『面影消え往くは残光の彼方』

『面影消え往くは残光の彼方』


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キャラクターシート

GM:PC1:天城 康介
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GM:PC2:河合奏
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GM:PC3:五色沼 伍堂
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GM:PC4:白南風 白蘭
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トレーラー

GM
――「崩落戦」。
それは四年前、7つのFHセルと9つのUGN支部の間で起きた大規模衝突事件。
そこで失われたもの、そこで産まれたもの。
戦いの跡に刻まれた数奇な縁が、今再び君たちを結びつける。

GM:では参りましょう…いよいよメイン第四話
GM:第六支部編のスタートじゃーーーい!!
白南風白蘭:ワオォーーッ
五色沼伍堂:イエーイ
河合奏:イぇー――!
天城康介:ウオオーッ!

PC紹介

GM:ではまずPC1、天城くんの自己紹介から!
GM:よろしくどうぞ!
天城康介:はーい!
天城康介:「康介、天城康介だ。面白みのない名前だけど、俺はまあ、気に入ってる」
天城康介:「なんせ、親がつけてくれた名前だからな。生きてたら、由来とかも聞けたんだろうけど」
天城康介:「…いつの間にか、姉さんよりも年上になっちまったし。ほんと、時間が経つのは早いよな」
天城康介:「ま、結局のところ、なるようになるってことなんだろう。…そん中で、やれることをやるだけだ」
天城康介:星辰館高校に通う学生かつ、UGNイリーガルエージェント。4年前の、崩落戦のとある現場におけるただ一人の生存者。
天城康介:奇妙な強運を引き寄せることから、UGN等からは“特異点”のひとりと見られている。
GM:ラッキーボーイ
天城康介:シンドロームはキュマイラ/オルクス。自身の肉体を領域として、異形化、一時的な消失と再出現等を行う。
GM:テレポーターパンチ!
天城康介:ただし行動値は遅いぞ!なんと素で3、フルパワーアタックでゼロだ!過剰火力!
天城康介:シナイオロイスは矢神秀人に「執着/■不安」。
天城康介:PC間ロイスは河合支部長にですが、後程でよいでしょうか。
GM:大丈夫ですよ―
GM:各シナリオロイスはセッション終わるまでにじっくり決めていただければ!
天城康介:はい、では合流後あたりに!
天城康介:それでは、こちらからは以上となります。メイン4話、よろしくお願いします。
GM:オーライ!君こそが主人公!思うがままにしよう!
GM:PC1:天城康介(PL:しんごろさん)
シナリオロイス:矢神秀人
君は市内の公立校、星辰館高校に通う学生だ。
近所に暮らす幼馴染の女生徒、綾瀬真花から相談を受け、
近頃連絡が取れないという隣クラスの男子生徒、矢神秀人を捜す事になる。

GM:ハンドアウトはこちら!
GM:幼馴染の女生徒からの相談!聞いてやるのが主人公というもの!
天城康介:幼馴染に心配をかけるとは…矢神という男、許されざるよ…。
GM:矢神とかいうやつをを許すな
GM:では次!PC2の河合さん!
GM:自己紹介をどうぞ!
河合奏:はい!
河合奏:「我等第六、刃の切っ先。常に前線を駆ける者」
河合奏:「……なんてな。第六支部支部長、河合奏だ。支部長といえど、その実戦闘員とさほど変わらないが」
河合奏:「この街を守るため、尽くせる限りの力を尽くそう」
河合奏:皆様おなじみ即応隊、その長にしてある意味体現者。河合奏です。
河合奏:当人も言うとおり、支部長と言いつつも常に戦場を駆けまわり支部にいる時間の方が少ないという切り込み隊長。
GM:ゲットビジー
河合奏:たまに支部長室の窓から帰ってきて書類仕事を終わらせると、また支部長室の窓から出て行ったりしてます。
河合奏:もうちょっと落ち着きを持て。
河合奏:一応責任感は強く、戦場を駆けるのも自分が一番得意なのが戦うことであるという自覚あってのことです。
河合奏:まあそれ以外にもいろいろあるのですが多分過去に関してはこれからいやというほど掘り下げることになる……。
河合奏:能力はエンジェルハイロゥ/エグザイル/ハヌマーンのトライブリード。
河合奏:自分自身を粒子化させ光となって移動したり、質量を持った光で殴りつける白兵型。
GM:海軍大将感ある
河合奏:なぜかころころと外見年齢が変わったり性別が変わったりもします。
河合奏:そのため新人とかからは誤解されやすいので、識別のために腕章をつけてます。刃の意匠があしらってあるやつ。
河合奏:ついでに第六のモットーとかも印刷してあります。『Kill the enemy until die』とか。
河合奏:今回はようやくPCとしての出陣なので気合入れて臨みます。よろしくお願いします!
GM:ふふふこちらも大活躍を楽しみにしているぜ~!
GM:ではそんな河合さんのハンドアウトはこちら!
GM:シナリオロイス:梁田麗佳
君はN市第六支部のUGN支部長である。
目下の悩みは、繰り返し夢に見る「崩落戦」の記憶のフラッシュバック。
そしてその戦いによる、「年齢が定まらない」という奇妙な後遺症。
そんな君の元に、第四支部から来訪者がやってくる。

GM:ということで第四支部から研修生がご到着!
GM:暖かく迎えてあげよう
河合奏:どんな人かなー、歓迎しなきゃなー
GM:ワクワクのドキドキだ
GM:では次、PC3五色沼さん!
五色沼伍堂:「僕はゴドー。五色沼伍堂だ。よろしく頼む」
五色沼伍堂:UGN第6支部支部長補佐にして医療担当エージェント
五色沼伍堂:他の支部より先進的な取り組みをしていることもあって、他地区に派遣されたりもする
GM:戦闘が多いだけに得られるサンプル数も多い
GM:で、それが第四に送られて精査されたりするわけだ
五色沼伍堂:医療畑と言いつつ彼の本質は前線にあり、傷病の根源を叩くことが間接的な医療に繋がるということを体現している
五色沼伍堂:シンドロームはサラマンダー/ウロボロス
五色沼伍堂:【対抗種】の力を持つ炎と、影から繰り出される蛇の搦め手で相手を追い詰める
GM:クールだ
五色沼伍堂:そして《快適室温》により支部の皆の健康も増進している
GM:www
GM:クーラーだ
五色沼伍堂:あと《イージーフェイカー:成分分析》を取ったので、支部長がいかなる姿を取っていても本質を見抜くことができます
GM:おお
GM:主治医としてはぴったり
五色沼伍堂:こんなところですかね
五色沼伍堂:よろしくお願いします!
GM:イエス!そんな五色沼さんのハンドアウトはこちら!
GM:PC3:五色沼伍堂(PL:たみさん)
シナリオロイス:河合奏
君は第六支部の支部長補佐構成員であり、彼女の主治医でもある。
「後遺症」の治療は未だに先行き不透明だが、君はカルテからあるヒントを見出すこととなる。

GM:ということで短いが、まあともかく河合さんを治すことを目指していこうという感じ!
五色沼伍堂:治療していくぜ!
GM:患者の運命は…俺が変える!
GM:ということでエキサーイエキサーイ
GM:では次!最後!白南風さん!
白南風白蘭:はい!
白南風白蘭:白南風白蘭(しらはえ びゃくらん)です!6歳です!
GM:元気なごあいさつ!
白南風白蘭:巨大ハナカマキリのレネゲイドビーイングです。
白南風白蘭:どこかの研究所から逃げてきて、カウンセラーとして人間のふりをして生活していたところを
白南風白蘭:ひょんなことからUGNに捕まり、
白南風白蘭:今は第四支部の日馬支部長のもとで元気に働いてます!
GM:ひょんな事というか、妙な人というか
GM:ともかく元気いっぱい女女感情だぜ!
白南風白蘭:エンジェルハイロウの幻惑能力と銃を使った格闘技を織り交ぜて戦います。
白南風白蘭:性能的にはエンジェルハィロゥ/ブラックドッグで、
白南風白蘭:射撃固定値をガン上げしてゲットダウン+鏡の中の人形で回避代行したりします。
GM:無駄のない構成で美しい
白南風白蘭:今回はみなさん火力がすごいのでややサポーター寄りに振ってみました
白南風白蘭:そんな感じです!よろしくお願いします!
GM:こんな巨乳の糸目お姉さんにサポートを…!
GM:全滅させてやる
GM:ではハンドアウトはこちら!
GM:PC4:白南風白蘭(PL:すきゃっとさん)
シナリオロイス:河合奏
君はとある事件を通じ、UGN第四支部の一員となった元FHの実験生物だ。
支部長や仲間の元で悠々自適な日々を送っていたところ、初めての任務が言い渡される。
その命題は、「他者に理解され、受け入れられること」。
指令内容はN市第六支部へと一時出向し、ある人物の元で任務を遂行すべし、となっている。
その人物こそ、「崩落戦」において君の故郷"ホスティルアース"セルと戦った者。
この街で誰よりも君の兄弟を殺し、そして君の兄弟によって家族を奪われた戦闘員の1人、支部長・河合奏である。

GM:はじめての…ミッション!
GM:さてさておつかいできるのかな~(みのもんた)
白南風白蘭:やだやだ!第四から外に出たくないよぉ!
白南風白蘭:よろしくお願いします!
GM:イエス!では全員の紹介がつつがなく済みましたので
GM:セッション…スタート!よろしくお願いします!!
五色沼伍堂:よろしくお願いします!
河合奏:よろしくお願いします!
白南風白蘭:よろしくお願いします~!
天城康介:ヨロシクオネガイしマース!

OP:白南風白蘭

GM:まずはトリッキーに攻めましょう
GM:PC4のOPから!!
白南風白蘭:エ!?
GM:浸蝕どうぞ!
白南風白蘭:43+1D10
DoubleCross : (43+1D10) → 43+3[3] → 46

