊下の向こうから聞こえてくる。
GM:「あ!おい!なんだ!?」「待て!この!」
GM:君たちが視線を向けると……。
興津和紗:「おいおい、いきなり敵襲か!?」
寒骨白:『うおおおおお!!』
寒骨白:ぴょいんっぴょいんっ
寒骨白:石突で器用に跳ねて、向かってくる!
興津和紗:「ぶはっ」
虹咲奏:絶句している。
貴崎世怜:「ええ……」
佐倉井ほたる:「すごい」目をまるくしている。
寒骨白:『主~~~~~~~っ!!』
寒骨白:ぴょいん!!
寒骨白:興津さんに飛びつく(?)!
興津和紗:「ぶはははははははははっっじゃねえ、おほほほほほほほほ!」
興津和紗:「お前、そんなことまで出来たのかよ」
寒骨白:『無茶をしたのだ!!』
寒骨白:『うう……よかった……ともかく主が無事でよかった……』
寒骨白:『吾は、吾はどうなることかと』
寒骨白:『お――――んおんおんおん!!』
興津和紗:「こっから、どうなるかはわからねえけどな。」
寒骨白:『よいのだ!今はよい!』
寒骨白:『主よ!もう吾を手放すなよ!ぐすっ』
興津和紗:両手の指でも回り切らないほど太い槍を
興津和紗:ぎゅっと両の腕で抱きしめる
興津和紗:「ああ、こっからのやばい橋はお前と一緒だ」
興津和紗:「頼むぜ、相棒」
寒骨白:『……主~~~~~~!!』
寒骨白:『無論、無論であるとも!我が主!』
寒骨白:キュイイイイインッ
寒骨白:抱き抱えられたままイルカの鳴き声が如く高速振動している
興津和紗:「わははは、やめろ、くすぐった…やめろ…揺れる!!胸が揺れる!やめろ!!」
GM:---
GM:ではシーンは切らず、そのまま情報収集に行きましょう。
佐倉井ほたる:はいっ
貴崎世怜:おういえ!
興津和紗:おらっ
虹咲奏:OK!
GM:項目はこちら!
GM
【『アキツミカミセル』について】
情報:裏社会/UGN
難易度:5

【『龍髄』について】
情報:噂話/知識:レネゲイド
難易度:7

【『網代千之助』について】
情報:噂話/UGN
難易度:11

GM:それぞれレッツトライ!
興津和紗:はわわ
貴崎世怜:アキツミカミ、有名すぎる
GM:UGN的にはもう倒した相手だからね!
虹咲奏:コネと技能はUGN
虹咲奏:だいす3までです
興津和紗:えーっと
興津和紗:UGNと裏社会で8dx+1でいけます。
興津和紗:それ以外は8dxでいけます。
佐倉井ほたる:UGN噂話なら技能アリで、+能力訓練でどれも+1はできます
貴崎世怜:噂話、UGN、裏社会でコネと技能付きでいけます
虹咲奏:アキツミカミ行きましょうか私は…
虹咲奏:雑魚なので……
興津和紗:たのみやす
佐倉井ほたる:なら龍髄かなあ。お願いします
貴崎世怜:おねがいします
虹咲奏:では振ります
虹咲奏:UGNコネ使用。
虹咲奏:3dx+1>=5
DoubleCross : (3R10+1[10]>=5) → 10[2,8,10]+9[9]+1 → 20 → 成功

興津和紗:天才じゃん
虹咲奏:おかしいでしょ
貴崎世怜:ブンブン
佐倉井ほたる:強い
佐倉井ほたる:龍髄に行かせて頂きたく!噂話で、能力訓練社会起動。
佐倉井ほたる:3dx+2=>7
DoubleCross : (3R10+2[10]>=7) → 10[2,4,10]+9[9]+2 → 21 → 成功

佐倉井ほたる:どうしたお前!?
虹咲奏:つよ…
貴崎世怜:気合がすごい
興津和紗:じゃあ、【『網代千之助』について】
興津和紗:壁に耳あり仕様
興津和紗:DBのこと忘れてて9dx+1でいけた
興津和紗:9dx+1
DoubleCross : (9R10+1[10]) → 10[1,2,3,4,5,6,8,9,10]+9[9]+1 → 20

興津和紗:天才丸が多い
虹咲奏:やべえな…?
佐倉井ほたる:ヤベー
貴崎世怜:全員気合が違う
GM:ワーオ
GM:ではとんでもない気合で全員突破!
GM:情報を開示しましょう
GM:【『アキツミカミセル』について】
GM:四年前の『崩落戦』以前にこの街で活動していたFHセル。
GM:拠点となっていたのは主にこの第一地区。
GM:『崩落戦』での衝突以後は勢力は衰え、殆どの構成員が市内各地で地下に潜ったとされている。
GM:当時主要となっていたリーダー格のオーヴァードは2人、
GM:『櫻井天弦』そして、『貴崎蓋世』。
GM:それぞれが古い血筋のオーヴァードであり、セル構成員の大部分も
GM:彼らに繋がる家系の者だったとされている。
GM:---
GM:【『龍髄』について】
GM:古くから、様々な国内のコミュニティで存在を噂されるレネゲイドアイテム。
GM:その起源は古く、江戸時代以前から文献でも名前が見られる。
GM:しかし知名度に比して詳細は不明であり、使ったものにより強いレネゲイドの力を与えるという以外は、形状や使用法等も謎に包まれている。
GM:近年、『龍髄』についての噂が最後に囁かれたのはこのN市での事。
GM:何者かがそれを使用し、死傷者多数の大事故を起こしたとされているが、この詳細もまた不明である。
GM:---
GM:【『網代千之助』について】
GM:調べによって、元第二支部の支部長補佐であることが分かった。
GM:数年前にUGNを抜け、独自の活動を行っているらしい。
GM:---
GM:第一支部・ブリーフィングルーム
GM:---
GM:君たちはそれぞれに情報を集め、持ち寄る事となる。
虹咲奏:大きなバインダーを机に置く。
虹咲奏:「……古い情報だが。『アキツミカミ』について現段階で分かっていることだ」
佐倉井ほたる:かつてなら、器物使いとしての同化による検索で一挙に終わらせるのだが。
佐倉井ほたる:支部に有った資料をプリントアウトしたものを並べる。
佐倉井ほたる:「偶々とはいえ、記述がある古文書の写真コピーがあったりしたのは助かりました」と、此方も情報を共有。
興津和紗:腕を組んで椅子に座っている。
興津和紗:そこに金色の髪の毛が舞ってくる
貴崎世怜:机に手を置いて座る
虹咲奏:「元々第一地区で活動し……崩落戦後は地下に潜ったそうだが」
虹咲奏:「……気になる名前があった」
虹咲奏:「当時のリーダー格の名は」
虹咲奏:「『櫻井天弦』……そして、『貴崎蓋世』だ」指で示す。
佐倉井ほたる:「母は…分かりましたが。貴崎?」
寒骨白:『主!主!!』
寒骨白:『そこの女の名だぞこれは!!』
寒骨白:『やはり敵の密偵か…?』
興津和紗:「今、虹咲さんが話してるからな、静かにな」
興津和紗:人差し指を立ててしーってやる
寒骨白:『ぬぅううん……』
寒骨白:キュィ…
興津和紗:(でも支部長たちと同じところに気付いたのはえらいぞ)小声で言いながら、柄を撫でる
興津和紗:褒めて伸ばす
虹咲奏:「貴崎。私は君の個人的な事情にはこれまで立ち入らないようにしていた」
虹咲奏:「……だが、その必要がここに来て出て来た、と言えるだろう」
虹咲奏:「知っている範囲で構わない。君の家について、聞かせてくれ」
貴崎世怜:少し目を伏せる。
興津和紗:貴崎さんの方を見る
興津和紗:「あー、言いづらいことだったら、無理しなくてもいいんだよ?」
佐倉井ほたる:「そうですね。席を外した方がいいなら、そういたしますし」
佐倉井ほたる:ちょっと心配そうに見ている。
貴崎世怜:「……」目を閉じ、深く息を吸って、吐く。
貴崎世怜:「わたしの家が何をしようとしていたのか」
貴崎世怜:「何を成そうとしていたのかは、詳しいトコまではわかんないっす」ぽつぽつと話し始める
貴崎世怜:「幸か不幸か、わたしは期待されてなかったみたいっすからね。」
貴崎世怜:「そういうの、あんま聞かされてなかったんすよ」
虹咲奏:『期待されてなかった』という言葉に、少しだけ、息を吐く。
興津和紗:「蓋世って名前に、心当たりは?」
GM:名前自体に覚えはあります
GM:君の曽祖父。一族の長とされていた老人だ。
興津和紗:爺じゃん
GM:最も、君にとっては数度屋敷で顔を見かけた間柄でしかない。
貴崎世怜:「……一応、間柄はひいおじいちゃん、になるのかな」
佐倉井ほたる:「随分と高齢…でもオーヴァードならおかしくはありませんか」ふむ、と。
興津和紗:「ひいじいちゃんかー……」
興津和紗:自分にはひいじいちゃんはいないけど、じいちゃんはいる。自分がじいちゃんに槍を向ける姿を想像する。
興津和紗:「期待されてなかった、っていうのと。自分が情を持つのは別だよね。」
興津和紗:「やりづらくはない?」
貴崎世怜:「碌でもないことをする家の長っすよ。一番碌でもないって言ってもおかしくない」吐き捨てるように
興津和紗:「ごめん、余計なこと言った。」
貴崎世怜:「……いや、いいんす」
虹咲奏:「………」
虹咲奏:(なぜ、こうも)(似たものがひとところに集うのか)
興津和紗:「ああ、苗字っていえばさ。虹咲さん?あー、支部長の方がいい、です?」
虹咲奏:「どちらでも構わない。……なんだ?」
興津和紗:「私だけ同じ苗字の関係者がいないってのが、逆に寂しくなってきた頃合いなんだけど。」
興津和紗:「虹咲聖って親戚だったりする?」
虹咲奏:「父親だ」
虹咲奏:「前第一地区支部長でもある」
興津和紗:「わお。」
佐倉井ほたる:「…ええと、そちらの方が何か関係が?」
興津和紗:「そいつ、『櫻井天弦』と組んだみたいだぜ」
佐倉井ほたる:ぴくりと頬が動く。
虹咲奏:「……あの男が、櫻井天弦と?」
GM:……虹咲聖とは現在連絡が取れない。
GM:立場を考えれば、連れ去られた、と解釈する方が理屈は通るが
GM:興津さんと貴崎さんには、確かに向こうへと足を進めたように見えた。
興津和紗:「あんたらに助けてもらう直前に、『櫻井天弦』と虹咲聖が喋ってるのみたんだ。」
貴崎世怜:「和紗ちゃんの言ったとおり、あの二人は何か共通のものを追っかけてるみたいで」
GM:2人の話題に上っていた言葉、『巴の要』。
GM:その意味は、まだ君たちには分からない。
興津和紗:「いや、でもあれか。前支部長ってんなら」
興津和紗:「そんな危ないヤツらと組むような真似はしな………」
虹咲奏:「いや。あっても驚くべきことではないな。少なくとも、私にとっては」
興津和紗:「するの?」
虹咲奏:「するだろうな」
寒骨白:『一体どういう男なのだ』
寒骨白:『……と言っても吾の声は聞こえぬか』
興津和紗:「一体どういう男なのだって、うちの槍が気にしてるんだけど。」
虹咲奏:「一言で言えば、碌でもない男だ」先ほどの世怜さんの言葉を借りる。
虹咲奏:「因習に縛られ、碌でもない実験を繰り返していた」
虹咲奏:「……そういう意味では、似たものと言えるだろう。アキツミカミのものと、な」
興津和紗:「………そうなんだ。」
虹咲奏:「……UGNでもそれを知っているものは少ない」
虹咲奏:「私も、当事者だから知っているだけだ」
虹咲奏:淡々と言葉を紡ぎ、紅茶を一口含む。
興津和紗:「なんか、ごめん。」
虹咲奏:「謝罪を要することではない。……気を遣わせてしまったか」
興津和紗:「………」
興津和紗:気軽に振れてはいけない部分に触れてしまった気がする。けど、なんか、なんか、ムカつく。
興津和紗:私も親がうざったいと思う時はある、けど、その時にだって、世怜さんや虹咲さんのように、あんなどうでもいいものむけるような言葉は吐かない
興津和紗:親に怒鳴られることもある。けど、その時だって、佐倉井ちゃんのようにひどく扱われることはない。なんか、ムカつくんだ。
佐倉井ほたる:「そうした意味では」
佐倉井ほたる:「彼らの間で共有出来る目的や手段がある、ということでしょうか」あまり個人的な話に踏み込み過ぎるのも。
貴崎世怜:「『巴の要』とも言ってたっすね」
虹咲奏:「『巴の要』……」
虹咲奏:多分聞き覚えはないはず。
佐倉井ほたる:「巴の要…巴、ですか」3の数字に関わること。そしてここに、因習にまつわる3名がいる。
貴崎世怜:「それが何なのかはわからないけど、血脈が三つ揃ってなにかを成そうとしている」
佐倉井ほたる:「愛と平和を世界に満たしてくださるというのならどうぞ存分に、と言ってあげたのですが」
貴崎世怜:「……絶対に碌でもないっすね」
虹咲奏:「……しかし、妙だな」
虹咲奏:「ここに3人。『アキツミカミ』の血縁の者が集まっている。」
虹咲奏:父を、アキツミカミに連ねることに躊躇いはない。状況が示しているのはそういうことだ。
虹咲奏:「これは、偶然か?」
GM:そして、貴崎の血筋である君に声をかけ
GM:虹咲聖に近づかせ
GM:櫻井天弦に気を付けろと告げた男がいる。
貴崎世怜:「……そっか」
貴崎世怜:「そっかそっか、そういうことか……!」
佐倉井ほたる:「なにか気付かれたので…?」
GM:依頼主への守秘義務として、君はその名前を口には出せないかもしれない。
GM:が、もうひとり、彼を知り
GM:雇われたわけでは全く無いものも……この場にいる。
興津和紗:世怜さんに目を向ける
貴崎世怜:苦い顔で口をつぐむ。
興津和紗:「偶然だったら、よかったなって思うよ。」
興津和紗:「網代千之助。元第二支部長補佐」
興津和紗:「今は、なんとかっつー骨董屋の主人か。屋号は忘れちまった。」
興津和紗:「少なくとも、世怜さんをあんたらに近づくように差し向けたのは、あいつだ。」
興津和紗:「世怜さんに、虹咲聖の尾行をさせて、櫻井天弦との接触を目撃させた。」
GM:網代千之助……虹咲さんには聞き覚えの無い名前だ
GM:恐らく偽名だろう。
GM:~~~~♪♪
GM:貴崎さんの懐の携帯が鳴る。
貴崎世怜:取り出して机の上に置きます
貴崎世怜:どなたの番号でしょう
GM:着信の主は、今まさに話題に上がった網代その人だ。
貴崎世怜:スピーカーにして出ます
貴崎世怜:「もしもし、貴崎っすけど」
貴崎世怜:努めて普段通りの声色で話す
網代千之助:『や~どもども、アタシです。網代です』
網代千之助:『そろそろアタシのお話が出てくる頃かと思いましてね』
貴崎世怜:「はぁ……。さっきから手のひらの上で転がされる気分っすよ」
網代千之助:『人聞きの悪い事おっしゃいますねえ。こいつは日頃の聞き耳の賜物ってもんです』
網代千之助:『さて……あー』
網代千之助:『そこに皆さんいらっしゃいます?』
虹咲奏:「………虹咲だ」
虹咲奏:恐らくは、見透かされている。
虹咲奏:ならば隠す必要はない。
佐倉井ほたる:「……佐倉井です」櫻井とは名乗らない。
網代千之助:『おお、第一支部長サンに、櫻井サンとこの。それぞれお初に。網代です』
貴崎世怜:「勢揃いっすね、網代さんの企み通り」
興津和紗:「おい、てめーは私の敵か、味方か?」
興津和紗:「呉越同舟とか抜かしやがったがよ。こんな言葉、同じ船に乗り合ったら殺し合うの常だから、残ったみたいなもんなんだぜ。」
網代千之助:『おっかねえ人だねえ……お姫様じゃなかったんで?』
網代千之助:『興津サン、そこにいるってえ事は、黒川梓についちゃUGNに任せなかったんですかい』
網代千之助:『アキツミカミの連中のせいで物騒な目に会ったって聞いてますがね』
興津和紗:「黙ってろ。質問に応えな、それかさっさと要件だけどすませやがれ。」
網代千之助:『あいさ。まあ用件っても』
網代千之助:『そいつはこれから皆さんに判断してもらうことで』
網代千之助:『”緋緋色金”が向こうに渡ったって事は、状況がまた大きく変わっちまった』
網代千之助:『こうなっちゃあ仕方がねえ。洗いざらいお話しましょう』
佐倉井ほたる:話し縦横に動かして答えず、最新の状況も把握している。…確かに、信用するのは難しい手合いだ。
貴崎世怜:「……"緋緋色金"、"龍髄"、"巴の要"」ぼそっとつぶやく
貴崎世怜:「網代さん。あとは、"獣"とか、入ったりするんすかね」
網代千之助:『いいご質問で……そいつもお答えしましょ。貴崎サン』
網代千之助:『アタシの知ってる範囲でね』
網代千之助:『ウチの店までご足労願えますかい?また美味い茶を用意してますよ』
虹咲奏:「……そうだな」
虹咲奏:「人に聞かれてもまずい。直接聞いた方が確実だろう」
虹咲奏:「それに、対面であれば嘘も吐けまい」
貴崎世怜:「……店、ちゃんと片付けといてほしいっすね。雰囲気は好きっすけども」電話に向けて
興津和紗:ギリ、と歯ぎしりをする。
興津和紗:最悪の想像をしている。ヤツらが攫った黒川梓が、ヤツらが捜していた『巴の要』だったら。
興津和紗:ヤツらは。自分の子供だろうがなんだろうが、容赦しない。佐倉井ちゃんの姿で、それを思い知った。
興津和紗:もし、梓が同じように…
寒骨白:『主、呼吸が乱れている』
寒骨白:『まずは落ち着け』
興津和紗:想像を止める。目を瞑り、深く呼吸をする。
興津和紗:「そうだな、悪い。いや、ごめんあそばせ」
寒骨白:『それでいい。汝は飛将。黒川梓の命も必ず救える』
寒骨白:『……ここには新たな友もいる。心配はない』
佐倉井ほたる:その様子を少し心配そうに見つめつつ。
佐倉井ほたる:そっと興津さんの手を取って、そっと包むように握る。
興津和紗:「……ありがと。怖い顔してたかな、私?」
佐倉井ほたる:「すこし、追い詰められた顔でした。今は、大丈夫そうですね」苦笑い。
興津和紗:手を握られた瞬間は、思わず握りつぶすぐらい強く握り返してしまった
興津和紗:けど、今は卵を握るように、優しく力を込めている
佐倉井ほたる:遥かに強度は落ちた身体では、一瞬痛みが走り。でも、その後にすぐ力が整えられた。
佐倉井ほたる:「…興津さんは、優しい方ですね」
興津和紗:「ふふ、お姫様だからね。」
興津和紗:けど、違うんだ。
興津和紗:(本当のお姫様を、あいつらは…!)
佐倉井ほたる:「大丈夫です」
興津和紗:「え?」
佐倉井ほたる:「…きっと、なんとかなるんです。信じて行えば、即ちその通りになるものです」
興津和紗:「私の声、聞こえてたかな?」
佐倉井ほたる:「さあ、どうでしょう?前ならともかく、今は」くすり。
興津和紗:「くくっ、佐倉井ちゃんもなかなかお姫様だねえっ!」
佐倉井ほたる:「褒められました」ちょっと嬉しそう。
興津和紗:手を握ったまま、もう片方の手で佐倉井さんの頭をわしゃわしゃします
貴崎世怜:「……まだ、間に合うっすよ」
虹咲奏:「ああ。まだ間に合う」
虹咲奏:「まだ、終わり方を我々は選択できる」
興津和紗:「ああ、そうだ。お姫様の関わったお話は、ハッピーエンドだって相場決まってるんだ。」
網代千之助:『いい気風だ。話はまとまりましたかね』
貴崎世怜:「"緋緋色金"を取り戻す。"アキツミカミ"の好きな通りにはさせない。それで、和紗ちゃんの友達を連れて帰る」
興津和紗:「だから、網代、うまい茶ぁ用意して待ってろ。ついで首も洗っとけ。」
網代千之助:『お嬢さんたちに取られて恥ずかしくねえ首に仕立てときますよ。そいじゃまた後で』
網代千之助:電話は切れる。
GM:---
GM:シーン終了。ロイスと購入が可能です
佐倉井ほたる:ロイスは…どうしようかな…。三芳さんに取りたさある…でももう最後の枠…うう
虹咲奏:んー、ロイスはまだ取っておこう。
虹咲奏:もうちょっと話したいしね。
貴崎世怜:支部長に取りたかった気持ちを込めつつファッキン貴崎ジジイぶん殴りように取っとこう
GM:---
興津和紗:皆と話して少し落ち着いた
興津和紗:梓は、助かる。助けるために私がいる。
興津和紗:みんなが、いてくれる。
興津和紗:そう信じることにした。
興津和紗:「ねえ、佐倉井ちゃん」
佐倉井ほたる:「はい?なにかありましたか、興津さん?」こてりと首を傾げて。
興津和紗:「おなかは、大丈夫?」
佐倉井ほたる:「ええ、大分よくなりました。…傷より、失くしたものと感覚を合わせる方が大変そうです」
佐倉井ほたる:傷を撫でる。目はものの像を写すだけで。耳は音を拾うだけ。鼻は匂いを伝えるだけだ。
興津和紗:疑問があった。佐倉井ちゃんが倒れている姿を見た時からずっと気になっていた。
興津和紗:けど、気が落ち着くまで、それを言葉にすることが出来なかった。
興津和紗:「あのさ。」
佐倉井ほたる:「?」
興津和紗:「それやったの。佐倉井ちゃんの、お母さんなんだよね。」
佐倉井ほたる:「ええ。血縁上母にあたります。…戸籍は…今一体どうなってるのかな…?」
興津和紗:「ああ、そこはどうでもいいんだ。問題は、佐倉井ちゃんがあの人をお母さんって思ってるかどうかってことでさ。」
佐倉井ほたる:「んー……」
興津和紗:「どう思ってるか、聞いてもいい?」
佐倉井ほたる:「すみません。わたし、普通のひとがいう家族って、よくわからないんです」
佐倉井ほたる:「物心ついたときには、ずっとマヨヒガの神様のもとにいたから。母も父も…他にいるかもしれない兄弟姉妹も」
佐倉井ほたる:「会ったのは、母が数度だけで。だから…ちょっと。感覚が分からなくて…」ごめんなさい、と。
興津和紗:「あー。」
興津和紗:マジか。って思ってる。
興津和紗:「そっか。じゃあ、お母さんも、同じような感じなのかな。」
佐倉井ほたる:「まあ、お前はただの器だって言ってましたし。使える道具が偶々自分の腹から出てきた、という感じなのでは」
佐倉井ほたる:「こういうとこ、血縁なのでしょうねえ」くすり。
興津和紗:「そっか。」
興津和紗:聞きたくない言葉を、言わせたくない言葉を、年下の女の子に吐かせていることに罪悪感を覚える。
興津和紗:「私さ。」
佐倉井ほたる:「ああ、気にされないで…っあ、はい」
興津和紗:「佐倉井ちゃんが、なんで死んでなかったのか疑問だったんだ。」
興津和紗:「最初は、親子の情みたいなものがあるから、殺すことはできなかったんだと思った。」
興津和紗:「けど、どうにもほたるちゃんのお母さんはそう言う人じゃないっぽい」
佐倉井ほたる:「ですねえ」苦笑。もう、それはしょうがないこと、自然環境のようなものとして受け入れていた。
佐倉井ほたる:「……ああ。確かに。あそこまで反抗したなら、そのまま処理するか持ち帰って何かに使いますよねえ」
興津和紗:「うん、ヒヒイロカネ?を取り出したなら、用済みになった…佐倉井ちゃんは殺した方がいい。」
興津和紗:「だって、殺してないから、こうして私たちはヒヒイロカネを取り戻そうと動いてる。」
佐倉井ほたる:「ですね。わたし自身、元々の入れ物だったことや知識面でも、殺さない理由が無い」
興津和紗:「だけど。殺さなかった。殺せなかった。」
佐倉井ほたる:「ふむ。そうしない理由があった?」
興津和紗:「うん。」
興津和紗:「そのことには、きっと何か目的があるし、理由がある。」
佐倉井ほたる:「確かに。興津さんはすごい頭がいいのですね」純粋な尊敬の瞳。
興津和紗:「やめて、全然的外れなこと言ってた時に恥ずかしくなるからそういうのやめて」
佐倉井ほたる:「ああ、その時はわたしも一緒なので。そのときは一緒に恥をかきましょう」くすっと笑う。
興津和紗:「まあ、あれだ。だから、そいつも探ろうぜ」
興津和紗:「うまくいけば、ヒヒイロカネを取り戻す方法がわかるかもしれない。」
興津和紗:「ダメでも、私と佐倉井ちゃんが一緒に恥ずかしくなるだけだ」
興津和紗:くひひと笑う
佐倉井ほたる:併せてくふりと笑う。
佐倉井ほたる:「うーん、そこは元々わたしのですし、えいやって戻らないですかねえ」
興津和紗:「そうなったら、楽なんだけどねえ。」
興津和紗:「ああ、それとさ。佐倉井ちゃん」
佐倉井ほたる:「はい?」
興津和紗:「ほたるちゃん、って」
興津和紗:「呼んでもいい?」
興津和紗:「そう呼びたくなったんだ」
佐倉井ほたる:ふっと。微笑みが大きい笑みに代わって。
佐倉井ほたる:「もちろん。大歓迎ですよ!あ、ならわたしもお名前でお呼びしても?」
興津和紗:「いいよ。『姫』でもよしっ」
佐倉井ほたる:「ふふ、じゃあ和紗姫。どうかよろしくっ」手を改めて伸ばす。
興津和紗:その手を握る。今度は痛くしないように、優しく
GM:---
GM:購入、ロイスどうぞ!
興津和紗:購入
興津和紗:ボデマ!
興津和紗:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 7[3,5,7]+1 → 8

興津和紗:残念太郎
虹咲奏:着ぐるみを狙う。
虹咲奏:1dx+1>=14
DoubleCross : (1R10+1[10]>=14) → 1[1]+1 → 2 → ファンブル

虹咲奏:せやな。
佐倉井ほたる:うーむ、着ぐるみあたりにチャレンジだけするかそれともボデマ3個目狙うか
佐倉井ほたる:3dx+3=>14
DoubleCross : (3R10+3[10]>=14) → 8[2,2,8]+3 → 11 → 失敗

佐倉井ほたる:ウゲーッ畜生!失敗!以上
貴崎世怜:ボデマ!
貴崎世怜:2dx+2=>12
DoubleCross : (2R10+2[10]>=12) → 10[1,10]+10[10]+2[2]+2 → 24 → 成功

貴崎世怜:ブンブンしてる
興津和紗:つよない?
佐倉井ほたる:つっよ
貴崎世怜:情報収集振ってなかった分がここに来て……

ミドル3

GM:よっしゃあ!それでは参りましょう!
GM:情報収集を終え、ミドルのイベント!
GM:シーンプレイヤーは貴崎さん!他全員登場可能!
貴崎世怜:イベイベ!
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:63->69)
佐倉井ほたる:でるぞー
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:68->72)
興津和紗:1d10+86
DoubleCross : (1D10+86) → 4[4]+86 → 90

興津和紗:ちぇいさ
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:84->94)
虹咲奏:うお
佐倉井ほたる:ひええ
貴崎世怜:あわわ
GM:アワワ
虹咲奏:このシーンがっつりやって休もう…
GM:---
GM:N市第一地区・骨董品『あじろ屋』
GM:---
GM:地区のシンボルである時計塔公園のほど近く。
GM:ひっそりとした裏通りにその店は建っている。
GM:店の中に入ると、怪しげな香の匂いに紛れて、微かに埃っぽい匂いがする。
網代千之助:「お待ちしてましたよ。ささ、奥へずずいと」
網代千之助:蓬髪に玉飾りをくくった男が、奥座敷に手招きする。
虹咲奏:香の匂いがあるので《猟犬の鼻》を使いつつ、先へ進もう
貴崎世怜:店の物にできるだけ触らないように奥へ入っていく。
興津和紗:慣れたようにずいずいと入っていく
佐倉井ほたる:周囲をちらと見渡す。…ずいぶんと物が多い。かつて暮らした倉にだって種類と幅では劣らぬだろうか。
佐倉井ほたる:(…ちょっと触れたかったですね。そういう意味では残念)そう想いつつ此方も従って入ろう。
GM:奥座敷に通された君たちの前に、煎茶が並ぶ。
網代千之助:「さて……」
網代千之助:腕を開いて、居住まいを糺す。
網代千之助:「まずはご挨拶と致しましょうかね」
網代千之助:「虹咲の坊っちゃん、いや虹咲支部長」
虹咲奏:「……」目を細める。
網代千之助:「挨拶にも上がれんで申し訳ない。今は網代って名乗らせていただいてます」
網代千之助:「第一地区に目を光らせておけってえのは、辻さんの遺言みてえなもんでね」
網代千之助:辻――前任の第二支部長の名前だ。
虹咲奏:「……そうか。前第二支部長は賢明だったな」
網代千之助:「大事な人との約束ってえのは、軽々しく口に出すもんでもない」
網代千之助:「ご理解いただけると幸いってもんで」
佐倉井ほたる:「それはそうでしょうが、信用を得たいならそれなりの振舞いもある、と思いますけれど」
佐倉井ほたる:偽名で通すつもりなのかとちょっとツッコミつつ聴いている。
網代千之助:「そいつを言われちゃ辛いねえ。しっかりしたお嬢ちゃんだ」