GM:---
GM:UGN・N市第四支部
GM:娯楽室
GM:---
GM:ビリヤード台や、ダーツの的。遊戯用のテーブルが並ぶ、落ち着いた雰囲気の空間。
GM:一歩外に出れば、そこは薬品の匂いが立ち込める研究施設とは思えないほどに
GM:かけ離れた景色が広がっている。
GM:……部屋の隅にはテレビが置かれている。
GM:今ではあまり見かけない、ブラウン管式の箱型テレビだ。
GM:画面には、ケーブル放送の古いアニメが映っている。
GM:「おかあさん!おかあさん!行かないで!」
GM:石造りの波止場を、少年が出港する船をおいかけて走っている……。
白南風白蘭:そのアニメを糸目で眺めている。
白南風白蘭:「(世間一般的に)名作ですね~」
月見ノノ子:「自分を作り出した存在を見つけたとして」
月見ノノ子:「何か言いたいことってある?」
月見ノノ子:君のとなりのソファに座る少女が言う。
月見ノノ子:その顔には、大きな金色の目が一つだけある。
月見ノノ子:”アイズ・ワイド・シャット”。君と同じく第四支部に所属するオーヴァードだ。
月見ノノ子:君と同じく、FHの実験体としての過去を持つ。
白南風白蘭:「言いたい事、ですか」
白南風白蘭:彼女の容貌は気にも留めない。
白南風白蘭:「そうですねぇ……」しばらく考え込み。
白南風白蘭:「普通、卒業や結婚などの節目の際に人が両親に言う言葉としては、『ありがとう』が適切でしょうか?」
白南風白蘭:「私の場合は……」
白南風白蘭:またしばらく考え込み。
白南風白蘭:「……すいません、すぐには答えが出そうにありません」
白南風白蘭:「月見さんは、どうですか?」
月見ノノ子:「殺すわ」
白南風白蘭:「あら」
月見ノノ子:「何も言うことなんか無いけどね、出来る限り惨たらしく殺す」
月見ノノ子:「で、私と同じように作られた連中がいるなら」
月見ノノ子:「そいつらも同じように根こそぎ殺す」
白南風白蘭:「……それは……」
月見ノノ子:「こんな醜くて救い様の無いモノが世の中に2つも3つもあるなんて」
月見ノノ子:「耐えられたもんじゃないからよ。私自身がね」
月見ノノ子:淡々と、テレビの方を見ながら言う
白南風白蘭:「……こんなの、って」
月見ノノ子:「アンタは、そう思わないの?」
月見ノノ子:じっと、ようやくそちらに視線を移す
白南風白蘭:「そうですねえ…… 私は……」
白南風白蘭:何かを言おうとして、やめる。人には人の事情がある。言うべきではない、触れるべきではないことも、ある。
白南風白蘭:「すいません。よく、わかりません」いつものように微笑を浮かべる。
月見ノノ子:「……そう」
月見ノノ子:「アイツに言わせれば『その憤りは君のたましいだ、おめでとう』らしいわ」
月見ノノ子:「そういう口ぶりもムカつくから、アイツもそのうち殺してやりたいけど」
白南風白蘭:「うふふ。人望ないですねえ、うちの支部長は」
月見ノノ子:「整理しときなさいよ。これから会うんでしょ」
月見ノノ子:「エラー吐くわよ。そういう話、嬉々としてぶつけてくるから」
白南風白蘭:「うーん、でもまあ……」
白南風白蘭:「いつものことですからねぇ。あの人がよく分からないのは」
白南風白蘭:言いながら幻影の奥、異形の瞳で、月見ノノ子の大きな瞳を見つめる。
白南風白蘭:(きれいだと思うけどなあ…)
月見ノノ子:「アイツが分かんないんじゃなくて、アンタが自分を分かってないと…」
月見ノノ子:「同じような事か。言葉遊びね」
GM:そんな話をしながらも
GM:どこかなだらかに、時間は過ぎていき
GM:時計の針は、約束の時刻を指し示す。君は支部長室に向かわなくてはならない。
白南風白蘭:「ああ、と」ゆっくりと腰を上げる。
白南風白蘭:「そろそろ、お時間みたいですね~」
白南風白蘭:「もっとお話ししたかったんですが。名残惜しいです」
白南風白蘭:半分本音で、半分おべっかだ。少なくとも、誰に対しても同じようなことをのたまっている。
月見ノノ子:「……そういうのいいわよ。さっさと行って」
白南風白蘭:「ふふ」
月見ノノ子:「それじゃあね」
月見ノノ子:手をひらひらと振って、君を見送った
白南風白蘭:「それでは~」小さく手を振って、娯楽室を後にする。
GM:---
GM:第四支部・支部長室
GM:---
GM:部屋に入ると、デスクに着いているいつもの小さな影。
日馬 美礼:「やぁ。思ったより早かったね、白南風くん」
白南風白蘭:「ええ。月見さんとお話してたんですよ~」
日馬 美礼:「それを聞いてたからさ。彼女、話し出すと長いだろ?」くふふ、と笑って。
日馬 美礼:きゅるきゅると電動車椅子を鳴らして、デスクの前に出てくる。
白南風白蘭:「でも、興味深いお話でしたよ~」
白南風白蘭:慣れた様子で腰掛けると、ソファがぐぐっと沈み込む。
白南風白蘭:「自分を作り出した存在を見つけ出したとして、何か言いたいことはあるか、と」
白南風白蘭:「そう訊かれました~」
日馬 美礼:「白南風くんとしては、答えはあるやつ?」
白南風白蘭:「そうですね……」また少し黙り込み、
白南風白蘭:「考えてみたんですが」
日馬 美礼:「うんうん」するすると、白南風さんにほとんど触れる距離まで。
白南風白蘭:「よく、分からなかったんです」
白南風白蘭:「そうだ、支部長ならどうですか?」
日馬 美礼:人の悪い笑みではない笑顔を浮かべて笑う。
日馬 美礼:「ぼくかい? ぼくはそぉだねえ。けっこう顔を合わせてるからなあ」
日馬 美礼:窓際の展示台に置いてある、小さな人頭蓋骨の標本に目をやって。
日馬 美礼:「ぼくだったら、そうだね。それじゃあまた、かな」
日馬 美礼:「親に会うなんて単なる前提条件であって、それ以外ではないからね」
白南風白蘭:「『それじゃあ、また』……」
日馬 美礼:「さて。しかし、答えがよくわからないというならちょぉどよかった」
日馬 美礼:「初仕事だよ、白南風くん」
白南風白蘭:「……え?」
白南風白蘭:また考え込みそうになったところに、予想外の言葉で意識を戻される。
日馬 美礼:「ところで、崩落戦。四年前より昔のことは、どれくらい覚えているんだったかな?」
日馬 美礼:きゅるる、と車輪がなって、白南風さんの顔のあたりを見上げながら、小さな弧を描いて旋回。
日馬 美礼:「自分がどこにいたのか? 何をしていたのか? きみのふるさとや、兄弟や、あるいは親に相当する誰かのことについては?」
白南風白蘭:「四年より、前……」朧げな記憶を手繰ろうとする。
白南風白蘭:「その頃の私は……そうですね。正直に言えば……」
白南風白蘭:「ほとんど、ただの昆虫と変わりませんでしたから」
日馬 美礼:「なるほど。体系だった記憶としては残っていない?」
白南風白蘭:「そうですね。記憶というか、意識すらはっきりしていなかったので……」
白南風白蘭:「ああ、そうだ」
白南風白蘭:「なんとなく、うっすらとは覚えてます!どこかの施設で……多分、人……研究員でしょうか?」
白南風白蘭:「それと……自分と同じくらいの動くものが、たくさんいました」
日馬 美礼:「うんうん」
白南風白蘭:「あれは……」
白南風白蘭:「……ええと、何だったんでしょう……すいません、よく分かりませんが……」
日馬 美礼:「”ホスティルアース”セル」
白南風白蘭:「?」その名を聞いても、ピンとは来ない。
日馬 美礼:「それなら、ぼくら、UGNのほうがよく知ってるかもね。きみを作り出した相手のことさ」
白南風白蘭:「!」俄かに表情を変える。
日馬 美礼:「バイオテクノロジーが専門でね。生体兵器、ああ細菌より、それこそ白南風くんみたいなやつね。それをたっぷり作ってた」
日馬 美礼:「いや、予算が潤沢で羨ましいことだよ、ほんとにさ。四年前の時はずいぶんやりあったもんだ」
白南風白蘭:「”ホスティルアース”、それが」
白南風白蘭:「私の……『親』ということですか?」
日馬 美礼:「形式上は、そうなるね」
日馬 美礼:「四年前は、いま支部長やってるような連中も、ヒラの支部員でね。ぼくなんて小学生だぜ? 小学生」
白南風白蘭:「四年前、ですか……」
白南風白蘭:支部長の四年前を想像する。今とそう変わらないような気がする。
日馬 美礼:「で、”ホスティルアース”の生物兵器を殺すのに一番尽力したのが、河合奏」
日馬 美礼:「生物兵器との戦闘で、実の弟を亡くしてるのも効いてたかもね。そりゃ意欲的にやってたもんさ」
日馬 美礼:「彼女の名前、聞いたことある?」
白南風白蘭:「ええ。一応。第六支部の支部長さん……でしたよね?」
日馬 美礼:「そうそう。そりゃ話が早いや」ぱっと笑う。
白南風白蘭:「一応、主な市内のUGN職員名簿には、目を通してますから~」誇らしげに。
日馬 美礼:「今日の午後から、白南風くん。きみ、第六支部に出向してもらうから」
白南風白蘭:「え?」
白南風白蘭:凍り付いたように硬直する。
白南風白蘭:「はい?」
日馬 美礼:「うん。だから出向。名目上は研修ってことになるかな。あそこは忙しいからねえ」
日馬 美礼:「まあ、うちの市内の普通のUGNのしごと、を覚えるにはうってつけじゃないかな。頑張ってね」
白南風白蘭:「な……」あくまで笑みを崩さないように。
白南風白蘭:「な、何でですか?」
白南風白蘭:「ここでも出来るじゃないですか。研修は……」
白南風白蘭:「わざわざ他の支部に行かずとも…」
日馬 美礼:「納得できない?」
白南風白蘭:「……納得、というよりも……」
白南風白蘭:「私はこれでも、自分の立場についてはある程度自覚できていると思っています」
日馬 美礼:「うんうん」
白南風白蘭:「支部長に拾っていただけなかったら、間違いなくジャームとして処分されていたことも」
白南風白蘭:「こうして一応は第四支部所属になった今でも、薄氷の上に立っていることも」
日馬 美礼:「そうだね。それこそ第六とかの縄張りで見つかったら、今ごろ死んでた可能性は高い」
日馬 美礼:「理性的で大変結構。ぼくは、白南風くんのそういうとこ好きだよ」
白南風白蘭:「そ、それが分かっているのに……!」
白南風白蘭:「支部長は……!」
日馬 美礼:「だからこそさ」
白南風白蘭:周りに他に誰もいないですよね?
日馬 美礼:大丈夫。人払いはしてあるさ。
白南風白蘭:「…………美礼さんは、それでいいと仰るんですか?」
日馬 美礼:「月見くんと会ってたんだよね。彼女の生まれのことはどれくらい詳しく聞いてるかな?」
白南風白蘭:「あまり、詳しくは。踏み込まないほうが賢明だろうと考えました」
日馬 美礼:「彼女もFHの実験所の生まれでね」
白南風白蘭:「!」
日馬 美礼:「担当がうちじゃなかったら、下手したら確保の時点で死んでたかもしれない」
白南風白蘭:「そう、だったんですか」
白南風白蘭:彼女と接する際に抱く妙な親近感の原因が、分かった気がした。
日馬 美礼:電動車椅子を鳴らして、ほとんど白南風さんの像に重なるような位置に。
白南風白蘭:「……でも、それとこれとは……!」
日馬 美礼:「同じ話をしてるよ。ちょっと遠回しすぎたかな?」
日馬 美礼:「過去のことがあるからね。FH、特に崩落戦がらみのこととなると、市内の支部じゃほとんどタブー扱いさ」
日馬 美礼:「でもさ。月見くんだって、別に普通じゃん? 好ましい日常の住人だろ?」
日馬 美礼:「きみはどぉかな、白南風さん」
白南風白蘭:「……月見さんは……善良な人です」
白南風白蘭:「でも、私は……」目を逸らす。
白南風白蘭:「それに」
日馬 美礼:「それに?」
白南風白蘭:「中身が善良かどうかなんて、明確な異形を前にしては、大半の人間は考慮してくれません」
日馬 美礼:「そりゃそうだ。見た目は重要だからね。でもぼくはそんなこと聞いてるわけじゃない」
日馬 美礼:「きみにとって、きみは、なにものなのかな?」
日馬 美礼:声のトーンがすっと落ちる。
白南風白蘭:「……私……は……」
白南風白蘭:言葉を詰まらせる。ごく簡単とも、これ以上ない難問とも言える問い。
白南風白蘭:「……よく、分かりません……」
白南風白蘭:その問いに答えられなかったことが、
白南風白蘭:どうしてだか、溜まらなく悔しい。
日馬 美礼:「そぉかい」
日馬 美礼:人の悪い笑みが戻っている。
日馬 美礼:「合理的な話をしようか。白南風くん」
日馬 美礼:「きみが潜伏していたように、市内には崩落戦の遺産が山ほど残ってる」
白南風白蘭:「遺産」
日馬 美礼:「FHの制御下から離れてるものもたくさんね。それをぼくらが、前歴だけで利用できないのは非合理すぎるだろ?」
日馬 美礼:「そこのしち面倒くさい暗黙のなんとかをぶっ壊すには、きみが河合奏に認められるのが一番手っ取り早い」
日馬 美礼:「そういう絵図だと言えば分かりやすいかな」
白南風白蘭:「……認められる?私が、ですか……?」
日馬 美礼:「そう。きみが、だよ」
日馬 美礼:「まあ、ある意味似たもの同士だからね。案外仲良くなれるかもしれない」くふふ、と笑う。
白南風白蘭:「はあ。なるほど」
白南風白蘭:「そうですかそうですか」
白南風白蘭:そんな話に興味はないが、既に反抗の気力は萎えていた。
白南風白蘭:ごく短い付き合いではあるが、こういう時のこの人が折れてくれないのは分かり切っている。
白南風白蘭:「分かりました」
白南風白蘭:支部長にしか見せない、どこか子供っぽいような不貞腐れ方で。
日馬 美礼:「うんうん。不承不承という感じで大変結構」
白南風白蘭:「どうせ私は、UGN(ここ)以外では生きていけませんから」
白南風白蘭:「従いますよ。ご命令とあらば」
日馬 美礼:「さあ、どうかな。実際きみは……いや、この話の続きは、あとにしたほうが面白そうだ」
日馬 美礼:「……で、合理的じゃない方の理由も話しておこうか。きみにだけさ」
白南風白蘭:「?」その言葉に興味を惹かれるのを、表には出さないように。
日馬 美礼:「ぼくは、きみ、白南風白蘭と、河合奏を引き合わせたい」
白南風白蘭:「……理由を、聞かせていただいても?」
日馬 美礼:「そりゃ、面白そうだからさ」くふふ。と笑う。
日馬 美礼:「きみが彼女と、その周りの「ひと」に何を見出すのか。あるいは、彼女がきみに何を見るのか」
日馬 美礼:「ぼくの興味があるのはそれだけだよ。最初からね」
白南風白蘭:「…………」取り繕おうともせず、幻影が死ぬほど嫌そうな表情を浮かべる。
白南風白蘭:そうだ。興味など持ったのがバカだった。この人には最初から、それしか無いに決まっているのに。
白南風白蘭:「そのお仕事……いつからですか?」
日馬 美礼:「もう辞令は届いてるからね。すぐにでも動いてくれていい」
白南風白蘭:「ですよね」ふっと俯き、
白南風白蘭:顔を上げて、よそ行きの笑みを浮かべる。
日馬 美礼:「面白い話が聞けるのを期待してるよ、白南風くん」像に身体をうずめるようにして、見えないなにかに上半身で触れる。
日馬 美礼:「その調子でやってくれてもいいし──ぼくんとこの顔を他で見せてきたっていいんだぜ?」もごもごした発音で、くふふ、と笑う。
白南風白蘭:それに僅かにたじろぎながらも、
白南風白蘭:まだ不貞腐れてます、というのを態度で表す。
白南風白蘭:「……それでは、行って参ります。『支部長』さん」
白南風白蘭:にっこり笑って、支部長室を後にする。
GM:そうして、第四支部の『新入り』に
GM:はじめての任務が下された。行く先は
GM:君の兄弟を、誰よりも殺した女の元へ。
GM:---
GM:ロイス取得のみ可能です。
白南風白蘭:保留で!
GM:OK!では次!