興津和紗:「虹咲さん、こいつと面識あるんだっけ?」
虹咲奏:「いや、初対面だ」
興津和紗:「ふうん」
虹咲奏:《七色の直感》。目の前の男がどこまで本当のことを言っているか。誠意など、を読み取ろうとする。
GM:では虹咲さんには感じ取れます
GM:眼の前の男は落ち着いている。嘘を付く時に表情に現れるような緊張はない。
GM:ただ僅かに、『焦燥』の気配が読み取れる。
虹咲奏:「嘘を吐いている気配はないが」
虹咲奏:「焦っているな?主人」
虹咲奏:「状況は相当逼迫していると見える」
虹咲奏:「だからこそ、こうして我々を集めたのだろう」
網代千之助:「……お察しいただけりゃあ話が早い」
網代千之助:「おっしゃる通りアタシのつまんねえ身の上話なんざ、してる時間は無いもんで」
網代千之助:「本題、入らせていただきましょう」
虹咲奏:「……話を聞くぞ。今必要な情報はこの男についてではない」「事態についてだ」
虹咲奏:坐禅の姿勢。ひと口、煎茶を飲み、置く。
興津和紗:「わかったよ。一応、同じ船に乗るって言っちまったんだ。ここは信じてやる」
貴崎世怜:「何かが揃おうとしているのか、既に揃ってしまったのか。……って感じっすかね」
佐倉井ほたる:ずず、と茶を啜りつつ聴く姿勢。
網代千之助:とん、と、背中側から
網代千之助:子供の腰周りほどもある巻物を取り出す。
網代千之助:変色し、紙の端は崩れかけている。
網代千之助:随分と古い物のようだ。
網代千之助:「よ」
網代千之助:さらさらさら。
網代千之助:畳の上に巻物が広がる。
興津和紗:「こりゃなんだ。龍髄の資料か?」
網代千之助:「当たらずとも遠からず」
GM:長い紙の上に広げられた図画は
GM:枝分かれした線の先に人名らしき者がどこまでも連なっている。
GM:……家系図だ。
興津和紗:「家系図じゃん……ですね」
網代千之助:「こいつはこの町のある旧家の記録でしてね」
佐倉井ほたる:「……ということは、虹咲家の?」
網代千之助:「そうとも言えますが」
虹咲奏:「そうでもある、か」
虹咲奏:ほたるちゃんと世怜さんの方を見る
虹咲奏:図面に顔は近づけない。視力は良いし、エフェクトも持っている。
佐倉井ほたる:一瞬虹咲さんに視線を合わせて、言葉に従い此方も読み進める。
貴崎世怜:家系図に視線を走らせる
興津和紗:普通の女子高生に読める字体ですか?
GM:かなり読みづらいでしょうね
GM:研究者レベルの知識があればスラスラ読める。
興津和紗:ないw
佐倉井ほたる:おそらくこういう字体ばっか触れてたので普通に読めるかな…。
興津和紗:「え、待って、なんて書いてあるか読めないんだけど。みんな読めるの?」
貴崎世怜:「7割くらい勘っす」
佐倉井ほたる:「まあ、実家の古文書とかはだいたいこういうのでしたし。後で解説がいるならしていきますので」
興津和紗:「うん、お願い」
網代千之助:スッと、紙面の1つを指差す。
網代千之助:「ここ、大きな幹から1つ枝分かれしてるでしょう」
網代千之助:「こいつが『虹咲』です。天保、江戸時代の頃になりますね」
貴崎世怜:枝分かれの部分を見る
虹咲奏:「なるほど。つまり……別の枝が」
虹咲奏:特に読めてはいない!
網代千之助:「で……ずーっと戻るに」
網代千之助:「ここ、もひとつ別れてるでしょう」
佐倉井ほたる:「ええ。また中々戻りますね」
虹咲奏:「………」
虹咲奏:目で追っている。
網代千之助:「こいつが『貴崎』。鎌倉の頃になりますかね」
網代千之助:「で……大根本の近くまで行って」
網代千之助:ゴロンゴロンゴロン
興津和紗:「戻りすぎじゃね。」
網代千之助:「えーっと……あったあった」
網代千之助:ほとんど掠れきった分岐の1つを指差す
網代千之助:「こいつが『櫻井』です」
興津和紗:「ちなみにそこはどんくらい?」
網代千之助:「大体……平安の頃ですかね」
興津和紗:「あははは、古すぎてわけわかんねえ。」
虹咲奏:口に手を当て、考える仕草。こう言ったことには疎いが。
貴崎世怜:虹咲さんとほたるちゃんと家系図を交互に見る
佐倉井ほたる:「そこまで行くとまあ、ほとんど別系な気もするくらいですねえ…」古い古いとは知っていたつもりだけれど。
佐倉井ほたる:「忌部氏あたりとか吹かしてる縁起あたりは読んだことはありましたが…。こうしたものは初めて見ました」
興津和紗:「秦氏じゃないんだ。鉄関連だからそっちかと思ってた。」
佐倉井ほたる:「ああ、元々は神官の作物造りの一族が取り込まれたか何か…だという説でしたね。」
興津和紗:「ふーん、まあ農業と鉄ってのも切り離せない関係だからなあ。」
網代千之助:「ま、今となっちゃあ皆さんは他人も同然だ」
網代千之助:「もしもお互いいい仲だってえ間柄でも、何咎めることはありませんがね」
虹咲奏:「……だが、大本となった一族は同じ」
虹咲奏:「そこに、繋がりがあるということか」
貴崎世怜:「不思議な縁もあるもんっすね」
網代千之助:「ご明察。話が早くて助かりまさあ」
網代千之助:「問題は、この大本になった筋の話で」
佐倉井ほたる:「大本はまだ続いているのですか?」巴の要…かなめ。
網代千之助:頭を振る。
網代千之助:「続いてちゃあ、アタシがこんなもの持ち出せやしませんよ」
網代千之助:家系図を真っ直ぐ貫く一番太い線を指差す。
網代千之助:「この幹の名前は『已崎』(みさき)。最も家自体は今はもうありませんがね」
虹咲奏:「みさき……」確かめるように、口に出す。
興津和紗:「……一応ずっとこの街にいるけど」
興津和紗:「そんな苗字の知り合いはいねえな。」
貴崎世怜:「櫻井、虹咲、貴崎……已崎」
佐倉井ほたる:ずず、と再度唇と喉を濡らす。
網代千之助:「ここまでが枝葉。こっからが皆さんに大いに関わる話で」
網代千之助:「『龍髄』ってえのは、『虹咲』が枝分かれする時に持ち出したもんで」
網代千之助:「より強いオーヴァードを作り出すための道具……」
網代千之助:「ここまでは承知いただいてると思います」
網代千之助:「で、この町で最後に使われた記録」
網代千之助:「こいつは元第一支部の研究員にいくらか問い詰めて知ったモンですが」
網代千之助:「日付は7年前だ」
網代千之助:「いいですかい。7年前、あるオーヴァードにさらなる力を与えるべく、使われた」
興津和紗:「クソ最近…じゃねえ、めちゃくちゃ最近じゃん」
虹咲奏:「7……」声を失う
虹咲奏:息が、詰まる。
虹咲奏:胸の真ん中。胃のあたりの布をぎり、と掴んで。息を、大きく、大きく吐く。
興津和紗:「お、おい、虹咲さん?大丈夫?」
網代千之助:「支部長サン。心当たりは?」
網代千之助:「おありでしょ」
虹咲奏:「…………………ある」
虹咲奏:「そうか。それが、”起源”だったか」
佐倉井ほたる:「…わたしたちが伺っても良いお話でしょうか?まずいなら外します」
貴崎世怜:背中をさすったりする必要があるだろうかみたいな手の動きをしています
虹咲奏:「………否」
虹咲奏:「席を外すべきではない。誰も」
虹咲奏:「この件に、関わるつもりならば」
虹咲奏:「私に、気を使う必要は、ない」掠れた声で言う。
興津和紗:「いや、外す気はないけどさ、心配はするぜ。」
興津和紗:背中をさすってます。
虹咲奏:興津さんには困ったような、力のない笑みを向けて。
貴崎世怜:手をきゅっと握って膝に置く
佐倉井ほたる:「わかりました。…それでも、すこし。落ち着く時間が必要だと思います」対面でじっと見つめている。
興津和紗:「うん、ほたるちゃんが言う通りだ。ちょっと、普通じゃねえよ。虹咲さん。」
網代千之助:「……こちらから、触りだけ伝えるってえ手もある」
網代千之助:「とはいえ避けちゃ通れねえ話だ」
網代千之助:「アンタが話すか、アタシが話すか。選んでもらいやしょう」
虹咲奏:「わかった………今は、話を……」
佐倉井ほたる:ぱん!と手を鳴らす。
興津和紗:「わっ」
虹咲奏:佐倉井さんの方を見る。
佐倉井ほたる:「一回休憩にしましょう。迫るのもいいですが、焦っていいことでもありません」
佐倉井ほたる:「焦って、聞くべきことと話してもよいこと……そして、そうでないことを分ける時間が必要なはずです」
網代千之助:「……そいつは道理だ。賢い子だねえ」
網代千之助:「それに善い子だ」
網代千之助:ニッと笑って
網代千之助:「茶菓子でも持ってきやしょう。寛いでください」
佐倉井ほたる:「はあ。すみません、すこし強引なことをしました」ぺこり、と頭を下げる。
興津和紗:(こいつ、胡散臭い野郎だと思ってたが)
興津和紗:(もしかしてタダの孫馬鹿か…?なんか、若い子がちょっとしたことするとすぐ褒めるぞ…?お爺ちゃんか…?)
虹咲奏:「…………すまない。……………………ありがとう」
虹咲奏:「そうだな……少し、頭を冷やした方が良い」
虹咲奏:茶菓子は、手をつけられないな、とぼんやり思いながら。
GM:……。一服の間があって。
GM:十分ほど後。
興津和紗:気を紛らわすためにくだらない話をふったりしてます。ジャンプがどうのとか、ブラタモリがどうのとか言ってる
佐倉井ほたる:その話になるほど…とかふむ…とか随分興味深そうに聞きつつ偶にトンチキなことを言ったりしている。
虹咲奏:羊羹には当然、手をつけていない。
貴崎世怜:茶菓子にも茶にも手はつけていない。
佐倉井ほたる:図々しくこっちは完食している。(結構おいしかったな…)
網代千之助:「中々、美味いもんでしょう。行きつけの店の羊羹でしてね」
網代千之助:「渋い茶に合うんでさ。……さて」
興津和紗:話をやめる
佐倉井ほたる:ぴたりと居住まいを正す。
網代千之助:「改めて支部長サン。アタシから話した方がいいですかね」
虹咲奏:「……私から、冷静に伝えられる自信はない。まず貴方から話してもらいたい」
虹咲奏:「私の視点が必要であれば……補足する」
網代千之助:「あいさ。承知しました」
網代千之助:「……虹咲聖。先代の第一支部長は、アタシらの間でも評判になる与太者でね」
網代千之助:「一人息子を座敷牢に囲って、自分の血筋に見合うオーヴァードにするなんて」
網代千之助:「大層酷え有様だったもんで」
網代千之助:「そいつが行き過ぎて、七年前に大事故を起こした」
貴崎世怜:「事故……」
佐倉井ほたる:自分が行ってきたことを更に強めにしたようなものかな、と想像。
興津和紗:「そりゃあ、ひでえや。」
興津和紗:「けど知ってて止めもしなかったあんたらも同じ穴の狢に見えるけどな。」
網代千之助:「確かにね。耳の痛い話だ」
網代千之助:「しかし、当時の聖の隠蔽は何から何まで徹底的だった。」
網代千之助:「アタシも辻さんも、あの頃に知れてりゃあ…………。」
網代千之助:少し、目を落とす。
虹咲奏:「自らの体面を何よりも気にするような男……それが私の認識だ」
虹咲奏:「他の支部には何一つ知られていなくても不思議はないだろうな」
虹咲奏:実際。その事故の詳細すらも、知る者は少ない。
興津和紗:「その事故とやらが明るみになるまでは、品行方正な良き支部長として通ってた、と」
貴崎世怜:「よく聞く話っすね。仕事場ではイイ人で、家族の前では……みたいな」
網代千之助:「聖の人柄については今更気にしても詮のねえことで。問題は奴のしでかした事だ」
網代千之助:「単刀直入に行きましょう。出揃ってる情報を照らし合わせた限りなら」
網代千之助:「7年前の事故を起こした発端は『龍髄』。そいつを使われたのが」
網代千之助:「……支部長サン。アンタだと、アタシはそう考えてます」
虹咲奏:「ああ」
虹咲奏:「それで、間違いないだろう」
興津和紗:「……」
興津和紗:「あのさ、話の腰折るようで悪いんだけど」
興津和紗:「さっき『虹咲』が分家した時に秘伝の『龍髄』を持ち出したとかさらっと言ってたよな。」
興津和紗:「なんで『已崎』はそんな大層なもんを持ち出されて黙ってたんだ?」
興津和紗:「大事なもんなら、取り戻すだろ。」
網代千之助:「どうですかね。引き止める力ももう無かったんじゃねえかとアタシは思ってます」
網代千之助:「時代を下る毎に、『已崎』本家の力は随分弱まってたそうで」
網代千之助:「むしろ文句の付けられんように算段が整った連中が、それぞれの家に別れて出ていって」
網代千之助:「残された『已崎』は抜け殻になり……力尽きて絶えた」
興津和紗:「ああ、政争ね。実より、花をとったってわけか。」
興津和紗:「だが実がなくなりゃ花が絶えるのも必然、と。」
網代千之助:「さいで」
網代千之助:「絶えたのは戦後ですがね。戦時中のゴタゴタに巻き込まれ……そいつがトドメになったってえ話です」
網代千之助:「話、戻しましょう。虹咲家……虹咲聖が今も『龍髄』を隠し持っていて」
網代千之助:「その虹咲聖がアキツミカミに渡ったとすりゃあ、そいつは大いに不味い」
佐倉井ほたる:「……?確かに、龍髄がオーヴァードに力を与えるものではあるのでしょうが……別の機能が?」
網代千之助:「いいや、そうでなくてね」
網代千之助:「こいつでカウント『1つ』って事です」
網代千之助:「さっき言ったように、『龍髄』は元々『已崎』のモンだ」
網代千之助:「そして已崎にはあと2つ、おんなじような用途の秘伝があった」
佐倉井ほたる:「ひとつは、櫻井の『緋緋色金』……」
網代千之助:頷く。
網代千之助:「お嬢ちゃんの察し通り。1つは『緋緋色金』。こいつは櫻井に」
網代千之助:「お嬢ちゃんから、天弦へと渡って」
網代千之助:「これで『2つ』になった」
佐倉井ほたる:茶を啜りつつ息を吐く。
虹咲奏:腕を組んで聞いている。一方の手は、無意識に腕を引っ掻いている。
貴崎世怜:「……残るはあと一つ」
貴崎世怜:「って、ことっすか?」
興津和紗:「やっぱり世怜さんとこにもなんかあるの?」
網代千之助:「『呪墨壺』(じゅぼこ)」
網代千之助:「そう呼ばれてますがね。形のねえ、泥みてえなモンです」
網代千之助:「そいつが貴崎の持ち出した秘伝」
興津和紗:(なんか、響きがかわいい…)
興津和紗:「なんか響きは可愛いんだけど」
興津和紗:「どんなブツなの?それ」
佐倉井ほたる:「そ、その発想はありませんでした」壺毒法等を思い浮かべていた。
網代千之助:「めちゃくちゃな力を引き出す代わりに、オーヴァードから理性を奪うってモンで」
網代千之助:「まあ、とてもじゃねえが体に良いとは言えねえでしょうな」
佐倉井ほたる:「実際類似品を入れられてた身としてはあまりお勧めできませんね……」
貴崎世怜:「……」目を閉じて聞いている
虹咲奏:貴崎さんを見ている。その感情も、見えるのであれば。
貴崎世怜:少しの恐怖と、悔悟が見えるだろう
虹咲奏:目を伏せる。自らの中にも、似た感情があるのだから。
興津和紗:「『龍髄』やらとの違いがわからねえな。こいつも、オーヴァードに力を与えるんだろ?」
網代千之助:「そう、興津サンはよく気が付くねえ」
網代千之助:「……已崎には3つの秘伝があり、用途は全て同じ」
網代千之助:「『オーヴァードに力を上乗せする』だ」
網代千之助:「こんなの、わざわざ別々にする理由がねえでしょう」
網代千之助:「つまり、これらは全部、元々は1つ。」
網代千之助:「そう考えるのが自然ってもんだ」
興津和紗:「強すぎる術式を」
興津和紗:「分解して力を弱めて三家で封印した。とか言わねえよな。」
網代千之助:「さてどうだかね。死んだ人の思惑まではアタシにも知れませんや。問題は」
佐倉井ほたる:「かつてはそうでも、今はもう別れてから幾年も経っているから。……それを結ぶものがいる」
貴崎世怜:「少なくとも、アキツミカミは"もう一度"揃えようとしている」
網代千之助:「そう、今生きてる連中がそれをまた揃えようとしてるって所だ」
興津和紗:「揃えるにしてもよ。」
興津和紗:「揃っちまったら、一つになるんだ。あいつら、その一つになったもんを誰が持つかでもめるんじゃねえか。」
網代千之助:「そんな先の事も、相手方さんの都合の心配も、後でいいでしょう」
網代千之助:「揃うこと自体が最悪の結果ってもんだ」
貴崎世怜:「一番肝心なのは、揃ったら、何が起きるか……っすよね?」網代さんに
虹咲奏:「……………」口を開いては、閉じる。さっきから、口の中がやけに渇く。ひと口、湯のみの中身を飲み。次のひと口で飲み干す。
興津和紗:「お、おい、虹咲さん、大丈夫か?羊羹食う?甘いもん食べると落ち着くぜ」
興津和紗:羊羹が乗った皿を虹咲さんに近づける。
虹咲奏:「……!」反射的に、その皿を払いのける。
虹咲奏:「……あ……」
佐倉井ほたる:「…!虹咲支部長、大丈夫ですか?」
貴崎世怜:驚いて虹咲さんの方を向く
興津和紗:「いっつ……!!」
佐倉井ほたる:「あ、わわ。和紗さんも…!切ったりはしてないですか?!」わたわたしつつ片付けていく。
興津和紗:ちょっと切れてます。バンソコほしい
興津和紗:右手の人差し指から滴れ落ちる血を、左手で抑えている
佐倉井ほたる:「…布巾です、和紗さん。これで」
佐倉井ほたる:袂から取り出したものを渡す。…病室のときの、傷への視線の意味も、少し理解ができた。
興津和紗:「ありがと、ほたるちゃん」
興津和紗:布巾で指を縛る
貴崎世怜:「あ、えっと」予定外の事態に弱い!「あ、網代さん薬箱とか!」
網代千之助:「怪我をしちゃあいけねえや……さてさて」
虹咲奏:「す」
虹咲奏:「すまない」
興津和紗:「いや、こっちこそ。ごめん。羊羹、嫌いだった?」
虹咲奏:「……いや」
虹咲奏:「……違うんだ」
虹咲奏:「…………食事は、」
虹咲奏:「……ここでは……採れない……」
虹咲奏:その声は、普段と比べてあまりにも細い。
佐倉井ほたる:「……ああ」その様子を見て。どこか、腑に落ちるようなものがある。
興津和紗:「そうだよな。敵か味方かもわからねえやつに出された菓子なんて、くえねえよな。」
網代千之助:「おやおや。酷いこと言うねえ。奮発したってえのに」
佐倉井ほたる:「それはぱくぱく食べてたわたしへの非難でしょうか…」と少しでも空気を明るくしようとして。
虹咲奏:「違う」
虹咲奏:「誰が、出したものでも関係ない。私は、他人の前では食事は採らない」
興津和紗:「なんか、あったんだな。」
虹咲奏:「……7年前からだ。あの時から、私は永遠に変わってしまった」
興津和紗:「『龍髄』か。」
虹咲奏:「…………ああ」
虹咲奏:「最早、私はまともに食事を摂ることができない」
虹咲奏:「摂食行動を取ろうとすれば、すぐさま衝動に呑まれる」
虹咲奏:「そんな時……誰かが側にいたらどうなるか」
虹咲奏:「……だから、駄目なんだ」
佐倉井ほたる:「……」瞑目する。
貴崎世怜:「あ、えっと……」何か言おうとするが、何も出てこない
貴崎世怜:掛ける言葉が見つからない
網代千之助:「……むごいもんだ」
網代千之助:腕を組み、呟く。
興津和紗:「……」
興津和紗:「ごめん。」
興津和紗:「知らないとはいえ、無礼をした。」
佐倉井ほたる:「こちらも、無思慮な行動をして申し訳ありません」頭を下げる。目の前で、悠々と食べる姿を見せるべきではなかっただろう。
虹咲奏:「……いや」
虹咲奏:「先に、言っておくべきだった。こちらこそ……すまなかった」
網代千之助:「各方の事情は各方の事情だが」
網代千之助:「連中の秘伝って奴は、オーヴァードを根っこから作り変えちまう」
興津和紗:「『呪墨壺』が理性を奪うなら、『龍髄』は衝動を露わにしってしまうってところか。」
網代千之助:「……さいで。そして」
網代千之助:「必ずその儀式には、選ばれた依代が必要になる」
網代千之助:「アタシの見立てを話しやしょう。興津サン。アンタにも関わる」
貴崎世怜:苦い表情をする
網代千之助:「この3つ揃った巴の依代が」
網代千之助:「黒川梓だ」
興津和紗:言うな。そう願った。
興津和紗:聞きたくない。そう祈った
興津和紗:けれど願いも祈りも届かず、ただ残酷な現実だけが告げられる
佐倉井ほたる:「……だから、わざわざ狙っていたと」
虹咲奏:興津さんの方を見る。
虹咲奏:”視”ずともわかる。だから、ただ、見ていた。
興津和紗:「なんで、あいつなんだ。」
網代千之助:「黒川梓が『龍髄』にも『呪墨壺』にも『緋緋色金』にも関わりがねえんなら」
網代千之助:「そう考えるしかなくなっちまう」
網代千之助:「出奔、隠し子、血筋の失伝はよくある話だ」
興津和紗:「あいつが『已崎』の末で」
興津和紗:「だからこんなことに巻き込まれるってか。」
網代千之助:「……」
網代千之助:無言の肯定。
貴崎世怜:拳を堅く握る。
興津和紗:「くく……」
興津和紗:「あははは、あーっはっはっはっはっはっはー!!」
寒骨白:『主……?』
興津和紗:空気が揺れる。硬いものが、割れる音が響く
興津和紗:「ふざけんじゃねえ!」
網代千之助:「ふざけちゃいねえや。いいですか」
網代千之助:「アンタがそこで喚いたところで」
網代千之助:「黒川梓は戻っちゃ来ねえんです」
網代千之助:座ったまま、ジッと興津さんを見ている。
興津和紗:「んなこた、わかってら!」
興津和紗:「けどよ。ムカつくじゃねえか。」
興津和紗:「ヤツらは『巴の要』やら『已崎の血』やらをみてるだけだ。」
興津和紗:「誰も、『黒川梓』をみてやがらねえ。」
興津和紗:「私のライバルはな!私が認めるお姫様ってのは」
興津和紗:「そんな安いもんじゃねえんだ!」
興津和紗:「そんなこともわからねえやつらに、梓をやるわけにはいかねえんだよ。」
虹咲奏:「……ああ」
虹咲奏:「その『人間』を見ずに、血を。役割だけを見る」
虹咲奏:「奴らは、そうなのだろうな」
網代千之助:「とはいえ、アタシも、支部長サンも、誰も」
網代千之助:「ここにいる誰も、『黒川梓』がどんな娘かなんて、知りゃあしない」
網代千之助:「……興津サン」
網代千之助:「アンタを除けばね」
網代千之助:「やれんのかい、その細っこい腕で。連中から取り戻すなんてえ事が」
虹咲奏:「……興津は強い」
虹咲奏:「その戦闘力は、おそらくこの中でも随一だろう」
虹咲奏:「そして」
虹咲奏:「……当然、腹は決まっているのだろう」
虹咲奏:視線を送る。
興津和紗:「流石、支部長張ってるだけあって、わかってるね。」
興津和紗:「網代さん、私が最初にあんたのとこに来た時は、私は一人だった。」
興津和紗:「けどよ。今は『四人』だ。」
興津和紗:「お姫様が、お姫様を迎えに行くだけの話だ。」
網代千之助:「……いいねえ」
網代千之助:「男前だ。惚れちまうね」
網代千之助:ニッと唇の端を歪める
興津和紗:「お姫様な。」
網代千之助:「なら、具体的な話に行きやしょう。こいつが最後だ」
興津和紗:「まだあんのか。」
網代千之助:「『緋緋色金』をセルリーダー直々に抜き取りに来たってえことはだ」
網代千之助:「そいつは一点物だ。わざわざ出向くしか方法がなかった」
網代千之助:「反対に、『龍髄』の方にゃ腑分けがあるんだろう」
網代千之助:「支部長サンでなく聖の方に連中が近づいたのがその根拠」
網代千之助:「……で、残るは『呪墨壺』だが」
網代千之助:「こいつも後者だろうね。誰も『取りに来ちゃあ』いないんだもの」
貴崎世怜:「……」唇を噛む
興津和紗:「『龍髄』や『呪墨壺』を奪っても、イタチごっこになるだけ。」
興津和紗:「取り返すなら、『緋緋色金』ってことか。」
網代千之助:「それをするにゃあ」
網代千之助:「先回りするのが一番でしょう」
佐倉井ほたる:「…ということは」
網代千之助:「ええ。『呪墨壺』が腑分けされて、封じられてるどこかにね」
網代千之助:「幸い、場所を知ってる者はこの中にいる」
GM:……君たちはそれぞれの顔を見合わせるが
GM:何れにも、そんな覚えはない。
興津和紗:「私は知らないぜ。」
虹咲奏:「右に同じだ」
興津和紗:「お前も知らないよな。」寒骨白に声を掛ける
寒骨白:『無論だ。知っているとすればやはり』
寒骨白:『あの女なのではないか?』
佐倉井ほたる:「貴崎のものは流石に」
佐倉井ほたる:ちらりと世怜さんの方を見たりする。
GM:一斉に、貴崎さんの方へ視線が向く。
興津和紗:「世怜さん、なんかわからない?」
貴崎世怜:「……あー」
興津和紗:「あー?」
貴崎世怜:「…………全く」
虹咲奏:「……本当に知らないようだな」
佐倉井ほたる:「まあ、もし正統後継者だったりするなら。よっぽどのことが無いと囲って出さないでしょうから」
網代千之助:「ええ。知っているのは貴崎サンじゃあない」
興津和紗:「まさかあのストーカー野郎が隠れてるとか言わねえよな」
網代千之助:「九丘サンが?そいつもハズレだ。ちょいと面白いですがね」
佐倉井ほたる:「と、なりますと」くるりと網代さんの方を向く。
貴崎世怜:「……つまり」
網代千之助:スッと
網代千之助:貴崎さんの心臓に向けて指を差す
網代千之助:「アンタの中にいるモンに」
網代千之助:「兄弟の居場所を聞く他にねえでしょう」
貴崎世怜:「はは……そういう事になるわけっすね」
GM:---
GM:シーンは終了。ロイスと購入が可能です。
佐倉井ほたる:ロイスは保留。購入はまた着ぐるみを狙おう。能力訓練社会起動。
佐倉井ほたる:3dx+4=>14
DoubleCross : (3R10+4[10]>=14) → 9[1,4,9]+4 → 13 → 失敗

佐倉井ほたる:一足りねえ!以上!
貴崎世怜:われはロイス保留マン。購入だけ行う者なり
貴崎世怜:着ぐるんでいくか
貴崎世怜:2dx+2>=14
DoubleCross : (2R10+2[10]>=14) → 3[2,3]+2 → 5 → 失敗

虹咲奏:ロイス保留かな
虹咲奏:ダイスが回りすぎたりしないかなーってことで欲しいものを。リアクティブアーマー
虹咲奏:1dx+1>=24
DoubleCross : (1R10+1[10]>=24) → 4[4]+1 → 5 → 失敗

虹咲奏:現実
虹咲奏:以上
興津和紗:仲間/虹咲奏/信頼○/ごめん/
興津和紗:ボデマ
興津和紗:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 8[4,4,8]+1 → 9

興津和紗:かえない。終わり

ミドル4

GM:では、クライマックス前、最後の関門。
GM:シーンプレイヤーはまずは貴崎さんのみ。
GM:貴崎さん登場どうぞ!
貴崎世怜:登場っ!
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:69->75)
GM:所定のタイミングで他PCも登場可とします。
虹咲奏:了解しました。
佐倉井ほたる:了解ですっ
GM:---
GM:N市第一支部・地下訓練ホール
GM:---
GM:コンクリート造りの殺風景な戦闘訓練用の空間に
GM:君、貴崎世怜は立っている。
GM:網代曰く、『呪墨壺』の場所は、君の中に住む『獣』なら感じられるはずだという。
GM:しかし、君はそのリスクを知っている。
GM:君たちと生家の屋敷から逃がれるため、獣の力を振るい
GM:ジャーム化した兄の面影が、脳裏を過る。
貴崎世怜:ただ静かに、足元に延びる影を見つめている。
三芳孝一:『……隔壁の封鎖は完了した』
三芳孝一:『準備は、大丈夫か』
三芳孝一:部屋隅のスピーカーから声がする。
貴崎世怜:「……あー、えっと。あはは」力なく笑う。恐怖は消えない。
貴崎世怜:だが、それでも。
三芳孝一:『すまない……こちらも『呪墨壺』の捜索を続けているが』
三芳孝一:『時間がない。君を頼るしかなさそうだ』
貴崎世怜:「……『誰かがやらなきゃいけない。俺にそれができるんなら、やってやる』だっけ」小さな声で呟く。
貴崎世怜:大切なひとの事、失ってしまった者、今周りにいる仲間たちの顔を、一人ひとり思い出す。
貴崎世怜:それに、顔を見たことがない少女に思いを馳せる。血だの因習だの、そんなもののために踏みにじられようとしている、一人の少女。
貴崎世怜:(守られたり、助けられたり……そんなのばっかりじゃ、だめだよね。うん)
貴崎世怜:「わたしの番なんだね、兄ぃ」
貴崎世怜:大きく息を吸う。
貴崎世怜:「……準備、大丈夫っす」
三芳孝一:『……分かった』
三芳孝一:『予定通り、これから立会人を入れる。万が一の備えとして』
三芳孝一:かちり。
GM:ボタンの操作音と共に、シャッターの1つが開き。
GM:世怜が制御不可能となった場合に、取り押さえる役目として
GM:ホールに入ってくる者がいる。
GM:ということで、取り押さえ役は自由に選べる!
GM:1人推奨!2人でいてもいいけど
GM:これからの判定が特に有利になるわけではない!
GM:出たい人はどうぞ!
虹咲奏:構わん!出ます!
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:94->98)
興津和紗:1d10+90
DoubleCross : (1D10+90) → 9[9]+90 → 99

興津和紗:緊迫感のあるレースになってきた
貴崎世怜:ふたりとも一回ずつリザれるな……
GM:す、すごい
GM:2人出なくていいって言ったのに!
GM:でもその心意気やよし!
GM:---
GM:ガガガガガッ
GM:シャッターの向こうから現れるのは、興津と虹咲の2人だ。
虹咲奏:───出る必要はない、と言われた。
虹咲奏:それでも、側にいなければ、と思った。
興津和紗:「虹咲さん、なんかアドバイスある?」
興津和紗:屈伸している
虹咲奏:「……アドバイス、か」
虹咲奏:少し考えるが
虹咲奏:「……私が壁になる。お前が背後から、動きを止めるのが良いだろう」
興津和紗:「いいね。槍使いと盾役の合わせ技ならそれがわかりやすそうだ。」
興津和紗:「っつーわけで世怜さん。」
興津和紗:「こっちは万全だから、いつ始めてくれてもいいぜー」
虹咲奏:「……心配するな、貴崎」
虹咲奏:「何があっても、必ず私が護る」
興津和紗:(私が護る、ね)
貴崎世怜:「和紗ちゃん、虹咲さん」
貴崎世怜:「よろしくお願いします」神妙に頭を下げる
GM:君の手の中には、古びた小瓶がある。
GM:飲み下せば、それで獣を呼び出せると網代に渡された物だ。
貴崎世怜:小瓶を見る。手が少し震えている。
貴崎世怜:(護る、か……)
貴崎世怜:くすり、と笑って。
貴崎世怜:一気に飲み下す。
GM:……喉を通り過ぎていく感覚。味はほとんどしない。
GM:ただ僅かな苦味と……数瞬の後。
GM:湧き上がってくる。凶悪な感覚。
貴崎世怜:「う、っぐ」身体全体が虚ろになるように感じる。満たさねばならないと声がする。
興津和紗:「え、これやばくない。」
虹咲奏:「……必ず、抑える」
GM:そして、影から無貌の何かが伸び上がり
GM:君の体と『入れ替わる』。
GM:---
GM:プライズ判定を行います。
GM:目標進行値は5。技能は意志。難易度は9。
GM:シーン内何度でも振ることが出来ます。
GM:ただし、ダイスロール後、達成値算出の度に
GM:シーンに登場している貴崎さん以外のPCは4d10のダメージを受けます。
貴崎世怜:でかい
GM:装甲、ガードによる軽減は可能です。
虹咲奏:ふむ。リアクションエフェクトの使用は可能ですか。
GM:可能とします!
虹咲奏:ありがとうございます!
虹咲奏:あ、カバーの方はどうなんだろう
GM:そうですねカバーは
GM:カバーエフェクト使用時のみ可能とします
虹咲奏:了解!
GM:ではまず貴崎さんから判定をどうぞ!
貴崎世怜:はい!
GM:技能は意志!難易度は9!
貴崎世怜:侵蝕ボーナスとアセティック込でダイスは6!
貴崎世怜:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 10[2,3,5,6,8,10]+6[6]+1 → 17

虹咲奏:強い!
GM:まずプライズ加算!進行値2/5!
GM:虹咲さんと興津さんにダメージ!
GM:カバーはありますか!
貴崎世怜:ふはは喰らえい
虹咲奏:《軍神の守り》《竜鱗》!
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+5した(侵蝕率:98->103)
GM:OK!では
GM:4d10
DoubleCross : (4D10) → 21[7,6,5,3] → 21

GM:二倍で42ダメージですね
虹咲奏:えーと、
虹咲奏:100未満だとしても40+15だから
虹咲奏:完全に弾きます
GM:かたい!
GM:……ずずず。ず。
GM:黒い影に覆われ
GM:君の中へと、『獣』の意志が流れ込んでくる。
GM:「―――。――。――。」
GM:それは、湧き上がる破壊と殺戮への欲求だ。
GM:……眼の前に、破壊すべき『モノ』が、立っている。
興津和紗:「なんだありゃ、術式とか、式神とか、そんなチャチなもんじゃねえぞ!」
寒骨白:『なんという禍々しさか……!』
寒骨白:『吾の知る中でも、こんな術士はおらぬ!』
虹咲奏:「……ああ、そうだ」
虹咲奏:「龍髄のことを思えば……想定範囲だ」
貴崎世怜:「  、     」
貴崎世怜:壊して、殺して、埋めないと。
虹咲奏:「来るぞ」
虹咲奏:翼を大きく、広げる。
興津和紗:「来られてもな!」
興津和紗:槍を構えて『化け物』を見据える
虹咲奏:「問題ない。興津は動きを止めることに集中しろ!」
虹咲奏:対峙するのは、貴崎世怜であり、『獣』であり
虹咲奏:……過去の、己自身でもある
虹咲奏:「安心しろ、貴崎」
虹咲奏:「誰一人、お前に殺させはしない」
貴崎世怜:人型の獣の全身から、針のように蠢く影が四方八方に延びる。
貴崎世怜:そして、喰らうように二人に殺到する。
虹咲奏:殺到した影を、鮮やかな翼が弾く。
虹咲奏:それは、物理的な翼の範囲にとどまらず
虹咲奏:周囲の光を自らの鱗とし、興津さんをも護る!
GM:バヂッ!!バギィ!!
GM:激しい衝突音が、ホールに響く!
貴崎世怜:「  、    !」白い面の左側を左手のようなもので抑える
寒骨白:『主、今だ!抑え込め!』
興津和紗:「ああっ!」
興津和紗:一閃!『獸』の腹を薙ぎ払う!
GM:ガギィン!!!!
GM:槍の柄に叩きつけられ、君は吹き飛ぶ
GM:壁に激突するが……殺意は増すばかりだ。
貴崎世怜:べしゃりと粘着質な音を立て、壁から剥がれる
貴崎世怜:仮面の向こうの赤い眼が二人をじっと見る
興津和紗:「あー、まだ、もしかしてまだ続きます?これ?」
GM:進行値:2/5
GM:2度めの判定!どうぞ!
貴崎世怜:うおーっ!
貴崎世怜:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 10[1,4,5,5,8,10]+5[5]+1 → 16

GM:再び好調!
GM:進行値は4/5へ!
興津和紗:まわる!
貴崎世怜:意志の強さ
虹咲奏:さすが
GM:そしてダメージ!
GM:カバーリングはありますか!
虹咲奏:同じく!《軍神の守り》《竜鱗》!
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+5した(侵蝕率:103->108)
GM:爆上げ祭り
GM:4d10
DoubleCross : (4D10) → 28[7,10,10,1] → 28

GM:でか!
貴崎世怜:おのれ獣め
虹咲奏:65!弾けます!
GM:かったい!
興津和紗:「おいおい、さっきより勢いづいてるぜ!」
貴崎世怜:ドロドロのタールのような跡を床面に残しながら、獣が二人に近づいていく
貴崎世怜:「だ      。し      」
貴崎世怜:崩れた右半身から、再び影の針が伸び、降り注ぐ。
寒骨白:『主!躱せ!!』
寒骨白:『当たれば死ぬぞ!』
興津和紗:「ブラッドボーンじゃねえんだから!」
興津和紗:言いながら動かない
興津和紗:この男の傍が一番安全な場所だと、確信している
虹咲奏:翼を横薙ぎにする。散った羽もまた、虹を作りながら針を弾く。
虹咲奏:影の針は、すべて、虹に払われる。
GM:ざががががが!!
GM:虹咲の翼が針を弾きながら
GM:君……貴崎世怜の中では
GM:『獣』とヒトの感覚がせめぎ合う。
GM:その果てに……微かに
GM:どこか遠く、切り離された自分の体の一部が
GM:浮かんでいるような気配を感じた。
GM:進行値:4/5
GM:では最後となるか!意志判定どうぞ!
貴崎世怜:最後にしてやる!
貴崎世怜:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 9[1,1,1,3,7,9]+1 → 10

貴崎世怜:あぶなっ
虹咲奏:やった!
興津和紗:たよれるー!
GM:意志技能が…生きた!
GM:ではプライズ満了!しかしダメージは受けてもらう!
GM:カバーリングは!
興津和紗:まあ、大丈夫と言えば大丈夫!
虹咲奏:やる!
虹咲奏:《軍神の守り》《竜鱗》
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+5した(侵蝕率:108->113)
GM:!?
GM:マジで!?本当に大丈夫!!??
虹咲奏:死んだらやだし…
興津和紗:無理しないで…!
GM:ロイス復帰しなくても
GM:戦闘不能でシーン終了した場合
GM:自動でHP1状態になりますよ
GM:GMズヒント!!
虹咲奏:確かにPL的にはやめた方がいいんですけど
虹咲奏:護らせて欲しい……!
GM:うわあ
GM:分かりました…!もう何も言うまい!
GM:貫き通すがいい!!
虹咲奏:はい!!!!
GM:4d10
DoubleCross : (4D10) → 25[7,10,7,1] → 25

GM:諸々有効!
虹咲奏:当然!弾く!
虹咲奏:65までなら平気だ
虹咲奏:……また、攻撃が来る。
貴崎世怜:獣が何かを探るような素振りをほんの少しだけみせる
貴崎世怜:首を二度、三度ゆっくりと振る。
興津和紗:「少し、雰囲気が変わった?」
虹咲奏:「おそらく…次で終わる」
虹咲奏:直感のようなものだ。
貴崎世怜:「    、   」
貴崎世怜:顔を二人に向ける。赤い眼が二人を見る。
虹咲奏:恐らく。これをこのまま受けて倒れても、
虹咲奏:問題はないのだろう。ここで終わるのであれば。
虹咲奏:(……それでも)
虹咲奏:「貴崎!興津!」
虹咲奏:「思うままにやれ!!」
虹咲奏:「何が起きても、私が誰も傷つけさせん!!!」
興津和紗:「………!」
興津和紗:「あいよ!」
興津和紗:槍を構え、『獸』へ向けて、まっすぐ突っ走る!
貴崎世怜:獣がゆっくりと二人へ近づいていく
貴崎世怜:影を束ねたような腕を伸ばす
虹咲奏:伸ばされた腕が薙ぎ払われる。
寒骨白:『主!合わせよ!!』
興津和紗:「そっちこそ、ビビんなよ!」
興津和紗:闇が、力強い虹に払われていく。
興津和紗:虹の軌跡が、私の槍を導いている。そう感じた。
興津和紗:「しゃあっ!!」
興津和紗:虹の残像が消え
興津和紗:その後に通るは一筋の赤い光!
興津和紗:「姫!払い!!」
GM:槍の穂先がうねり
GM:バシュッ!!
GM:影のかかった獣の表層だけを、掠めるように剥ぎ取った。
GM:貴崎世怜の視界に、光が流れ込むと共に
GM:『獣』が影の中に再び引き戻る。その時。
GM:君は確かに、遠くで脈打つ『獣』の片割れ、その『位置』を感じた。
貴崎世怜:ただ、手を伸ばす。
GM:その手は空を切るが
GM:『位置』の感覚は、消えていない。
GM:ずず……ず。
GM:影のゆらめきは、収まる。
GM:進行値:5/5
貴崎世怜:抉り取られた獣は、それでも二人へゆっくりと近づいていく。
貴崎世怜:べしゃり、べしゃりと、表層が流れ落ちていき……倒れる。
興津和紗:「世怜さん!!」
虹咲奏:「貴崎!」
貴崎世怜:影の泥が元通りに収まり、貴崎世怜が姿を表す。
貴崎世怜:「……信じてた、から。……にひひ」弱々しく、しかし不敵に笑ってみせる。
興津和紗:「頼られてるね。支部長。」
興津和紗:同じく笑いながら言う
虹咲奏:「………良かった」
虹咲奏:「本当に………良かった」
貴崎世怜:「ありがとう、虹咲さんも、和紗ちゃんも……」
貴崎世怜:軽く咳き込みながら、起き上がろうとする
興津和紗:「どういたしまして。」
虹咲奏:「いいんだ。……いいんだ」
虹咲奏:「お前が誰も傷つけずに済んだ」
虹咲奏:「それだけで、十分だ」
佐倉井ほたる:と、そこで。一つ小さいシャッターが半分ほど開くと同時、駆けこむ影がある。
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:72->77)
佐倉井ほたる:「虹咲支部長!和紗さん!…それに、」
佐倉井ほたる:「世怜さん!だいじょうぶですか~~!」
興津和紗:「あー、ほたるちゃんも走らないで、傷、治ってないんだから。」
佐倉井ほたる:「大丈夫です!血は止まったので!」だだだっと駆け込み世怜さんを支える。
佐倉井ほたる:「本当、見てることしかできなかったから…!心配で心配で…!」
貴崎世怜:「だ、大丈夫っすから、あはは……」
虹咲奏:「……大丈夫」
虹咲奏:「傷一つ、負っていないよ。貴崎も、興津も、私も」
貴崎世怜:「……心配してくれて、ありがとう」頭を軽く撫でてみる
佐倉井ほたる:にへ、と笑う。
興津和紗:「で、だ」
興津和紗:「なんかつかめた?世怜さん」
貴崎世怜:「……にひひ、お陰様で。危ない思いした価値は、あったと思うっすよ」サムズアップしてみる
虹咲奏:「……よくやった」
虹咲奏:「苦しかったろう………よく、やってくれた」
虹咲奏:「ありがとう、貴崎」
貴崎世怜:照れくさそうにはにかむ
GM:---
GM:シーンを終了します。ロイス、購入が可能。
興津和紗:えーっとロイスはなしで
興津和紗:ボデマ
興津和紗:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 9[3,6,9]+1 → 10

興津和紗:ざんねん
興津和紗:おわり
佐倉井ほたる:ロイス保留。リアクティブアーマーに挑戦する!
佐倉井ほたる:能力訓練社会起動。
佐倉井ほたる:3dx+4=>24
DoubleCross : (3R10+4[10]>=24) → 9[3,5,9]+4 → 13 → 失敗

佐倉井ほたる:むーりぃ。以上!
虹咲奏:世怜ちゃんにロイスを。
虹咲奏:似姿/貴崎世怜/庇護:○/過去の呪縛/ロイス
虹咲奏:ダメ元リアクティブ
虹咲奏:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 9[9]+1 → 10

虹咲奏:dame
虹咲奏:以上
貴崎世怜:リアクティブか……
貴崎世怜:リアクティブ行ってみよう
貴崎世怜:2dx+2=>24
DoubleCross : (2R10+2[10]>=24) → 7[1,7]+2 → 9 → 失敗

貴崎世怜:よわい

クライマックス

GM:ではクライマックス!全員登場
GM:ですが
GM:まずは貴崎さんと佐倉井さんの会話からスタート
GM:お二人は登場どうぞ!
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:77->81)
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:75->83)
貴崎世怜:アガっていく
GM:---
GM:第一支部・医務室
GM:---
GM:君……貴崎世怜は先程負った怪我の応急処置を受けていた。
GM:傍らには佐倉井ほたるがいる。
GM:これが済めば、直ちに君の感じている呪墨壺の位置へと向かう事となっている。
佐倉井ほたる:「痛みですとか、違和感はありますか?」心配そうに声を掛ける。
貴崎世怜:「あー、痛いのとかは特に、大丈夫かなあ」
佐倉井ほたる:「じゃあ、違和感ですかね。あまり普段触れていない感覚を繋げたんですし、負荷は溜まっているかと」
佐倉井ほたる:物の探索やそうした異常感覚への理解は、エンジェルハイロゥ能力者ではないが深い方だと自負している。
貴崎世怜:「……違和感、というよりは」ずっと感じ続けている。呼ばれているのか、あるいは拒まれているのか。
貴崎世怜:何れにせよ、そこに居るモノに用がある。
佐倉井ほたる:目を細める。
佐倉井ほたる:(…馴染んできてる?)直観だが、暴走の繰り返しによる耐性獲得というよりは…
佐倉井ほたる:(…考え過ぎだったり、的外れならいいんだけど)”獣”の側の方が適応してきているのでは、という疑いを一度棚上げ。
貴崎世怜:「まあ、ちょっと疲れただけっすねぇ。……それより、ほたるちゃんこそ、もう平気なんすか」
佐倉井ほたる:「ああ、わたしなら平気ですよ。リザレクトが機能しない、とはいっても。きちんと塞がっていますし」苦笑。
貴崎世怜:じっと顔を見る。
佐倉井ほたる:「?なにかついてますか?」ちょっと髪や服を改める。
貴崎世怜:「……ふふ」首を横にふる。
貴崎世怜:「あらためて、ちゃんと戻ってこれたなって」
佐倉井ほたる:「む…そうでなくば困りますよ」ぴっと指を立てる。
佐倉井ほたる:「これからが本番ですし、それになにより」
佐倉井ほたる:「探し人も見つかってないでしょう」
貴崎世怜:「あ、あはは。それもそっか……」指で頬をかく
貴崎世怜:「そうなんだよなあ……。どこに行っちゃったんだか」
佐倉井ほたる:「案外近いところにいるのかもしれませんね…青い鳥ではありませんが」
佐倉井ほたる:怒りだとかそういうものより。この危なっかしいひとを放っておいてまでしたいことがあるのだろうと。
貴崎世怜:「黒川梓ちゃんを助けなきゃだし、ヒヒイロカネを取り戻さなきゃだし。やらなきゃいけないことは、まだまだあるから」
貴崎世怜:「ここでくたばるつもりなんて、全然ないっすよ、わたし」
佐倉井ほたる:「…………」ふぅ、と息を吐いて。「そうですね、沢山あって。眠るには早すぎますしねえ」苦笑。
佐倉井ほたる:どことなく、居ない理由を察して憂鬱を憶えなくもない。…これから、それこそ自分にとっては大一番なのに!
貴崎世怜:「……一番大事な物だけは、離さない」
貴崎世怜:「思い出や、過去や……そういうのも大事だけど」
貴崎世怜:「わたしの一番大事な物は、『こうあって欲しい明日』なんだ……って」
貴崎世怜:「友達とか、仲間とか、みんながいて。その中に、わたしが居ること」
佐倉井ほたる:くすり。
佐倉井ほたる:「世怜さんらしくて…そして、すごいわがままなくらい大きなものですね」
佐倉井ほたる:「…大事なことです」
貴崎世怜:「……えへへ。だからね、諦めない」
貴崎世怜:祈るように、口に出す。
佐倉井ほたる:とふ、と。ベッドの上に腰掛ける。
佐倉井ほたる:「…魔術と呪術の、根幹原理。”かくある”と、そう認識すること」
佐倉井ほたる:「そう思い続けられるなら…きっと叶います」そっと掌を彼女のそれのとなりに。
佐倉井ほたる:「それに、もし助けが必要なら言ってください。わたしが助けになれるかは、分からないですけれど…」
貴崎世怜:そっと重ね、包むように優しく握る。
貴崎世怜:「……もう、ちゃんと助けになってるっすよ。ほたるちゃんは」
貴崎世怜:「ありがとう」
佐倉井ほたる:「それでも、力になりたいってそう思うものがひとり、ここにはいますから」
佐倉井ほたる:「お礼にはまだ早いですよ、世怜さん」くす、と微笑んで。
貴崎世怜:「そうっすね……。まだ、終わってないんだ」不敵に笑う
佐倉井ほたる:たふ、と。その近くにいるまま身体を世怜さんにもたれ掛るように。
佐倉井ほたる:「はい。これから、ですよ」重なる掌の熱と、背中と肩に感じる熱を思う。
佐倉井ほたる:その熱に目を閉じる。
佐倉井ほたる:……失くしたくないな。そう、自然に思えたから。
佐倉井ほたる:「ねえ、世怜さん」
貴崎世怜:「ん?」
佐倉井ほたる:「貴崎のそれも、櫻井のそれと同系のものだっていうんだから」
佐倉井ほたる:「わたしから母が緋緋色金を抜いたように。世怜さんの獣も、抜くための技法はきっとあると思うんです」
貴崎世怜:「……」
佐倉井ほたる:「…もちろん、そんな簡単に応用できるものじゃないでしょうし、被術者の安全も確保できてるかはわからないですけど」
佐倉井ほたる:「…希望は、あるんだって」
佐倉井ほたる:「わたしは、信じることにします」目を閉じたまま。ぎゅ、と。肩口に頭を埋める。
佐倉井ほたる:賽の目を、振り続けて振り続けて。そうして、なにもかも塞がれたひとを思い出す。
佐倉井ほたる:ただの欺瞞で、無知から来る破滅への一歩でしかないかもしれないけれど。
佐倉井ほたる:「…それでも」
佐倉井ほたる:わたしくらいは。信じていなければ…それさえ無いなんて、許したくない。
貴崎世怜:「……ふふ」
貴崎世怜:もしかしたら、と思うことはある。コレさえなければ、と何度も思った事がある。
貴崎世怜:(だけど、それは今じゃない)
貴崎世怜:「ほたるちゃん」
佐倉井ほたる:「…なんですか?」
貴崎世怜:「……ありがとうって」
貴崎世怜:まだ、必要なんだと、一瞬揺らめく影を見て、思う。
貴崎世怜:「取り戻さなきゃ、ね」
貴崎世怜:「そして、もう奪わせたり、しない」
佐倉井ほたる:「……はい。きっと、必ず」
GM:---
GM:では続いて虹咲さんと興津さんの会話
GM:登場どうぞ!
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:113->115)
虹咲奏:とりあえず低くて良かった
興津和紗:1d10+99
DoubleCross : (1D10+99) → 10[10]+99 → 109