OP:河合奏

GM:PC2、河合さんのOPだ!
GM:浸蝕どうぞ!
河合奏:33+1d10
DoubleCross : (33+1D10) → 33+3[3] → 36

GM:---
GM:???
GM:---
GM:――泣く声が。
GM:子供の泣く声がする。
河合奏:(――?これ、は)
GM:君は夢を見ている。それを自覚できる。
GM:遠い記憶の夢。泣き声に誘われて、意識は遷ろう。
GM:---
GM:16年前・某市『ゆりかごの家』
GM:---
GM:UGNの前身…複数存在したオーヴァード能力を研究する機関。その一つが所持していた孤児院。
GM:『ゆりかごの家』、その場所はそう呼ばれていた。
GM:郊外の丘の上に小さな白い建物の門の前で、君と弟は、手を繋ぎ立っている。
GM:今日から、この無機質な建物が君たちの家になる。
河合響:「うええ…うえええ…」
河合響:「うえええええん!うええええええん!」
河合響:君の弟は、ずっと泣き続けている。
河合奏:「……泣くなよ、響」
河合奏:弟とそっくり、瓜二つの顔。しかし表情は真逆で、ひどい顰めっ面。
河合響:「だって…お姉ちゃん…だって…うええん」
河合響:「どこなのここ…僕らどうなるの…?」
河合響:「うええええん!!」
GM:大人たちは様々な説明をして
GM:いかに君たちの暮らしが良くなるか、世の中の役に立つかを伝えたが
GM:当然、その1割も君たちには理解できていない。
GM:ただ、君たちを疎ましげに扱う里親に突き放されるように、ここへやってきた。
河合奏:「……わかんないけど。泣いたって仕方ないだろ」
河合奏:そう、わからない。何でここに送られてきたのか、自分たちがこれからどうなるか。
河合奏:ただ、分かるのは。響が頼れるのは、響を守れるのは自分だけということ。
河合奏:「大丈夫だって、響。姉ちゃんが守ってやるから」
河合奏:睨むように家を見上げていた顔を緩め、笑いかける。
河合響:「ぐす…うん」
梁田麗佳:「いつまで門の前に立っている」
梁田麗佳:「中に入ったらどうだ」
河合奏:慌てて表情を戻し、声がした方を睨む。
GM:振り向くと、立ち木の下に
GM:君たちより少し背丈のある、大人びた雰囲気の少女が立っている。
GM:目付きは鋭く、君たちをじっと見ている。
河合響:「ひっ」
河合奏:「……誰だよ、お前」 響を庇うように一歩前に出る。
梁田麗佳:「梁田。ここで暮らしてる」
梁田麗佳:「河合奏、それに響だな?」
梁田麗佳:「今日からお前たちの面倒を見ることになっている、部屋も同じだ」
河合奏:「は!?」
河合奏:「な、なんで」
梁田麗佳:「ここでは子供同士で面倒を見る。職員の手が足りていない」
梁田麗佳:「そういう決まりだ。不安もあるだろうが。手は尽くす」
梁田麗佳:歩み寄り、手を差し出す。
梁田麗佳:「よろしく頼む、ここでは私達は家族だ」
河合奏:「……」 差し出された手と、その顔を交互に見やる。
梁田麗佳:仏頂面だが
梁田麗佳:どこか……緊張しているようにも見える。
梁田麗佳:眼の前の相手を怖がらせないように、気を使っているのも感じるかもしれない。
河合奏:「……言っとくけど。響のこといじめたら、許さないからな」 ムスッとした顔のまま、手を握る。
河合奏:「そっちの方がでっかいからって負けないからな!」
梁田麗佳:「……ああ、約束する。私も、他の誰にもいじめさせたりしない」
梁田麗佳:柔らかく握り返し、そこでようやく微笑む。
河合響:「……」
河合響:姉の背中に隠れている。
梁田麗佳:そちらを一瞥し
梁田麗佳:「いい姉さんだな。羨ましい」
河合響:「う、うん」
河合響:「姉ちゃんは…すごいん……だよ」
梁田麗佳:「ああ。それはよく分かった。だけど」
梁田麗佳:響の頭に手を置く。
梁田麗佳:「お前も、いつか姉さんを守れるようになれ」
梁田麗佳:「大事な人は、自分の力で守るんだ。いいな」
河合響:「……え…と」
河合響:「…………分かんない」
河合響:困ったように、姉と梁田を見比べている。
梁田麗佳:「今はそれでいい」
梁田麗佳:「さあ行こう。夕飯がある。うちのハンバーグは美味いぞ」
梁田麗佳:奏の手を引いていく。
河合奏:「ひ、引っ張るなよ!」 自分も響の手を握ったまま引かれて歩く。
河合奏:梁田の言ったこと全てを理解したわけではない。だけど。
河合響:「わわ…」よたよたしながらも着いていく。
河合奏:(こいつ、ひょっとしたら)
河合奏:思ったよりも、優しい人かもしれない。
GM:――。
GM:――声がする。
GM:子供の泣く声がする。
GM:---
GM:四年前・N市第五区画(旧区分)
GM:---
GM:……土煙の中、君は遠くで聞こえる子供の泣き声に目を覚ます。
GM:痛みが走る。激しく地面と激突し、数秒間意識を失っていたらしい。
河合奏:「……ここ、は。……状況は?どう、なって」
河合奏:体を起こす。おかしい。妙に、重たいような。
”カラミティ・フィート”:「Urrrrrrrrrrrrr」
”カラミティ・フィート”:「SHYAAAAAAAAAAAAAA!!!!」
”カラミティ・フィート”:巨大な蜘蛛の異形が、視界の先
”カラミティ・フィート”:瓦礫の山の上で咆哮する。
GM:少しづつ、君は状況を思い出す。
GM:突然、各地区で同時多発的に起こったFHの蜂起。
GM:現場に向かった君たち第五支部の戦闘部隊。そして……改造された昆虫型生体兵器との戦い。
GM:戦って、戦って、戦い続けた。もう何時間戦ったのか分からない。
GM:そして、最後にあの大蜘蛛が現れた。情報にあった”ホスティルアース”セルの虎の子、”カラミティ”。
GM:こちらの残存戦力は少ない。それでも連携で仕留められるはずだった。
GM:だが、先陣を切った支部長……梁田麗佳がギリギリの土壇場で判断を変えた。
GM:『仕留める』攻撃ではなく、突進の勢いを『逸らす』攻撃に。
GM:その理由は。
GM:……子供が泣いている。
河合奏:(そう、だ。子供、が。) 
GM:敵の向かう方向に瓦礫の下で逃げ遅れた子供がいた。
GM:それに気付いた瞬間……君たちの連携は瓦解したのだった。
梁田麗佳:「…………。」
梁田麗佳:数メートル先、夥しい血を流して倒れている。
河合響:「姉……さん」
河合響:ふらふらとよろめきながら、君の傍に立つ。
河合響:優しげな顔つきの青年は君の弟であり、第五支部長補佐。河合響だ。
河合奏:(麗佳、は動けない。なら)
河合奏:「響、麗佳を連れて一回下がれ」 言いながら、どうにか立ち上がる。
GM:立ち上がろうと足を踏みしめる。
GM:しかし、それは叶わない。
GM:ここで立ち上がらなければ、何が起こるのか
GM:君は知っている。しかし、立ち上がれない。
GM:起こった過去は……夢の中でさえ変えられない。
河合奏:「クソ、が。こんなときに」 苛立って、毒づく。
河合響:「……」
河合響:姉と、支部長である梁田。2人を交互に見て
河合響:目を閉じ、静かに頷く。
河合奏:「仕方ない。響、こっちは良い。麗佳のカバーを」 振り向きながら、言おうとして。
河合響:「時間稼ぎはダメだ。ここで仕留めよう」
河合奏:「……は?」
河合響:「援護を待っていれば、みんな死ぬ」
河合響:「姉さんも、麗佳さんも、あの子も守れない。だから」
河合響:「僕たち2人でやる。方法は……もう分かるよね。姉さん」
河合奏:「……はっ」 笑みをこぼす。
河合響:響自身に戦う力はない。
河合響:しかしエンジェルハイロウ・エグザイルの能力者として
河合響:エネルギー体として肉体を解き、他者のレネゲイドを強化する力を持つ。
河合響:その指先は崩れつつある。既に肉体を維持する限界を迎えて
河合響:これ以上能力を使えば……。
河合奏:限界なのはお互い様だ。この場の全員が、死の淵に立っているのだから。
河合奏:「随分、腹が据わったもんだな。あの響が」
河合響:「……ずっと姉さんと、麗佳さんに引っ張られてきて」
河合響:「やっとだよ」
河合響:弱々しく笑う
河合奏:「良いんだよ。この瀬戸際に間に合ったんだから」
”カラミティ・フィート”:ガガガガガガガガッ!!
”カラミティ・フィート”:裁断機のような八本の脚が地面を削りながら
”カラミティ・フィート”:君たちへと向かう。
河合奏:「……行くぞ、響」 手を差し出す。
河合響:「ありがとう……姉さん」
河合響:手を取り、その体が粒子となって解けていく
河合響:その薬指には、銀色の指輪がある。
河合響:梁田の指にあるものと、同じデザインだ。
河合響:ざ ぁっ
河合響:光の粒が君を覆い、力を漲らせ
河合響:手の中には……指輪だけが残る。
河合奏:壊れかけの体を補填するように、粒子が満ちる。
河合奏:立ち上がり、指輪を握る。……戦える、それだけの力が戻っている。
河合奏:「……最短で終わらせてやるよ」
河合奏:まだ、間に合うかもしれない。その可能性があるのなら、諦めてやるものか。
”カラミティ・フィート”:「GIIIYAAAAAAAAAAAA!!」
”カラミティ・フィート”:疾走する悍ましい巨体、その頭部に傷痕がある。
”カラミティ・フィート”:先程の不完全な連携の一撃で刻まれた傷。既に塞がりつつあるが
”カラミティ・フィート”:致命傷を狙えるとすれば、その一点。
河合奏:「……」 すう、と。深呼吸をする。ルーティンの一つ。
河合奏:響が同化しているなら、いつもより早く動ける。焦る必要はない。
河合奏:そして、動き出した次の瞬間には。その拳は傷へとめり込んでいる。
GM:光と共に、引き絞られた矢のように、拳は放たれた。
GM:そして。
GM:---
GM:UGN・N市第6支部
GM:支部長専用仮眠室
GM:---
GM:~~~♪
GM:君は携帯の目覚ましアラームで目を覚ます。
河合奏:「う、あ……」
河合奏:「は、あ。また、あの夢か」
GM:慣れたベッドの上、ここは支部の仮眠室だ。
GM:余りにも家に帰らない君のために、一室が丸々支部長専用仮眠室というものになっており
GM:ベッドの下のテーブルには君の僅かな私物や支部員たちがあれやこれやと持ち寄った品々が並んでいる。
GM:……洗面台の鏡に映る君の姿は、基本の姿である25歳の容姿から
GM:やや年若く見える。そして、髪は今よりも少し長い。
GM:分かっている。いつもこの夢を見る時がそうであるように
GM:4年前、21歳の姿だ。
河合奏:「……」 鏡の中の自分を睨む。
河合奏:ここ最近、あの夢を見ることが多い分この姿でいる時間も増えた。
GM:あの日以来、能力の暴走によって君の容姿は不定となり
GM:力を使い切った君の弟は、粒子となったまま戻っていない。
GM:テーブルの上には、銀色の指輪。そして
GM:写真が趣味だった君の弟の、もう使われていないカメラ。いくつかの写真。
GM:一枚だけ、弟が撮ったものではない写真がある。
GM:……戦いが終わった後、君は一枚の写真を撮った。
GM:あの日、瓦礫の中で泣いていた少年が君たちの元を去る時に。
河合奏:鏡から目線を外し、視線が彷徨う。そして、目に留まるのはその写真。
GM:当時は13歳、今は17歳となっているその少年……天城康介は、今も市内に暮らしている。
GM:なんでもない、ただの感傷が浮かぶが、それもやがて遠ざかり
GM:君は思い出す。今日は第四支部からの出向人員がやってくる。
GM:応接室に向かわなければ。
河合奏:「……」 起き上がり、身支度を整える。そこに夢の影は無い。
河合奏:ただ、強いて言うならば。
河合奏:耳の奥で、まだ泣き声が鳴っている。弟の最期の言葉も。
河合奏:『ありがとう、姉さん』と、その言葉だけが。
河合奏:残響のように消えないままだ。
GM:---
GM:シーン終了。ロイスのみ可能です。
河合奏:麗佳さんに慕情/〇引け目で取ります
河合奏:響を奪ったのは自分だ、とどこかで思っている感じで
GM:OK!では次!

OP:天城康介

GM:さて続きましては―…天城くん!
GM:浸蝕どうぞ!
天城康介:1d10+37
DoubleCross : (1D10+37) → 6[6]+37 → 43

GM:---
GM:N市・星辰館高校
GM:2-E 教室
GM:---
GM:がらがら。君が購買で昼食を確保し、教室に戻ると
GM:何やら見知った男子生徒が、もうひとりの男子生徒にコブラツイストをかけている。
軽薄そうな男子生徒:「オラっ!!こいつめ!こいつめ!!」
とっぽい男子生徒:「あだ、あだだだあっ!?」
天城康介:「…昼休みが始まったばっかだってんのに、何やってんだ」
天城康介:たまごサンドと焼きそばパンを手に、ジト目で呆れ気味の声。
軽薄そうな男子生徒:「おお、天城!いい所に来た!」
軽薄そうな男子生徒:「つーか聞け!また姫都のスケコマシがよぉ!」
軽薄そうな男子生徒:「財木さん家で例の巨乳やらなんやら連れてパーティなんぞしたっつーんだよ!」
軽薄そうな男子生徒:「B組の財木さん、知ってっか?ケッコー可愛いのよそんでまた」
とっぽい男子生徒:「だからそれ誤解ですって、ていうか学校でその話するなよ……っでえっ!?」
軽薄そうな男子生徒:「うるせえエロ将軍が!!」
軽薄そうな男子生徒:「一体なんのパーティなんだってんだよ!ええ!?」
軽薄そうな男子生徒:「一体何交パーティだってんだよあああん!?」
とっぽい男子生徒:「おいこら誤解のタネを蒔くなあっ!?」
天城康介:「そりゃまあ、なんつーか、御馳走様だ。…というか、それを言うなら」
天城康介:近くの席から椅子をひとつ引っ張って来て、じゃれ合う(?)ふたりの近くに座り。
天城康介:「法乍、お前もあの…なんだっけ、顔色の悪い…」
天城康介:「あの子とは、どーなったよ」
天城康介:あむ、とたまごサンドにかぶりつきながら。
軽薄そうな男子生徒:「あー、あれか、例の登山な」
軽薄そうな男子生徒:「……」
軽薄そうな男子生徒:「びっっくりするぐらいなんも無かったわ!どーにもなんねーわ!」
軽薄そうな男子生徒:「高嶺の花は高嶺の花なんだよ!!」
とっぽい男子生徒:「……え? 確かおれが聞いた話だと……」
軽薄そうな男子生徒:「うるせええええええ!」
軽薄そうな男子生徒:「なんでこいつにだけ巨乳の彼女がいんだよ!ああああーっ」
軽薄そうな男子生徒:四つん這いにになり絶望ポーズ
軽薄そうな男子生徒:「天城くん、俺は信じてるからな」
天城康介:「何をだよ」
軽薄そうな男子生徒:「君はこんな裏切り者(ダブルクロス)野郎とは違う」
軽薄そうな男子生徒:「我がクラスのモテない三銃士としてまとめて地獄に落ちてくれるんだよな!な!」
軽薄そうな男子生徒:涙ながらに脚にすがりついている。
天城康介:「不吉極まりない団体に俺を巻き込むな!離せって!」
とっぽい男子生徒:「あっつつつ……折れるかと思った。いや、天城くん。」
とっぽい男子生徒:「あんま芦屋の言うこと真に受けちゃダメですよ」
とっぽい男子生徒:「だいたい、そういうこと言ってると……」
天城康介:「まあ、幹久にはいずれ天罰が下るのは俺も信じちゃいるが」
とっぽい男子生徒:「ちょっとお!?」
軽薄そうな男子生徒:「ちぇ、冷たい野郎ばっかりだな!ちくしょー!」
軽薄そうな男子生徒:「まあいいや、どうせアレだ。朴念仁の天城に引っかかるような女なんかいねーって」
軽薄そうな男子生徒:「ちぎりパンくれよ」
軽薄そうな男子生徒:横からパンをつまもうとしてくる
天城康介:「よし、今後一切、法乍に恵んでやるものはなくなったと知れ」
天城康介:などと言いつつ、黙れとばかりにたまごサンドをひと切れ、芦屋くんの口に突っ込む。
軽薄そうな男子生徒:「やさし~い…いやいや俺はいつも思ってるぜ」
軽薄そうな男子生徒:もふむもふむ
軽薄そうな男子生徒:「お前のような優しく質実剛健な男こそ、いつの日か……」
GM:がらがら。引き戸の開く音。
天城康介:「お前、けなすか褒めるか、どっちかにしろよ…ん?」
天城康介:くるり、と開いた扉に視線を回して。
綾瀬真花:「……あの」
綾瀬真花:「えっと、天城くん。ごめんね。ちょっといいかな」
綾瀬真花:立っているのは、君の幼馴染である同学年の綾瀬真花だ。
綾瀬真花:淑やかな風貌で、男子からの人気は高い。
天城康介:「ああ。真花がこっちの教室に来るの、珍しいな。…つーわけで、悪い。ちょっと行ってくる」
天城康介:馬鹿話をしていた友人ふたりに断りを入れてから、席を立つ。
軽薄そうな男子生徒:「真花……呼び捨て?」
軽薄そうな男子生徒:「は?は?は?」
軽薄そうな男子生徒:キョロキョロと2人を見回し
とっぽい男子生徒:「天城くんなんて、ド真ん中なんですから。そういう話は」席で弁当箱開きながら。
軽薄そうな男子生徒:「う……!」
軽薄そうな男子生徒:「……裏切り者の舞踏会かよ!!」
軽薄そうな男子生徒:ガシャアアアアアアッ ガクッ
GM:再び絶望ポーズで崩れ落ちる友人を背中に
GM:君は綾瀬真花と廊下に出るのだった。
綾瀬真花:「ごめんね、お昼の途中だったのに」
天城康介:「いいよ。どうせちゃちゃっと詰め込めるモンだしな」
天城康介:軽く笑いながら応えてから。
天城康介:「…ちょっと歩くか。中庭でいいか?隅っこのベンチなら、聞き耳立てる奴もあんまいないだろ」
綾瀬真花:「……ふふっ」
綾瀬真花:「不思議だな。まだ何も話してないのに」
綾瀬真花:「秘密にしたい話だって、天城くんには分かってるんだもん」
天城康介:「まあなんとなく、な」
天城康介:本当に、理由などない。わざわざ呼び出したのだから、と理屈が付いたのは、言葉を発してからだ。
GM:しばらく歩いて、君たちは中庭へ
綾瀬真花:「うちのクラスの矢神くんって…知ってる?」
綾瀬真花:「確か去年はそっちで同じクラスだったよね」
天城康介:「矢神、矢神…ああ」
GM:矢神秀人。君の記憶にはある。
GM:一度だけ、ひどく突っかかられた事があるが
GM:一年の間はそれっきり話すことも殆ど無かった、グループの違う男子生徒だ。
天城康介:昨年の出来事を、順に思い出す。半分は世界の裏側での戦い、もう半分は、この学校での生活。
天城康介:そんな、真っ当ではない(R:イリーガルな)生活をしていたためか、学校での思い出は多くはないが。
天城康介:「喧嘩…じゃないな、あれは。一回だけ、切っ掛けがあって言い合いになったけど」
綾瀬真花:「そうなんだ。矢神くん、あんまりそんな感じしないけどなぁ」
天城康介:「まあ。クラスメイトのひとりだったのは間違いない」
綾瀬真花:「……その矢神くんなんだけど」
綾瀬真花:「一週間前から学校来てないって、知ってる?」
天城康介:「え?」
天城康介:もう一度、昨年のクラスメイトたちを、矢神のことを思い出そうとする。
天城康介:「不良、って感じじゃあなかったよな、あいつ。真面目な優等生ってのでもなかったけど」
綾瀬真花:「うん……それで、あの」
綾瀬真花:「噂でね、家族の人も連絡が取れなくて」
綾瀬真花:「警察の人とかに、相談してるんだって」
天城康介:「ああ、それは…」
天城康介:夜に、あるいは何日か家を空ける。自分に家族がいないのを差し引いても、そんなことは「当たり前」だと思ってしまう。
天城康介:そういう風に感じてしまう自分の感覚を。
綾瀬真花:「……変かも知れないけどさ、人の事情は事情だって」
綾瀬真花:「そう、思うべきなのかなって思うけど」
綾瀬真花:「心配なの。やっぱ、良くないのかな」
綾瀬真花:「子供が首を突っ込むような事じゃないって私も思うんだけど」
綾瀬真花:「……やっぱり自分の知ってる人がいなくなると、なんだか嫌だよ」
天城康介:「いいや。真花らしいよ。4年前もそんな感じだったな、そういえば」
天城康介:日常に引き戻してくれる人が目の前にいることの幸運さを、心の中でかみしめながら。
GM:綾瀬真花、彼女もまた「崩落戦」で家族を失った被災者であり
GM:仮設住宅の暮らしを通して、君と仲良くなった。
GM:その時から、こうして彼女が相談を持ち掛けてくるというのは
GM:決まって、他の誰かについてのことなのだった。
綾瀬真花:「そう、かな」
天城康介:「そうだよ」
綾瀬真花:「でね、その…矢神くん、私達でも探せないかなって」
天城康介:「分かった、そういうことなら」
天城康介:「バイト先に、頼れる人たちがいる。その人たちにも聞いてみるよ。もちろん、俺自身でも探せるだけ探してみる」
綾瀬真花:「!」
綾瀬真花:「ごめんね!いつもいつも!本っ当ごめん!」
綾瀬真花:天城くんの『バイト先』については、これまで何度か話に出てきている
綾瀬真花:実態は分かっていないが、それでも頼りになる人達で、こういう人探しなんかは軽く解決してくれる人々
綾瀬真花:という印象。
天城康介:「それこそいつものこと、だろ。…ああ、それにさ」
綾瀬真花:「それに?」
天城康介:「俺が、やりたいからやるんだ。…同じだよ」
天城康介:「真花が、誰かを心配するのと、同じだ」
綾瀬真花:「……そっか」
綾瀬真花:「そうだといいな。ありがとう。天城くん」
綾瀬真花:ニコッと、朗らかに笑う。
天城康介:「どういたしまして…には、まだちょっと早いな」
天城康介:精一杯の笑顔で、それを覆い隠した。
天城康介:幼馴染に、秘密を抱えたままでいることに、胸が痛まないわけではないけれど。
GM:---
GM:シーン終了。ロイスのみ可能です。
天城康介:矢神には自己紹介の際に「執着/■不安」で取得すると宣言したので、その通りに。
天城康介:以上で!
GM:いえーす!