興津和紗:絶好調
GM:オイオイオイ
GM:では
GM:---
GM:第一支部・廊下
GM:---
虹咲奏:少し疲れた顔で、ベンチに座っている。
GM:貴崎世怜の手当が済み次第、君たちは決戦へと向かう。櫻井天弦、そして虹咲聖との衝突の時は近い。
GM:地下での『獣』との格闘を終えて、すぐさま移動手段や行き先の周辺避難の手配を済ませ
GM:流石の君も疲労を感じている。
GM:そこに……廊下の向こうから近づいてくる人影がある。興津和紗だ。
虹咲奏:顔を上げる。
興津和紗:「よ、支部長」
興津和紗:「お疲れさん。じゃねえ、お疲れさまでした。」
虹咲奏:「興津も、ご苦労だったな」
虹咲奏:「ああ……特に気を遣わなくても、自然体で構わない」
虹咲奏:言い直したのを自分が支部長だからだと思っている。
興津和紗:「いや、私はこれが自然体なんですけど、だぜ」
虹咲奏:「……?」怪訝そうな顔。こう言う時こそだな、《七色の直感》。無理してるんじゃない…?
興津和紗:「何、疑ってんだよ。お姫様が綺麗な言葉使って何が悪いってん…ですわ」
虹咲奏:「いや、いいとか悪いとかではなく、だな」
虹咲奏:「無理をしているのではないか……と思ったのだが」
興津和紗:「あー………」バツが悪そうに頭を掻く
興津和紗:普段なら無理なんかしてねえよ、というところだ。
興津和紗:茶川とかが同じことを聞いてきたら間違いなくそう言う、そしてそのあと殴る
興津和紗:けど、この人には、少しだけ
興津和紗:「まあ、多少は、してるけどさ。けど、それは別にあんたがどうのこうのってわけじゃねえ、ですよ。」
虹咲奏:「…………」
興津和紗:「私はさ。まあ、ありのままの自分ってのもそんな嫌いじゃないんですけど。」
興津和紗:「けど、私がなりたい、お姫様みたいな女の子は、まあ、ありのままの自分じゃねえからさ。」
虹咲奏:じっと、聞いている。
虹咲奏:「……嫌いではないが、憧れがある………か」
虹咲奏:穏やかに笑う。
興津和紗:「そういうこと。」
興津和紗:「なりたい自分になろうとしてるんだ。」
興津和紗:「だから、うん、そうだな。無理してるっていうんじゃなくて、頑張ってるって言ってもらえた方がうれしい。」
興津和紗:「お姫様って言ってくれた方がもっと嬉しい。」
虹咲奏:「ふふ」
虹咲奏:「ならば、尚更」
虹咲奏:「『お姫様』のお前が認める『お姫様』を助けださねばならないな」
興津和紗:「そのつもり。」
虹咲奏:「そうやって憧れをもつことは、未来へ進む……生きる力だ」
虹咲奏:「お前たちのような人間を守るために、今私はここにいる」
興津和紗:「………」
興津和紗:「そいつは、ありがたいんだけどさ。」
興津和紗:「けどさ、支部長。」
虹咲奏:「……?」
興津和紗:「あんたの中の、守るべき人間の中に。」
興津和紗:「あんた自身は、ちゃんと入ってるんだよね。」
虹咲奏:「………」大きく息を吐く。
虹咲奏:「特に、隠していることではないから、正直に伝えよう」
興津和紗:「うん」
虹咲奏:「……そこに、私はいない」
虹咲奏:「ずっと、思っている。私の命は永らえさせられているだけのものだ、と」
虹咲奏:「喰らったものが生きろ、と。手を離すな、と……囁くから、未だ生きている」
興津和紗:「…それだけなの?」
虹咲奏:「……無駄にすることなど、できはしない。だが、」
虹咲奏:「自分を大切にしようとも思えない」
興津和紗:「でもさ、大切にしたいと思えるものはあるんだろ。」
興津和紗:「さっき、世怜さんを止める時。」
興津和紗:「何回か、あった。あんたが無理しなくていい瞬間が。私も耐えられる攻撃はいくつかあった。」
興津和紗:「支部長はさ、それをわかってて、それでも私を護ってくれたよな。」
興津和紗:「それはさ、支部長の中で譲れないものが、大事なものがあるからじゃないの?」
虹咲奏:「………それは」
虹咲奏:「………………確かに、無茶をした。大分」
虹咲奏:「だが、そんな大層なものじゃない」
虹咲奏:「私はただ……あいつが、異形のものに変じて、自分でも制御できない間に」
虹咲奏:「誰かを傷つける……そんな痛みを、負って欲しくなかっただけだ」
虹咲奏:「そんな思いをする者を、私の力の届く範囲で出したくなかった」
興津和紗:ゆらりと虹咲さんの方に移動する。
興津和紗:倒れ込むようにしながら、トンと虹咲さんの胸に拳を当てる。
虹咲奏:「……お、興津?」
興津和紗:「そんな風に、絶対他人に負わせたくないって思うような傷に」
興津和紗:「あんたは、ずっと一人で耐えてるのか。」
興津和紗:「その、傷を残したヤツにさ。恨み言の一つでも、言ってやったの?」
虹咲奏:「………」口をぽかんと、開けている。
虹咲奏:「……直裁に言ったことは、ない……」敵意を隠すことはしなかったが。
虹咲奏:「痛みを、耐えていたなどと……そんな」首を振る
興津和紗:もう片方の腕も虹咲さんにぶつける。
興津和紗:「言ってやれよ。」
興津和紗:「私が、『化け物』になりそうになった時はさ」
興津和紗:「全部が憎かった。思い通りにならない連中が、眩しいくせに遠い夢が、うまくやれない自分が、憎かった。」
興津和紗:「そんで、自分の中に、こんな醜い感情が、溢れちまうぐらいにあったっていうのが、すごくつらかった。」
虹咲奏:「………」正面の興津さんを、見ている。聞いている。
興津和紗:「けどさ。私のその醜さを受け止めてくれる連中がいたんだ。受け止めて、別のもので返してくれる奴らがいた。」
興津和紗:「そのおかげで、私は自分の中の、嫉妬とか憎悪とか、そういうもんとも、ちっとは折り合い付けてやっていけてる。」
興津和紗:「だからさ。」
興津和紗:「ぶつけちまってもいいと思う。」
興津和紗:「てめえが殴ったくせに、相手に言われねえとどう謝っていいのかわからないバカも、いるんだ。」
虹咲奏:「………………」
虹咲奏:じっと、言葉を受け止めて。
虹咲奏:そして、自らの口で、紡ぐ。
虹咲奏:「怒りは、ずっとあった」
興津和紗:「うん」
虹咲奏:「隠すこともなかった。……だが、それでも」
虹咲奏:「ずっと思っていた。私も加害者に過ぎないと」
虹咲奏:「だから、耐えるべきものだと。私に課せられた当然の業だと」
虹咲奏:「………そう、思っていたんだ」
興津和紗:腕を伸ばし、ぴょんともたれかかった姿勢を正す
興津和紗:「それも道だと思うよ。もしかしたら、そっちの方が正しいのかもしれない。」
興津和紗:「けどさ、けどな。」
興津和紗:「残念ながら、お姫様の前じゃあ、そんな正しさは通らねえんだ。」
興津和紗:「『お姫様』が幸せになるなら、『お姫様』の『仲間』だって幸せにならねえと。」
興津和紗:また、トンと胸に拳を当てる。さっきよりもちょっと力強い
虹咲奏:目を瞬かせる。
興津和紗:「だから、な。」
興津和紗:「「あんたの意見は関係ねえ、幸せになるように、頑張れ!そいつがお姫様に関わったヤツの宿命だ!」
虹咲奏:目を細めて、……片手で目を覆う。
虹咲奏:少しだけ、首を上に傾けて。
虹咲奏:「…………。」
興津和紗:「あの、なんか返してくれないと私だけすっごく恥ずかしい感じになっちゃうんですけど。」
虹咲奏:「それが、お前の憧れる……ものなんだな」
虹咲奏:「なら、……ふ、ふ。応えなければ、な」
興津和紗:二っと笑う
興津和紗:「ああ、頼むぜ
興津和紗:…じゃねえ、お願いします」
興津和紗:「みんなで笑って、戻って帰ってこようぜ。」
虹咲奏:ぐ、っと目を拭って、その笑みを正面から見る。
虹咲奏:「……ああ。頼んだぞ。」
虹咲奏:「お姫様」
虹咲奏:笑う。
GM:---
GM:???
GM:---
GM:薄暗く、湿ったコンクリート造りの地下壕。
GM:戦中、軍部のとある実験機関によって建築されたその場所に
GM:2つの人影が立っている。
櫻井天弦:「随分とまあ、汚らしいところに隠したものね」
櫻井天弦:「それでこそ隠し場所としては相応しいのかしら」
櫻井天弦:「ねえ?」
虹咲聖:「……貴様らと余計な口を利くつもりはない」
櫻井天弦:「つれないわねえ。こうして已崎に連なるものが揃っているのに」
櫻井天弦:「2つまで……いいえ」
櫻井天弦:「3つ、でいいのかしら?」
櫻井天弦:部屋の片隅へと目を向ける。
GM:ずず
GM:ずずずずずず
GM:黒い泥のような何かが立ち上り、人とも獣ともつかない姿を取る。
貴崎蓋世:「……ぎ、き」
貴崎蓋世:「櫻井……け……天弦……かは……か…」
櫻井天弦:「あらあら。よく生きてらしたわねえ、ご老体」
櫻井天弦:「4年前に随分手ひどくやられたと聞いたけど」
貴崎蓋世:「……ぎひ…人の身を、失のうても……生き延びる術は、如何用にもある」
貴崎蓋世:「憎きは虹咲の若造よ……あやつのせいで……」
虹咲聖:「……醜悪な」
貴崎蓋世:「!!」
貴崎蓋世:「その声……そこに!そこにおるのか!!」
貴崎蓋世:ごぼごぼごぼ!
貴崎蓋世:急速に泥が泡立ち、凶悪に形状を変えていく
貴崎蓋世:「天弦!よぉくぞ連れてきた!儂に殺させろ!!!」
櫻井天弦:「残念だけれど、そうはいかないの。ご老体」
櫻井天弦:「ここに私がいる意味……彼を連れてきた意味」
櫻井天弦:「お分かりにならないかしら」
貴崎蓋世:「……!」
貴崎蓋世:「見つかったのか……『要』が」
GM:櫻井の背後から
GM:黒子に連れられ、少女が現れる。
黒川梓:「……ぅ…」
黒川梓:薬を打たれ、その視線は霞み
黒川梓:ぐったりと両側の黒子に体重を預けている。
貴崎蓋世:「おお!おおお!」
貴崎蓋世:「感じる……感じるぞ……この娘に巡る血!」
貴崎蓋世:「く…きひ……確かに、『要』足りうるものと!」
櫻井天弦:「まさか已崎の直系が手に入るなんてねえ」
櫻井天弦:「私たちの神は、満更こちらを見捨てたわけではなかったようね」
貴崎蓋世:ずずずず
貴崎蓋世:体の内部から1つの塊が湧き上がり
貴崎蓋世:ことり、と床に落ちる。
貴崎蓋世:それは幾重にも血の色の縄で縛られた、紫色の小さな古壺だ。
貴崎蓋世:「はぁあ…儂の生ある内にこの日を迎えられようとは…」
貴崎蓋世:「さあ術を施そうぞ!天弦!支度をせよ!」
櫻井天弦:どす
櫻井天弦:びしゃ
貴崎蓋世:「な……」
櫻井天弦:手の先から白い矛が現れ
櫻井天弦:正確に、貴崎蓋世の核を貫き、刳り切る。
貴崎蓋世:「ご……が…!?ご……??」
貴崎蓋世:「ざぐ……ざぐ……ら」
貴崎蓋世:「ぎざま……!!」
貴崎蓋世:「儂が、儂が……おば、おらべば……!」
貴崎蓋世:「『獣憑き』は……はば……果だぜぬ……ぞ!」
貴崎蓋世:ぐずぐずと崩れ去りながら、呻く
貴崎蓋世:「気でも、狂ったか……てんげぇえええええええん!!」
櫻井天弦:「いいえ、正気よ」
櫻井天弦:パチン、と指を鳴らす。
GM:崩れていく貴崎蓋世の背後に、入れ替わるように
GM:赤黒い影が立ち上がる。
”マゲイロス”:「……」
”マゲイロス”:目付きの悪い、痩せぎすの男だ。
櫻井天弦:「ご紹介するわ、彼は”マゲイロス”」
櫻井天弦:「近頃この町に根を下ろしたセルの頭目よ」
櫻井天弦:「……ふふ、それで面白いのが」
櫻井天弦:「彼もまた、『獣憑き』の術を修めているの」
櫻井天弦:「アプローチは少し違うけれど、『呪墨壺』にも応用は利くはず」
貴崎蓋世:「な……な……」
貴崎蓋世:ごぼごぼと震えだす
櫻井天弦:「要するにねぇ、おじいちゃん」
櫻井天弦:近づき、にっこりと見下ろして
櫻井天弦:「貴方も、いらなくなっちゃった」
櫻井天弦:ぐしゃ
貴崎蓋世:「ぼ」
櫻井天弦:踏み潰し、泥を蹴飛ばして払う。
櫻井天弦:「これで、老骨も死に絶えた」
櫻井天弦:2人と黒川梓に振り返り、笑顔でパンと、手を打つ。
櫻井天弦:「私たちの神様を、手に入れに行きましょう」
GM:---
GM:第一地区・笹雪川中流
GM:浄水施設付近
GM:---
GM:君たちは貴崎世怜の案内の元で
GM:第一地区を流れる川の中流へとやってきていた。
GM:コンクリートで護岸された、浄水施設のほど近く。
GM:設備の一部に紛れて、錆びた地下への扉を見つける。
GM:扉を封じていたと思われる鎖は既に断ち切られ
GM:僅かに開いた隙間から、闇が覗いている。
興津和紗:「うーん、歓迎されてなさそう。」
貴崎世怜:「……嫌な感じだ」
佐倉井ほたる:「既に中にいるようですね」
虹咲奏:「………」
興津和紗:「梓がいなけりゃ。こっから火ぃつけてあぶりだしてやるんだけどな。」
佐倉井ほたる:「下手に延焼されると面倒ですよ」
佐倉井ほたる:自分も人質…というか、救出すべき人がいないなら賛成していた。
興津和紗:「そこはほら、支部長のお力で」
興津和紗:冗談めかして笑い、一瞬で真顔になる。
虹咲奏:「……流石に火消しまでは……」
佐倉井ほたる:「抜け穴があるかもですし…虹咲支部長に負担をかけすぎるのも」こちらも顔を引き締める。
貴崎世怜:「火種ならあるっすけど……じゃなくて」
虹咲奏:「万が一、一般人が中に残っていないとも言い切れん。どちらにせよ、直接行くほうが早いだろう」
貴崎世怜:「……っすね」帽子をかぶり直す
興津和紗:「だあね。」
虹咲奏:「……皆」
虹咲奏:「これから対峙するのは、各々の因縁でもあるだろう」
虹咲奏:「だが、『私たち』は過去の人間ではない。……今を生きている。これからも、だ」
佐倉井ほたる:「はい」
興津和紗:『私たち』と言ってくれたことに、少しうれしくなる
虹咲奏:「……それを、過去の怪物に喰い散らされてはならない」
虹咲奏:「自らと、自らの大事なもののことを抱えて、戦いに臨め」
虹咲奏:「……第一支部長からの、命令だ」
佐倉井ほたる:「”しゃるらっはろーと”、佐倉井ほたる。拝命いたしました」胸に手を当てて応える。
貴崎世怜:「……にひひ」ただ、不敵に笑ってみせる
興津和紗:「了解、支部長!」
GM:と、その時
黒川梓:「うぁあああああッ!」
GM:扉の奥から、若い女の叫び声がする。
興津和紗:「……梓っ!?」
貴崎世怜:「っ!」奥の方を見る
虹咲奏:「!!」
GM:闇の中、声はただこだましている……。
興津和紗:既に駆け出している!
佐倉井ほたる:続いて駆け出す。
佐倉井ほたる:「始まってしまいましたか…!」
虹咲奏:「猶予はない、か!」
虹咲奏:それに続く!《猟犬の鼻》を使ってアタリをつけながら進む!
貴崎世怜:ついていく。ダッシュだ
興津和紗:「まだ、だ!」
興津和紗:「梓――――――ッ!!」
興津和紗:「私が来てやったぞ!待ってろてめえ――っ!!」
興津和紗:暗闇に向けて大声を張る
GM:……君たちは闇の中を駆ける。
GM:そして……。
GM:---
黒川梓:どさり
黒川梓:「はーッ……は……」
黒川梓:湿ったコンクリートの上に転がり、痙攣する。
黒川梓:その肌の下を、『何か』が蠢いて、根を張り、浸透していく。
黒川梓:「ううああッ!!」
黒川梓:びぐ。びぐっ。その影は波打ち、形を変えていく。
櫻井天弦:「……素晴らしいわ」
櫻井天弦:「『慣らし』の必要さえない、ただ与えるだけで」
櫻井天弦:「これだけの適応を見せるなんて……ああ」
櫻井天弦:「貴方はまるで天使のようね」
櫻井天弦:「そうは思わないかしら?」
櫻井天弦:”マゲイロス”を振り返るが
”マゲイロス”:既にそこに姿はない。
櫻井天弦:「あら……」
虹咲聖:「『契約は果たした』、だそうだ」
櫻井天弦:「あらあら。連れない人ばかりで、嫌になるわね」
櫻井天弦:しゃがみこんで、黒川梓の髪を掴む。
黒川梓:「っ」
黒川梓:「えへへ……へ……」
黒川梓:笑っている。朦朧とした意識の中で。
櫻井天弦:「……壊れちゃったかしら。まあ、貴方のことはどうでもいいけれど」
櫻井天弦:「舌なんて噛み切らないようにしてね」
黒川梓:「……えへ」
黒川梓:「和ちゃんがね……言ってたの」
黒川梓:「……おひめさまはね……いつも」
黒川梓:「笑ってるんだー……って」
黒川梓:「それで……みんなを……幸せに……だから……」
黒川梓:「えへへ……へ……」
櫻井天弦:「ふうん」
櫻井天弦:「やっぱり壊れちゃったみたいね」
虹咲聖:「その様だな」
櫻井天弦:「手早く進めましょう、さ」
櫻井天弦:聖の方へと掌を差し出す。
虹咲聖:「……これで、成果が出れば」
虹咲聖:「私はもう一度、やり直せる……」
虹咲聖:「あの出来損ないにかかずらわって、失ったモノ全てを……!」
虹咲聖:狂気を宿した瞳で、手の中にあるものを睨む。
GM:それは小さな透明のアンプルだ。
GM:液体の中に浮かんでいるのは……極小の、生き物の胎児のように見える。
虹咲聖:それを、櫻井天弦に手渡す。
櫻井天弦:「ええ。貴方の思うように行くわ」
櫻井天弦:「已崎の力を世界に知ろしめす事で、きっと、あらゆる権力が」
櫻井天弦:「貴方の思うままになるわ」
虹咲聖:「ふふ、はははは」
虹咲聖:「ははははははははッ!!」
GM:哄笑が響く、地下壕の中
GM:足音が、近づいてくる。
櫻井天弦:「あらあら」
櫻井天弦:そちらを一瞥。
GM:そうして、君たちは薄闇の中で
GM:再び、因縁へと対峙した。
貴崎世怜:櫻井天弦の影が、ほんの少しだけ蠢く
貴崎世怜:ざわり、ざわり
貴崎世怜:「……」ライターが火を灯す
貴崎世怜:その音と同時に、手に持つアンプルへと影の針が延びる
櫻井天弦:ぎし
櫻井天弦:その針が、中空で固定されたように止まる。
櫻井天弦:視線も向けない。
櫻井天弦:「行儀がなってないわよ」
櫻井天弦:「それも仕方ないかしら」
虹咲聖:「……出来損ない共が」
虹咲聖:「雁首を揃えて」
虹咲聖:忌々しげに舌打ちする。
貴崎世怜:「礼儀を正す相手を、選んでるだけっすよ」煙草に火をつけ、一口。
興津和紗:「そもそも礼儀を知らねえのはどっちだって話だよ」
興津和紗:石突を床にぶち当てる
黒川梓:「……あ」
黒川梓:「和……ちゃん……」
黒川梓:髪を掴まれたまま、力なく微笑む。
興津和紗:「よう、元気そうじゃねえか。」
興津和紗:梓さんに向けて、にっと笑う
黒川梓:「えへへ……そうだよ……梓……元気」
黒川梓:めきめきめき!!
黒川梓:肌の下で、金属の塊がうごめく激痛。
黒川梓:「ぅうううう…」
黒川梓:「……げ、元気、いっぱい梓……なの」
黒川梓:「えへへ……」
興津和紗:「……!」
佐倉井ほたる:「…惨いことを。調整どころかたましずめの法さえ抑えていないものに」眉根を顰める。
櫻井天弦:「ああ、これ、気味が悪いでしょう」
櫻井天弦:興津さんに
櫻井天弦:「壊れてしまったみたいでね。ずっとこうなの」
櫻井天弦:「けれどとても役に立ってくれてるわ。貴方はお友達?」
櫻井天弦:「いい子よねえ、これ」
興津和紗:「…………壊れた」
興津和紗:「そういう風にしか見えねえのか。てめえには。」
櫻井天弦:「?」
興津和紗:「あっはっはっはっは!UGNに恐れられてる怪物みてえな女だって聞いてたのによお!」
興津和紗:「なんだ、大したこたねえ。てめえの都合の悪いものを見ないようにしてるだけの、ガキじゃねえか。」
興津和紗:「『お姫様』なんだよ。『私たち』は。」
櫻井天弦:「よく分からないわね」
櫻井天弦:「そのあなた達の言うなんだかが」
櫻井天弦:「どう、私に都合が悪いのかしら」
興津和紗:「そいつはな、『黒川梓』だ。」
興津和紗:「『巴の要』でもねえ、『已崎の末』でもねえ。私が認めてるライバルで、親友で、最高のお姫様だ。」
興津和紗:「てめえにはそれが見えねえから、壊れたとしか思えねえんだ。」
興津和紗:「いや、梓が期待するような反応しねえから、壊れたってレッテルつけて勝った気でいやがるのか?」
興津和紗:「残念だったな。そうは問屋がおろさねえ、ですわよ!!梓がな、てめえら如きに負けるわけがねえんだ!」
黒川梓:「……和……ちゃん」
黒川梓:「私……負けないよ……」
黒川梓:「和ちゃんみたいに……負けないよぉ」
黒川梓:涙をぼろぼろ流しながら、笑ってみせる
興津和紗:「ああ、そうだ。てめえは負けねえ」
興津和紗:「あとは私たちを信じてろ!そうすりゃお前の勝ちだっ!」
櫻井天弦:「……本当に分からないわ」
櫻井天弦:「これから、どうやって、貴方の勝ちになるのかしら」
興津和紗:「わかんねえのか。てめえら全員ぶっ飛ばせば勝ちだろうが。更年期障害がクソババア」
興津和紗:「いや、クソおば様」
櫻井天弦:「ぷ」
櫻井天弦:「あははははは!あっはははは!!」
櫻井天弦:「哀れだわ、いや滑稽ね」
櫻井天弦:「世界を狭くしか知れないモノは、こんな恐れ知らずな言葉も吐ける」
佐倉井ほたる:「哀れというなら、貴方こそそうでしょう」黒髪を靡かせて。
佐倉井ほたる:その髪に、もう緋緋色金の赤はない。
櫻井天弦:「……ほたる?」
佐倉井ほたる:「ちとせを過ぎて、もはや幾許か。分かっているのでしょう?」
佐倉井ほたる:「”わたしが分かったことを。貴方が分からないはずがない”」櫻井の術も何も、それは見覚え読み憶えたものだから。
佐倉井ほたる:一番優れた術者が、それが分からない訳がない。
佐倉井ほたる:「もはや去ったものに。いつまでもいつまでも――縋りつくような真似を」
櫻井天弦:「……ほたる」
櫻井天弦:仕方なさそうに、眉根を下げて笑む
櫻井天弦:「それはあなたの事でしょう?違うかしら」
櫻井天弦:「去ったものに縋り付く……ああ」
櫻井天弦:「どうしてそんなみっともない子になってしまったのかしら」
櫻井天弦:「お母さんは悲しいわ」
佐倉井ほたる:「貴方に母と呼ばれる謂れはありません」
櫻井天弦:「緋緋色金はね、新たな主を受け入れた」
櫻井天弦:「もう貴方は誰にも必要とされていないのよ」
櫻井天弦:「それを分かって。いい子のほたるに戻ってね」
佐倉井ほたる:「必要とされているから、ここに来たと?」
佐倉井ほたる:「あは」
佐倉井ほたる:「く、ふ。ああ、貴方にも。冗談の才くらいはあるのですね!まさか!このわたしが!そんなモノのためにこうしていると!?」
佐倉井ほたる:「緋緋色金がどうなろうが、正直なところ知ったことではありませんが--」
佐倉井ほたる:「あの声を、返して貰います。――アレは」にぃっと口角を吊り上げて。
佐倉井ほたる:「わたしのものだ」
櫻井天弦:「声?」
佐倉井ほたる:「聞こえないのですか?」
櫻井天弦:「ええ、私にも聞くことは出来るわ」
櫻井天弦:「でもね。虫けらや雨粒や、土塊の声が聞こえたところで」
櫻井天弦:「それは『力』ではないの」
櫻井天弦:「ほたるのそれもね。ただ耳聡いだけで、オーヴァードにはありふれた力。特別にはなれないのよ」
佐倉井ほたる:「ああ、なるほど。ごめんなさい」申し訳なさそうな顔を作って。
佐倉井ほたる:「貴方が信じているのは、神の『力』であって」
佐倉井ほたる:「神ではありませんでしたね。…そんなものが当主など!見捨てられて当然でした!申し訳ありません、こんな簡単なことを!」
櫻井天弦:「ほたる……?何を怒っているのかしら?」
櫻井天弦:「神の力、みんなそのために、ずっとそれを求めて」
櫻井天弦:「今あなたがそこにいるのよ」
櫻井天弦:「それを今更……土の声が、虫の声が」
櫻井天弦:「どうしてしまったの?」
佐倉井ほたる:「みんな?」
佐倉井ほたる:「どこにいるんです、それは」
佐倉井ほたる:「貴方の言う、みなとやらは。いったいどこにいるのです?」
佐倉井ほたる:「わたしは貴方と違う」胸に手を当てる。今、その声は聞こえなくても。
佐倉井ほたる:「風の声を知っている。土の囁きを嗅いで。水の匂いを味わったことがある――」
佐倉井ほたる:「――当然のこと。一番近くにあるものの声さえ、聞こうとしないのに」
佐倉井ほたる:「あなたが焦がれるカミとやらが、声を掛けても貴方自身が聞こえもしない」
櫻井天弦:「……ほたる」
櫻井天弦:本当に困惑している
櫻井天弦:娘が何に腹を立てて今向かってきているのかが、心底に分かっていない表情
佐倉井ほたる:「……ああ」
佐倉井ほたる:「……本当に、そこまで」もはや怒りよりも、憐れみしか湧いてこない。
佐倉井ほたる:これが。
佐倉井ほたる:これが、天目一個神を奉じる、櫻井の一族とやらなのか。
櫻井天弦:「命だけは、取らないであげたのに」
櫻井天弦:小さく呟く。
櫻井天弦:眼の前の、力ない小さな生き物に対して
櫻井天弦:心底の哀れみを込めるように。
佐倉井ほたる:眼はもはや、櫻井天弦を見ているようで見ていない。
佐倉井ほたる:どうしようもなく、大事なものを取り違えて誤り続けた幼子を見る目。
虹咲聖:「下らん」
虹咲聖:「貴様らのオカルティズムなどに興味はない。薄っぺらな情とやらにもな」
虹咲聖:「だから殺しておくべきだったのだ……血縁というのは、全く」
虹咲聖:「度し難い」
虹咲聖:虹咲奏を、睨みつける。
虹咲奏:「…………ああ」
虹咲奏:「何だ、それは私への敵意か?虹咲聖」
虹咲奏:「私からすれば、お前が執着した『龍』とやらも充分……いや、佐倉井の聞くもの以上に胡散臭いがね」
虹咲聖:「敵意?はは!敵意などと!」
虹咲聖:「違うな、これは殺意だ」
虹咲聖:「もっと早く、こうしておくべきだった」
虹咲聖:「出来損ないなど縊り殺し、次を作れば良かったのだ」
虹咲聖:「……お前などが生き延びたせいで、私の失ったものを」
虹咲聖:「想像さえつくまい……!」
虹咲奏:「ああ。全くだ。全く想像がつかない」
虹咲奏:「……私が殺したもの以上に、お前から何を奪ったか」
虹咲奏:「お前の求めたものが私には全く理解がつかないのでな」
虹咲聖:「分からないのか?」
虹咲聖:「古のオーヴァードの力!」
虹咲聖:「それを自在に呼び起こすことさえ出来れば」
虹咲聖:「軍事、医療、あらゆる企業が虹咲の名に傅く!!」
虹咲奏:「…………。」
虹咲奏:「……………………………………………………は?」
虹咲聖:「貴様如きには想像もつかんだろう。そうだ……古の幻などではない」
虹咲聖:「全てを、全てをやり直すことが出来る!!」
虹咲奏:「それが」
虹咲奏:「それが、何だ?」
虹咲奏:ギシッ
虹咲奏:牙が、軋る。徐々に、獣化が始まっている。
虹咲聖:「何だ、だと?」
虹咲奏:「権力の再興」
虹咲奏:「………たかが」
虹咲奏:「たかが、そんなものの、為に」
虹咲奏:ぎしぎしぎし。
虹咲奏:「私は」
虹咲奏:「……響子は、」
虹咲聖:「ああ、そうだ、玉木響子」
虹咲聖:「あれも下らん役立たずだった……!」
虹咲聖:「出来損ないと寄り合いを起こした所で、結局制御には至らんのだからな!とんだ無駄骨だ!」
虹咲聖:「私は何故あんな物に、時間を与えてしまったのか……!!」
虹咲聖:「お前たちだ……全てはお前たちのせいだ……!!」
虹咲奏:ぎちぎちぎち。怒りを、その歯ぎしりで、殺意になる前に散らす。
虹咲奏:「私が失ったものの想像さえつくまい、などと言ったな」
虹咲奏:「そのまま、そっくり貴様に返してやろう」
虹咲奏:「私は人としての生すべてを貴様に奪われた」
虹咲奏:「二度と……二度と!!」
虹咲奏:ざんっ!!
虹咲奏:鉤爪を床に叩きつける。
虹咲奏:「人間らしく食事をすることも適わない」
虹咲奏:「最愛のものをこの腑に収めた事実も消えない!!!」
虹咲奏:「起源種!!その力を操れるなどと、なぜ思った!?」
虹咲奏:「……13地区でも、古代のオーヴァードの再現をしようと研究をしているものがいた」
虹咲奏:「だが、それはただ、奈落のものを作り出したに過ぎない……神などと、呼んでいたが」
虹咲奏:「それと同じだ。起源なるもの。それは、自然と同じ……即ち。同じ、暴威を持つ」
虹咲奏:「力ずくで押さえ込み、操れば、しっぺ返しがくるのは当然の帰結だ」
虹咲奏:「そんなことも想像がつかなかったのか……この、愚か者が!!!」
虹咲聖:「愚か者だと……私を?」
虹咲聖:「是非を問うばかりか、お前を産んだ者に」
虹咲聖:「愚か者と言ったのか、ええ……出来損ないが」
興津和紗:「あ、図星刺されてキレてる。」
虹咲聖:めき めき めき
虹咲聖:唇の狭間から、獰猛な牙が覗く。
虹咲聖:「殺す」
虹咲聖:「お前を噛み砕き、我が血肉へと戻してやる。屑が!!」
虹咲奏:「……ふ」
虹咲奏:「く、くくくくっ」
虹咲奏:「殺す、か」
虹咲奏:「なら、私は『殺されないし、殺さない』」
虹咲奏:「貴様が私に植え付けた、古の力でもって、全てを阻む」
虹咲奏:「そして、思い知るがいい」
虹咲奏:「自らが、一体何に手を出してしまったのかをな……!」
虹咲聖:牙を剥き、その姿を変えていく傍ら
櫻井天弦:アンプルから、一滴の薬液が溢れ
黒川梓:首筋を濡らす。
黒川梓:「!!」
黒川梓:ざああああっ
黒川梓:全身を鱗のような文様が走り
興津和紗:「梓っ!!」
虹咲奏:「───!!」
貴崎世怜:「……!」
佐倉井ほたる:「むちゃくちゃなことをする…!」
興津和紗:「梓、しっかりしろ!」
黒川梓:「う」
黒川梓:「うああああああああああッ!!!!!」
黒川梓:ずぁああああああッ!!
黒川梓:黒い金属繊維が、全身から飛び出し、体を覆っていく。
GM:それと共に
GM:背筋の凍るような威圧感が空間を支配する!
GM:衝動判定、難易度9!
GM:ずあああああッ!
興津和紗:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 9[1,2,6,8,9] → 9

興津和紗:あぶねー
興津和紗:2d10+109
DoubleCross : (2D10+109) → 16[8,8]+109 → 125

興津和紗:末広がりじゃねえか…!!
虹咲奏:リーダーズマーク!精神での判定に+5!
虹咲奏:意志判定!
虹咲奏:2dx+6>=9
DoubleCross : (2R10+6[10]>=9) → 10[8,10]+8[8]+6 → 24 → 成功

虹咲奏:超回った
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+12(2d10->9,3)した(侵蝕率:115->127)
虹咲奏:ま、まあ中ぐらい!
佐倉井ほたる:思い出の一品起動…!
佐倉井ほたる:3dx+2=>9
DoubleCross : (3R10+2[10]>=9) → 9[1,9,9]+2 → 11 → 成功

佐倉井ほたる:アブねっ
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を+9(2d10->6,3)した(侵蝕率:81->90)
佐倉井ほたる:よし、リザれる!
貴崎世怜:7dx+1>=9
DoubleCross : (7R10+1[10]>=9) → 9[1,2,2,3,4,7,9]+1 → 10 → 成功

貴崎世怜:あっぶねえ
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+13(2d10->8,5)した(侵蝕率:83->96)
貴崎世怜:まずまず
GM:バキバキッ バキバキバキッ
GM:黒川梓を包む影と金属繊維と影は空間を満たし
GM:巨大な異形へとその姿を変えていく。
GM:ゴッ  バアン!!
GM:天蓋を砕き、君たちは曇天の下に晒される!
興津和紗:「………!!」
???:「――!――!」
???:人ならざる言葉で咆哮する『それ』は
???:瘴気と共に鎌首を上げる、数十メートルの巨大な黒い蛇だ。
興津和紗:「梓……」
貴崎世怜:「くっ……」複雑な表情で蛇を見る
虹咲奏:「已……!」
櫻井天弦:「龍の血肉」
櫻井天弦:「瘴の息吹」
櫻井天弦:「劔の骨」
櫻井天弦:「荒ぶる儘に、その力を果たせ」
櫻井天弦:「……汝の名は『蠎龍(おろち)』なり!」
”蠎龍”:『――!!』
”蠎龍”:絶叫にも似た咆哮が、大気を震わせる。
GM:クライマックス戦闘を開始します。
GM:---
GM:エンゲージは以下
GM
”蠎龍”
5m
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦
5m
PC
”アロガント”虹咲聖

GM:蠎龍の行動値は27、櫻井天弦の行動値は13、虹咲聖の行動値は6です
貴崎世怜:27……
佐倉井ほたる:クソ速い
GM:セットアップから、行動値順に
”蠎龍”:ルーラー、PC全員のあらゆる判定ダイスを-7
虹咲奏:うわっ
興津和紗:バ、バカ!!
興津和紗:梓!ばか!!
興津和紗:バカ梓!
櫻井天弦:13の櫻井はなし
貴崎世怜:うげーっ、原初の黄:得意領域でRCダイスを+3して侵蝕+3
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+3した(侵蝕率:96->99)
虹咲奏:なしです!
虹咲聖:ターゲットロック+攻性変色
虹咲聖:対象は虹咲奏。攻撃力+32
虹咲聖:暴走状態へ
虹咲奏:殺意
佐倉井ほたる:吐きそう…。セットアップ無しです
佐倉井ほたる:え、エフェクトを解禁させてくれ…
興津和紗:なし!
GM:ではそれぞれメインプロセスに入って行きましょう
GM:が、その前に!
GM:ここで!
GM:Eロイス《飢えの淵》の解除条件をお伝えします
虹咲奏:やった!
貴崎世怜:やったー!
佐倉井ほたる:うおーッ
興津和紗:こいこい!
GM:佐倉井さんは味方手番のイニシアチブに
GM:運転《緋緋色金》もしくはRC判定を行い
GM:難易度11を突破した場合、飢えの淵が解除されることで、全てのエフェクトが使用可能になります。
佐倉井ほたる:了解です…!
GM:判定は1R1回、泣いても笑っても一発勝負だ。
佐倉井ほたる:了解…!
GM:ではまず行動値27、蠎龍の手番から
興津和紗:「すぐ、助けてやるからな。梓。」
興津和紗:「だから、思いっきりきやがれ!」
”蠎龍”:マイナーでオリジン:レジェンド+原初の青:猛毒の雫
”蠎龍”:メジャーで原初の赤:サイレンの魔女
”蠎龍”:ちなみに邪毒のランクは9です
貴崎世怜:9
佐倉井ほたる:一ラウンドに27点とな
興津和紗:バカ梓!
GM:妨害等ありますか!
虹咲奏:ちょっとお待ちを…
虹咲奏:えーと、こちらからは今はなしで!
GM:OK!
”蠎龍”:命中判定参ります
”蠎龍”:13dx+24
DoubleCross : (13R10+24[10]) → 9[2,4,4,5,5,7,7,7,8,8,8,9,9]+24 → 33

”蠎龍”:出目悪ッ!
”蠎龍”:対応どうぞ!
興津和紗:おー…
貴崎世怜:”蠎龍”へロイスをとって即昇華、《輪廻の獣》使用します
貴崎世怜:打ち消しじゃーい!
興津和紗:世怜さーん!!
佐倉井ほたる:キャーっ世怜さん~!
GM:ひゅ――っ
GM:あらゆる方法で…対処不可能!判定は自動失敗に!
”蠎龍”:感情の無い2つの赤い瞳が、君たちを見下ろす
”蠎龍”:そこから感じられるものは、ただ絶対的な殺意。
”蠎龍”:いのちを否定される感覚に
”蠎龍”:君たちは、全身の細胞が震えているような感覚を覚える。
”蠎龍”:ごぼ ごぼ ごぼ
”蠎龍”:大蛇が天を仰ぎ、あぎとを開く。
”蠎龍”:そこにどす黒い何かが溜まり……
”蠎龍”:ごぉ  ああ っ!!
”蠎龍”:地上の君たちを薙ぎ払う!!
GM:どどどどどっ
GM:黒い雪崩のような黒煙が殺到し
GM:巻き込まれた立ち木が、崩れるようにかき消えていく。
佐倉井ほたる:身体が引き攣る。…かつてなら、反応程度は出来たことが何も出来ない。
興津和紗:「すげえな、梓…!」
興津和紗:これだけの力をなんの訓練もなく、無理やり行使させられる。
興津和紗:それがどれだけの負担になるか
貴崎世怜:殺意の籠もった目を見つめる。避ける素振りはなく、指の間に吸い殻を挟んで立っている。
虹咲奏:世怜さんを一瞥。こちらも、そのまま立っている。
虹咲奏:(……『これ』がいつまで続くか)
虹咲奏:(ずっと、疵として遺るのか)
虹咲奏:(わからないが)
虹咲奏:「……傷つけさせは、しない」
貴崎世怜:「させない、そんなこと、させるわけには、いかないよ」優しい口調で、ささやく。
貴崎世怜:ただの力の塊として、意志と無関係に暴れまわる災として、そこに立っているというのなら。
貴崎世怜:――バシュ
貴崎世怜:それら全ては、否定される。
GM:貴崎世怜を中心に
GM:黒煙が色をなくし、透明な大気へと帰っていく。
貴崎世怜:吸い殻を、影の中へぽとりと落とす。
櫻井天弦:「使ってしまったのね」
櫻井天弦:「『獣』を、それじゃあ後がないわ」
GM:イニシアチブは櫻井天弦へ。
櫻井天弦:《さらなる絶望》×2
興津和紗:バカ!
黒子近衛:ざざざざっ
黒子近衛:櫻井と同エンゲージに2体が出現。
櫻井天弦:「ほたる……みんなはどこにいるのかって」
櫻井天弦:パチン。指を鳴らす。
櫻井天弦:「ここにいるわ。賑やかになって嬉しいでしょう」
佐倉井ほたる:顔を顰める。
佐倉井ほたる:「茶会ならあとにしてほしいですね」
櫻井天弦:そのままメインプロセスに
櫻井天弦:マイナーでインフィニティウェポン
櫻井天弦:メジャーでコンセントレイト:モルフェウス+サンドシャード+クリスタライズ+焦熱の弾丸、オートで砂の加護
櫻井天弦:「残念だけれど、あなたにお茶を飲ませてあげることは」
櫻井天弦:「もう、出来ないの」
櫻井天弦:範囲攻撃をPC全員に。
GM:オートありますか!
貴崎世怜:オゲゲ……
貴崎世怜:マッマ……
興津和紗:とんだクレイジーだぜ
佐倉井ほたる:しんじゃう
櫻井天弦:「くみどにおこしてうみしはひるこ。あしぶねにいれてながしさうてき。」
櫻井天弦:「つぎてあはしまをうみき。こもまたこのたぐひにはいれざりき。」
櫻井天弦:ぱき ぱきぱきっ
櫻井天弦:掌から、純白の矛が生み出され
櫻井天弦:ひとりでに、生き物のように天弦の周囲を旋回する。
櫻井天弦:「『偽象・天沼矛』」
佐倉井ほたる:(国産み、それも蛭子の…矛なら)「みな、下がって…!」
虹咲奏:…ここはやろう!
虹咲奏:まず、《ミスディレクション》
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+5した(侵蝕率:127->132)
虹咲奏:対象を単体に。
櫻井天弦:1d4
DoubleCross : (1D4) → 1