OP:五色沼伍堂

GM:では次!五色沼さんのOP!
GM:浸蝕どうぞ!
五色沼伍堂:1d10+40
DoubleCross : (1D10+40) → 8[8]+40 → 48

GM:---
GM:N市第六支部・診察室
GM:---
GM:君の目の前にはレントゲンやMRI、血液成分のカルテなど
GM:支部長である河合奏に纏わるデータが、デスクの上に広がっている。
五色沼伍堂:神妙な面持ちで眺めている
GM:彼女は君の主な患者でもあり、その症状である「存在の不定」を解き明かすことこそ
GM:支部長補佐である君に与えられた任務だ。
GM:君の向かいにはもうひとり、カルテとにらめっこをする少女の姿がある。
九丘冥:「んーんんん」
九丘冥:猫耳風のニット帽を被った、パッと見で女子小学生にも見える子供だ。
九丘冥:「ゴドー、君また随分めんどくさいのを相手にしてるなあ」
九丘冥:「この超天才のボクにも、半分くらい何がなんだかわかんないぞ」
九丘冥:彼女は”ホーリスム”九丘冥。君がホワイトバンドからこの支部へ出向する以前の同僚であり
九丘冥:つい先日第六支部へと配属された、この支部にとっては新顔でもある。
五色沼伍堂:「面倒くさいのがうちの領分なんだ、仕方ない」
九丘冥:「うえー、嫌なとこに来ちゃったなあ」
九丘冥:「で、要点を整理すると……」
九丘冥:立ち上がって壁に腕を付ける。
九丘冥:「こうやって突っ張って体を支えるよりも、関節を曲げて支えるほうが、筋肉は疲れるわけで」
九丘冥:「つまり『安定』よりも『移行』の部分に大きなエネルギーがかかる。これはレネゲイド云々というより宇宙の大原則だ」
五色沼伍堂:「事象の遷移には消費が伴う。至極一般の話だな」
九丘冥:「でもここの支部長の場合、全身を構成する粒子が安定してない」
九丘冥:「安定しないまま、流動的にあっちに行ったりこっちにいったり四年間だ」
九丘冥:「エグザイルの肉体変化移行期に、四年間だぞ?」
九丘冥:「それで制御を離れて全身が霧散してるわけでもない」
五色沼伍堂:「不安定、というよりも“安定していない状態で安定してしまっている”という印象を受ける」
九丘冥:「そういうことだよね。この『不安定を安定させている力』がレネゲイドによるものなら」
九丘冥:「上昇する浸蝕率は莫大になるはずだ。でもジャーム化の兆候もない」
九丘冥:「……ゴドー。」
九丘冥:「自分で言っててワケがわかんなくなってきたぞ!!」
九丘冥:「なんなんだよこれはー!」
五色沼伍堂:「オーヴァードは」
五色沼伍堂:「ただ存在しているだけで多かれ少なかれ肉体を侵蝕され続けているわけだが」
五色沼伍堂:「……それの超級な例外ということか?」
九丘冥:「というより問題は力の出処なんだよ」
九丘冥:「単純に『河合奏』を繋ぎ止めている力が何なのか、既存の見方だと説明がつかない」
五色沼伍堂:「あるいは、外的な要因があるか、だな」
九丘冥:「そう、要因、外的な要因なら分かりやすいけど」
九丘冥:「……四年間、彼女から片時も離れない要因ってなんだ?」
九丘冥:ボールペンの背中でカリカリこめかみをかく
五色沼伍堂:「……」
九丘冥:「ま、ともかく」
九丘冥:「めんどくさそうなパズルほど時間つぶしにはなる!」
九丘冥:「どんどん資料やら送れよゴドー、結構楽しくなってきた」
九丘冥:鼻歌交じりにカルテをめくる
五色沼伍堂:「ああ。そういってもらえると助かる」
九丘冥:「まあ本来はこんな事しにこの支部に来たんじゃないんだけどさ」
九丘冥:「……ヒマなんだよ!!」
五色沼伍堂:「そうかい?荒事には事欠かないこの地区だから、患者は唸るほどいると思うが」
九丘冥:「はぁ~?忘れてるなよな!ボクの専門は生理学!」
九丘冥:「外科でも内科もでもないの!」
九丘冥:「例の花粉症だかなんだかの一件、パンデミックの可能性があるからってわざわざ専門家として呼びつけられたのに!」
五色沼伍堂:「ああ……例の……」
五色沼伍堂:当時ゴドーも例のマスクをつけて治療に励んでいました
五色沼伍堂:「まあ、それだけ頼りにされてるってことなんじゃないか」
九丘冥:「頼りにされるのはいいよ!でもさ!」
九丘冥:「到着してみたら樹木がレネゲイドビーイング化して制御が利くようになったから大丈夫」
九丘冥:「って……そんな事ある!?」
九丘冥:「だからすっごいヒマなんだよ!」
九丘冥:ばだばだばだ
九丘冥:ベッドに転がってばだばだしている
九丘冥:「ゴドーも時間のある限り、めっちゃボクを構えよな!」
九丘冥:「お前も頼りにしろよー。ゴドーが媚びへつらうのは見てて面白い……へへへへ」
五色沼伍堂:「うん、まあ実際頼りになる。今回の案件も助かった」
九丘冥:「だろだろー?そーだろー?」
九丘冥:「ま、支部長補佐とかなんとか知らないけど、情けないとこがあったらこのボクが突っついてやるから」
九丘冥:「精々ガンバリたまえ、ゴドーくん」
五色沼伍堂:ふっ、と笑って
五色沼伍堂:「僕にできる限りのことはするつもりさ」
GM:---
GM:シーン終了。ロイスのみ可能です。
五色沼伍堂:同僚 九丘冥 〇信頼/不安

OP2:天城康介

GM:OK!というわけで、続いては天城くんのOP2!
GM:浸蝕どうぞ!
天城康介:うす!
天城康介:1d10+43
DoubleCross : (1D10+43) → 3[3]+43 → 46

GM:---
GM:N市郊外・山中
GM:---
GM:同学年に所属するUGNチルドレンに綾瀬真花からの依頼を相談した君は
GM:彼女に連れられて、郊外の山中へとやってきていた。
GM:曰く、数日前にこの近辺で学生服を来た男を見たという証言があり
GM:UGNの管轄でも、調査案件として持ち上がっていたらしい。
大河原メルセデス:「……ん。ここは少しぬかるんでるな」
大河原メルセデス:「足元に気をつけてくれ、天城」
大河原メルセデス:彼女は第六支部に所属するチルドレン。健康的な褐色肌の、背の高い少女だ。
大河原メルセデス:学生の間で交わされる様々な噂を聞き込み、支部へと伝える情報交換主のような役割をしている。
天城康介:「ん、ありがとうなメルチェ。…しかし、単に学生服着た奴が山にいる、ってだけで調査対象候補になるのか」
天城康介:「…って思ったけど、よく考えたらアレだな…花粉とかツチノコとかあったなそういや」
天城康介:彼女とは、それなりに長い…それこそ、オーヴァードになった当初からの付き合いになる。
大河原メルセデス:「タイミングもそうだが、場所が気になった」
大河原メルセデス:「麓に近い位置ならともかく、目撃情報があったのは湖の近くだ」
大河原メルセデス:「探検サークルなんかが入り込むこともあるが、わざわざそこまでやってくる学生はそういない」
天城康介:「なるほど。こうして俺らも、ほぼ道なき道を歩いてるわけだしな。」
天城康介:「他所の街なら、物好きで済む話なんだろうけど。この街じゃそうもいかない、か」
GM:湖……山の中腹あたりには、輪移湖(わうつりこ)という湖が広がっている。
GM:そこそこに広く、畔の眺めも悪くないが
GM:君が今こうして感じているように、道中の足回りがすこぶる悪く
GM:地元の人間も観光客も、ほとんど立ち入ることはない。
大河原メルセデス:「……しかし」
大河原メルセデス:「真花には、未だに怪しまれていないのか?天城」
天城康介:「ああ。バイトだ、って説明を信じてくれてる…と、思う」
天城康介:ちくりと、心臓が痛む錯覚を覚える。
大河原メルセデス:「我々と天城の関係について。知られないのが何よりだが」
大河原メルセデス:「……後ろめたさを感じてしまうのは、天城が優しいからだろうな」
天城康介:「…俺もそうだけどさ。この街は、家族がいない学生が多いんだよ。」
天城康介:「だから、家計のためにバイトをする、って説明がしやすいのは、ある」
大河原メルセデス:「それはあるだろうな、実際に他のイリーガルからもよく聞く話だ」
大河原メルセデス:「家族……か」
天城康介:「本当に優しいんならさ。真花とは縁を切って、”こっち側”に関わらせる道を断つのが一番いいんじゃないかって思う」
天城康介:「…って話をメルチェにしたら、随分怒られたっけ」
大河原メルセデス:「ああ、何度でも怒るぞ。今も怒る。天城、滅多な事を言うな」
大河原メルセデス:立ち止まり、君に振り返る
大河原メルセデス:「真花にとってお前が大事な絆であるように、天城にとっても、真花は大事な絆だ」
大河原メルセデス:「自分から繋がりを蔑ろにしていては、私達は歯止めなくジャームへと転がり落ちてしまう……だから」
大河原メルセデス:「断ち切るよりも、背負って戦い抜かなくては」
大河原メルセデス:「そして私は友として、天城にはそれが出来ると思う」
天城康介:「そうだよな。ああ。…それに、だ」
大河原メルセデス:「それに?」
天城康介:「メルチェたちも、俺にとって大切な絆だ。…だからさ」
天城康介:「俺にとっちゃ、仲間が家族みたいなもんなんだ。…上手く言えないけど、大切な相手だってのは」
天城康介:「…今更、言うまでもなかったかな。悪い、忘れてくれ」
天城康介:少し照れくさそうに、けれど視線は合わせたまま。
大河原メルセデス:「……ふふ」
大河原メルセデス:ぐいっぐいっ
大河原メルセデス:肩組みして引き寄せます。体格はこちらの方が大きい。
大河原メルセデス:「忘れはしないぞ。天城からそういう言葉を聞けると、私はとても嬉しい!」
天城康介:「おわっ!?だからくっ付くなって!いや学校じゃないだけまだマシ…ってそういう話じゃなくてだな!」
天城康介:少しもがくが、体格差のせいか、これまですんなり解放された試しはない。
大河原メルセデス:「誰も見ていない!いいじゃないか!友として家族として、いつでも支えよう!」
大河原メルセデス:にこにこ。
GM:と、そんな風にしばらく夕日の差す木立を抜けて
GM:水と苔の匂い。そろそろ湖の近くに着く。
GM:……その時。
GM:がさり がさり
GM:何かが正面から近づいてくる。
天城康介:「…メルチェ」
天城康介:短く声をかけ、前方を警戒する。
大河原メルセデス:「……ああ」
大河原メルセデス:警戒態勢、わずかに重心を落とす。
大河原メルセデス:「そこで止まれ。何者だ!」
???:「あ……うあ…」
???:よろめきながら、そちらに進んでいく。
???:ぽたっ ぽたっ
天城康介:「…なん…だ…?」
???:歩くたびに、血が落ちる。
???:その服装は、学生服だ。
大河原メルセデス:「!」
大河原メルセデス:「矢神なのか!?大丈夫か!」
大河原メルセデス:駆け寄ろうとする
???:「……ひ!?」
???:「来るなぁああああッ!!」
???:ジャキッジャキン!!
大河原メルセデス:「!?」
天城康介:「ッ…お前…!?」
???:周囲に槍のような刃を展開し
???:一斉に射出する!
大河原メルセデス:「天城ッ!危ないッ!」
大河原メルセデス:どずどずどずッ!!
大河原メルセデス:「ぐ……!」
大河原メルセデス:君を庇って背中で槍を受け止め、貫かれる!
天城康介:「メルチェ!?」
天城康介:メルセデスを狙ったもの、と誤認したためか。自身は無防備で、だから。
大河原メルセデス:「……」
大河原メルセデス:ぐったりと項垂れている。
天城康介:力の抜けたメルセデスの身体を受け止める。半ば押し潰されそうになるも、そこはなんとか踏みとどまって。
天城康介:「…矢神、テメェ…!」
天城康介:少女の肩越しに、血塗れの少年を睨み付ける。
矢神秀人:「ハァ……ハァアアアッ……!!」
矢神秀人:矢神の表情は、木々の影でよく見えない。
矢神秀人:よろめきながら腕を振るって、下がろうとしている。
矢神秀人:「誰だ!来るな!来るな!!」
矢神秀人:ジャキン!ジャキン!
矢神秀人:再び槍を展開する。
GM:判定:回避/交渉
GM:難易度:9
GM:ペナルティ:失敗で3d10のダメージ。
GM:判定どうぞ!
天城康介:ダメージであれば受けましょう。友を投げ出すわけにはいかないので、自分がそうされたように、背中を盾にして。
天城康介:というわけで判定放棄!ダメージをください。
GM:ほぉ~!かっこいい!その意気や良し!
GM:ではかっこいいのでダメージのみで判定もクリアとしましょう
天城康介:わーい!
GM:ただしダメージ量は庇う分だけちょっとおまけして5d10だ!
GM:5d10
DoubleCross : (5D10) → 35[5,9,8,5,8] → 35