櫻井天弦:対象を興津さんに。
虹咲奏:《魔獣の咆哮》
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+2した(侵蝕率:132->134)
黒子近衛:デビルストリング
黒子近衛:打ち消します
興津和紗:ぎゃす!!
虹咲奏:了解です。
櫻井天弦:判定よろしいですか!
虹咲奏:どうぞ…!
櫻井天弦:15dx7+7
DoubleCross : (15R10+7[7]) → 10[1,1,3,4,4,5,5,5,6,7,7,8,9,10,10]+10[1,2,2,8,8,10]+10[6,8,10]+6[1,6]+7 → 43

櫻井天弦:対象は興津さんのまま!
興津和紗:強い
興津和紗:ドッジ
興津和紗:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 10[10]+1[1]+1 → 12

興津和紗:じぇんじぇんだめ!終わり!
貴崎世怜:カバー!行動放棄でカバーします!
興津和紗:ありがとう世怜さん!!
貴崎世怜:いいってことっすよ!
櫻井天弦:ではダメージを受けてもらう!
櫻井天弦:5d10+33
DoubleCross : (5D10+33) → 17[7,4,1,3,2]+33 → 50

櫻井天弦:装甲は貫通!
貴崎世怜:死!そしてリザレクト!
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:99->107)
貴崎世怜:リザレクト 貴崎世怜のHPは8
櫻井天弦:ひゅ どっ
櫻井天弦:重力や空気抵抗を無視して、不可視の力に引かれるように
櫻井天弦:矛が滑るように、君たちへと向かう!
寒骨白:『主!躱せ!』
寒骨白:『あれは……まずい!』
虹咲奏:「……貴崎!」
虹咲奏:……その攻撃は、彼らすべてを狙ったはずだった、が。
虹咲奏:すでに、引きつけた。
櫻井天弦:「面白い手品を使うのね」
興津和紗:「んな見え見えの投げ槍が、あたるかよ!」
興津和紗:避けようとする。真っ直ぐ飛んでくるだけなら、躱せるはずの一撃、しかし
櫻井天弦:「でも、これで1つ」
櫻井天弦:くっ
櫻井天弦:空中で矛が軌道を変え、興津の回避を捉える。
興津和紗:「ちょっ!まっ!」
興津和紗:貫かれることを覚悟する。今から、こっちは梓を傷つける。だから、自分も無傷でいようとは思わない
寒骨白:『主!!』
貴崎世怜:「……っ!」とっさに和紗のことを突き飛ばす
興津和紗:「…世怜さん!」
櫻井天弦:が おん!!
貴崎世怜:「ッ……が、ぐ」
櫻井天弦:穂先が、貴崎の腹部を掠め、削り飛ばす。
櫻井天弦:切り裂かれるのではなく、くり抜かれたような傷。
貴崎世怜:「く……っつう」お腹を押さえる。視線は櫻井天弦へ向ける。
GM:佐倉井ほたるは気付く。この矛は、櫻井天弦の一部。
GM:故に他者の肉体へと同化し、そのまま『掠め取っていく』。
GM:そうした性質の術だ。
佐倉井ほたる:ぎり、と唇を噛む。…今ほど、まんまと奪われた自分の間抜けさが憎たらしく感じた時は無い。
佐倉井ほたる:「盗人が!」
櫻井天弦:にっこり笑う。
櫻井天弦:「口が汚いわよ、ほたる」
興津和紗:「ありがとう。借りは、槍で返す。」
貴崎世怜:「……よろしく。思いっきりやってほしいっすね」
GM:そして行動値は8、虹咲さんの手番へ。
佐倉井ほたる:あ、ではここのイニシアチブで取戻しチャレンジに行きたいです
佐倉井ほたる:まずは最後のロイスとして友人の友人/黒川梓/〇敬意/庇護 で取得し、昇華。
佐倉井ほたる:ダイスを+10個します!
GM:やる!
GM:技能は!
佐倉井ほたる:ここはダイス数が多い運転で行きます!
佐倉井ほたる:では行くぞ…!ダイス数は5+2(DB)+10-7で、計10個!
佐倉井ほたる:10dx=>11 でやっ
DoubleCross : (10R10[10]>=11) → 10[1,1,3,3,4,5,7,8,10,10]+8[6,8] → 18 → 成功

佐倉井ほたる:いよっしゃ!
貴崎世怜:やったぜベイビー!
虹咲奏:やった!
興津和紗:天才!!
GM:!!
GM:やりましたね
GM:一発勝負を…モノにした!
GM:では、君には感じられる。
GM:大蛇の奥深く。まだ、確かに。
GM:自分と1つだったものの鼓動がある。
GM:しかし既に、母だった女の言う通りに
GM:その全ては、新たなる主……黒川梓の肉体と1つになり
GM:櫻井天弦の操られるままになっている。
佐倉井ほたる:長大な体躯を誇る長虫を見る。――その中の、最後まで抗い続けていたひとのことを。
佐倉井ほたる:「わたしは…あなたのことを、名前と。和紗さんの言葉でしか知らない」
佐倉井ほたる:「それでも」金属が、体内で蠢く感触。骨を、肉を、皮を食んでいかれる感触を憶えている。
佐倉井ほたる:「その苦しみの、三分の一は。――わたしが、背に負うべきものだ…!」
佐倉井ほたる:だん!
佐倉井ほたる:地を踏む。舞うように始めるのは、最初に習った神楽舞のステップ。
佐倉井ほたる:『わがせ、あめのまひとつのかみにこひねがひたてまつる』
佐倉井ほたる:『なんじがいもたる、みちぬしびめに』
佐倉井ほたる:「――櫻井の最期の後継、佐倉井ほたるの名のもとに!」
佐倉井ほたる:「我が手に『帰れ』!緋緋色金!!」掌の先。
佐倉井ほたる:その長虫を、絞め殺すように握り締める。
櫻井天弦:「何も起きないわ、そんな声も、祈りも届きはしない」
櫻井天弦:「これは兵器、古代の人間が作っただけのシステムなのよ」
佐倉井ほたる:「そんなことはない」
佐倉井ほたる:「声を掛ければ、応えてくれる」
佐倉井ほたる:「そこに、彼らは――確かにいるんだ!」
佐倉井ほたる:ず る  っ
佐倉井ほたる:まるで、その掌が。蠎龍の内部に繋がるように。
GM:ばき ばきばきばきばきっ
GM:その呼声へと、応えるように
GM:大蛇の体内から無数の枝分かれした金属が、佐倉井ほたるへと伸びる!
櫻井天弦:「!!」
”蠎龍”:「――――ッ!!!」
GM:ぐちゅ めき べきべき
GM:激痛と共に、皮膚の下へと鋼が入り込んでいく感覚。
GM:そして……君の体に
GM:かつてあったものと同じ、灯の温かさが灯る。
興津和紗:「やっぱり、あんたもお姫様だよ。ほたるちゃん。」
貴崎世怜:「……戻った!」お腹を押さえながら、嬉しそうに。
虹咲奏:獣の口が、嬉しそうに歪む。
佐倉井ほたる:「汝、求めるのならば欲するべし。開かんと欲するならば、叩くべし」
佐倉井ほたる:「神にこえを届けたいのなら!汝、その誠心をもって祈るべし!」
佐倉井ほたる:二つ結びに結んだ髪が、入り込むに合わせて解け。
佐倉井ほたる:その先端から、嘗ての如くに赤々と。
佐倉井ほたる:ばさりと、裾を払う。
櫻井天弦:「これ……は……一体、どういう」
櫻井天弦:初めて、その表情に動揺を浮かべる。
櫻井天弦:「何故、完全に同化した緋緋色金が制御を……?」
佐倉井ほたる:「あたりまえだ」
佐倉井ほたる:「わたしが、いつから」
佐倉井ほたる:「”かれ”と、一緒にいて。話し続けていたと思う」
櫻井天弦:「ッ……」
佐倉井ほたる:「――産まれて間もなくだ!貴方がそうした!」
佐倉井ほたる:夕暮れの昏い赤色から、払暁の如き燃える朱色へ。
櫻井天弦:「話した、それでどうなるの。彼らとは言葉が違う、心が違う、在り方が違う……」
櫻井天弦:「伝わる何かなんて、あるはずがない!いいえ、あったとして」
櫻井天弦:「そんな不確かなものに……覆されたと言うの!?」
佐倉井ほたる:「――あなたは、彼らの声に耳を傾けたことがあったか」
櫻井天弦:「ありえない!ただの雑音よ!」
櫻井天弦:「レネゲイドビーイングとしての自我を得ることさえ出来ない、卑小な魍魎たちの囀りなんて……!」
佐倉井ほたる:「わたしは、ずっと――この11年!欠かさずに聞き続けて、応え続けてきたぞ…!」
佐倉井ほたる:ロイスを変更します。
佐倉井ほたる:天目一個神:〇共感/偏愛→『緋緋色金』/〇同朋/同一 へ。
佐倉井ほたる:そして、このロイスをSロイス申請をします。
櫻井天弦:「……いいわ」
櫻井天弦:スッと、また笑みが戻る。
櫻井天弦:「貴方を殺せば、もう一度手に入る」
櫻井天弦:「今度は、殺す理由が出来ちゃった」
櫻井天弦:「お母さんのために、その命も頂戴ね」
櫻井天弦:矛を向ける。
佐倉井ほたる:「やってみろ」左の瞳が燃え上がる。
佐倉井ほたる:「できる、ものなら!」袂から剣を抜き放つ。
寒骨白:『主、主よ聞け!』
寒骨白:『緋緋色金とやらが抜き取られたためか』
寒骨白:『黒川梓を取り込もうとしているあの大蛇の結びつきが弱まっている!』
寒骨白:『この機を逃してはならん!』
”蠎龍”:佐倉井ほたるが緋緋色金の奪還判定に成功したため
”蠎龍”:《生命増強》のLVが-5されます。
興津和紗:やったじゃん
興津和紗:「混乱してるうちに、一気に叩き込めってことだな!」
寒骨白:『然り!あの女から影を剥ぎ取った時のように』
寒骨白:『吾と主になら出来る!』
”蠎龍”:ずずずず
”蠎龍”:体の端を綻ばせながらも
”蠎龍”:未だその巨体は禍々しい瘴気を吹き上げている……。
GM:では続いて行動値8虹咲さんのイニシアチブから。
GM:メインプロセス。行動宣言をどうぞ。
虹咲奏:こちら、待機します。その前にロイス感情変更。
虹咲奏:父親/虹咲聖/親/侮蔑:○/ロイス→血縁上の父/虹咲聖/人/憤怒:○/ロイス
虹咲奏:というわけで待機!
GM:人www
GM:行動値8、黒子近衛たちのメインプロセスへ。
黒子近衛:1、2共にマイナーでインフィニティウェポン
黒子近衛:メジャーでコンセントレイト+伸縮腕
GM:オート介入ございますか!
GM:無ければ、それぞれ命中判定に移ります。
虹咲奏:なしです!
黒子近衛:では攻撃へ!まず1のターゲッティング
黒子近衛:1d4
DoubleCross : (1D4) → 2

黒子近衛:貴崎さん!
貴崎世怜:ギャッ
黒子近衛:9dx7+7
DoubleCross : (9R10+7[7]) → 10[1,4,4,6,7,8,9,9,10]+10[3,9,9,10,10]+10[4,6,6,9]+10[8]+5[5]+7 → 52

黒子近衛:.
黒子近衛:たっか
虹咲奏:高い
貴崎世怜:なんじゃこれ
興津和紗:殺意のすけ…
貴崎世怜:あっそうだまだ暴走してない、お願いドッジ!
GM:ルーラーでダイスは-7だ!
貴崎世怜:あっほんとだ!じゃあドッジ不成立です
虹咲奏:《軍神の守り》《竜鱗》行けますか!
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+5した(侵蝕率:134->139)
黒子近衛:では、2のデビルストリング
黒子近衛:軍神の守りを打ち消します。
虹咲奏:OK,行動放棄カバー!
黒子近衛:そのカバーは…
黒子近衛:通ります!
虹咲奏:よし!
貴崎世怜:助かった……
黒子近衛:6d10+11
DoubleCross : (6D10+11) → 31[5,4,10,3,7,2]+11 → 42

虹咲奏:無傷!
黒子近衛:諸々有効
黒子近衛:かったい!
黒子近衛:ひゅおっ!ぎしっ!!
黒子近衛:黒子たちの指先から虹咲さんの翼に銀糸がかかるが
黒子近衛:糸が軋むばかりで、傷はつかない!
虹咲奏:「……ああ。流石に櫻井天弦のような技は無理だが」
虹咲奏:「通常の攻撃ならば問題なく受けられる」
黒子近衛:更に続いて近衛2の攻撃!
黒子近衛:ターゲッティング
黒子近衛:1d4
DoubleCross : (1D4) → 2

黒子近衛:またも貴崎さん!
貴崎世怜:またか!
佐倉井ほたる:世怜さん大人気…
黒子近衛:9dx7+7
DoubleCross : (9R10+7[7]) → 10[1,1,2,2,3,4,8,10,10]+10[1,9,9]+3[1,3]+7 → 30

黒子近衛:今回も中々やる気
貴崎世怜:避けられない……
GM:カバーございますか!
佐倉井ほたる:≪崩れずの群れ≫!カバーを宣言します!
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を+2した(侵蝕率:90->92)
GM:OK!エネミー側の打ち消しは…ない!
GM:カバー通ります!
佐倉井ほたる:ふむ
佐倉井ほたる:そしてスネークブレードと同化してガード!
黒子近衛:4d10+11
DoubleCross : (4D10+11) → 33[7,7,10,9]+11 → 44

黒子近衛:たっか
黒子近衛:諸々有効!
虹咲奏:高い
貴崎世怜:つよ
佐倉井ほたる:殺意が高いな…w
佐倉井ほたる:装甲8+ガード3+5で、16.
佐倉井ほたる:28点ダメージ。残HP3で立ってる!
GM:ガッツ!
興津和紗:タフガール!!
貴崎世怜:つよいぜ!
黒子近衛:ビシュ!ガキッ!!
黒子近衛:再び、佐倉井さんの喉に鋼線がかかり
黒子近衛:ぶしゃっ!!
黒子近衛:一瞬で同化、喉を刳り裂く!
佐倉井ほたる:ひゅ、と息が零れる音。
佐倉井ほたる:血が舞う音――その中で。
佐倉井ほたる:中から伸びた、異質な赤が血と糸を同化し回収する。
佐倉井ほたる:びぃ――ぎ。「…あまり、慣れない操作はさせないでほしいのだけれど」喉に傷を残したままに立つ。
GM:そして行動値6、虹咲聖の手番。
”アロガント”虹咲聖:マイナーで破壊の爪+完全獣化+斥力跳躍+マルチアクション、暴走を解除しつつPC達のエンゲージへと接敵
”アロガント”虹咲聖:びき びき めき
”アロガント”虹咲聖:全身を鱗が覆い、その姿が変貌していく。
”アロガント”虹咲聖:「はぁあああああッ……!かぁッ!!」
”アロガント”虹咲聖:ナイフのような牙をむき出しにした、獰猛な肉食竜の姿。
”アロガント”虹咲聖:だん  っ  !!
”アロガント”虹咲聖:跳躍し……爪を振るう先は
”アロガント”虹咲聖:血肉を分けた息子……虹咲奏へ。
”アロガント”虹咲聖:メジャーでコンセントレイト+瞬速の刃+巨人の斧+獣の力
”アロガント”虹咲聖:対象は虹咲さんへ。
虹咲奏:《フラッシュゲイズ》
虹咲奏:使いましょう。まだこのラウンドでは使ってなかった。
虹咲奏:ダイスデバフは-8!
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+3した(侵蝕率:139->142)
”アロガント”虹咲聖:OK!
”アロガント”虹咲聖:8dx7+4
DoubleCross : (8R10+4[7]) → 10[1,4,6,6,8,8,9,10]+6[2,4,4,6]+4 → 20

”アロガント”虹咲聖:いまいち!
虹咲奏:ダイス多いな…
虹咲奏:《竜鱗》で受けます。
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+3した(侵蝕率:142->145)
GM:カバーはなしでよろしいですか!
虹咲奏:このまま受ける!
佐倉井ほたる:了解…!
”アロガント”虹咲聖:ではダメージ!
”アロガント”虹咲聖:3d10+72
DoubleCross : (3D10+72) → 22[10,8,4]+72 → 94

”アロガント”虹咲聖:諸々有効!
虹咲奏:さっすがに高い!
虹咲奏:ボディーアーマー8、竜麟50、衝撃相殺15で73
虹咲奏:虹咲奏のHPを-21した(HP:28->7)
虹咲奏:生存!
GM:ヒューッ!
”アロガント”虹咲聖:ばぎばぎばぎばぎッ!!!
”アロガント”虹咲聖:獰猛な爪と牙が翼を裂き、噛み砕き、血しぶきが舞う!
虹咲奏:「………!!」両の腕を翼にし、顔の前で交差させて防御する!
”アロガント”虹咲聖:ガシイッ!!
”アロガント”虹咲聖:三つ指の鋭い獣脚で、抑えつける!
”アロガント”虹咲聖:「ふぅるるるる……!!」
虹咲奏:「ぐ……ォ……」竜麟と同じ、強度を有した翼。
虹咲奏:それを持ってしても、衝撃が伝わってくる。
”アロガント”虹咲聖:「殺す……殺してやるぞ、貴様を!」
”アロガント”虹咲聖:「お前など最初から不要だったのだ!!」
虹咲奏:「殺せるものなら……やってみるがいい……」金の瞳孔が竜を見据える。
”アロガント”虹咲聖:息子の翼を噛み千切りながら、瞳が収縮する。
”アロガント”虹咲聖:「言われるまでもない!ここで死ね!!」
虹咲奏:「……全く」
虹咲奏:口を歪めて
虹咲奏:「不要だと、今になるまで気づかなかったか。この私が持ち得なかったものを、無理矢理にねじこんで埋め込んで」
虹咲奏:「だが、私は貴様を決して憐れみはしない」
虹咲奏:「然るべき裁きを受けろ!!」
”アロガント”虹咲聖:「裁き!裁きだと……!」
”アロガント”虹咲聖:「ふざけた口を!聞くなァアアアアッ!!」
虹咲奏:「こちらの台詞だ」
”アロガント”虹咲聖:牙と爪が胴へと食い込む。
”アロガント”虹咲聖:羽が舞い飛び、光の守護はこじ開けられつつある。
GM:二匹の獣が凄絶な掴み合いを果たす中で
GM:動き出すのは……行動値5、興津さん!
GM
”蠎龍”
5m
櫻井天弦、黒子×2
5m
PC、虹咲聖

GM:そして改めて
GM:興津さんの手番どうぞ!
興津和紗:マイナーなし
興津和紗:メジャーでコンセ+アタックプログロム+爪剣
興津和紗:対象は虹咲聖
興津和紗:えーっと、固定値を信じろ!!
興津和紗:4dx7+21
DoubleCross : (4R10+21[7]) → 10[4,5,9,9]+10[9,10]+10[4,10]+1[1]+21 → 52

興津和紗:信じる者は救われる
”アロガント”虹咲聖:ガード!イージスの盾!
”アロガント”虹咲聖:3d10
DoubleCross : (3D10) → 12[7,4,1] → 12

”アロガント”虹咲聖:今ひとつ!ダメージどうぞ!
貴崎世怜:ダメージロール前にコンボ:呪典之捌"刻ミ印"《力の法則》でダメージダイスを+5!
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+6した(侵蝕率:107->113)
興津和紗:6d10+37
DoubleCross : (6D10+37) → 28[6,3,5,7,6,1]+37 → 65

興津和紗:65+5d10
DoubleCross : (65+5D10) → 65+22[2,2,7,9,2] → 87

興津和紗:おら!!
貴崎世怜:どやこら!!
”アロガント”虹咲聖:高っかいなあ!
”アロガント”虹咲聖:なんとか耐える!しかし大ダメージ!
”アロガント”虹咲聖:中々虫の息だ!
虹咲奏:貴様なぞ虫だ!
興津和紗:二本の獰猛な爪が、虹色の翼に弾かれる。
”アロガント”虹咲聖:「うううぅるるるッ!」
”アロガント”虹咲聖:ばぎ ぶち
”アロガント”虹咲聖:翼に爪を立て、怪力を込めて引き裂こうとしている
興津和紗:虹咲聖の体幹がゆらぐ、それでもなお、こいつの視線は支部長から一切それていない。
興津和紗:要するに
興津和紗:「隙だらけだぜ、おっさん!!」
虹咲奏:「……やれ!!興津!!!」
”アロガント”虹咲聖:「!!」
”アロガント”虹咲聖:ヒュオッ!!
”アロガント”虹咲聖:鋼鉄の鞭のように薙ぎ払われる尾が、迎撃すべく空を切る!
寒骨白:『主、突き進め!心のあるままに!』
興津和紗:「ああああっ!!」
興津和紗:体を下げる
貴崎世怜:「和紗ちゃん!」虹咲聖の動きを阻害するように、影の針が戒める
”アロガント”虹咲聖:「ぬ、ぐ」
”アロガント”虹咲聖:「虫けら共がぁあああああッ!!」
”アロガント”虹咲聖:影の針にもがきながら、急所を晒す!
興津和紗:地面を強く踏みつける。膝から腰から胴から腕。腕から槍
興津和紗:全ての力を、槍へと伝える!
興津和紗:「見下してんじゃねえよ」
興津和紗:ガッ!
興津和紗:穂先が跳ね上がる。
興津和紗:風とともに血しぶきが舞う
”アロガント”虹咲聖:「が……は……」
”アロガント”虹咲聖:槍に貫かれ、竜の巨体がよろめく。
興津和紗:「自信を持つのも結構だけどよ。」
興津和紗:「ちゃんと見るべきものをみねえと足元すくわれるぜ」
興津和紗:「こんな風にな」
”アロガント”虹咲聖:「ふふ、は」
”アロガント”虹咲聖:「貴様如き、ちっぽけな、取るに足りない小娘までもが」
”アロガント”虹咲聖:「私に意見するのか?何も背負わない、何も手にしていない分際で!!」
”アロガント”虹咲聖:興津に向かって牙を剥き出す!
興津和紗:「更年期クソババアといい、てめえといい。」
興津和紗:「お前らとことん、自分の尺度でしか人を見る気がないのな。」
興津和紗:「てめえの持ってるもんと欲しいもん以外、見えねえのか。」
興津和紗:「権力やら暴力やら金やらってのも悪かねえけどよ。」
興津和紗:「夢と理想背負って戦ってるヤツも世の中にはいるんだぜ。」
興津和紗:「なんせ。『お姫様』だからな。キラキラしたもんが好きなんだ。」
”アロガント”虹咲聖:「夢?理想?」
”アロガント”虹咲聖:「そんな戯言に価値はない……実績、成果、他人を傅かせる確かな事実!」
”アロガント”虹咲聖:「私は何度も掴み取ってきた……そして、また、もう一度……!!」
”アロガント”虹咲聖:”蠎龍”を見上げる。
興津和紗:「そいつもあんたの夢だ。いいと思うぜ、否定はしねえよ。」
興津和紗:「けど、やり方が気に喰わねえ。他人を踏み台にしててめえだけ幸せにってのは、お姫様のやり方じゃねえんだ。」
寒骨白:『つまり、要して』
寒骨白:『貴様には器が足りぬ。』
虹咲奏:「………貴様が見る物は過去に遺してきた足跡だけだ」
虹咲奏:「そこには、未来がない」
虹咲奏:「決して満たされることはないだろうな……!!」
”アロガント”虹咲聖:「……ハァアアッ…アアッ!黙れ…黙れ黙れ黙れ…!!」
”アロガント”虹咲聖:「貴様らの血肉の味で、満たしてやる!!」
GM:続いて行動値3、佐倉井さんの手番。
佐倉井ほたる:はい。
佐倉井ほたる:ここは倒せそうなパパ上かなあ
佐倉井ほたる:マイナーなし。
佐倉井ほたる:オートでスネークブレードを装備、一体化。
佐倉井ほたる:メジャー≪コンセントレイト:エグザイル≫≪貪欲なる拳≫で虹咲聖を攻撃します。
佐倉井ほたる:えっとダイスが、肉体5+貪欲4+器物使い3+DB2で、14で。ルーラーで-7されて7か。
佐倉井ほたる:7dx7+4
DoubleCross : (7R10+4[7]) → 10[1,1,2,3,3,5,7]+10[8]+6[6]+4 → 30

佐倉井ほたる:反応せよ!
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を+5した(侵蝕率:92->97)
”アロガント”虹咲聖:ガード!イージス!
”アロガント”虹咲聖:3d10
DoubleCross : (3D10) → 13[10,2,1] → 13

”アロガント”虹咲聖:いまひとつ!
佐倉井ほたる:む、平均値
佐倉井ほたる:ではダメージ!
佐倉井ほたる:4d10+8 装甲等有効!
DoubleCross : (4D10+8) → 19[5,9,3,2]+8 → 27

佐倉井ほたる:むむぅ。まあ平均値か…!
”アロガント”虹咲聖:ひえええーっ
”アロガント”虹咲聖:まだ倒れないぞ!ガードが効いている!
佐倉井ほたる:では演出!
佐倉井ほたる:槍の刃が抉った先に。裏から回り込むように。
佐倉井ほたる:腰元に据えた脇構え。「――かしこくも、あまのうずめのみことにはいしたてまつる」
佐倉井ほたる:たん、と軽い音。
佐倉井ほたる:傷口を狙う剣筋と、跳躍によって舞う裾の刃が肉を抉る。
”アロガント”虹咲聖:「!!」
”アロガント”虹咲聖:ぎゃりん!!
”アロガント”虹咲聖:鋼のような鱗で、刃が滑る。傷は浅い。
佐倉井ほたる:「……む。あちらに夢中そうなので、ひとつ落とせるかと思ったのですが」
佐倉井ほたる:硬化していた裾が、着地と共に布の柔らかさを取り戻す。
”アロガント”虹咲聖:「誰も……彼もが、力のない者が、こぞって歯向かおうとする……!」
”アロガント”虹咲聖:「未来がないのは貴様たちの方だ!ここで引き裂かれて死ねば」
”アロガント”虹咲聖:「未来も何も無い!フフ、ハハハハ!!!!」
佐倉井ほたる:「……やってみればよろしい。出来るのならね」
佐倉井ほたる:「窮鼠猫を噛む、という諺くらいは知っているでしょう」
GM:では続いてクリンナップ
GM:邪毒を受けてる人はいないので…2R目セットアップ!
”蠎龍”:ルーラー、PC全員のダイスを-7
貴崎世怜:ゆるせねえ!
佐倉井ほたる:うげえ
興津和紗:バカ梓!
”蠎龍”:場を支配する強烈な禍々しさは、消えていない。
GM:他エネミーはなし。
虹咲奏:セットアップなし
佐倉井ほたる:セットアップもなし!
貴崎世怜:セットアップ、コンボ:呪典之弐"丑ノ刻"・外典 《原初の黄:得意領域》《ヒュドラの怒り》
貴崎世怜:メジャーのダイスを計+7、攻撃力+18します
貴崎世怜:そして暴走!
GM:メイン!行動値27、おろちちゃんから!
GM:マイナーでオリジン:レジェンド+原初の青:猛毒の雫
”蠎龍”:マイナーでオリジン:レジェンド+原初の青:猛毒の雫
”蠎龍”:メジャーで原初の赤:サイレンの魔女
虹咲奏:妨害行きます
虹咲奏:《魔獣の咆哮》《フラッシュゲイズ》!この段階ではダイスデバフは15!
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+5した(侵蝕率:145->150)
虹咲奏:そしてこっからが起源種+3だ
GM:爆発的デバフ!
GM:それは見失う!攻撃自動失敗です!
興津和紗:かっこいい!!
貴崎世怜:やったー!
佐倉井ほたる:キャーッ!
虹咲奏:よし!
”蠎龍”:ごぉあああっ!!
”蠎龍”:瘴気の塊が、再び大蛇の口内に湧き上がっていく。
虹咲奏:…………翼を掲げる。その、攻撃の予兆に。
虹咲奏:「……お前には、傷つけさせない」
虹咲奏:貴崎世怜の時と同じだ。
虹咲奏:無意識とはいえ。いや、無意識であればこそ。
虹咲奏:それは、疵になる。
虹咲奏:……虹の翼が、その中から光を放つ。
虹咲奏:全ての色が”蠎龍”の視界を。感覚を狂わす。
”蠎龍”:『――。』
”蠎龍”:がふ しゅ
”蠎龍”:瘴気を飲み込み
”蠎龍”:鎌首をもたげて、その光に魅入られるように
”蠎龍”:揺れている。
虹咲奏:「……待っていてくれ」
GM:行動値13、櫻井天弦の手番へ。
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:イニシアチブでさらなる絶望×2
興津和紗:増やすな
貴崎世怜:やめて
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:同エンゲージに黒子近衛×2を配置
佐倉井ほたる:シーン攻撃をお持ちの方はいらっしゃいませんか!!
貴崎世怜:いない……
興津和紗:今はいない…
虹咲奏:いない…
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:マイナーでインフィニティウェポン
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:メジャーでコンセントレイト:モルフェウス+サンドシャード+クリスタライズ+焦熱の弾丸、オートで砂の加護
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:PC達のエンゲージに範囲攻撃
佐倉井ほたる:≪守護者の巨壁≫!その攻撃をわたし単体に!
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を+6した(侵蝕率:97->103)
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:攻撃対象は……単体!!
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:佐倉井ほたるへ!
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:15dx7+7
DoubleCross : (15R10+7[7]) → 10[1,1,2,3,4,4,6,7,7,8,8,8,9,10,10]+10[1,3,4,7,8,9,9,9]+10[1,3,5,6,10]+10[8]+6[6]+7 → 53

佐倉井ほたる:ドッジも無理だがガードしても死ぬ!
佐倉井ほたる:ワンチャンに掛ける…!
佐倉井ほたる:1dx+1=>53
DoubleCross : (1R10+1[10]>=53) → 8[8]+1 → 9 → 失敗

佐倉井ほたる:来いよー!!
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:6d10+33
DoubleCross : (6D10+33) → 35[10,3,7,3,3,9]+33 → 68

”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:装甲無視
佐倉井ほたる:消し飛ぶ!
佐倉井ほたる:”母親”/櫻井天弦/〇期待/不快感のロイスを昇華、復活!
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:ガオン!!ガオン!ガオン!!
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:宙を舞う純白の矛が、ほたるの体を削り飛ばしていく。
佐倉井ほたる:「ぐ」
佐倉井ほたる:刃を編む。千切れた腕と足を、夕焼け色が注いでいく。
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「それだけ庇い立てしても」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「その人達はね、都合よく貴方を使いたいだけなのよ」
佐倉井ほたる:「…それが、どうしたというのです」
佐倉井ほたる:笑みを作る。
佐倉井ほたる:「ぬくぬくと、寝ていてもよかったでしょう。そうしていいと、そう言ってくれたひともいた」
佐倉井ほたる:「けれど、わたしが、勝手に。其れをしたいと思うから…ここにこうして立っている」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「ほたる……」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「自分の中にある答えだけでは」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「誰とも繋がれないのよ」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「そう……そうして、閉じていくだけ」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:娘の体を削り飛ばしながら
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:どこか、遠い場所を見るように、ぼんやりと。
佐倉井ほたる:「わたしの答えの、半分は」
佐倉井ほたる:「わたしの、となりのひとがもっている」
佐倉井ほたる:削られる。左目が抉られて、次の瞬間には燃える鉄が象る。
佐倉井ほたる:「だから、ひとりになんて、なれない…!」
佐倉井ほたる:赤黒いものが、口からこみ上げて。それを強引に飲み下し。視線だけは変わらずに、焔のよう。
GM:では続いて行動値8、虹咲さんと貴崎さん!
虹咲奏:こちらは待機!
GM:では貴崎さんの手番へ!
貴崎世怜:殺るデス
興津和紗:殺せ!!
貴崎世怜:マイナーはなし メジャーでコンボ:呪典之参"五寸釘"《コンセ:エグザイル》《無機なる四肢》《異形の祭典》
貴崎世怜:対象は虹咲聖、櫻井天弦、黒子3、”蠎龍”
貴崎世怜:そんで判定前にロイス切ってダイス+10します友達/佐倉井ほたる/○友情/不安を
GM:気合!
貴崎世怜:ルーラーと差し引き+3でダイス数は14個!おらーっ!
貴崎世怜:アセティック分含めて15だ!
貴崎世怜:15dx7+7
DoubleCross : (15R10+7[7]) → 10[1,1,3,3,4,4,5,5,7,9,9,9,9,9,10]+10[2,3,4,6,6,7,7]+10[1,8]+2[2]+7 → 39

黒子近衛:イベイジョンは18、命中。
貴崎世怜:あ、ドッジ-1もあります
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:鋼の氷+蒼き悪魔、ガード値を+10しつつダメージを12点カウンター
佐倉井ほたる:まず、蒼き悪魔を≪デビルストリング≫します。
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を+6した(侵蝕率:103->109)
黒子近衛:黒子4がそれをストリング
佐倉井ほたる:それをカウンターします。≪デビルストリング≫。
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を+6した(侵蝕率:109->115)
黒子近衛:ではそこでストップ、3のデビストは使用せず。
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:蒼き悪魔は打ち消されます。
貴崎世怜:ウオオ
”アロガント”虹咲聖:ガード、イージスの盾
”アロガント”虹咲聖:3d10
DoubleCross : (3D10) → 13[6,1,6] → 13

”蠎龍”:回避
”蠎龍”:8dx
DoubleCross : (8R10[10]) → 9[1,1,4,6,7,7,8,9] → 9

GM:ダメージをどうぞ!
佐倉井ほたる:ア、その前に!
佐倉井ほたる:≪異世界の因子≫。世怜さんの力の法則をコピーし、使用します!ダメージ+3d!
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を+5した(侵蝕率:115->120)
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を+4した(侵蝕率:120->124)
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を+2した(侵蝕率:124->126)
佐倉井ほたる:6だったので此方が正しくなります!
GM:ヒューッ
GM:ではダメージどうぞ!
貴崎世怜:7d10+24
DoubleCross : (7D10+24) → 30[3,5,2,3,6,4,7]+24 → 54

貴崎世怜:ひくい……!
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+6した(侵蝕率:113->119)
GM:こいつはでけえ
GM:ではまず黒子3、及び虹咲聖が戦闘不能に!復活もなし!
GM:ともかく2体沈みます!演出どうぞ!
貴崎世怜:世怜の足元の影が蠢き、足元から徐々に登っていく。
貴崎世怜:泥のような黒い影。獣の証が侵蝕していく。だが、それを受け入れるように、ただ立っている。
貴崎世怜:「……」目を閉じる。獣に身を委ねる時、思い出すのは過去のことばかりだった。
貴崎世怜:影が昇り、腰を、胸を、首元を飲み込む。
貴崎世怜:目を開く。赤い眼が敵を見る。その眼に光るのは破壊的な衝動と、一人の人間の意志。
貴崎世怜:白い面の向こうに、貴崎世怜がいる。
貴崎世怜:「……、う、ばわせたり、なんか」
貴崎世怜:「しない……!」人間の言葉で、吠える!
貴崎世怜:影から黒い針が無数に伸び、狙いを定める!
佐倉井ほたる:そして、その影のあるじに寄り添う姿がひとつ。
佐倉井ほたる:泥の奥。そこにある手のひらと、己のそれを重ねる。
貴崎世怜:手と手を重ね、優しく握る。
貴崎世怜:針は束ねられ槍となり、飛びかかっていく
GM:ガガガガガガッ!!
GM:影の槍の嵐が、敵陣を走る!
”アロガント”虹咲聖:「ぐ…!があああッ!」
”アロガント”虹咲聖:貫かれ、吹き飛ばされる!
黒子近衛:「ぐお……!」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「!」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:矛を引き戻し、迎撃に移るが……
佐倉井ほたる:「いくたま、たるたま、ちがへしのたま――」手の熱がそこにある。
佐倉井ほたる:「ぬかれるは、≪やつかのみつるぎ≫!」いつのまにか手にある諸刃の銀刃が切り祓う。
GM:ギィン!!
GM:空中で弾かれ、一瞬手元に届くのが遅い!
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「ッ!!」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:身を護る盾にしかならない!
”アロガント”虹咲聖:「が……はぁあ…」
”アロガント”虹咲聖:「化物め……!」
”アロガント”虹咲聖:貴崎世怜を睨めつけながら、人間の姿へと戻り
”アロガント”虹咲聖:崩れ落ちる。
貴崎世怜:「……わ、たしは。わたしだ」虹咲聖を一瞥し、小さく言う
佐倉井ほたる:重ねた手のひらに、きゅっと力を込めて握る。
虹咲奏:「ああ」
虹咲奏:「……それだけだ。我々は、皆」
虹咲奏:ただ、静かに倒れる聖を一瞥し
虹咲奏:「……来るぞ」
虹咲奏:攻撃に備える。
興津和紗:虹咲さんの言葉で気を引き締める
GM:では続いて行動値8
GM:3体の黒子近衛の一斉攻撃!
黒子近衛:それぞれマイナーはなし、メジャーでコンセントレイト+伸縮腕
黒子近衛:まず1から
黒子近衛:対象選択
黒子近衛:1d4
DoubleCross : (1D4) → 2

黒子近衛:貴崎さん大好き!
貴崎世怜:ま た か
虹咲奏:また!
黒子近衛:妨害ございますか!
虹咲奏:ダイスデバフは今ラウンド品切れ!
黒子近衛:9dx7+7
DoubleCross : (9R10+7[7]) → 10[2,5,5,6,6,7,8,8,10]+10[3,4,9,10]+10[6,10]+4[4]+7 → 41

黒子近衛:たっか
興津和紗:まわすね!?
貴崎世怜:たけえよ!!!!!
佐倉井ほたる:うげえ
GM:回避、カバー等どうぞ!
虹咲奏:《軍神の守り》《竜鱗》
虹咲奏:私がやる!
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+5した(侵蝕率:150->155)
貴崎世怜:ありがたや……
黒子近衛:5d10+11
DoubleCross : (5D10+11) → 31[6,7,10,3,5]+11 → 42

黒子近衛:諸々有効!
虹咲奏:現在装甲60。衝撃相殺15。
虹咲奏:に、UGNアーマー8
虹咲奏:なので、無傷。
黒子近衛:かってえ!
黒子近衛:だがどんどんいくぜ!2のターゲッティング!
黒子近衛:1d4
DoubleCross : (1D4) → 1

黒子近衛:興津さん!
黒子近衛:9dx7+7
DoubleCross : (9R10+7[7]) → 10[2,2,2,3,3,4,5,7,8]+5[3,5]+7 → 22

黒子近衛:対処せよ!
興津和紗:この野郎!!
興津和紗:ガードだ!!
虹咲奏:カバーいりますか!
興津和紗:大丈夫、だと思います!
興津和紗:だと思いたい。大丈夫!
虹咲奏:OK!
黒子近衛:3d10+11
DoubleCross : (3D10+11) → 19[5,5,9]+11 → 30

黒子近衛:諸々有効
興津和紗:いえいえい!!残り6点で生存!!
虹咲奏:やった!
興津和紗:次は無理じゃ!!
黒子近衛:うおおおお!
黒子近衛:とどめさしたる!3のターゲッティング!
黒子近衛:1d4
DoubleCross : (1D4) → 1

黒子近衛:ほらみろ――ー!
黒子近衛:9dx7+7
DoubleCross : (9R10+7[7]) → 10[1,1,2,5,8,8,8,8,9]+10[2,6,7,9,9]+10[7,8,8]+10[2,7,8]+3[2,3]+7 → 50

黒子近衛:殺意。
貴崎世怜:気合がすごすぎる
佐倉井ほたる:おかしいでしょ
虹咲奏:これはやばい…
興津和紗:これは死ぬ
興津和紗:ドッジ
興津和紗:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[4,4,8,10]+6[6] → 16

興津和紗:はい無理!
虹咲奏:カバーどうしますか!
興津和紗:まあ、一回死んでもどうってことないので、受けます!
虹咲奏:了解!ありがとうございます!
黒子近衛:6d10+11
DoubleCross : (6D10+11) → 32[8,6,2,3,9,4]+11 → 43

黒子近衛:諸々有効
黒子近衛:ひゅばっ!ひゅばっ!!
黒子近衛:「車掛かりに攻めよ!!」
黒子近衛:黒子たちは陣形を組み、次々に鋼線を飛ばす!
虹咲奏:「く…………!」
虹咲奏:前に立ち、攻撃を受ける。だが、
虹咲奏:レネゲイドの侵蝕が進んでいるのを感じる。始祖の竜の力に、代償がないはずがない!
黒子近衛:ガキィ!ぎゃり!!
黒子近衛:「傷は付けられずとも、やがて限界は来る!」
黒子近衛:「さあ、倒れ伏せ!」
興津和紗:「気合入れるぞ!寒骨白!」
寒骨白:『主!何を!?』
興津和紗:銅線を槍で弾く、斬る、いくつかの攻撃を弾くことはできても、いつか波に飲まれる
GM:糸に切り裂かれ、血が噴き出す!
GM:だが、それが虹咲が包囲陣から抜け出す隙となる。
興津和紗:「かっ」
虹咲奏:「興津!?」
寒骨白:『主……なんという無茶を』
興津和紗:「言ったろ、あんただけで。痛みに耐えるこたとはねえんだ。」
虹咲奏:「………!」
虹咲奏:「お前は……」
虹咲奏:「……ふふ。気高く、優しい」
虹咲奏:「ありがとう。『お姫様』」
興津和紗:糸が、肉を裂き、骨を避け、肺腑を斬った
興津和紗:息を吸う。息を吸う。いくら吸っても苦しさが消えない。
興津和紗:陸で、溺れている。力が抜けていくのがわかる。
興津和紗:それでも、笑う
興津和紗:自分を『お姫様』と言ってくれる人がいるから、自分を『お姫様』だと信じてくれてるやつがいるから
興津和紗:網代さんのロイス切って復活!!
虹咲奏:「……必ず、もう一人の姫を助け出すぞ」
虹咲奏:興津さんにロイス取得! ”お姫様”/興津和紗/感謝:○/心配/ロイス
興津和紗:「ああ、頼りにしてるぜ。支部長!」
GM:では続いて
GM:その興津さんの手番!
興津和紗:マイナーでママのとこまでエンゲージ!
興津和紗:メジャーでコンセ+アタックプログロム+爪剣!
興津和紗:くらえ――!!
興津和紗:固定値を信じろ!!
興津和紗:5dx7+21
DoubleCross : (5R10+21[7]) → 10[7,8,8,9,9]+10[1,5,5,7,9]+10[2,9]+5[5]+21 → 56

興津和紗:信じる者は救われる!!
貴崎世怜:ブン回った!!!
興津和紗:あ、対象は天弦ママです
興津和紗:侵蝕が139に
黒子近衛:崩れずの群れ!
興津和紗:嫌い!!
黒子近衛:カウンターも返せないのに、食らう理由がない!
黒子近衛:1がカバーリング!
興津和紗:ダメージ!
興津和紗:6d10+37
DoubleCross : (6D10+37) → 39[7,10,1,9,10,2]+37 → 76

興津和紗:えいやっ
黒子近衛:即死!
黒子近衛:1が消えて残りは2と3。
黒子近衛:違う2と4!
興津和紗:『awgeis ewnglier maguirud uesta』(称えよ 崇めよ 我らが姫を)
興津和紗:ゆらり、と倒れ込むように前に出る
興津和紗:『awgeis ewnglier maguirud uesta』(称えよ 崇めよ 我らが姫を)
興津和紗:ふわり、と金色の髪が舞い
興津和紗:『e nil twose au jesdor licue』(艶やかな紅玉の輝きが)
興津和紗:ゆるり、と右足を軸に体を回す
興津和紗:『hurvud elir couite audew』(神聖なる月光へと変化するとき)
興津和紗:きらり、と槍が弧を描き
興津和紗:『wenvair anowite uequrier ats』(その瞳に映る全ての存在が)
興津和紗:その軌跡に乗るようにして
興津和紗:『mial ea noute kje hiead es』(彼女の永遠の奴隷となる)
興津和紗:興津と黒子の体が馳せ違う
興津和紗:『ieluer, coult magui』(ああ、美しき姫よ)
興津和紗:その後を追うように黒子の血が奔る
興津和紗:『anue jesto cualade guelni adoweil』(その御手で彼の者を殺め)
興津和紗:とん、と石突が地面を蹴る音が響き
黒子近衛:「……!!」
黒子近衛:声もなく、崩れ落ちる。
興津和紗:『anue jes liqer au gueini grenad ahme』(その御言葉で彼の者を堕落させよ)
興津和紗:はらり、と金色の髪がほどける。
興津和紗:『ewnglier maguirud uesta』(崇めよ 我らが姫を)
興津和紗:「次はてめえだ。更年期クソババア」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「……貴方のことは」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「結局、全然分からないままだわ」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:崩れ落ちる黒子を無感情に見下ろしながら、呟く。
興津和紗:「そりゃこっちのセリフだ。」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「夢、希望、何かなりたいものがあって、それになれたとして」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「それが何を自分に与えてくれるの?」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「……何も手に入っていないのと一緒だわ」
興津和紗:「そうだな。何も手に入らないかもしれない。」
興津和紗:「けどな。」
興津和紗:「手を伸ばしてくれる人は、居てくれる。」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「……そう」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「いなかったわ。私には」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:白い帽子の影で、困ったように微笑む。
興津和紗:>”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「自分の中にある答えだけでは」
>”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「誰とも繋がれないのよ」

興津和紗:「いたさ。」
興津和紗:佐倉井さんの気配を感じながら言葉を吐く
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「……そうかしら」
興津和紗:「けど、あんたはそれを自分で拒絶したんだ。」
興津和紗:これ以上は何も言わない。言葉以上のことを伝えられるのは、きっとこの場ではほたるちゃんだけだ。
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「ああ、そうだったのかも。しれないわね」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:歩き、向かってくる佐倉井さんの方へ視線を向ける
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「……ほたる」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「当主を継いで、貴方を産んで」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「何か感じるかなって、期待したわ」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「けれどね、何も無かった。何も感じ無かったの」
佐倉井ほたる:「………」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「……だから、お母さん思うままになる世界が欲しい」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「あらゆるものが、手の届く場所に……そうすれば、何か」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「私が愛せるものだって、どこかに見つかるかもしれない」
佐倉井ほたる:「……あなたは、ほんの一時でも」
佐倉井ほたる:「その足を、止めてみればよかったんだ。そうして、ゆるりと周りを見渡してみればよかった」
佐倉井ほたる:「何を宝石であるとするかも。何を屑石であるとするかも」
佐倉井ほたる:「すべて、己で決めて、選んでいくことです」
佐倉井ほたる:龍の持つとされる、ひとつの秘宝の説話を思い出す。
佐倉井ほたる:如意宝珠。
佐倉井ほたる:なにもかも持ち主が望むことを実現して…それでも、欲望が満たされ切ることはない。
佐倉井ほたる:「何かを愛したいと望むなら」
佐倉井ほたる:「あなたから、愛して見せる必要があったんだ。たとえ、偽りのことだったとしても」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「ふふ……」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「賢くなったのね。ほたる。けれど」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「届かない愛は、ただ虚しいだけ」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「虚しさが募ると、いつか疲れて、心が壊れていく」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「それを抱き続けるのは、口にするほど簡単じゃないの」
佐倉井ほたる:「簡単に手に入るものが欲しかったのですか」
佐倉井ほたる:「そうじゃないから、欲しいと思ったのではないですか?」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「……ええ」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「だから今も、探しているわ。ああ」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「ほたる、貴方と話していると、何かを思い出しそう……だけどきっと」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:ひゅぅ
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:手元に矛を戻す
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「もう遅いのね」
佐倉井ほたる:「そうやって、いつも決めてかかるから」
佐倉井ほたる:「こんな風に、遅れてから気付くんですよ」優しく聴こえる言の葉と共に、駆け出す。
GM:では続いて、行動値3
GM:佐倉井さんの手番!
佐倉井ほたる:はい!
佐倉井ほたる:マイナーはなし。オートでスネークブレードの射程を15mへ。
佐倉井ほたる:メジャー≪コンセントレイト:エグザイル≫≪貪欲なる拳≫。
佐倉井ほたる:ダイスを振ります。
GM:どうぞ!
佐倉井ほたる:7dx7+4 DBとスネブレのペナが相殺。
DoubleCross : (7R10+4[7]) → 10[3,5,6,6,7,8,10]+10[5,6,7]+4[4]+4 → 28

佐倉井ほたる:むむ、30いかないか
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:回避
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 9[2,6,7,7,9,9] → 9

黒子近衛:崩れずの群れ、カバーに入ります
佐倉井ほたる:妨害はなし。ダメージロール。
佐倉井ほたる:3d10+8 装甲など有効。
DoubleCross : (3D10+8) → 20[8,3,9]+8 → 28

貴崎世怜:原初の黒:力の法則!
貴崎世怜:ダメージダイス+5個!
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+6した(侵蝕率:119->125)
GM:振りたしどうぞ!
佐倉井ほたる:ひえーっ
佐倉井ほたる:ありがとうございます!
佐倉井ほたる:5d10+28
DoubleCross : (5D10+28) → 13[4,2,2,3,2]+28 → 41

興津和紗:マジか!?
黒子近衛:そのダメージならば落ちる
黒子近衛:振り足しがなければ耐えていた!
貴崎世怜:たすかった!!!
佐倉井ほたる:ありがとう世怜さん…!!
佐倉井ほたる:駆け足は、走るというより滑るといった方が近い。
佐倉井ほたる:肩に載せるようにして構えたまま、駆け出す。
佐倉井ほたる:そうして…目の前に立ち塞がる黒子たちの前で。
佐倉井ほたる:その刃を、櫻井天弦へ投擲する。
佐倉井ほたる:剣法も何も無視したような奇策。
黒子近衛:どす!!
黒子近衛:「か……」
黒子近衛:肉壁となってその刃を防ぎ、崩れる
佐倉井ほたる:「貴方達が、邪魔でした」
佐倉井ほたる:そして、その触れる距離に。
佐倉井ほたる:双の掌を、全身に流れる緋緋色金の流動のまま。
佐倉井ほたる:地より発した力を叩き付け、吹き散らす。
黒子近衛:「っ!」
黒子近衛:吹き飛ばされ、そのまま動かなくなる。
佐倉井ほたる:「――だから、触れる距離に来て欲しかった。術もなにも意味がない距離に」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:そちらを振り向きもしない。
佐倉井ほたる:裾を流す。こちらも見据えるは次の敵手だ。
GM:では泣いても笑っても最終盤!
GM:第3Rに入ります!
GM:セットアップから!
佐倉井ほたる:なしですっ
興津和紗:なし
虹咲奏:なし!
貴崎世怜:《原初の黄:得意領域》《ヒュドラの怒り》!
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+7した(侵蝕率:125->132)
”蠎龍”:三発目!最後のルーラー!
”蠎龍”:PC全員のダイスを-7!
興津和紗:バカあずさ!!
佐倉井ほたる:うごごご
GM:他エネミーはなし。
GM:ではまず行動値27
GM:蠎龍の手番から。
”蠎龍”:マイナーで原初の青:猛毒の雫
”蠎龍”:メジャーで原初の赤:サイレンの魔女
虹咲奏:《ビーストロア》《魔獣の咆哮》を撃ちます。ダイスデバフは-13。
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+5した(侵蝕率:155->160)
黒子近衛:魔獣の咆哮にデビルストリングを起動
黒子近衛:対応は!
虹咲奏:ほたるちゃん、頼む!
佐倉井ほたる:其れに!デビルストリング…!
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を+6した(侵蝕率:126->132)
GM:では最後の…打ち消し合戦!残るのは
GM:魔獣の咆哮!ダイス低下により判定を自動失敗!
虹咲奏:貴様にサイレンは…撃たせん!
興津和紗:なんて頼れる人なんだ
”蠎龍”:『――。……。』
”蠎龍”:巨大な蛇龍は鎌首をもたげたまま
”蠎龍”:ジッと、停止している。
虹咲奏:限界が近い。それでも、やらせるわけにはいかない。
”蠎龍”:その体内から
”蠎龍”:虹咲奏は感じるかもしれない。
”蠎龍”:荒れ狂うレネゲイドの奔流の中の小さな人型から
”蠎龍”:感じられるのは『苦痛』、『抵抗』そして、光へと向かおうとする意志。
”蠎龍”:最も近い感情を、君が知る中から表そうとすれば
”蠎龍”:それは、『憧憬』だ。
”蠎龍”:君の羽の光に心奪われたように、龍はじっと見下ろしている。
虹咲奏:(───ああ)
虹咲奏:「……大丈夫だ」
虹咲奏:「まだ、君は帰ることができる」
虹咲奏:「必ず」
虹咲奏:それは、確信に近い思いだった。
興津和紗:「ごめん、無理させちまってるよな。虹咲さん。」
虹咲奏:「……帰るさ。私も必ず」
虹咲奏:(そうでなければならない)
虹咲奏:「だから……頼んだぞ、皆!」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「メインシステムの1つを無理矢理に引き抜かれれば、誤作動も起こすわね」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「面倒だけど、手ずから死んでもらうしか無いかしら」
GM:行動値13、櫻井天弦の手番。
GM:イニシアチブ
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:…………ありません!!
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:さらなる絶望は、撃ち止め!
興津和紗:あやったぜ
貴崎世怜:たすかった~
佐倉井ほたる:よ、よかった
虹咲奏:ふう…
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:マイナーでインフィニティウェポン
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:メジャーでコンセントレイト:モルフェウス+サンドシャード+クリスタライズ+焦熱の弾丸、オートで砂の加護
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:これで撃ち止め!装甲無視!
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:範囲攻撃、対象は虹咲さんたち後方エンゲージ
虹咲奏:《フラッシュゲイズ》を…使用!
虹咲奏:ダイス-10……!
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+3した(侵蝕率:160->163)
佐倉井ほたる:に、虹咲さーん!
興津和紗:旦那ッ!?
虹咲奏:さらに《ミスディレクション》!
虹咲奏:虹咲奏の侵蝕率を+5した(侵蝕率:163->168)
佐倉井ほたる:支部長マジでありがとう
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:ひえーっ
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:まずは対象再選択
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:1d4
DoubleCross : (1D4) → 1

”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:1d4
DoubleCross : (1D4) → 4

”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:虹咲さん!!
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:命中判定、参ります。
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:5dx7+7
DoubleCross : (5R10+7[7]) → 10[1,3,6,6,9]+2[2]+7 → 19

虹咲奏:一応回避しますね
虹咲奏:3dx>=19
DoubleCross : (3R10[10]>=19) → 10[2,6,10]+5[5] → 15 → 失敗

虹咲奏:まわったがだめ!
貴崎世怜:惜しい……!
興津和紗:おしかー
佐倉井ほたる:う、うわーっ惜しい
佐倉井ほたる:カバーした方がいいですかね
虹咲奏:ほたるちゃんはだめ!
佐倉井ほたる:倒れる前提ならいけるので…必要なら言ってね!
虹咲奏:倒れる前提か……!
貴崎世怜:世怜はカバーできねえや……暴走してるし……
興津和紗:倒れられるのもそれはそれで困るという情けない懐事情ッ
虹咲奏:じゃあ申し訳ない!もらいます!
佐倉井ほたる:オーケー!
佐倉井ほたる:≪崩れずの群れ≫!
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を+2した(侵蝕率:132->134)
佐倉井ほたる:虹咲さんをカバーする!
佐倉井ほたる:一応スネークブレードと同化しガード!
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:なんとぉ!
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:ではダメージ!
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:2d10+33
DoubleCross : (2D10+33) → 14[10,4]+33 → 47

佐倉井ほたる:固定値でもう死んでるんだよなあ。
佐倉井ほたる:残ロイス2で、140台から帰るのは厳しいかな
興津和紗:それが3d10+5d10になると
興津和紗:もう無理では感でちゃいますね
佐倉井ほたる:『緋緋色金』/〇同朋/同一 Sロイス を昇華し、HP最大で復活します。
佐倉井ほたる:これなら雑魚の一撃くらいはしのげる可能性がある。
佐倉井ほたる:これ以上は…マジで無理!
虹咲奏:たしか状態異常も消えるんですっけ
GM:消えますね
GM:なのでルーラーのデバフも解除!
貴崎世怜:ウオォォ
貴崎世怜:アヴェンジャーほたる
興津和紗:やったぜ
虹咲奏:じゃあ正面から受けようとして庇われたいな
佐倉井ほたる:了解!
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「そんなに庇い立てしたいのなら」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「貴方から先に、消えてもらおうかしら」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:ヒュオッ ヒュアッ
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:虹咲さんの方へと、矛が向かう!
虹咲奏:その攻撃を、受け止めるために衝撃を殺す体制に入る。
虹咲奏:あれは、この翼でも防げないだろう。…それでも、皆の盾になるのが自分の役目だ。
佐倉井ほたる:その眼前に。ふわりと、ひとり前に立つ。
虹咲奏:「……っ」
佐倉井ほたる:術は紡がない。――身体が、異常に重く、それ以上に活発に流動している。
虹咲奏:「佐倉井!!」
佐倉井ほたる:その声に、すこしだけ微笑んで。真っ向から矛を受け止める。
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:ガオン!!
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:佐倉井ほたるの小さな体の半分ほどを
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:純白の穂先が抉り飛ばす!
佐倉井ほたる:「――ぅ」矛を、急速に伸びた金属の腕で掴み止める。
佐倉井ほたる:消し飛んだ部位から、即座に。溶鉄が零れ落ちて人型を結び直す。
佐倉井ほたる:「……さす、がに。この術も、最大スペックで回すのは。今回で、最期でしょう?」
虹咲奏:「お前も……限界だろうに……!!」
佐倉井ほたる:「いってたじゃ、ないですか」困った顔。
佐倉井ほたる:「いっぱい、やることが、あるって」
佐倉井ほたる:なんとか矛を放り捨てる。
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「……」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:手元に、滑るように矛が戻る。
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「外の世界で、それを手に入れたのね」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「ふふ……」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「羨ましい、いや……妬ましい、かしら」
佐倉井ほたる:「……ふ、ふ」
佐倉井ほたる:「きいたら、きっと驚くでしょうけれど」「マヨヒガに、迎えに来てくれたのですよ…」
佐倉井ほたる:「わたしの、いちばん……」その後は、音にまぎれて聴こえない。
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「……そう」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:瞬きの間。初めて、親子が笑い合って、向かい合う。
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:そして再び、凶刃は宙を漂う。
GM:次!行動値8組お二人!
GM:どうぞ!
興津和紗:殺せー!!
虹咲奏:世怜ちゃんどうぞ!
佐倉井ほたる:頼む…!
佐倉井ほたる:法則は、居れるから!
興津和紗:あー、でも
興津和紗:反撃が怖いから世怜さんは黒子を殴った方がいいのもある?HP8ですよね。
貴崎世怜:ふむ
貴崎世怜:8ですね 黒子は潰しておきたい
佐倉井ほたる:あー
佐倉井ほたる:ストリングは品切れですね
貴崎世怜:黒子潰すかSロイス切って祭典復活か
虹咲奏:黒子潰すのがいいんじゃないでしょうか
虹咲奏:ここぞって時にカバーされるのも嫌ですし
虹咲奏:次の攻撃がなくなるのも大きい。
貴崎世怜:たしかに、カバーはいやだ
貴崎世怜:マイナーでエンゲージ切って黒子にパンチかなあ
虹咲奏:ぱんちしよう。
GM:ではどうぞ!
貴崎世怜:よし、マイナーは5m前進でせっかくだから姫んとこにエンゲージします
興津和紗:ようこそ!
貴崎世怜:おじゃましま~す
貴崎世怜:メジャーで《コンセ:エグザイル》《無機なる四肢》でパンチ ダイスは16-7で9……
貴崎世怜:9dx7+7 黒子にパンチだ!
DoubleCross : (9R10+7[7]) → 10[3,3,3,6,7,7,7,8,10]+10[1,4,10,10,10]+10[6,9,10]+10[2,9]+10[9]+10[10]+5[5]+7 → 72

貴崎世怜:は?
佐倉井ほたる:キャーッ世怜さーん!!
虹咲奏:すっごい
興津和紗:すごいぜ
黒子近衛:はいー???
黒子近衛:回避!イベイジョン18!命中!
黒子近衛:ダメージを!
貴崎世怜:法則なんて要らねえ!
佐倉井ほたる:法則は要らないですねww
貴崎世怜:8d10+24
DoubleCross : (8D10+24) → 57[7,6,9,5,10,1,9,10]+24 → 81