GM:殺意高ッ!?
天城康介:殺意高くない?
天城康介:死ぬのでリザレクトだ…!
天城康介:1d10+46
DoubleCross : (1D10+46) → 5[5]+46 → 51

矢神秀人:ヒュ ガガガガガッ!!
矢神秀人:無数の銀の槍が、君の全身を貫く!
天城康介:「…くッ…!?」
天城康介:人ひとりを抱えたまま、飛来する槍を払いのけるような芸当はできない。なら。
天城康介:くるりと、ダンスを踊るような動作で前後を入れ替え。背中でそれらを受け止める。無論、致命傷だが。
矢神秀人:「はぁ…はぁッ……」
矢神秀人:ぽたっ ぽたっ
矢神秀人:血の滴る音は続いている。
矢神秀人:「誰だ!誰なんだよぉ!!」
天城康介:「俺が分からないってんなら、それでもいい。…ああ、でも」
天城康介:シュウシュウと音を立て、傷が再生してゆく。
天城康介:「俺は、お前を殴りに来たんじゃない。お前が、去年突っかかってきた続きをやりたいって言うんなら別だけど」
矢神秀人:「……!」
矢神秀人:「あ……」
矢神秀人:その言葉に、なにかに気付いたように立ち止まる
矢神秀人:「お前……天城か……?」
天城康介:「遅いんだよ。…っても、俺もお前のこと思い出したのは、今日の昼になってからだけどな」
矢神秀人:「……は」
矢神秀人:ざすっ その場に膝を付く。
矢神秀人:「助かった……助かった……」
矢神秀人:「助けてくれ……助けてくれ…ッ!」
天城康介:「…お前がなんでそんなことが出来るのかとか、気になることはいっぱいあるけど」
天城康介:「教えてくれ、矢神、お前に、何があったんだ…?」
矢神秀人:「ああ…僕にだって分からないんだ」
矢神秀人:「ただ、ただ、逃げ出してきて…!」
GM:君は矢神に近づいて気付く。
GM:その双眸は、糸のようなもので縫い留められ
GM:血はそこから流れ落ちている。
天城康介:「…お前、目が…!」
矢神秀人:「うう…あああ…間違いだった。間違いだった」
矢神秀人:「あんな奴の言葉ッ!聞くべきじゃなかった!」
矢神秀人:縋るように君の服を掴む。
矢神秀人:「早くここから逃げてくれ!あいつらは追ってくる!!」
天城康介:この状態の矢神を、山の外に連れ帰ることは可能でしょうか。>GM
GM:そうですね、肩を貸すことができます。
GM:大河原さんの意識も戻りつつある。ショックで一瞬気絶していただけだ。
大河原メルセデス:「……う」
天城康介:「分かった。…メルチェ、気付いたばっかで悪いけど」
天城康介:そっと、メルセデスから体を離す。
大河原メルセデス:膝を付くが、倒れはしない。
天城康介:「ひとり追加だ。…矢神、お前を治せるところまで、連れて行く」
天城康介:なるべく、そっと、けれど静かに足音をさせて矢神に近づき、肩を貸す。
矢神秀人:「はぁ…はぁ…うぅ……天城……」
矢神秀人:肩を貸され、立ち上がる。
矢神秀人:「悪かった……去年、あの時……僕は」
矢神秀人:「!!」
矢神秀人:どしっ!!
矢神秀人:急に体当たりのように、君にぶつかり、押しのける!
天城康介:「な…ッ!?」
天城康介:かけられた声に応えかけていたためか、抵抗できずに突き飛ばされる。
GM:その直後
GM:木の陰から一筋の閃光が走り、矢神の胸を貫いた。
矢神秀人:「が……」
矢神秀人:「……がほ……」
矢神秀人:決壊のように、多量の血を吐き出す。
天城康介:「…矢神ィィィィィッ!?」
矢神秀人:「俺……こんなはずじゃ……」
矢神秀人:「綾瀬……さん……」
矢神秀人:どさり
矢神秀人:地面に倒れ伏し、動かなくなる。
天城康介:「…くそッ…!」
天城康介:矢神が最期に呼んだ名を耳にして、奥歯を噛みしめる。
天城康介:その視線は、矢神の胸を貫いた閃光の元。陰りつつある木々の向こうへ。
GM:ではその視線の先
GM:木立の中へと消えるフードの人影が見えるが
GM:すぐに見えなくなる。
天城康介:そのまま、少しの時間が過ぎて。
天城康介:倒れた矢神に再び歩み寄り、その身体をそっと抱き上げる。
大河原メルセデス:「……天城」
大河原メルセデス:肩を落として、その傍に寄り添う
大河原メルセデス:「私が、私が不甲斐なかったからだ……」
大河原メルセデス:その目には涙が滲んでいる
大河原メルセデス:「肝心な時に、お前たちを守れなかった……!」
天城康介:「…俺を、助けてくれたろ。そうでなきゃ、ああして話すこともできなかった」
天城康介:「だから、メルチェ。泣いた後は、また笑ってくれ。俺も」
天城康介:もう動かない矢神を、静かに背負いながら立ち上がる。
天城康介:「俺もそう出来るよう、努力するから」
GM:---
GM:シーン終了。ロイス取得が可能です。
天城康介:枠数的に悩ましいがメルセデスさんにロイスを…!
天城康介:「■友情/劣等感」で。
天城康介:以上!
GM:OK!では次!

合流1

GM:河合さん、白南風さん、五色沼さんの合流です。
河合奏:1d10+36
DoubleCross : (1D10+36) → 1[1]+36 → 37

五色沼伍堂:1d10+48
DoubleCross : (1D10+48) → 8[8]+48 → 56

白南風白蘭:白南風白蘭の侵蝕率を+2(1D10->2)した(侵蝕率:46->48)
GM:---
GM:UGN第6支部・応接室
GM:---
GM:応接室に向かう途中の廊下で、君たち……
GM:河合奏と五色沼伍堂は鉢合わせる。
GM:ここまでやってきた理由は無論、今日付けで第四支部から出向してくるエージェント
GM:白南風白蘭との面会のためだ。
河合奏:choice[10歳未満,10代前半,10代半ば,10代後半,20代前半,20代半ば]
DoubleCross : (CHOICE[10歳未満,10代前半,10代半ば,10代後半,20代前半,20代半ば]) → 10代半ば

河合奏:choice[男,女]
DoubleCross : (CHOICE[男,女]) → 女

河合奏:ではまだ少し顔立ちが幼く、背も伸びきっていない姿です。
五色沼伍堂:廊下で出会い、はたと立ち止まる
河合奏:同じく顔を見て立ち止まる。 「伍堂か。これから応接室か?」
五色沼伍堂:これゴドーは新入りが来ること知ってていいんですっけ
GM:そうですね
GM:そのために呼ばれているのだ!補佐として!
五色沼伍堂:補佐(広い意味)
河合奏:あ、後白南風さんの詳細ってもう知ってますか?
GM:知っている感じで行きましょうか
河合奏:了解しました。
五色沼伍堂:「ええ。研修員でしょう、僕も立ち会いますよ」
河合奏:「そうか。助かる」 心なしか固かった表情を少し緩める。
河合奏:「相手が相手だからな。私が言葉に詰まったら、頼む」
五色沼伍堂:「お手柔らかにお願いしますよ、支部長」
五色沼伍堂:少し首をすくめて
河合奏:「気を付ける。が、確約は出来ない。だからフォローを頼むんだよ」
五色沼伍堂:「相手は“あの”第四支部から来てますからね。気を付けるに越したことはない」
五色沼伍堂:曖昧に笑っておこう
河合奏:「文句なら四番……日馬に言うんだな。わざわざ私の下へ寄こしたのはあいつだ」
河合奏:涼しい顔で言って、同じく肩をすくめる。
GM:そんな会話とともに君はノブに手をかけて、引く。
GM:あまり使われない、殺風景な応接室。
GM:ソファに座っているのは、すらりとした美女だ。
白南風白蘭:「…………」
白南風白蘭:ドアが開いたのにも気付かず、窓の外ではしゃぐ子猫を、食い入るように見つめている。
白南風白蘭:慈しむような視線とは、まるで違う。捕食者の目。
河合奏:「……」 ほんの少し、眉をしかめる。その視線の意味を読み取って。
五色沼伍堂:《成分分析》の効果で白南風さんの本質を見抜いても大丈夫でしょうか
五色沼伍堂:万能すぎる気もするけど、記述がそもそもめちゃくちゃに万能
GM:ほほう
GM:それは、白南風さん次第としましょう。
GM:つまり、スカートの中身を見せるか見せないか。
白南風白蘭:ど、どうしよう?
白南風白蘭:どっちのほうがおいしいかな…
GM:もしも見せないというのであれば
GM:後腐れなし!知覚ファイトだ!
GM:知覚ファイト国際条約第一条!判定に負けた者はあらゆる場所を赤裸々に見せなくてはならない!
白南風白蘭:じゃあせっかくだし知覚かな?
GM:ではお互い、レディイイイイイイッ!ゴォオオオーッ!!
白南風白蘭:4DX
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[2,3,7,9] → 9

五色沼伍堂:こっちはRCで振るってんじゃダメですかね(《成分分析》はRC判定)
GM:へー
GM:じゃあRCで振っていただきましょう!ただし他エフェクトの組み合わせは抜き!
五色沼伍堂:がってん!
五色沼伍堂:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 10[3,4,10]+6[6]+1 → 17