貴崎世怜:潰す気満々
虹咲奏:wwww
佐倉井ほたる:ダメージダイスもしゅごい
黒子近衛:おかしいて
黒子近衛:粉微塵に消し飛びます!!
GM:さらば黒子!お前たちはがんばったですの!
黒子近衛:ザザッ
黒子近衛:「当主様は…やらせはせぬ!」
黒子近衛:覆面の下から響くのは、年若い子供の声だ。
貴崎世怜:前進を影の泥で覆われた、不定形の人型が一歩一歩近づいてくる
貴崎世怜:べしゃっ、べしゃっ
貴崎世怜:泥の腕が黒子へ延びる
黒子近衛:「来い……化物!」
黒子近衛:震える手で小太刀を握りながら、対峙する
貴崎世怜:仮面の奥の表情は見えない。
貴崎世怜:瞬間、影の針が何百本と伸び、黒子へと絡みつく
黒子近衛:「が……ぐ……」
黒子近衛:締め付けられ、宙に磔になる。
貴崎世怜:瘴気の塊のような影の底へ、じわりじわりと飲み込んでいく
貴崎世怜:「……ぐ、……!」そして、そのまま思い切り地面へと叩きつける。
貴崎世怜:そのまま、影が身体を覆い尽くしていく。
GM:バキイッ!!
GM:最後の黒子は地面に叩きつけられ、動かなくなる。
GM:続いて虹咲さん
虹咲奏:とりあえず待機します。
GM:では続いて、興津さん!
GM:行動値5、メインプロセスをどうぞ
興津和紗:殴るぞ!!
興津和紗:マイナーなし
興津和紗:メジャーでコンセ+あたっくぷろぐらむ+爪剣
興津和紗:5dx7+21
DoubleCross : (5R10+21[7]) → 10[3,4,4,6,8]+6[6]+21 → 37

興津和紗:おっけおっけ
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:ガードで鋼の氷+蒼き悪魔、ガード値を+10しつつダメージを12点カウンター
興津和紗:「あんたは」
興津和紗:「あいつらを見ても何も思わないわけ?」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「それは悲しいわ。本当よ?」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「理由もなく役目を与えられて、理由もなく死んでいく、ああ」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「簡単で、味気なくって、悲しいけれど、つまらない」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「どうしてこんなものばかり与えられて、満足しろって言うのかしら」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:血溜まりに沈む少年黒子に目をやって、言う。
興津和紗:「役目とか、理由とかじゃなくてよ」
興津和紗:「てめえより強い奴がいて」
興津和紗:「てめえがそいつにビビってることがわかってて。」
興津和紗:「その上で自分の身を挺することができるやつに」
興津和紗:「敬意でも、哀しさでも、感謝でもいい、あいつらの心になんか思ってるやることはねえのかよっ」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「……」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「ああ、そうか。これが、これがそうなのね」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「ふふ、はは!」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「分かるわ!今何も自分が感じていないのが分かる!」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「何か、感じるべき筈なのに!はははは!!」
興津和紗:「そうかよ。なら感じさせてやる。」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「そうだと嬉しいけれど」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「……嬉しいのかしら……?」
興津和紗:腰を落とす。穂先を真っ直ぐ天弦に狙いをつける。
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:ぱし、と宙の矛の柄を手に取り
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:こちらも、切っ先を下ろして半身に構える。
興津和紗:串刺しにしてやる。貫いてやる。殺してやる!ぶっ殺す!ぶっ殺す!
興津和紗:敵意を、殺意を、憎悪を、へその下にに溜める。瞳を通して、それを天弦にぶつける。
興津和紗:「ああ、喜ばせてやるよ。」
興津和紗:「そのために、まずは私にビビれ。あのガキのように」
興津和紗:ダメージ!
佐倉井ほたる:あ、その前に力の法則!
佐倉井ほたる:+3dしてくれ!
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を+6した(侵蝕率:134->140)
興津和紗:ありがとう!!
興津和紗:じゃあいく
興津和紗:4d10+3d10+37
DoubleCross : (4D10+3D10+37) → 27[6,7,10,4]+16[2,8,6]+37 → 80

興津和紗:おっけおっけ
貴崎世怜:やったぜ!
佐倉井ほたる:つよい
虹咲奏:いいかんじだ
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:12点返す!
興津和紗:3点残して生存!
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:では
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:倒れるのはこちらだ!
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:HPが0に!戦闘不能!
興津和紗:くん、と不意に穂先が伸びていく
興津和紗:興津の殺意、殺気は槍よりも早く、天弦の額を捉える
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:それに対応すべく、こちらも刃を突き出す。
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:2つのシルエットを結ぶように、死線が走る。
興津和紗:「ガッ……!」
興津和紗:天弦さんの腹から血が噴き出しています。
興津和紗:殺気はフェイントだ
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「……あら……あら」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:興津の脇腹を削り飛ばしながらも、より深く腹を抉られ
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「ごほ……」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:血を吐き、よろめく。
興津和紗:崩れそうになる体を、槍で支えそうになる。それを根性で押しとどめる
興津和紗:(まだだ…!まだ立て!まだ…膝をつくな!)
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「……」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:向かい合い、矛を再び持ち上げようとして
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:からん からん。
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:取り落とす。
興津和紗:「ビビったか。天弦さんよお。」
興津和紗:振り返りながら、つぶやくぞ
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「え…え……」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「私を守るものは……何もない。この痛み」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「そうね。そう」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:肩を震わせながら、目を見開いて笑っている。
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「これが恐怖ね」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「ふふふ、はははは」
興津和紗:「そうだ。」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「ありがとう……ひとつ思い出したわ」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「でも……まだ、まだ足りない」
興津和紗:「たりめえだ。ビビったぐらいで全部わかられてたまるか。」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「ええ、ひとつ取り戻したところで」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:ずずずずず
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:地面が大きな生き物の口器のように隆起し
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:その中に姿を消す。
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「私は、何も」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:「新しく手に入れていないんだもの」
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:Eロイス:不滅の妄執
”フラウ・ヴァイス”櫻井天弦:HP1で蘇生し、シーンを退場します。
興津和紗:「私もさ、あんたがこええよ。」
興津和紗:「けど、怖くて逃げだしたい気持ちよりも、大事なものがあるから戦えたんだ。」
興津和紗:聞いているかもわからない相手に向けて呟く。もう手遅れかもしれないけれど
興津和紗:欲しいものがあるといのなら、それを手にしてもらいたい。誰からを傷つけることをなく、そう願いながら
寒骨白:『主』
寒骨白:『吾は少し考えを改めた』
興津和紗:「あん?」
寒骨白:『……汝は将とするには、優しすぎる』
寒骨白:槍が君の手の中で、小さく震えた。
興津和紗:「だから言ってんだろうが、お姫様だって。」
興津和紗:震えを止めるではなく、それに寄り添うように、槍を優しく握る
興津和紗:「お前は、お姫様の槍じゃ不満か?」
寒骨白:『……』
寒骨白:『考えておこう。』
興津和紗:「そうしな。」
GM:続いて行動値3
GM:佐倉井さんの手番へ
佐倉井ほたる:うす!
佐倉井ほたる:マイナーなし。メジャー≪コンセントレイト:エグザイル≫≪貪欲なる拳≫にてオロチを攻撃!
佐倉井ほたる:漸くフルスペックで殴れるぜ~~。スネークブレードと同化して判定!
佐倉井ほたる:17dx7+4
DoubleCross : (17R10+4[7]) → 10[1,1,1,1,4,4,4,5,6,7,7,7,7,8,8,9,9]+10[2,2,4,4,6,6,7,9]+5[2,5]+4 → 29

佐倉井ほたる:えええ…
”蠎龍”:回避!
”蠎龍”:8dx
DoubleCross : (8R10[10]) → 8[1,4,5,5,5,6,7,8] → 8

”蠎龍”:ダメダメ!ダメージを!
興津和紗:よし!
貴崎世怜:《原初の黒:力の法則》!
貴崎世怜:ダメージ+5個じゃーい!
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+6した(侵蝕率:135->141)
佐倉井ほたる:ありがてえ…!
虹咲奏:やっちゃえ!
佐倉井ほたる:いえい!
佐倉井ほたる:3d10+5d10+8 装甲等有効!
DoubleCross : (3D10+5D10+8) → 8[1,2,5]+27[6,1,8,7,5]+8 → 43

佐倉井ほたる:ダイスが酷い
”蠎龍”:そのダメージ!
”蠎龍”:単純な耐久力で、耐える!
佐倉井ほたる:えっ
虹咲奏:ぐぬぬ
貴崎世怜:なんてこったい
興津和紗:でかいからねー
佐倉井ほたる:あ、ああダメージは通ってるのか
佐倉井ほたる:ならばよし。以下演出。
佐倉井ほたる:天弦が去った地中を一瞥し。蠎龍へ身体を向け直す。
佐倉井ほたる:「………すぅ」
佐倉井ほたる:「かしこくもはちまんしんに。このやはずれもうさば--」その手に燃える鉄が、弓のカタチを。
佐倉井ほたる:「わがめ、わがうでを断つように」ぎりぎりと。満月のように押し開く。
佐倉井ほたる:――一瞬。
佐倉井ほたる:”当たる”と。そう思ったときには、既にその鱗を穿っている。
”蠎龍”:ぎぃん!!
”蠎龍”:硬い鱗が攻撃を弾き
”蠎龍”:そのまま地上の君たちをうねるように薙ぎ払う!
”蠎龍”:その暴威は、まさに荒れ狂う神話の世界だ。
佐倉井ほたる:「流石に、これだけで落ちるほどもろくなってはいませんか」
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を+5した(侵蝕率:140->145)
GM:では虹咲さんの待機手番へ、どうぞ!
虹咲奏:マイナーで5m前進、姫たちのエンゲージへ。
虹咲奏:(………逃げられたか)
虹咲奏:(まだ……終わっていない)
虹咲奏:(終わらせなければ)
虹咲奏:(しかし、今は)
虹咲奏:”蠎龍”の威容を見上げる。
虹咲奏:(……待っていろ)
虹咲奏:ということで手番以上!
GM:続いてクリンナップから4R目セットアップ!
佐倉井ほたる:なし!
興津和紗:なし
虹咲奏:セットアップ、なし!
”蠎龍”:エネミーも…なし!
”蠎龍”:弾切れした!
貴崎世怜:もう一発、手は抜かないぞ
貴崎世怜:《原初の黄:得意領域》《ヒュドラの怒り》
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+7した(侵蝕率:141->148)
GM:ではまず行動値27!蠎龍から!
”蠎龍”:マイナーで原初の青:猛毒の雫
”蠎龍”:メジャーで原初の赤:サイレンの魔女
”蠎龍”:対象はPC全員。オートアクションありますか!
虹咲奏:…妨害は、なし!
”蠎龍”:13dx+24
DoubleCross : (13R10+24[10]) → 10[2,3,3,4,5,5,7,7,8,9,10,10,10]+8[4,7,8]+24 → 42

”蠎龍”:命中でランク9の邪毒を付与。
貴崎世怜:リア不ゥー!
佐倉井ほたる:く、クソ死にそう…。スネークブレードと同化してガード!
虹咲奏:どうせあれなのでドッジですね。
虹咲奏:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 7[3,4,7] → 7

興津和紗:ドッジのすけ
興津和紗:9dx
DoubleCross : (9R10[10]) → 10[4,4,5,5,5,6,6,9,10]+9[9] → 19

興津和紗:はいむりー
虹咲奏:で、行動放棄で
虹咲奏:興津さんの方にしよう。カバーリング。
興津和紗:ありがとう!!
佐倉井ほたる:あー
佐倉井ほたる:命のカーテンすれば二人ともカバーできるな
佐倉井ほたる:≪命のカーテン≫≪崩れずの群れ≫。世怜さんをカバー。
佐倉井ほたる:佐倉井ほたるの侵蝕率を+6した(侵蝕率:145->151)
佐倉井ほたる:ダメージ、どうぞ。前ラウンドでちゃんと合流しときゃよかった
貴崎世怜:ありがとうね……!
”蠎龍”:5d10+27
DoubleCross : (5D10+27) → 26[2,6,10,1,7]+27 → 53

”蠎龍”:装甲無視
虹咲奏:倒れます。復活なし。
佐倉井ほたる:2倍せんでも死ぬわ!!!
佐倉井ほたる:復活なし。倒れます。
”蠎龍”:びし びしびしびし
”蠎龍”:佐倉井の付けた傷から、裂け目が広がり
”蠎龍”:「――。――――!!」
”蠎龍”:苦痛に身を捩りながら、再び瘴気が口内を満たす!
虹咲奏:”蠎龍”の攻撃が来る。また、翼に光を宿そうとする。
虹咲奏:傷つけさせてはならない。なにも、誰も。
興津和紗:「支部長、約束したよな。」
興津和紗:「『皆で』帰るって!!」
虹咲奏:「……!」
虹咲奏:逡巡。この一撃を放たせないために力を使って……
虹咲奏:それで、ジャーム化せずにいられるか、どうか。
虹咲奏:勿論、そのつもりはないが、ここまで力を酷使したのは初めてだ。
GM:既に限界は超えている。君の喉の奥には
GM:衝動の渦がこみ上げつつある。
虹咲奏:「ク・ォ…、」飲み込む。
虹咲奏:「………悪いな、お前の友人に手を汚させることになる」
虹咲奏:「だが」
虹咲奏:「お前に攻撃は、届かせん」
虹咲奏:そう言って、興津さんを翼で覆う。
虹咲奏:ほんの少し、微笑む。困ったように。
興津和紗:「多少の汚れなんざ。」
興津和紗:「あんたのその綺麗な羽根が、ぬぐいとってくれるよ。」
興津和紗:覆われながら、その羽根を撫でる
虹咲奏:「そうだと……いいな」
興津和紗:自分の血で汚れて、敵の攻撃を受けてボロボロになって
興津和紗:それでも…いや、そうだからこそ、支部長の羽根は、とても美しい
”蠎龍”:ゴォアアッ!!
”蠎龍”:瘴気の津波が、君たちを飲み込み
”蠎龍”:その肉を朽ちさせ、ずたずたに裂いていく。
虹咲奏:「……取り戻………せ、よ……」
虹咲奏:「お姫……様」
虹咲奏:そのまま、興津さんに倒れこむようにして、気を失う。
虹咲奏:その羽根が、辺りに散らばった。
興津和紗:舞い落ちる羽根があたりをつつむ。
興津和紗:その温かさを感じながら、虹咲さんを地面におろす
興津和紗:すっと、掌に一枚の虹色の羽根が落ちてくる。
興津和紗:それを虹咲さんの意思だと思うことにした。心だと、思うことにした。
興津和紗:この人の優しさが、きっと梓も守ってくれる。
興津和紗:お気に入りの、中華風のリボンを外す。
興津和紗:代わりに、簪のように、虹色の羽根を髪に刺す
GM:では続いて行動値8
GM:残った貴崎さんの手番へ。
貴崎世怜:エイ!
”蠎龍”:瘴気の嵐が止み
”蠎龍”:朽ちて抉られた地面の上
”蠎龍”:貴崎世怜は直撃を受けず、立っている。
佐倉井ほたる:君の前には。幾重にも砕けた刃の破片と。
佐倉井ほたる:最後まで、瘴気を切り裂き続けた一本の銀の剣がある。
佐倉井ほたる:罅が入り。瘴気に幾許かが朽ちている。
佐倉井ほたる:――それでも、その刃は。最後まで役目を果たしてそこにある。
貴崎世怜:「……!」誰が自分を守ったのか。振り返らずとも、理解する。
貴崎世怜:渦巻く黒い衝動の隙間に、僅かながら、しかし確かな声を聴く。
貴崎世怜:「……まだ、やらなきゃいけないことが、ある」
貴崎世怜:影の獣の腕から、人間の腕が伸び、剣の柄を掴む。
貴崎世怜:影でひび割れを埋めながら、人の形を取り戻しながら、”蠎龍”の元へと向かってゆく。
貴崎世怜:マイナーアクションで前進、”蠎龍”にエンゲージします
貴崎世怜:メジャー《コンセ:エグザイル》《無機なる四肢》攻撃対象は”蠎龍”!
貴崎世怜:16dx7+7 ドッジダイス-1!
DoubleCross : (16R10+7[7]) → 10[1,2,2,2,3,4,4,5,5,5,8,9,9,9,10,10]+10[1,2,2,6,8,10]+10[3,9]+10[9]+2[2]+7 → 49

”蠎龍”:回避!
”蠎龍”:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 10[2,2,2,4,7,8,10]+5[5] → 15

”蠎龍”:ダメージ!
貴崎世怜:5d10+24 おりゃーっ
DoubleCross : (5D10+24) → 24[9,2,7,5,1]+24 → 48

貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+3した(侵蝕率:148->151)
”蠎龍”:まだ耐える!
”蠎龍”:単純に壮絶にHPが高い!
貴崎世怜:ギエエ
興津和紗:マッチョメンめ…!!
貴崎世怜:「う、うああああああ!」見様見真似で剣を振る。助けて、終わらせて、また始められるように。
”蠎龍”:ギィン!!
”蠎龍”:鱗の裂け目、先程佐倉井切りつけた浅い傷に
”蠎龍”:銀の刃が深々と食い込む!!
貴崎世怜:刃を架け橋として、影を流し込む
”蠎龍”:「――――!!!!!!!!」
”蠎龍”:この世のものではないような奇怪な咆哮をあげつつ
”蠎龍”:びし びしびし
”蠎龍”:影が傷を広げていく!
”蠎龍”:ぐおん!!
”蠎龍”:痛みに耐えかねるように、君を振り払う!
貴崎世怜:「っ、ぐ!」跳ね飛ばされ、尻もちをつく
興津和紗:「梓!世怜さん!!」
GM:そして最後
GM:行動値5、興津さんの手番!
興津和紗:マイナーで全身!梓とエンゲージ!
興津和紗:メジャーでコンセ+アタックプログロム+爪剣!
興津和紗:12dx7+21
DoubleCross : (12R10+21[7]) → 10[2,2,3,3,3,5,5,5,8,8,8,9]+10[3,3,6,7]+4[4]+21 → 45

興津和紗:だりゃー!
”蠎龍”:回避!
”蠎龍”:8dx
DoubleCross : (8R10[10]) → 10[3,6,6,8,8,8,9,10]+8[8] → 18

”蠎龍”:ダメージ!
興津和紗:「なあ、梓。見てるか」
興津和紗:「私だけじゃねえ。」
興津和紗:「世怜さんや、ほたるちゃんや、虹咲さん。」
興津和紗:「皆が、お前の為に、私たちを助けるために、戦ってくれてるんだぜ」
”蠎龍”:ゴ ゴ ゴ ゴゴ
”蠎龍”:巨大な蛇は、血のように漆黒の泥を拭き上げながら
”蠎龍”:のたうっている。
興津和紗:「『お姫様』は、皆から守ってもらって、何かを捧げられて、そんなのは当たり前のことだ。」
興津和紗:「だけど」
興津和紗:槍を構え、一気に走る!奔る!疾る!
興津和紗:その勢いのまま、跳躍!
興津和紗:「本当の、お姫様なら、与えてもらった分、ちゃんと返してやらねえとな!!」
”蠎龍”:「!!」
”蠎龍”:空中の君を、見据える、表情のないその瞳に
”蠎龍”:微かな、光が宿る。
興津和紗:「さあ、私たちの根性、見せてやろうぜ!!」
興津和紗:ダメージロール!!
貴崎世怜:《原初の黒:力の法則》ダメージダイス+5!
貴崎世怜:貴崎世怜の侵蝕率を+6した(侵蝕率:151->157)
興津和紗:好き!!
興津和紗:5d10+5d10+37
DoubleCross : (5D10+5D10+37) → 22[4,2,1,7,8]+25[10,2,2,5,6]+37 → 84

興津和紗:おっけい!!
GM:出目
GM:文句ありません!!
”蠎龍”:蠎龍、撃破です!復活等なし!
”蠎龍”:ぐ ばっ!!
”蠎龍”:顎を大きく開き、真っ直ぐに
”蠎龍”:空中の君を呑み込むように、あるいは迎え入れるように
”蠎龍”:どこまでも暗い、闇の入り口が迫る。
興津和紗:「寒骨白よ。」
興津和紗:「お前は、私が将じゃないことが不満なのかもしれねえ」
興津和紗:「けど、私は、お前が最高の、お姫様の相棒だと思ってるよ」
興津和紗:「だから、これが最後でもいい、力を、貸してくれ!」
寒骨白:『主……ああ』
寒骨白:『吾も、分からず屋の、向こう見ずな主にこそ……そうだ』
寒骨白:『夢を見たのだ……!!』
寒骨白:槍の切っ先が、唸りを上げる!
寒骨白:『我が槍としての力、総てをここに!』
興津和紗:力を、合わせる!
”蠎龍”:闇が君を。
”蠎龍”:君たちを、呑み込む。
GM:体を引き裂くような、瘴気と毒気の中で
GM:流星のようにそれを切っ先が突き通しながら
GM:大蛇の心臓へと、君は辿り着く。
黒川梓:「……和……」
黒川梓:「ちゃん……」
黒川梓:血管のような影に絡みつかれながら
黒川梓:黒一色の中に漂っている。
興津和紗:「ごめんな、梓。こんなところにお前を一人ぼっちにさせちまって」
興津和紗:寒骨白の穂先が眩さを増していく
興津和紗:頭に刺した簪から、興津を包むように、虹色の光を発している
興津和紗:「梓」
興津和紗:「よく、頑張ったな。」
興津和紗:手を伸ばす。
興津和紗:ずっと、探していた。必死だった。探すことに、無事でいると信じることに。
黒川梓:その指先に、もう一つの指先が触れて
黒川梓:絡む。
興津和紗:「お前は、いつだって私の信頼に応えてくれるよ」
興津和紗:虹色の光が、黒川梓と興津の体を包む。
興津和紗:「帰るぜ。私たちの、『いつも』にさ!」
興津和紗:コァァァァァァァァァァッ!
興津和紗:背中を切り裂きながら、真っ直ぐに進んでいく!
興津和紗:梓を縛るものを切り裂くように、梓の悪夢を消し去るように!!
GM: バ シ ッ! !
GM:巨大な蛇龍の背中を破り、外界へと飛び出す!
興津和紗:「クソ蛇ィィ!!!」
興津和紗:「ご苦労だったな!こっからはきっちり、私たちが梓を守るから、よお!!」
興津和紗:自分たちを護ってくれている光と共に、槍を振り下ろす!
興津和紗:「てめえはもう、休んでろ!!」
GM:バシャアアアアッ!!
GM:光を纏った槍の振り下ろしに
GM:残骸さえも、粉々に砕け散る。
GM:……そして。
黒川梓:雲間に光指す空の下
黒川梓:寝ぼけたように薄く目を開いて
黒川梓:君に微笑みかける
黒川梓:「和ちゃん……」
黒川梓:「やっぱり来てくれた」
興津和紗:「お前が、待っててくれたからな。」
黒川梓:「……うん」
黒川梓:「いつもありがとぉ……和ちゃん」
興津和紗:「……なにがうん、だよ。のんきそうな顔、しやがって」
興津和紗:悪態をつきながら、そののんきそうな顔を見て、自分の中の張りつめたものが切れていくのを感じる
黒川梓:「でへへ」
黒川梓:「大好きだよ。和ちゃん」
興津和紗:「バカ……」
興津和紗:「心配したんだぞ。ホントに……」
興津和紗:「ホントに…」
興津和紗:喉が、狭くなる。顏が熱くなる。
黒川梓:「……もう」
黒川梓:頬を寄せる
黒川梓:「じゃあこれからは」
黒川梓:「毎日、一緒に帰ってね」
興津和紗:「お前が……補修、とか…しなけりゃな」
興津和紗:視界が、滲んでいく。多分、泣く。だから、それを隠すように梓の肩に顔をうずめる
興津和紗:「バカ梓…」
黒川梓:それを抱き締めながら
黒川梓:こちらも目を潤ませる。
黒川梓:「……えへへへ。気をつけます」
GM:雲はすっかり晴れて
GM:天の光が、水面煌めかせている。
GM:それはいつまでも、穏やかに。揺らいでいる。

バックトラック

GM:今回のEロイスは!
GM
飢えの渕×1
さらなる絶望×4
不滅の妄執×1

GM:以上6つ!振りたいものは振るがいい!
佐倉井ほたる:振る!!!
佐倉井ほたる:151-6d10 えいやっ
DoubleCross : (151-6D10) → 151-28[7,2,8,2,4,5] → 123

佐倉井ほたる:む、むむ。
興津和紗:まずはEロイス!
興津和紗:146-6d10
DoubleCross : (146-6D10) → 146-22[2,7,5,2,5,1] → 124

興津和紗:むー。
虹咲奏:振るとも
虹咲奏:168-6d10
DoubleCross : (168-6D10) → 168-25[3,1,8,6,1,6] → 143

虹咲奏:う――ん
貴崎世怜:157-6d10
DoubleCross : (157-6D10) → 157-33[6,1,2,9,10,5] → 124

貴崎世怜:あっ、メモリー使って-10で114
佐倉井ほたる:二倍!
佐倉井ほたる:123-4d10
DoubleCross : (123-4D10) → 123-31[7,5,9,10] → 92

佐倉井ほたる:よ、よかった
佐倉井ほたる:倍フリで!帰還です!
虹咲奏:倍振り!
虹咲奏:143-12d10
DoubleCross : (143-12D10) → 143-68[7,4,8,9,8,3,3,3,4,10,3,6] → 75

虹咲奏:よっし!!!
虹咲奏:帰還!
貴崎世怜:怖いし倍で振るか
貴崎世怜:114-8d10
DoubleCross : (114-8D10) → 114-43[7,10,5,5,1,6,7,2] → 71

貴崎世怜:倍振り帰還
興津和紗:2倍
興津和紗:124-10d10
DoubleCross : (124-10D10) → 124-51[6,9,9,1,5,9,2,1,4,5] → 73

興津和紗:やったぜ!3点!
佐倉井ほたる:皆倍フリで帰還!やったー!!
貴崎世怜:やったー!!!
虹咲奏:よかった…
GM:では全員一律倍振り帰還!仲良し!
GM:いつもの5点に、シナリオ10点、Eロイス6点、Dロイスは
GM:”蠎龍”:《古代種》《起源種》
GM:の2点!
佐倉井ほたる:起源種だったのか…
興津和紗:やっかいさんめ…
GM:浸蝕経験点は全員3点!故に!
GM:全員26点!
GM:もってけどろぼー!
興津和紗:いただきもす!
佐倉井ほたる:わーいむしゃぁ…
貴崎世怜:もぐもぐ!
虹咲奏:いただきます!
GM:それでは
GM:EDと参りましょう!