五色沼伍堂:ゴドーの眼が……光る!
河合奏:めっちゃ暴く
白南風白蘭:見ないで~~
GM:では…覗かれます!
GM:五色沼さんには、白南風さんの実態がはっきりと捉えられる。
GM:女の背後。2mを超える巨大な白い蟷螂が、身を屈めている。
白南風白蘭:「…………」
五色沼伍堂:「……」
五色沼伍堂:一瞬気圧されるが、態度には出さない
五色沼伍堂:「君が研修員の、白南風さん。で、いいかな」
河合奏:「……すまない、待たせてしまったようだな」 表情を戻し、声をかける。
白南風白蘭:「!」我に返り、二人を見ます。
白南風白蘭:「あ……失礼しました」立ち上がり、深々と頭を下げる。
白南風白蘭:「今日からお世話になります、白南風白蘭と申します」
白南風白蘭:「若輩者でご迷惑おかけするかもしれませんが、何卒よろしくお願いします~」営業スマイル。
河合奏:その笑顔がどれだけ魅力的で、どれだけ薄っぺらいか。
河合奏:どこか冷めるような感情を表に出さず、こちらも笑う。
河合奏:「私が第六支部支部長の河合奏だ。こちらは」
白南風白蘭:(今の、男性のほうの反応……)
白南風白蘭:(「見えてる」かな。オーヴァードだし、おかしくはないけど)
白南風白蘭:幻影は笑顔のままに、二人に向けてわざと不気味に頭を回転させ、口器をきちきちと動かす。
河合奏:そこで、その音を聞く。
河合奏:きちり、きちり。聞き覚えのある音だ。――かつての戦場で。
河合奏:相対した、あの蜘蛛と。その牙と同じ音。
河合奏:「――」 顔色が変わる。支部の長としての顔から、前線の戦士の顔へ。
白南風白蘭:「?」小首を傾げる。
五色沼伍堂:「――あー、立ち話もなんですし」
五色沼伍堂:「とりあえず腰を落ち着かせて、茶でも啜りましょう」
五色沼伍堂:「僕は五色沼伍堂。ここで医療スタッフをやっている」
五色沼伍堂:とかなんとか言いながら茶を準備する
河合奏:「……そう、だな」 無意識に吸い込んでいた息を吐き、同意する。
河合奏:深呼吸。奏にとっての攻撃のためのルーティーン。それを、行いかけていた。
白南風白蘭:「河合支部長に、五色沼さん。どうぞよろしくお願いします~」
白南風白蘭:普段なら握手をするところだが、警戒をして手を出そうとしない。
白南風白蘭:最悪の場合この状況を、体のいい厄介払いかもしれないとすら危惧している。
GM:剣呑で、重苦しい空気。
GM:しかし君……河合奏にとってははっきりと確認しなければならないことがある。
GM:つまりこの怪者がUGNの傘下であり、第四支部の指示に従ってこの場所に立っているのであり
GM:……この出向中、こちらの指示に従うつもりがあるのかということ。
河合奏:(仕方ない、な) 元より、腹芸は得意ではない。ましてや、今の精神状態では。
河合奏:「さて、白南風。不躾な言い方になるが、確認しておくことがある」
白南風白蘭:「はい」手に取ろうとしたカップを置く。「なんでしょうか?」
河合奏:「第一に、今回君はこの支部に研修という形で派遣されている。」
河合奏:「つまりは、ここに居る間はこちらの――言ってしまえば私の指示に従って動いてもらうことになる」
白南風白蘭:「ええ。UGNの制度には疎いのですが……そういう風に伺っています」
河合奏:「まあ、実際には私は支部を留守にすることが多いから、伍堂辺りが指示を出すことになるかもしれないな。ともあれ、だ」
河合奏:「君はそれに従う意思はあるか?」
白南風白蘭:「問題ありませんよ」
白南風白蘭:「元々、私は拒否権を持つ立場にありませんから」
白南風白蘭:やや自嘲気味な色を滲ませる。
河合奏:「……そうか。正式な任務は今回が初だと聞いている。こちらも配慮はしよう」
河合奏:その反応は、少し意外であった。勿論顔には出さないが。
白南風白蘭:「有り難いことですね。……他にも、何か?」
河合奏:「ああ。……第二に、君の食事について。君が食人の習性を持つということは、こちらに送られた資料で確認した」
河合奏:「それを現在は行っていない、ということも。だから、これはあくまで確認だが」
河合奏:「君は、現在人を食うつもりはない。そう考えていいだろうか?」
白南風白蘭:「ええ。まあ……よく聞かれますが」本来であれば、もう少しやんわりと、うまく誤魔化せるのだが……
白南風白蘭:今の白南風は、やや自暴自棄になっていた。
白南風白蘭:「人は……あまり、美味しくないんですよ」
白南風白蘭:「現代社会において、戸籍を持った人間が一人消えるのは、想像以上に大きな問題になります」
白南風白蘭:「ですから……わざわざリスクを冒してまで、人肉食をしようとは思いません。」
白南風白蘭:「お肉が食べたければ、スーパーで買いますよ」
白南風白蘭:「納得いただけましたか?」
河合奏:「……」 思わず、言葉を重ねそうになる。
河合奏:美味ければ食うのか。そこに罪悪感や道徳心は存在しないのか。リスクに見合うと感じたとき、どうするのか。
河合奏:だけど。
河合奏:「……ああ。納得したよ」 その言葉達に、意味はない。
河合奏:彼女がそれに嘘偽りなく答える保証はなく、その言葉を心から信じられるような信頼も自分にはない。
河合奏:だから、いま必要なのは。
河合奏:「すまないな。どれほど資料があっても、君自身の言葉がなければこちらも信用できない」
白南風白蘭:「いいえ」かぶりを振る。
白南風白蘭:「気にしてませんよ。慣れっこですし……むしろ、拍子抜けしています」
白南風白蘭:「客観的に見て、私の話に信憑性も、共感性も、存在するとは思えないので」
五色沼伍堂:「……」
五色沼伍堂:ズズー、と茶を啜りながら聞いている
五色沼伍堂:「君は誠実だな」
白南風白蘭:「はい?」やや怪訝な顔。
白南風白蘭:不快がられこそすれ、そんな事を言われるとは考えてもいなかった。
五色沼伍堂:「『人を喰うつもりはないか』と聞かれて『喰う理由がない』と答えただろう」
五色沼伍堂:「合理だ。『食べる気なんて一切ない』なんて聞いても信用できるかどうかは心持ちひとつだが」
五色沼伍堂:「外堀が埋められていれば、少なくとも筋は通る」
五色沼伍堂:「僕らに信用してもらうためじゃなく、納得させるための言葉選びだ。そこに妥協がない」
五色沼伍堂:「だから誠実だ、と言ったんだ。君を送り込んできた支部長は相当の食わせ物だな」
白南風白蘭:「…………」
白南風白蘭:予想外に真摯に向き合われ、半分呆れつつ、先ほどまでの自分の態度がやや恥ずかしく思えてくる。
白南風白蘭:「あ、あの人のことは……」
白南風白蘭:「今はいいじゃないですか」
白南風白蘭:誤魔化すようにお茶をすする。五色沼さんからは、大きな腕を器用に使うのが見て取れる。
河合奏:「私は元同僚だ。だからと言って理解しているなんて言わないが」
河合奏:「あいつの趣味の悪さくらいは知ってる。今回これをセッティングした手腕も」
河合奏:「全く、嫌な奴だよ。味方であることだけが救いだ」
白南風白蘭:「…………」何だかんだ言って、日馬支部長を褒められると、悪い気はしない。
河合奏:(また引っ掛けたのか)
河合奏:言ったとおり、日馬とは元同僚だ。
河合奏:だから、彼女が変わりものであることも、それゆえ変わった存在を惹きつけることも知っている。
GM:バタン!!
GM:突然、応接室の扉が開く。支部員が駆け込んでくる。
支部員:「支部長!失礼します!」
河合奏:「どうした」 頭を切り替える。平常から、戦場へ。
支部員:「巡回に出ていた”テンペスタート”から連絡が……」
支部員:「輪移湖付近山中で交戦、軽度の負傷とのこと!」
支部員:「そして……現場で身元確認済みオーヴァードの遺体を回収。以上です」
河合奏:「すぐに行く。伍堂、白南風。ついて来い」 言いながら真っ先に立ち上がり、部屋を出る。
五色沼伍堂:「……来て早々申し訳ないけど、さっそく出番のようだよ」
白南風白蘭:「早速ですね~」自分はここで何をすればいいのか、訊ねてみようとしていたのだが。
白南風白蘭:どうやら、その必要もなさそうだ。
五色沼伍堂:「詳細は追い追い詰めよう。まずは現場だ」
五色沼伍堂:「支部長が動いているのを見てみるのもいい勉強になるだろうし、ね」
GM:---
GM:シーン終了。ロイスのみ可能です。
五色沼伍堂:研修員 白南風白蘭 〇誠実/隔意
白南風白蘭:河合支部長に 感服/〇食傷で取ります~ 
GM:むねやけ
白南風白蘭:おいしくなさそう
河合奏:悩む……枠キツイ……でもとりあえず白南風さんに!
河合奏:〇信用/猜疑心で
河合奏:信頼は出来ないけど信用はしよう。日馬の紹介だし
GM:大人だ
GM:では改めて合流です、全員登場!

合流2

白南風白蘭:白南風白蘭の侵蝕率を+5(1D10->5)した(侵蝕率:46->51)
天城康介:1d10+51
DoubleCross : (1D10+51) → 8[8]+51 → 59