ED:佐倉井ほたる・虹咲奏

GM:---
GM:第一支部・支部長室
GM:---
GM:古き血筋。已崎を巡る、一連の事件はひとまずの終息を迎えた。
GM:市内で活動していた”アキツミカミ”の残党たちはその大半が確保され
GM:セルへの危険物譲渡、癒着を企てた虹咲聖は
GM:更迭され、本部の処分を待つ身となった。
GM:”龍髄”、”呪墨壺”は回収され第四支部への移送が手配されている。
GM:……そして
GM:自ら知る由もなく、長い間事件の渦中へとあった君たち3人は
GM:この支部長室で、一堂に顔を合わせている。
GM:あるいは、まだこの因縁は
GM:終わりを迎えてはいないのかもしれないのだから。
佐倉井ほたる:「……さて。まずはなにより、今回の件が無事に終了しましたことを祝しまして。おつかれさまでした」ぺこり。
佐倉井ほたる:金属への置換や、抜かれた際の胸の傷の修復なども一段落し、普段通りの姿に戻っている。
貴崎世怜:「いやあ、本当に疲れたっすね……」机に突っ伏しそうになるが、一応真面目な会合なので座っている。
虹咲奏:「佐倉井は緑茶だったな。貴崎は何か好みのものはあるか?」茶を淹れている。
虹咲奏:ぱっと見、いつも通りだ。
貴崎世怜:「わ、わたしは何でも……。おなじやつで」
佐倉井ほたる:「ああ、ありがとうございます。お手数をお掛けしまして」
虹咲奏:「……では、緑茶会にしようか」微笑んで、缶の中身を茶漉しに開ける。
虹咲奏:……3人の前には暖かい緑茶が並ぶ。
虹咲奏:そして、ほたると世怜の前だけに、お茶請けが。
貴崎世怜:「ありがとうございます……っと」ちまちまお茶請けを食べつつ、お茶を飲む
佐倉井ほたる:「ありがとうございます、虹咲支部長」微笑んでお礼を。
佐倉井ほたる:茶請けのことは何も言わない。…言うべきひとは、すくなくともわたしではない。
佐倉井ほたる:ずず、とゆっくり飲む。「結構なお点前で」くす、と。笑いつつ。
虹咲奏:「……緑茶も、いいものだな」一口、飲みながら。
佐倉井ほたる:「でしょう?」
虹咲奏:「茶を上手く淹れることにはすっかり慣れてしまったよ」
佐倉井ほたる:「いいことですよ。いつでも美味しいお茶が飲めるということですから」
貴崎世怜:「そうっすね、口に入れるならおいしいほうがいいっすもん」古い薬瓶のことを思い出しつつ
虹咲奏:「……ああ」
虹咲奏:「甘い飲み物も嫌いではないのだが、普段から飲むならばこういったストレートのお茶が良い」
佐倉井ほたる:「普段から甘味ばかりなのも、よくはありませんからねえ」
虹咲奏:ほたるちゃんの言葉に少し笑って
虹咲奏:「……さて、改めて私からも。今回の件、本当にご苦労だった」
虹咲奏:「お互いに……精神的にも負担の大きい事案だったと思う」
佐倉井ほたる:「こちらこそ。虹咲支部長のご活躍は非常に大きいモノでしたし…、世怜さんも場所の特定といい、とてもよくやって頂きました」
貴崎世怜:「わたしが言えることじゃないっすけど、その……みんな無茶したっすねえ」
虹咲奏:「佐倉井。自らを支えてきたモノを奪われながら、よく最後まで立ち向かってくれた」
佐倉井ほたる:「まあ、わたしは精神より肉体面の負荷が大きかったくらいですから、お気になさらず」苦笑。
佐倉井ほたる:「……むしろ、あそこでわたしが立つことを認めて頂けて。こちらこそありがとうございました」
虹咲奏:「貴崎。自らの獣に呑まれるという危険によく耐えてくれた」
貴崎世怜:「……へへ」照れくさそうに指で頬をかく
虹咲奏:「……本当に、ありがとう。お前たちの誰もが欠けても、あれを止めることはできなかった」
虹咲奏:自分のことは、話さない。
佐倉井ほたる:「支部長こそ」
佐倉井ほたる:「最後の最後まで、一緒に帰ることを諦めないでくれて、ありがとうございました」
虹咲奏:「当然の役目だ」
佐倉井ほたる:くすり。あのとき、無茶を続けるのではと思っていたから。
佐倉井ほたる:「…ふふ。これ以上は、わたしからは止めておきましょう」
貴崎世怜:「仲間とか友達だって思ってた人と戦ったりするの、嫌っすからね、わたし」
虹咲奏:「まあ、それは、そうだろうが」
虹咲奏:「……あの時は、少々。私情に走りすぎていたからな……ここにはいないが、興津にも本当に感謝している」
貴崎世怜:「和紗ちゃんも、すっごい頑張ってたからなあ」
佐倉井ほたる:「和紗さんこそ、巻き込んでしまったようになってしまって……」
虹咲奏:「二人とも」
虹咲奏:「……もし、私がジャームになったら、速やかに殺せ」
貴崎世怜:「あー、えっと」
佐倉井ほたる:「虹咲さん」
佐倉井ほたる:め、と止めるように指を立てて。
佐倉井ほたる:「そういうこと、やめましょう。折角帰ってこれたんです。今度からも、きっと」
佐倉井ほたる:「大丈夫ですよ」ふわりと。根拠のないことを、そも当然のように。
佐倉井ほたる:「もしものときは、そのときに考えましょう?」
虹咲奏:「……解っている。勿論私だってそのような事態を引き起こすつもりはない。だが」
虹咲奏:「知っておいて欲しい。私が帰還を目指すのはその危険を排除するためだ」
虹咲奏:「そのとき、では……遅い」
虹咲奏:「これは、支部の人員にも常に伝えている」
虹咲奏:「自分で、知っているからだ。なんの制約も理性もなく解き放たれた時、私が如何に危険な怪物に成り果てるかを」
貴崎世怜:複雑な表情で聞いている。
佐倉井ほたる:困った風に笑いながら聞いている。
佐倉井ほたる:「…それを言うなら。わたしなんて元々の無機物融合半径が広いんですから。もっと殺されないとマズいですねえ」
佐倉井ほたる:都市空間を丸ごと融合して己の物にする、くらいはやりそうだなあと笑いながら言う。
虹咲奏:「………そうかもしれないな」寂しそうに笑う。
貴崎世怜:「ちょ、そんな物騒な……」
虹咲奏:「それが、已崎の遺したモノだ」
貴崎世怜:「大事なことなのは、その、わかるっすけど」
貴崎世怜:「……」
佐倉井ほたる:ずず、と再度茶を啜る。
佐倉井ほたる:「大事なことですけれど。ほら、応えるのに困ってるじゃないですか、支部長」
虹咲奏:「………すまないな。どうしても、伝えないわけにはいかなかった」
佐倉井ほたる:「斬るかどうかなんて、それこそそのときになれば否応なく湧くものですよ」
佐倉井ほたる:「まあ、わたしがそうなったら」少し遠くを見つめながら。
佐倉井ほたる:「誰にも知られないか、きっちり殺してほしいですけど、ね?」
虹咲奏:「佐倉井は……容赦がないな……」
虹咲奏:「少しだけ、羨ましい」
佐倉井ほたる:「あはは。でも、そういうものですよ。4年間支部で暮らしてきて、そういうものでしたし」
虹咲奏:「私は、”護る”ことしかできないからな」
虹咲奏:「……能力自体が不向きなわけではない。攻性転用も可能だろう」
虹咲奏:「それをしないのは、私が自身の手を汚すのを恐れているからだ」
佐倉井ほたる:「いいじゃないですか」
佐倉井ほたる:「あのとき、支部長のおかげで。皆守ってもらえたんです。」
佐倉井ほたる:「あなたの力は、それ一つだけでも十二分に素晴らしいものですよ」
貴崎世怜:「"護る"、か……」
貴崎世怜:「その、うまく言えないんすけど」
貴崎世怜:「……虹咲さんも、その護る中に自分をちゃんと含めてあげて欲しいな、って」
貴崎世怜:「誰かを守ろうとする人って、なんでかいっつも自分のことを勘定に入れないんすよ」
貴崎世怜:「だから、その……そういうこと、忘れてほしくないなあ、って」
虹咲奏:「………」
虹咲奏:何かを感じて、《七色の直感》を使う。
貴崎世怜:今どこにいるかわからぬ、想い人のことを考えている。
虹咲奏:「……興津にも似たようなことを言われたが……」世怜さんを真っ直ぐに見る
虹咲奏:「私以外にも、心当たりがあるようだな。そういった者の」
虹咲奏:「………行方が分からないのか」
貴崎世怜:「あ、あはは。まあ、そうっすね」
貴崎世怜:「いろいろ探してるんすけど、どこ行っちゃったのか」
佐倉井ほたる:「世怜さんも大変ですねえ…」ひとりは分かるが。他にも縁が有るのだろうか。
虹咲奏:「流石に支部の人員を捜索に当てることはできないが……」
虹咲奏:「もし何かの折に情報が入ってきた時、知らせるぐらいのことはできる」
佐倉井ほたる:「わたしも。聞いたり耳に入ったなら、お知らせします」
虹咲奏:「…差し支えなければ、名前を聞いても良いだろうか」
貴崎世怜:「……御渡笹霧、っていう人です」
虹咲奏:「………御綿…?」ことり、と湯のみを置く。
虹咲奏:「コードネームは”シロフォン”か」
貴崎世怜:こくりとうなずく
虹咲奏:「…話には聞いたことがある。霧谷日本支部長からも」
虹咲奏:「『要注意人物』である、と」
貴崎世怜:「……」口を結ぶ
虹咲奏:「………聞いておくことが出来て良かった」
虹咲奏:「そうでなければ、敵として処理していたこともあっただろうからな」
虹咲奏:「もし、何か情報が入ったら必ずお前に伝える。貴崎」
虹咲奏:「……立ち入ったことを、すまなかったな」
貴崎世怜:「ああ、いやあ、別に、あはは」ごまかすように笑う。
貴崎世怜:「……ありがとう、ございます」頭を下げる。要注意人物。
佐倉井ほたる:ふう、と息を吐く。虹咲支部長が、非常に柔軟で、こちらの事情を組んでくれる方で助かった。
佐倉井ほたる:「はい!じゃあ、真面目な話はここまでにしましょう!せっかくなのですし、楽しいことを話しませんか?」
虹咲奏:「む」
虹咲奏:考えている。
佐倉井ほたる:「ふふ、そこで考え込まないで!なにか冗談とか、ちょっといいことがあったとか。そんなのでいいんですよ」
虹咲奏:「猫…?犬…?」
虹咲奏:楽しそうな話題の引き出しが少ない!
佐倉井ほたる:「猫」なぜネコ…
貴崎世怜:「猫?そういえばこないだ猫ちゃん探しの依頼があったんすけど」
GM:ではそこで
GM:prrrrrrr
貴崎世怜:「一晩中探してたら」
貴崎世怜:「っと」
GM:貴崎さんの懐の携帯が鳴る。
GM:通話ではなく、メッセージだ。
網代千之助:『話し込むのも結構ですが。アポの時間、もう過ぎてますぜ。』
網代千之助:『駄賃はアタシの懐が食っちまいますよ?』
貴崎世怜:「わっ、やっば……」画面を見て
佐倉井ほたる:「あら、世怜さん。ご用事ですか?」
貴崎世怜:「網代さんと会う約束があったんだった……。」
虹咲奏:「……彼か」少し複雑そうな表情をして
虹咲奏:「予定があったとは、すまない。長いこと引き止めてしまった」
貴崎世怜:「いやいや!あの、お茶、ごちそうさまでした!虹咲さん、ほたるちゃん。また!」と言いながらばたばたと出ていく
佐倉井ほたる:「はい、ではまたお会い致しましょう」
虹咲奏:「ああ。また」
虹咲奏:手を振る。
佐倉井ほたる:ぺこりと頭を下げて見送る。
虹咲奏:「猫はどうなったのだろう……」
虹咲奏:少し気になっている。
佐倉井ほたる:「さあ、またお出でになられたときに伺いましょうか?」
GM:君が呟くと
GM:手元の電話機が鳴る。
虹咲奏:「む」
虹咲奏:出る。
支部員:『虹咲支部長』
支部員:『第五の梁田支部長からお電話です』
虹咲奏:「わかった。繋いでくれ」
佐倉井ほたる:「虹咲支部長、わたしは籍を外した方が?」
虹咲奏:「いや、梁田からだ。お前もいた方がいいだろう」
佐倉井ほたる:「了解です。あ、すみません。ではどうぞ」ぺこりと礼をしてすこし下がる。
虹咲奏:スピーカーモードにして、机に置く。
梁田麗佳:『……虹咲か、こちら第五支部』
梁田麗佳:『”アキツミカミ”の一件、当面の片がついたと聞く』
虹咲奏:「ああ、虹咲だ。梁田。…佐倉井もここにいる」
梁田麗佳:『……佐倉井が?そうか』
梁田麗佳:「大きな負傷は……無いと」
梁田麗佳:『聞いているが……』
梁田麗佳:君は……声色から感じるだろう
梁田麗佳:能力を使うまでもない。
梁田麗佳:声を聞きたい、という一言を言い出せずにいる。
虹咲奏:「佐倉井」
虹咲奏:ほたるに、促す。
佐倉井ほたる:しょうがないなあ、という風で。でも、そう思われていることにくすぐったさを憶えている。
佐倉井ほたる:「梁田支部長、佐倉井です。大丈夫ですよ。もうすっかり元気になりましたから」苦笑しつつ。
梁田麗佳:『……!そうか』
梁田麗佳:受話器の向こうで、安堵の溜息。
佐倉井ほたる:「第五支部の方こそ、わたしのいない間どうだったか、後でお聞かせください」
佐倉井ほたる:こちらも、貴方がたは大丈夫だったか、近況を聞きたい気持ちが少し漏れ出ている。
梁田麗佳:『ふ。チルドレンから報告を急かされていては、世話はないな』
梁田麗佳:『……母親と、話は出来たのか』
佐倉井ほたる:「…………」
佐倉井ほたる:「……はい、できましたよ。梁田さん」すこし、困ったというより。疲れたような笑み。
梁田麗佳:『櫻井天弦がジャームへと堕ちていた、という報告は既に届いている』
佐倉井ほたる:「ふふ……ぜーんぜん、言ってることとか噛み合わなくて。大変でした」
梁田麗佳:『だが、それでも』
梁田麗佳:『何をどう感じるかは、お前が決めるべきことだ』
佐倉井ほたる:「……ありがとう、ございます」少し笑う。
梁田麗佳:『天弦の足跡は、第一地区で途絶えている』
梁田麗佳:『この出向を継続すべきかどうかは、お前の判断に任せたい』
佐倉井ほたる:「さっきも言いましたけれど。わたしは、大丈夫です」
佐倉井ほたる:「”櫻井天弦”は――」目を閉じる。
佐倉井ほたる:「斬られてしかるべき人物でした。そうするのが、最もよいと決めました」
佐倉井ほたる:母とは呼ばない。
佐倉井ほたる:もう、呼ぶ気はない。
梁田麗佳:『……分かった』
梁田麗佳:『それがお前の向き合い方だというのなら』
梁田麗佳:数秒の、逡巡するような沈黙の後
梁田麗佳:『こんな言葉も、本当ならわざわざ付け足す必要はないだろうな』
梁田麗佳:『それでも、言わせてくれ』
梁田麗佳:『ほたる』
佐倉井ほたる:「……はい」
梁田麗佳:『目を逸らさず、お前の方法で見届けるんだ』
梁田麗佳:『私はやり遂げられると、そう信じて待つ』
佐倉井ほたる:「……梁田支部長は」
佐倉井ほたる:「優しいけど、きびしいですね」くす、と笑う。
佐倉井ほたる:「――拝命致します。……ありがとう、ございますね」
虹咲奏:「……この間は過保護だなどと言ったものだが」
虹咲奏:「杞憂だったようだな」
梁田麗佳:『これでも、自分の在り方にはいつも自問してる』
梁田麗佳:『我々もこの子らと一緒に変わっていくんだ』
梁田麗佳:『きっと……変われるはずだ』
虹咲奏:「……ああ、そうだな」
梁田麗佳:『……第一支部長、虹咲奏』
梁田麗佳:穏やかな声色から、厳然とした指揮官の声色へと変わる
梁田麗佳:『第五支部チルドレン、”シャルラッハロート”の出向は継続』
梁田麗佳:『第一支部へ仮配属の承諾を求めたい』
虹咲奏:「それは、櫻井天弦の件だな?」
梁田麗佳:『それも無論だが』
梁田麗佳:『お前の傍に、佐倉井が』
梁田麗佳:『佐倉井の傍に、お前がいることで、それは』
梁田麗佳:『……きっと大切な部分を補える』
梁田麗佳:『私はそう思う』
虹咲奏:「…………」佐倉井ほたるを見る。
佐倉井ほたる:虹咲支部長を見上げる。
佐倉井ほたる:ぺこりと一礼。
虹咲奏:「承諾しよう」
虹咲奏:「きっと、この繋がりは……大切なものだ」
虹咲奏:「なあ、梁田」
梁田麗佳:『ん?』
虹咲奏:「お前が言っていた……『自分自身を大切にする』という事だが」
虹咲奏:「……急には、何もかも変わるというわけには行かないかもしれないが」
虹咲奏:「それでも……意識してみようと、思う」
虹咲奏:「……過去に起きたことは変えられないとしても」
虹咲奏:既に、7年前の事故の『真相』についての報告書は提出している。虹咲聖の行いを詳らかにする為。
梁田麗佳:『……ああ』
梁田麗佳:『過去を取り消す術がないように』
梁田麗佳:『出会いも、決して無かったことにはならない』
梁田麗佳:『人には必ず歩き出せる日が来る』
虹咲奏:以前だったら否定していただろう言葉だ。
虹咲奏:だが、今は。
虹咲奏:「そうだな」
虹咲奏:「……道は、まだ続いている」
虹咲奏:「ありがとう」
梁田麗佳:『……いいよ』
梁田麗佳:『また話を聞かせてくれ』
虹咲奏:「ああ。そっちの話もな」
梁田麗佳:『その時は佐倉井と一緒に。待っているぞ』
佐倉井ほたる:「ふふ。はい、梁田支部長」
虹咲奏:「勿論だ」
虹咲奏:微笑む。
梁田麗佳:通話は切れる。
虹咲奏:電話をしまう。
虹咲奏:「……さて」
虹咲奏:「改めて、よろしく頼む、佐倉井」
虹咲奏:手を差し出す。
佐倉井ほたる:「はい。こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたしますね。虹咲支部長」応えるように手を取る。
虹咲奏:「……それで、だ」
佐倉井ほたる:「はい?」こてりと首を傾げる。
虹咲奏:「早速で悪いのだが……しばらく、一人の時間が欲しい」
虹咲奏:「……食事を、しなければならない」
佐倉井ほたる:一度目を伏せる。
佐倉井ほたる:「了解しました。…また、お茶会にお呼ばれするの」
佐倉井ほたる:「楽しみに待っていますね!」にこりと大きく笑って、退出していく。
虹咲奏:笑顔で、手を振って。
虹咲奏:彼女の退室を確認して、鍵をかける。
虹咲奏:壁に設えられた、大きな扉の前に歩いて行き、ガラ、と開けはなつ。
虹咲奏:そこには支部長室に似つかわしくない、大きな熟成庫がある。肉の塊が、いくつもぶら下がっている。
虹咲奏:喉が鳴る。
虹咲奏:荒々しくそれを引き裂く。齧り付く。貪る。
虹咲奏:それは、普段の理知的な虹咲奏ではなく、
虹咲奏:一匹の、獣だ。
虹咲奏:肉を噛み、引き千切る。爪で引き裂き、手で掴み口に運んだかと思えば、直接塊に喰らい付く。
虹咲奏:その、ああ。なんと、心地よいことか。
虹咲奏:味など何一つ解らない。ただ、満たされる快楽だけがある。
虹咲奏:……理性は遠くでそれを眺めている。
虹咲奏:…『これ』は、私が背負った業だ。
虹咲奏:否。『背負わされた』業だ。
虹咲奏:この衝動と、この先も共に生きて行かねばならない。
虹咲奏:いや。
虹咲奏:生きて行く。
虹咲奏:───喰い散らかした、肉の中で。
虹咲奏:床を掴み、胃の辺りを掴む。
虹咲奏:「……響子」
虹咲奏:今でも、思い出せる。すべてを。
虹咲奏:だって彼女は、この身の血肉となったのだから。
虹咲奏:「…………大丈夫。もう、離さない」
GM:---
GM:ED終了
GM:お疲れ様でした!
佐倉井ほたる:おつかれさまでしたっ

ED・貴崎世怜

GM:---
GM:第一地区・骨董『あじろ屋』
GM:---
GM:君は店のガラス戸を開く。埃っぽい空気はあいも変わらず。
GM:ただ……香の匂いが変わっている。
GM:香というよりも、それは。
網代千之助:「綺麗なもんでしょう」
網代千之助:店主が座るカウンターの傍らに
網代千之助:大きな白い生花が生けられている。
貴崎世怜:「わ……」花に顔を近づけて見てみる。
網代千之助:「お得意さんからの贈り物でね。悪かないでしょう」
網代千之助:「ネリネって花だ。こう白いやつは少ないんでさ」
貴崎世怜:「へぇ……かわいい名前っすね、ネリネ」
網代千之助:「さて」
網代千之助:ぱし、と扇を閉じて。
網代千之助:「今回は、ちょいとウチも隠しごとが多すぎましたかね」
貴崎世怜:「……いつもの倍は聞いてないことが多かったっすよ」
網代千之助:「いや全く。面目次第もありゃあしません」
網代千之助:「阿漕な仕事にしちまった。貴崎サンにゃあ、正直負い目も感じてまして」
網代千之助:「こっちもどうにか真心を込めんとと思いましてね」
網代千之助:スッと、封筒を差し出す。
貴崎世怜:「……おお」封筒を受け取る。
網代千之助:中に入っているのは、報酬の小切手の他に
網代千之助:小さく折り畳まれた一枚の紙だ。
貴崎世怜:「これ……」
貴崎世怜:紙と網代さんを交互に見る。
網代千之助:「……白い髪の君」
網代千之助:「差し出がましいながら、ちょいと調べてみましてね」
GM:紙に書かれているのは
GM:君の想い人に関する、いくつかの目撃情報と足取りについて。
GM:これまでには手に入らなかった手がかりだ。
網代千之助:「どうやら、近頃この辺りに寄り付いたらしい」
網代千之助:「会うなら今でしょう」
貴崎世怜:どうやって、とか。なんで、とか。いろいろ聞きたいことはある。けれど、
貴崎世怜:「行かなきゃ」
網代千之助:「待ちな。」
網代千之助:鋭く、言い止める
貴崎世怜:「……心配してくれるんすか」冗談めかして言うが、動揺は隠せない。
網代千之助:「いいですかい」
網代千之助:「ここまではアタシなりの義理です」
網代千之助:「で、ここから先は」
網代千之助:「アンタみたいな世間知らずの子供に対する、節度ってモンだ」
網代千之助:「……例の男」
網代千之助:「連れ立つつもりでいるんなら」
網代千之助:「アンタと男、どちらかは破滅する」
網代千之助:「言い切ってもいいでしょう。それだけ、この男は無茶をやらかしてる」
網代千之助:「無茶苦茶と言ってもいいさね」
網代千之助:「遅かれ早かれ、川に流れた木っ端みてえに身を滅ぼす。そいつはお天道さんより明らかだ」
貴崎世怜:「……それでも」
網代千之助:「心配ってのとも違うんですよ。こりゃあ」
網代千之助:「貴崎サン、子供が火に飛び込もうとしてるのを見たら、どうします」
網代千之助:「考えることでさえねえでしょう。襟ひっつかんで引き戻す。そんだけです」
貴崎世怜:「わかってますよ、それくらい」
貴崎世怜:「わかってたって、どうしようもないんすよ、ね」
網代千之助:「助けたいんですかい?」
網代千之助:「アンタは優しいからね」
貴崎世怜:「……独りにしちゃ、いけない人だから」
貴崎世怜:「バカだって思うかもしれないけど。それでも決めたから。一度握った手は、二度と離さないって」
貴崎世怜:「言ったことを曲げる呪い師は、三流以下じゃないっすか?ね」
網代千之助:「……ほぉ」
網代千之助:しかめっ面。袖に腕を通して、胡座を組む。
網代千之助:「参ったねぇ」
網代千之助:「そこの矜持を持って来られちゃ。アタシも困っちまう」
網代千之助:「なんせアンタとアタシは仕事の仲だ」
網代千之助:「都合のいい時だけ子供扱いも、出来やしねえか」
網代千之助:呆れたように、仕方無そうに
網代千之助:けれど少し眩しそうに、肩をすくめ、目を細めて
網代千之助:「……その男がアンタを自分で居させてくれるんなら」
網代千之助:「火の中でも、泳いでみなさいや」
貴崎世怜:「にひひ……」
貴崎世怜:帽子をかぶり直し、笑ってみせる。
網代千之助:「いってらっしゃい」
網代千之助:「アンタの旅だ」
貴崎世怜:こくりと頷き、手を振りながら店を出ていく。
貴崎世怜:ふわりと風が吹き、髪を撫でていく。
GM:からん。からん。
GM:店の中には、ドアベルの音だけが残る。
網代千之助:「命短し……てなもんか」
網代千之助:とん、と煙管の灰を落とす。
GM:---
GM:ED終了
GM:お疲れ様でした!

ED・興津和紗

GM:---
GM:星辰館学園・部室棟
GM:---
GM:どこからかボールが転がり、壁には油絵のキャンパスが立てかかり
GM:金管楽器の音色が聞こえてくる。
GM:部室棟の猥雑な活気の中を、1人の女生徒が歩いていく。
寒骨白:『……主』
寒骨白:『主よ』
寒骨白:バッグの中で、ゴソゴソと震えている。
興津和紗:「だから」
興津和紗:「学ッコで喋るな」
寒骨白:『いやそれでも聞け、主』
興津和紗:「なんだよ、じゃねえ。なんですの?」
寒骨白:『吾はその後考えたのだが』
寒骨白:『やはり納得いかん!』
興津和紗:「何が。」
寒骨白:『主には将ではなく、主の目指すべき姿がある』
寒骨白:『これは良し。吾も槍として力を尽くすのみ』
興津和紗:「うん」
寒骨白:『……が』
寒骨白:『それが何故絵描き共と通じるのだ!?』
寒骨白:『もっと何か、あるであろう!』
寒骨白:『万民の寵愛を受けんとするのであらば』
寒骨白:『己を磨き上げ、あらゆる佳人へ先んじる麗人たるべし!』
興津和紗:「バッカお前……」
興津和紗:「お前………」(明らかに男女比的に部活ミスったなと思ってるので二の句がつげない
寒骨白:『主よ……』
寒骨白:『そういうとこだぞ』
興津和紗:「お前も微妙にあそこの空気に染まってるじゃねえか。」
寒骨白:『うぬ……居心地がいいというのは』
寒骨白:『………………否定せぬが』
GM:と、そんな会話をしつつ
GM:君は『漫画研究部』と書かれた扉の前に。
興津和紗:「ま、それが一番だ。」
興津和紗:「それに、負けたくねえヤツは、身近にいてくれた方がいい。」
興津和紗:「そう思わねえか?じゃねえ、思いません?」
寒骨白:『……なるほど』
寒骨白:『つまりあの読モなる女共や、のげさかなる女共よりも』
寒骨白:『主が超えるべきは、黒川梓』
寒骨白:『そう見込んでいるのだな』
興津和紗:「まずは、な。最終的にはやんごとなき血筋の方々を超える覚悟すら私にはあるぜ。」
寒骨白:『確かにあれも中々の気骨者』
寒骨白:『我が敵としても不足はない』
寒骨白:『それでこそ我が主。この身と夢を預けるに値する』
興津和紗:「うん、まあ、梓との戦いにお前の出番はないんだけど。」
寒骨白:『……がーん!』
興津和紗:「だってお前可愛いマスコットとかじゃないし…無骨だし…」
興津和紗:言いながら、ドアを開ける!
GM:がらららっ!
興津和紗:ガラガラ!ドカッ!
興津和紗:「よー!おはようー!」
興津和紗:放課後にあえておはようといい自らの天然さと可愛らしさをアピールする、かつて梓が使った技だ!
興津和紗:梓が使った技を自分が使えば更なる破壊力があるに違いない……違いが……
GM:と……元気よく挨拶したはいいものを
GM:……。部室にはまだ、誰もいなかった。
寒骨白:『……主が一番乗りのようだな』
興津和紗:「私の渾身の挨拶が…!!」
寒骨白:『最近だらしねえな?』
興津和紗:「てめー、水磨鞭にぶつけて叩き折られたいのか」
寒骨白:『やめたくなりますよ~』
興津和紗:※水磨鞭
唐の武将、であり単雄信の最大の敵の一人である尉遅敬徳が使った鉄鞭の名前。八十二斤の重さがある凄い鞭だが尉遅敬徳は最強なので別に他の武器を使っても強かった。っていうか戦場でよく落として敵の武器奪ってた

GM:と、君が妙にマニアックな知識を頭に思い描いていると
黒川梓:「……わ!!」
黒川梓:急に背後から大声!
興津和紗:「どわっっ!!じゃねえ、きゃっ」
黒川梓:「えへへへへ~」
黒川梓:「びっくり梓だよ~~」
黒川梓:手をおばけっぽくゆらゆらさせている
興津和紗:「いや、びっくりしたのは私だからびっくり和紗だろ。」
興津和紗:「いや、でもびっくり箱も箱がびっくりしてるわけじゃないからそれでいいのか?」
黒川梓:「……ふんふん」
黒川梓:「よくわかんないね!」
黒川梓:何故か満面の笑み
黒川梓:後ろ手にガラガラと扉を閉めて
黒川梓:ごろんと長椅子に寝転がる
興津和紗:「うるせえ、バカ。」
興津和紗:手を伸ばしほっぺたをムニってする
黒川梓:「でへへへ……」
興津和紗:「笑ってんじゃねー。」左手も参戦する
黒川梓:ニコニコ笑顔でムニられているが
黒川梓:「あ」
黒川梓:「和ちゃん、手、引っ込めて」
黒川梓:急に真顔。
興津和紗:ムニムニ、ムニ――――、ポイッ
興津和紗:離す
興津和紗:「どうした?」
???:ビシュッ!!
???:黒川梓の襟口から
???:細長い黒い影が飛び出し
???:「フシャアアアアアア!!」
???:興津さんの眼前ギリギリで、牙を開く。
興津和紗:「うおお!?」
興津和紗:捕まえる!!
???:しゅるり
???:指の隙間を抜けて、黒川梓の首元に戻る
黒川梓:「だめだよ~だめだめ。ど~ど~」
興津和紗:「なんだ!?アオダイショウか!?」
黒川梓:「ちがうよ~へびすけなの!」
へびすけ:「ふしゅるふしゅる」
へびすけ:黒川梓の指で撫ぜられ、気持ちよさそうにしている
へびすけ:影で形どられた蛇だ。
興津和紗:「へびすけ……?」
興津和紗:見覚えありますか。
GM:君はその姿に、見覚えがある。
GM:あの巨大な蠎龍。それのまんまミニマム版だ。
興津和紗:「マジか、お前。」
黒川梓:「えっとね、ゆーぶいえー?の人がね、言ってたの」
興津和紗:「UGNな?」
黒川梓:「これが、えーっとオーラロードの、私のハマターとか、そういうので」
黒川梓:「がんばって、エンドロールしなきゃいけないんだって?」
黒川梓:「……これであってる?」
興津和紗:「わかった。今度私もついてくから、その時また一緒に説明受けような。」
黒川梓:「わーい!」
へびすけ:「ふしゃー」
興津和紗:少し複雑そうな顔をする。
興津和紗:(ああ、そうか。記憶処理とか、そういうレベルじゃ、済まなかったんだな)
黒川梓:「オーパーツでいるとね」
黒川梓:「危ないこともあるんだーって、ゆーえすえーの人、言ってたけど」
興津和紗:「多分、オーヴァードな。」
黒川梓:「……あのね、和ちゃん」
興津和紗:「うん?」
黒川梓:「今度はさ」
黒川梓:「和ちゃんがピンチの時に、私が迎えに行くね」
黒川梓:「だって」
黒川梓:「和ちゃんはお姫様なんだもん」
黒川梓:「誰か、迎えに行く人が必要でしょ?」
興津和紗:「おま………」
興津和紗:少し顔を赤くする
黒川梓:「えへへ、照れてる」
黒川梓:きゅっと微笑む
黒川梓:「和ちゃんはかわいいな~~」
興津和紗:「バッカ、お前、私を迎えに来る奴は素敵な王子様に決まってるだろうが!」
興津和紗:「だから、ダメ、お姫様じゃダメ!」
黒川梓:「え~~ひどいよ~~」
黒川梓:「ぜいたく言っちゃ、ダメなんだよ~!」
黒川梓:ぎゅむぎゅむくっついてくる
興津和紗:「贅沢じゃないねえよ。お姫様の当然の権利ですー」
興津和紗:それに、絶対言わないけど。私は梓に一回迎えに来てもらってる
興津和紗:どうしようもないボンクラだった私が、今、こうして少しでも真っ当に過ごせてるのは
興津和紗:お前ともう一回会えたから…子供の頃に憧れてたお姫様みたいな女の子を、見れたからだ
興津和紗:あんな風に私もなりたいって思えたから、私は、明るい方に進む勇気を持てた。だから
興津和紗:「私はいいんだよ。他のやつを助けてやれ。」
黒川梓:「いや!」
黒川梓:「私は和ちゃんがいい!」
黒川梓:しっかりと、真っ直ぐに憧れを見上げて。
興津和紗:眩しく遠い憧れと目を合わせ、観念したように笑う
興津和紗:「ははっ」
興津和紗:「わがままも、『お姫様』の特権ってか?」
黒川梓:「えへへへ」
黒川梓:見つめ合う。笑いあう。いつものように。
GM:カシャ!!
GM:カシャカシャカシャ!!
興津和紗:「わかったよ。私がピンチの時は、お前を待っててやる」
興津和紗:お前が、私を待っててくれたよう……に……?
興津和紗:「音ォッ!!」
興津和紗:「堂本かッ!九丘か!」
堂本美沙:「んんんんんんんんnnnnnnnn~~~~……」
堂本美沙:「キテおりますぞキテおりますぞ~~!!」
興津和紗:「キテねえよ!」
堂本美沙:「尊み秀吉!!全国刀狩り!!」
堂本美沙:「農民たちから武力を奪い大陸に繰り出すレベルですぞ~~~~~!!!!」
興津和紗:「お前、天下人バカにするなよ!?」
興津和紗:「最近の研究では農民出身ではなく武士階級の生まれだったって説もあるけど、秀吉の業績の偉大さに変わりはねえからな!?」
堂本美沙:「堂本の最近のマイブーム秀吉は清須会議の大泉洋なりぞ」
興津和紗:「それは単に大泉洋が好きなだけだろ」
GM:「バッチェ冷えてますよ~」「やぁ、スミマセ~ン」「百合ンゴwwwwwwww」
GM:わらわらと部員たちが入ってくる。
黒川梓:「わぁ~みんな~。おはよ~」
興津和紗:「お前らどこに隠れてた!?」
へびすけ:「しゃー!」突然現れた部員たちを威嚇!
堂本美沙:「おおわ!蛇!蛇がおりますぞ!殺虫剤!スネークカモン!」
寒骨白:『主よ!今こそ無双を見せよ!木っ端絵描き共を薙ぎ払えい!』
興津和紗:「しねえよっ!へびすけも黙ってろ!っていうか梓もそれ隠せ!」
黒川梓:「はわわわわわ~」
GM:どったんばったん。
GM:どこまでも賑やかしく。こうして、今日も君の日常は過ぎていく。
GM:---
GM:ED・終了
GM:お疲れ様でしたー!
虹咲奏:お疲れ様でした!
GM:全行程、終了!
佐倉井ほたる:おつかれさまでしたっ
興津和紗:お疲れさまでしたー
貴崎世怜:お疲れ様でした!