五色沼伍堂:1d10+56
DoubleCross : (1D10+56) → 2[2]+56 → 58

河合奏:1d10+37
DoubleCross : (1D10+37) → 8[8]+37 → 45

GM:まずは天城くんの回想から
GM:---
GM:1年前・星辰館高校
GM:屋上
GM:---
GM:放課後、君は1人屋上に上がってきていた。
GM:グラウンドを見下ろすと、いつもの友人たちが楽しそうに話しながら歩いていく。
GM:その輪の中に入らなかったのは、気まぐれかもしれないし
GM:何か君にしかわからない理由があるのかもしれない。
天城康介:なんとなく。そう、ただなんとなく。
天城康介:友人たちとの間に距離を感じてしまうようになったのは、きっと。
天城康介:「…現実、なんだよな」
天城康介:レネゲイドウィルス、オーヴァード、UGN、その他にも自分がこれまで知らなかった、世界の裏側。
天城康介:それに触れる機会を得てから、それほど時は経っていない。
天城康介:そして、4年前の出来事が、震災などではないと知ったことも。
GM:裏返ってしまった世界に、日常に思い馳せながら
GM:君がグラウンドを見下ろしていると
GM:キィと音を立てて屋上の出入り口が開く。
天城康介:どこかぼんやりとした頭のまま、そちらに視線を向ける。
矢神秀人:「……やぁ」
矢神秀人:屋上に入ってきたのは、同じクラスの男子生徒だ
矢神秀人:確か名前は矢神。ロクに喋ったこともないが…
天城康介:「よう。…ええと、あー…」
天城康介:もちろん、顔と声に覚えはある。名前も、思い出すことは出来た。
天城康介:「こんなとこで会うのは珍しいな、矢神」
天城康介:それでもやはり、なんとなく。遠くの誰かに呼びかけているような気がしてならない。
矢神秀人:「そうだろうね。わざわざ探したよ」
矢神秀人:すたすたと、君の方に向かって歩いてくる。
矢神秀人:何故か眉間にシワ寄せ君を睨んでいる。
天城康介:「ああ、そりゃ悪かった。」
天城康介:「あんまり楽しい話の予感はしないんだけど、俺の気のせいか?」
矢神秀人:「気のせいだって?ハッ」
矢神秀人:金網際まで来て、君に並ぶ。敵意は消えない。
矢神秀人:「お前ね……自分が恥ずかしくないのかよ」
矢神秀人:「よくシラを切れるよな」
矢神秀人:じろり、と君を睨む。
天城康介:「何がだよ。そりゃあ他人にどう思われてるか、察しのいい方じゃないのは自覚してるけどさ」
矢神秀人:「……何が?綾瀬さんの事に決まってるだろ」
矢神秀人:「あの子は両親がいないんだぞ。それを利用して近づくなんて」
矢神秀人:「汚らわしいんだよ……!」
矢神秀人:矢神の目に燃えているのは……怒りだ。
GM:他人にどう思われているか、察しのいい方ではない。
GM:そう語る君も、自分に纏わる噂くらいは知っているかもしれない。
GM:綾瀬真花と親交の深い君は、自分からその経緯を語らないが故に校内であらぬ噂を立てられている。
GM:嫉妬か、或いはただ単純な悪意のために。
天城康介:「そう、だな。」
天城康介:「俺が真花と知り合ったのは、真花に家族がいないから。それは、その通りだ」
矢神秀人:「認めるのかよ…!じゃあ自分がどんな事をしてるか分かれ!」
矢神秀人:がっ!
矢神秀人:胸ぐらを掴み、君を金網に押し付ける。
矢神秀人:がしゃあん。
矢神秀人:誰もいない屋上に、虚ろな振動音だけが響く。
天城康介:制服越しに、金網が背中に食い込む。痛みは無論、あるが。
天城康介:「もちろん、真花がもう俺と関わりたくない、って言うならそれでもいい。…だけど」
天城康介:「そういうことを言う奴じゃないだろ、真花は。…俺は、そう思ってる」
天城康介:睨む視線に応える視線と声は、この屋上に漂う空気以上に虚ろだけれど。
矢神秀人:「ああ、そうだ。別に彼女に頼まれたわけじゃない」
矢神秀人:「だが、お前みたいな奴は見てられないんだよ…あんないい子を騙して」
矢神秀人:「まともに自分の薄汚さが理解できるなら」
矢神秀人:「これからあの子に近づくな。そう言いに来たんだ」
天城康介:「…矢神」
矢神秀人:「ああ?」
天城康介:「俺を悪く言うのはいい。でもな」
天城康介:「真花を、易々と騙されるような奴みたいに言うなら。俺は、お前を」
天城康介:ゆるさない、と。そう続けることは。
天城康介:ひとつの、そしてとても大きな隠し事を真花にしている自分には、できなかった。
矢神秀人:「何だよ……何が言いたいんだよ」
矢神秀人:「実際騙してるんだろ。ぬくぬくと育った身の癖して」
矢神秀人:「あの子がどんな思いで暮らしてきたか……!」
天城康介:知っている。誰よりも近くで見てきたし、見られてきた。
天城康介:「…話は、それだけか?」
矢神秀人:「……!」
矢神秀人:バキィッ!
天城康介:「ッ…!」
矢神秀人:君の頬を拳が打つ!
矢神秀人:「どこで話が終わったんだよ!」
矢神秀人:「もうあの子に近づかないと、ここで誓え!天城!」
GM:……君を捉える、真っ直ぐな、燃えるような怒り。
GM:彼は相応しい理由を得るまで、引き下がらない。
GM:君はそれを感じるかもしれない。
天城康介:「断る。…それにな、矢神。お前は知らないかもしれないけど」
天城康介:「俺も、真花も。それ以外にも、この学校には何人もいるんだよ」
天城康介:「震災の後、同じ場所に引き取られた奴らが」
矢神秀人:「震災?何言って……!」
矢神秀人:ハッと、その言葉の意味に気づく。胸ぐらを掴む力が緩む。
矢神秀人:「それ、じゃあ……施設で、お前も」
矢神秀人:「あの震災で……」
矢神秀人:呆然としつつ、後ずさる。
天城康介:「…色々言われるのには、もう慣れてる」
矢神秀人:「なんだよ……それじゃあ、僕が」
矢神秀人:がしゃあん!拳で金網を殴る。
矢神秀人:「くそッ!」
矢神秀人:ふらつくように、屋上の出口に向かう。
天城康介:「…矢神、お前は」
天城康介:悪くない。気にするな。そんなことを言おうとした、けれど。
矢神秀人:「……天城」
矢神秀人:「……わ……」
矢神秀人:「……」
矢神秀人:「……お前さ、もっと人と話せよ」
矢神秀人:背中を向けたまま、そう言って
矢神秀人:扉を出て、階段を降りていく。
天城康介:その背中には、結局何も言えず。その代り、というわけじゃないけれど。
天城康介:あれから、少しずつ、誰かと話すことが増えた。馬鹿な話をする友達も、頼れる仲間もできた。
天城康介:真花とも、以前と変わらない関係が続いている。…だけど。
天城康介:矢神秀人と日常の中で言葉を交わしたのは、結局。あの屋上が最後だった。
GM:---
GM:現在・UGNN市第六支部
GM:---
GM:君は地下階の灰色の廊下で長椅子に座っている。
GM:運び込まれた矢神の遺体は解剖室で一先ず保存処理を受けている。
GM:扉の前で、それが終わるのを君は待っている。
GM:廊下の向かいには、1人の女が立っている。
天城康介:自分と、自分を庇ったメルセデスと、そして矢神。
天城康介:3人分の血に染まった服のまま、鈍い色の壁をぼんやりと見ている。
天城康介:あるいは、その女性に焦点を合わせることを、無意識に避けていたのか。
白南風白蘭:その目の前に、不意に液体が入った紙コップを差し出します。
白南風白蘭:コップは二つ。どちらも湯気が立っている。緑と茶色の液体。
天城康介:「ぁ…?」
天城康介:そこまでされて、ようやく。誰かが自分を見ていたことに、気付く。
白南風白蘭:「お茶とコーヒー、どちらがお好きですか~?」
天城康介:「じゃあ、コーヒーで。ええと…」
天城康介:片方のコップを受け取り、その女性を見上げる。顔に見覚えは、ない。
白南風白蘭:「あ、失礼しました~」恭しく会釈して、口元を隠して上品に笑む。
白南風白蘭:「私、白南風といいます~。」
白南風白蘭:今日からしばらくの間、こちらでお手伝いさせていただくことになりました~」
天城康介:「あ、ああ…よろしく、白南風さん。俺は」
白南風白蘭:「ええと、あなたは…」計算された角度で小首を傾げ、
白南風白蘭:「エージェントの方ですか?それともイリーガル…」
天城康介:「イリーガルだよ。天城。天城、康介。これからよろしく、でいいのかな、白南風さん」
天城康介:自分から名乗るのと、質問の声が少し被ったことに、緊張がやや緩む。
白南風白蘭:「はい!どうぞどうぞ、よろしくお願いします~」笑みを浮かべて、握手。
白南風白蘭:「……」お茶を一口すすって、
白南風白蘭:「あの、不躾なんですが」
天城康介:「不躾って、何が」
天城康介:やや気圧されながら、握手に応じてから。自分も珈琲をひとくち。
白南風白蘭:「……私、ここに来る前はカウンセラーをやってまして~」
白南風白蘭:「それで、というわけではないのですが」
白南風白蘭:細めた目の奥から、天城くんを見つめ。
白南風白蘭:「先程から天城さんの様子を少し見させていただいたのですが」
白南風白蘭:「少し、精神的に平常ではないように見えたもので」
白南風白蘭:解剖室の閉ざされた扉にちらと目をやり。
天城康介:「……それ、は」
天城康介:この人の目は、苦手だ。
天城康介:半ば閉ざされたような目の奥から、こちらを見定めているような。
白南風白蘭:「私でよろしければ、お話、聞かせていただけませんか~?」
白南風白蘭:善意のように見えて、ただ興味からの質問。
白南風白蘭:「……って、やっぱりおかしいですよね、初対面なのに、こんな」
白南風白蘭:わざとらしく恥じらってみせる。
白南風白蘭:「ごめんなさい、気を悪くされたら…」頭を下げる。
天城康介:「いや、俺も…うん。」
天城康介:「誰かに話を聞いてもらった方が、少し落ち着くかもしれないって、思う」
天城康介:そう答えてしまったのは、彼女の雰囲気が、いつかどこかで感じたものに近いような気がしてしまったからか。
白南風白蘭:「……それでは、負担にならない範囲で、聞かせてくれますか?」
白南風白蘭:さりげなく、鎮静作用のあるフェロモンを散布する。
天城康介:「ああ、じゃあ…どこから話せばいいかな…」
天城康介:4年前、施設で何度か受けたカウンセリングを思い出しながら。
GM:では、白南風さんは天城くんの口から
GM:今回の事件のこと、矢神秀人と天城くんの間にあった衝突、
GM:そして彼がどうやって死んでいったのかを、聞くことが出来ます。
白南風白蘭:「あなたは……」
白南風白蘭:無言で話を聞いて、しばらく黙り込んだ後に、口を開く。
白南風白蘭:「矢神さんのことを、どう思っていたのですか?」
白南風白蘭:「もしくは……今。どう思っているのですか?」
天城康介:「……嫌な奴だったよ。」
天城康介:「多分、あいつも俺のことを、同じように思ってた。ああ、そうだ」
天城康介:「去年、あの屋上で、きちんと話が出来ていたとしても。俺と矢神は、友達にはなれなかった。」
天城康介:「でもさ」
天城康介:「……あいつは、あんな風に死んでいい奴じゃないんだ」
天城康介:目の前で、誰かが死ぬ。それは4年前に山ほど、それこそ、これ以上なく近くで見てきたけれど。
白南風白蘭:興味深そうに、天城くんの顔を見つめ。
白南風白蘭:「いい人なんですね、天城くんは」
天城康介:「違う。違うんだよ、白南風さん。俺は…」
天城康介:「俺は多分、変わってないんだ。4年前、瓦礫の下から助け出された時から、何も」
白南風白蘭:「……?」ただの謙遜かと思ったが、言葉の意味が掴みかねて、当惑する。
白南風白蘭:「それは、どういう?」
天城康介:「一年前、矢神ときちんと話ができていたら。ついさっきの山の中で、もっと上手く立ち回れていたら」
天城康介:「もし4年前、死んだのが俺以外の皆じゃなくて、俺だけだったら」
天城康介:「…過去の「もしも」に意味なんてないのは分かってるけど。その「もしも」が、ずっと離れないんだ」
白南風白蘭:不可解な感情だ。
白南風白蘭:知識としては知っている。大勢の死者を出した事故などの数少ない生存者が、本来負わなくてもいい罪悪感を抱くことがあると。
白南風白蘭:理解はできるが、共感はできない。
白南風白蘭:「もし、あなたが上手く立ち回れていたら、彼を救えていたかもしれない」
白南風白蘭:「その真偽はともかく、そう考えて後悔するのは、理解できます」
白南風白蘭:「ただ……」
天城康介:「ただ…?」
白南風白蘭:「『四年前、死んだのが自分だけだったら』」
白南風白蘭:「こちらは少し、理解しかねますね」
白南風白蘭:「天城くん、あなたの言う、『上手く立ち回れていたら』とは……」
白南風白蘭:「『自分が代わりに死んでいれば』」
白南風白蘭:「そういう意味だと捉えてよいのでしょうか?」
天城康介:「…ぁ」
天城康介:思い出すのは、自分を助けてくれた人たちの顔。もちろん、直接何かを言われたことはないが。
天城康介:あの時、UGN側に少なからぬ犠牲があった、と。知る機会は、これまでに十分あった。
天城康介:「…そうだよな。そんなこと考えちゃ、駄目なんだ」
白南風白蘭:「?」
白南風白蘭:「……自己と他者が曖昧な幼児ならばともかく、好意が持てない相手が死んだ時、大多数の人間は」
白南風白蘭:「表層的にはともかく、真意から悲しむことはできません」
白南風白蘭:「しかし、今のあなたは、私の目からは本当に悲しんでいるように見て取れます」
白南風白蘭:「それは、あなたが本当は矢神さんのことをそう嫌ってはいなかったのか、」
白南風白蘭:「もしくは」
白南風白蘭:「やはり、あなたがいい人なのでしょう」
天城康介:「それは…俺も、よく分からない。ただ…そうだ、うん」
天城康介:「俺は、生きなきゃならない」
天城康介:「ごめん、白南風さん。せっかく話を聞いてもらったのに、勝手に納得しちまって」
白南風白蘭:「……?」慰めたつもりはなく、ただ訊いてみただけなのだが。
白南風白蘭:「ええ」
白南風白蘭:「自己の生命を維持しようとするのは、生物の基本原則ですからね」
白南風白蘭:「私も、頑張ってます」
天城康介:物言いの端々に、引っ掛かるものを感じるが。それでも、こうして色々と話してしまったのは。
天城康介:「なあ、白南風さん」
天城康介:じっと、その細い目を見て。
白南風白蘭:「はい?」目をぱちくりさせる。
天城康介:「俺、どこかで白南風さんに会ったことってあるかな。ああいや、たぶん初対面なのは間違いないんだけど」
天城康介:「似たような人に、会ったことがあるような気がする」
白南風白蘭:「…………」
白南風白蘭:その言葉に記憶を辿ってみる。
白南風白蘭:彼と会ったことがあるだろうか。思い出せない。
白南風白蘭:「あ」
白南風白蘭:代わりに、違う結論に行き当たる。
白南風白蘭:「…………」
白南風白蘭:「その口調、聞いたことありますよ。ナンパですか~?」わざとらしく口元に手をやって。
天城康介:「なっ…いや、そりゃ白南風さんが綺麗な人なのは間違いないけど、そんなつもりは1ミリもだな…!」
GM:……そんな2人の会話をいつから聞いていたのか
GM:廊下の曲がり角から顔を出す者がいる。第六支部長の河合奏だ。
GM:君はついさっきまで、負傷して帰還したチルドレン
GM:”テンペスタート”大河原メルセデスから、山中での出来事の詳細説明を受けていた。
GM:ちなみに彼女自身は軽症であり、本人もすぐに動けると主張しているが
GM:大事を取って医務室に寝かせてある。
河合奏:「天城、白南風。ここに居たか」
白南風白蘭:「ダメですよ!だいいち歳の差が…… あ、河合支部長」
白南風白蘭:クネクネしていたのが一瞬で冷める。
天城康介:「支部長…!…ああ、その…」
天城康介:助かった、と言いかけたのを飲み込んで。
天城康介:「…ごめん。勝手に動いて、メルチェにも怪我をさせた」
河合奏:「気にするな。お前たちが動いたおかげで、事件に気付くことが出来た」
河合奏:「独断専行というなら、私の方が普段の行いを謝るべきだしな」
白南風白蘭:「…何か、進展はありましたか?」
GM:そう白南風さんが問うと
GM:背後で解剖室の扉が開く。保存の処理は終わったらしい。
GM:本格的な解剖はこれから先になるだろう。
GM:扉から出てくるのは、支部長補佐の五色沼だ。
五色沼伍堂:「……現場主義なのは今に始まった話じゃないからな」
五色沼伍堂:「ひととおりの処置は終わりました。残りは検査班に」
五色沼伍堂:息を漏らしつつ、淡々と報告する
天城康介:「ありがとう、伍堂先生」
河合奏:「分かった。こちらも、大河原から現場での詳細は聞き終えた。当人は医務室に寝かせている」
河合奏:「怪我は大きなものではなかったし、久留井も居る。向こうは問題ないだろう」
河合奏:「だからここからは、私たちの仕事だ」
天城康介:「…なあ、支部長」
天城康介:「その仕事、俺も参加させてくれ。…ああその、仇を討ちたいとか、そういうのじゃないんだ」
天城康介:そんなことを言ったら、きっと奴は嫌な顔をするだろう。
天城康介:そんな考えと、その時に浮かべるであろう矢神の顔が、一瞬脳裏を過る。
天城康介:「頼む。最後まで、関わらせてくれ。…俺が望むのは、それだけだ」
河合奏:「……頼まれるまでもないさ。元々お前も頭数に入れてある」
天城康介:ああ、と頷いてから。ここにいる面々を見回して、ふと。
天城康介:「伍堂先生もかなりやる、ってのは知ってるし、支部長は言わずもがなだけどさ」
天城康介:「白南風さんも……?」
河合奏:「そいつはあの第四からの研修だ。研修といっても実質派遣のようなものだな」
河合奏:「だから、今回はこの場の四人でチームとして動く」
白南風白蘭:「あの、というか……」小さく挙手。
白南風白蘭:「私、まだ第六支部がどんなお仕事をするのか、聞かせていただいてないんですが……」
GM:……ややも、気まずい沈黙があり
GM:まずはそこから、君たちの捜査は始まる。
GM:---
GM:シーン終了。ロイスと購入が可能です。
河合奏:ロイス……はひとまず保留、購入はボデマチャレンジで
河合奏:1dx+2
DoubleCross : (1R10+2[10]) → 8[8]+2 → 10

河合奏:流石にまだ財産点切りたくないので買わずに終了です
五色沼伍堂:ロイスはパス、購入は……
五色沼伍堂:UGNボディアーマーかな
五色沼伍堂:2dx+3>=12
DoubleCross : (2R10+3[10]>=12) → 4[1,4]+3 → 7 → 失敗

五色沼伍堂:財産使わず、パス これで終了です
白南風白蘭:天城くんにロイス 〇興味/隔意で取ります
白南風白蘭:応急チャレンジ
白南風白蘭:1DX>=8
DoubleCross : (1R10[10]>=8) → 9[9] → 9 → 成功

白南風白蘭:ヤッタ
白南風白蘭:以上です!
天城康介:では、合流したのでPC間ロイスとして支部長に「■尊敬/脅威」で。
天城康介:あと、矢神へのロイスを…遺志、は違うか。「■尽力/不安」に書き換えてポジを表に。
天城康介:で、自分もボディアーマーチャレンジを。
天城康介:3dx>=12
DoubleCross : (3R10[10]>=12) → 10[1,2,10]+9[9] → 19 → 成功

天城康介:出てしまった。
天城康介:支部長にお渡ししておきましょうか。
河合奏:助かる……
天城康介:はい、ではそのように!
GM:OK!では次のシーン
GM:情報収集に入っていきましょう
河合奏:はーい
天城康介:イェア!
白南風白蘭:200点版の収集力を見せてやるぜ!

情報収集1

GM
【矢神秀人の死因について】
知識:医学/情報:UGN
難易度:9

【フードの人物について】
情報:裏社会/UGN
難易度:11

GM:まずはこの2つから!
GM:シーンプレイヤーは河合さん、他全員登場可能!
河合奏:45+1d10
DoubleCross : (45+1D10) → 45+2[2] → 47

天城康介:出ましょう出ましょう。
天城康介:1d10+59
DoubleCross : (1D10+59) → 6[6]+59 → 65

天城康介:格差社会…
五色沼伍堂:2人がダメだったら拾いに行こうかな
白南風白蘭:社会弱者だから様子見!
GM:では2人のレッツトライ!
河合奏:天城君どっち行きます?
天城康介:浸蝕ボーナス込みでUGNや裏社会は技能なしで4D、財産点が3あるので、こちらでフードの方振りましょうか。
河合奏:ではお願いします。こっちはコネ込みでダイス3つなので……
天城康介:はい、ではこちらから!
天城康介:4dx>=11
DoubleCross : (4R10[10]>=11) → 9[5,5,7,9] → 9 → 失敗

天城康介:財産ポイントを2点投入して11に。
GM:つよいぜ
GM:では成功!まずはフードの人物についてアンロック!
河合奏:では次に、コネ込みで死因について情報UGNで振ります
河合奏:3dx+1=>9
DoubleCross : (3R10+1[10]>=9) → 10[1,4,10]+10[10]+6[6]+1 → 27 → 成功

河合奏:なんで?
天城康介:いえーぃ!
GM:ヒューッ
GM:爆速にネタ集めした
GM:では突破!情報を開示します。
GM:【矢神秀人の死因について】
GM:直接の死因は心臓への熱線。エンジェルハイロウ、或いはサラマンダー能力に依るものと思われる。
GM:しかし、発見時既に全身が裂傷、打撲、火傷などの激しい損傷を受けていたと考えられ
GM:つまり、リザレクトの限界は超えていた状態だったと見られる。
GM:……彼がどこで、何に襲われたのか。まずはそれを解き明かさなければならない。
GM:情報項目【輪移湖の噂について】が追加されました。
GM:【フードの人物について】
GM:現場から立ち去ったフードの人物に似た様相の者が、市内で目撃されている。
GM:所謂宗教勧誘のような事をしているらしく、老若男女問わず様々な人物に声をかけ
GM:『ある言葉』を誘い水に、条件を呑ませているらしい。
GM:情報項目【カルト勧誘について】が追加されました。
白南風白蘭:出ますぜ~~ッ
白南風白蘭:白南風白蘭の侵蝕率を+4(1D10->4)した(侵蝕率:51->55)
GM:……今の所判明した事実はここまでだ
GM:勿論追加登場も可能!
天城康介:ありがてぇ!
GM:---
GM:第六支部・ブリーフィングルーム
GM:---
GM:情報の整理を終え、スクリーンには矢神の死因について
GM:そして市内でのフードの人物の目撃情報が映し出されている。
河合奏:choice[10歳未満,10代前半,10代半ば,10代後半,20代前半,20代半ば]
DoubleCross : (CHOICE[10歳未満,10代前半,10代半ば,10代後半,20代前半,20代半ば]) → 10代後半

河合奏:choice[男,女]
DoubleCross : (CHOICE[男,女]) → 女

河合奏:これ変わってないな?
天城康介:JKモードが続いていますね…。
GM:今日はJK気分
GM:というわけで、お話したりお茶したりしよう
河合奏:「現在判明したのはここまで、か」
天城康介:「矢神はさ。山ん中で俺とメルチェに出くわした時、やたら怯えてたように見えた」
天城康介:「見えたというか、実際そうだったんだろうけど」
天城康介:「……誰に何をされたら、ああなっちまうんだろうな」
天城康介:検死結果の資料から、目を逸らさずに。
白南風白蘭:「両目を縫い付けられていた、ということですが~」
白南風白蘭:「戦闘というより、拷問に近い行為を受けていたと考えてよいのでしょうか~?」
河合奏:「……あり得るな。もしくは、実験などの線も考えられる」
河合奏:「ただ痛めつけるだけなら、打撲だけで事足りる。何か意図があっての傷だろう」
天城康介:「こいつが、そういう意図を持って何かを企んでやがる、と?」
天城康介:もう一方の資料の文章に、指を走らせる。
河合奏:「恐らくは。わざわざ声をかけて人を集めている、というのも気になる」
白南風白蘭:「あえて、現時点の情報から単純に考えるとすると」
白南風白蘭:「その勧誘に乗った為に、矢神さんが被害にあった……ということになりますが」
河合奏:「その勧誘、というのも引っかかるんだ」
河合奏:「ただ人数を集めたいだけなら、有無を言わせず攫う方が効率的だし痕跡も残りづらい」
河合奏:「人目に触れてまでカルトを装う点に、何かあるかもしれん」
白南風白蘭:「……天城くんから見て、最近の矢神さんはどうでしたか? 何か、変わった様子だとか……」
天城康介:「いや、直接しゃべったのはそれこそ、一年くらいぶりだったよ。」
天城康介:「ひょっとしたら俺よりも、真花の方が詳しいかもしれない」
天城康介:「でも……もし矢神が、そんな勧誘に乗っちまうような気持ちだったなら、それは」
天城康介:あいつを突き放した俺のせいだ、と言いかけて。先ほどの白南風さんとのやりとりを思い出して。
天城康介:「いや、なんでもない。今は、そのフードの奴がどういうエサをばらまいてんのか、だよな」
白南風白蘭:「真花さん……クラスメイトですか?」小首を傾げ
白南風白蘭:「場合によっては、その子からお話を聞くことにもなるかもしれませんね~」
GM:議論は付きない。
GM:しかし導線は続いている。
GM:---
GM
【カルト勧誘について】
情報:裏社会/UGN
難易度:13

【輪移湖の噂について】
情報:噂話
難易度:10

GM:---
GM:追加項目はこちら、レッツトライ!シーンは継続中!
五色沼伍堂:登場します!
五色沼伍堂:1d10+58
DoubleCross : (1D10+58) → 6[6]+58 → 64

五色沼伍堂:ここで60を超えることにより云々
白南風白蘭:技能UGNだけあるからとりあえずカルトかな!
天城康介:支部長と自分は判定済みなので、お二人に…託す…!
白南風白蘭:要人へのコネ使います
白南風白蘭:4DX+3>=13
DoubleCross : (4R10+3[10]>=13) → 10[2,4,5,10]+10[10]+8[8]+3 → 31 → 成功

白南風白蘭:ヤッタヨネ!!
天城康介:!?
河合奏:つよない???
GM:?????
GM:ドスケベ要人め!
白南風白蘭:また要人を堕としてしまった
天城康介:謂れなきヘイトが要人を襲う。
GM:では五色沼さんもどうぞ!
五色沼伍堂:湖について、情報収集チームにキリタニコネクションのバフをつけて
五色沼伍堂:3dx+5>=10
DoubleCross : (3R10+5[10]>=10) → 6[1,4,6]+5 → 11 → 成功

天城康介:つよい。
五色沼伍堂:サンキューキリタニ
河合奏:固定値強い
GM:スマートに決めた
GM:では情報開示
GM:【輪移湖の噂について】
GM:輪移湖……矢神と天城、大河原の遭遇現場とほど近い湖であり、
GM:普段はフィールドワークの学生サークルなどしか近づかない場所だが
GM:数年前から、ある噂が囁かれている。
GM:夜中の湖畔に大勢の呻き声を聞いた、突然血の匂いが周囲に立ち込めた、等々。
GM:ひとつひとつは如何にもな怪談だが、矢神の件と繋がるとすれば現地を調べる価値はあるかもしれない。
GM:→輪移湖の現地調査が可能になりました。
GM:【カルト勧誘について】
GM:フードの男が人々を勧誘するべく使っている言葉とは『黄泉がえり』である。
GM:特に四年前の震災で家族や親しい者を失った人物へと近づいているらしい。
GM:……通学路近くで、フードの人物が矢神秀人と口論になっている姿を一部の生徒が目撃していた。
GM:→カルト集団の現地調査が可能になりました。
GM:---
GM:君たちには今2つの選択肢が提示されています
GM:湖の現地調査、そしてカルト集団の現地調査
GM:それぞれ場所は山側と市街、ハッキリ別れています。
GM:2つを同時に行うことは出来ません。
GM:手がかりを探すなら、PCも二手に分かれてもらう形になります。
GM:まず湖側のシーンプレイヤーは、白南風さん
GM:市街側のシーンプレイヤーは天城くんとなります。
五色沼伍堂:分断……シナリオ!
GM:五色沼さんと河合さんはどちらに登場しても大丈夫。
GM:シナリオを進める場合、そちらの選択からどうぞ!
GM:もちろんそれぞれ判定があるので
GM:1人ぼっちにされた方はそれ相応に負担が重くなるのは覚悟しておいてください。
五色沼伍堂:市街、カルトの方に行きましょう
五色沼伍堂:『黄泉返り』の文句を見逃せるわけがないぜ
河合奏:私は白南風さんに同行して湖の調査へ
GM:了解しました。ではその班分けで。
GM:---
GM:第六区画内・路地裏
GM:---
GM:聞き込みや各支部との連携など、様々な手段で情報を集めた君たちは
GM:輪移湖とフードの怪人物、それぞれに纏わる噂に辿り着く。
白南風白蘭:タブレットの逆光に照らされながら、集めてきた情報を整理する。
白南風白蘭:「天城くん達が襲撃を受けた現場近くに、湖があるんですが分かりますか?」
河合奏:「輪移湖、だな。人の出入りも少ない場所にあったはずだが」
天城康介:「ああ、行ったことは無いけど、あるのは昔から知ってる。」
天城康介:「俺らとしちゃ、物好きしか行かない場所、って感じだけど」
白南風白蘭:「はい。その輪移湖に関して、数年前からちょっとした噂が立っているようです。」
白南風白蘭:「都市伝説、とでも表現すべきでしょうか?」
白南風白蘭:「曰く、夜中に大勢の呻き声を聞いた、だとか、突然辺り一帯に血の匂いが立ち込めた、だとか……」
白南風白蘭:「ただの怪談とも取れますが、何しろレネゲイドに関した案件ですし、無視することも出来ないのでは、と」
白南風白蘭:「今回の現場からも近いですから、何か関連性があるかもしれません」
河合奏:「……確かに、噂の内容といい場所といい看過できないな、それは。一度調査するべきか」
五色沼伍堂:「火のないところに、というやつだな。調べてみる価値はあるかもしれない」
五色沼伍堂:「それと……例の、怪しい集団についてだが」
五色沼伍堂:「声をかけられた面々に“ある”共通点があることがわかった」
五色沼伍堂:「……4年前の件。その被害者を中心に声をかけて回っているらしい」
天城康介:「待ってくれ。確か矢神の家族はちゃんと生きてるぞ。」
天城康介:「そりゃあ、親戚とか知り合いが巻き込まれたかもしれないけど…」
天城康介:そこまで口にしてから、言葉を切って。
天城康介:「…俺、そっちに行く。山と街中じゃ、場所が正反対もいいところだろ」
五色沼伍堂:「場所も概ね特定できている。向かうには支障ないが……」
五色沼伍堂:一瞬、逡巡する
河合奏:「分かった。そちらは伍堂と天城で調査に向かえ」
河合奏:逡巡を遮るように口を開く。
五色沼伍堂:「……」
五色沼伍堂:「承知、しました」
五色沼伍堂:眼を見据え、応える
白南風白蘭:「?私は大丈夫ですよ~?こう見えて、山歩き慣れてますから」
白南風白蘭:知ってか知らずか、にこにこ笑う。
河合奏:「そうはいっても、研修を一人で向かわせるわけにもいかない。私がそちらへ行こう」
白南風白蘭:「あら~、それはそれは。河合支部長直々に? 心強いです~」
五色沼伍堂:「方針は決まったか」
天城康介:「みたいだな。…悪い、伍堂先生。付き合わせちまって」
五色沼伍堂:「いや、僕も気になっていてね」
五色沼伍堂:「最後にもうひとつ共有しておきたい。フードの連中が使っている口説き文句は」
五色沼伍堂:「『黄泉がえり』、だそうだよ」
天城康介:「…なら、余計に」
天城康介:わからない。わかりたくない。けれど、知らなければ。
天城康介:「…いや、何でもない。じゃあさ、準備が出来たら行こうぜ。…あんまり時間の余裕、ないんだろ」
GM:---
GM:シーン終了。ロイスと購入が可能です。
五色沼伍堂:ロイスは保留、購入は今日も懲りずにUGNボディアーマー
五色沼伍堂:3dx+3>=12
DoubleCross : (3R10+3[10]>=12) → 9[7,9,9]+3 → 12 → 成功

五色沼伍堂:GET
五色沼伍堂:そのまま装備します(現場用の白衣に着替える)
河合奏:同じくロイス保留で、購入はボデマチャレンジ
河合奏:1dx+2
DoubleCross : (1R10+2[10]) → 8[8]+2 → 10

白南風白蘭:う~んロイスは保留 購入は照準器
白南風白蘭:1DX>=15
DoubleCross : (1R10[10]>=15) → 4[4] → 4 → 失敗

白南風白蘭:以上!
天城康介:支部長と先生にボディアーマーが渡りましたか。では、白南風用の照準器チャレンジを。
天城康介:(白南風さん用の)
天城康介:4dx>=15
DoubleCross : (4R10[10]>=15) → 10[5,5,8,10]+3[3] → 13 → 失敗

天城康介:くっ、財産点は残り1…!
天城康介:いじょうです。
GM:オーライ!

ミドル:河合奏&白南風白蘭

GM:では次のシーン、それぞれの探索に行きましょう。
GM:まずは白南風&河合組から!
GM:登場どうぞ!
白南風白蘭:白南風白蘭の侵蝕率を+4(1D10->4)した(侵蝕率:55->59)
河合奏:1d10+47
DoubleCross : (1D10+47) → 4[4]+47 → 51

GM:---
GM:N市第六区画・山中
GM:---
GM:山道を分け入り歩く、この付近は
GM:つい先日、君、河合奏の部下であるチルドレンがイリーガル達と共にFHの生物実験施設を見つけた場所でもあるが……。
GM:歩いていくと、懐の携帯電話が鳴る。
GM:発信の主は…第五支部長、梁田麗佳。
GM:君の幼馴染であり、今は亡き弟の婚約者であり
GM:現在は共に肩を並べる隣接区画の支部長でもある。
河合奏:「麗佳か。どうした」 電話を取ります
梁田麗佳:『六番か。少しそちらの状況を耳にした』
梁田麗佳:『今、話せるか?』
河合奏:「……ちょっと待て」 白南風さんに向きなおり
河合奏:「すまない、急な連絡が入った。少し待っていてくれ」
白南風白蘭:「ええ、勿論構いませんよ~」フラフラその辺の虫とかを見ている。
梁田麗佳:『時間を取らせるつもりはない。黄泉がえりを嘯く連中が現れたと聞いている』
河合奏:「もうそっちまで話が回ったか……」
梁田麗佳:『……用件は一言だけだ』
梁田麗佳:『死んだものは決して戻らない。喪ったという事実を取り消す術はない』
梁田麗佳:『惑わされるな。奏』
梁田麗佳:『決してだ……いいな』
河合奏:「……何を言うかと思えば。分かってるさ」
河合奏:「過保護と心配症は相変わらずだな」
梁田麗佳:『お前だけは、いくら心配してもし足りない』
梁田麗佳:『そう思っているよ』
梁田麗佳:『……邪魔をした。切るぞ』
河合奏:「少しくらい信頼してくれよ……ああ、またな」
GM:通信は切れる。
白南風白蘭:何かもごもごしている口元を、上品に手で隠している。
白南風白蘭:ごくん。
白南風白蘭:「……ご用件は済みましたか~?」
河合奏:「待たせたな、先を……」 口元を見て一度言葉を切り
河合奏:「……ああ、終わったよ」 言及を避けた。
白南風白蘭:「?」笑顔。
河合奏:「先を急ごう。もうしばらくで着くはずだ」
白南風白蘭:「はい~」
GM:ということで
GM:君たちは山道を進み、湖に出る。
GM:---
GM:第六区画・輪移湖・畔
GM:---
GM:辺りは静まり返っており、深い緑黒に染まった水面が広がっている。
GM:貸しボートや釣り船もない。ただ単に水が溜まっているだけというような場所だが
GM:確かに、開けた景色自体はそう悪くないように思える。
GM:……湖の周囲と言っても、虱潰しに探していてはキリがないだろう。
GM:ここは感覚を研ぎ澄ませる必要がある。
GM:知覚判定、難易度は9をどうぞ。
白南風白蘭:4DX>=9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 7[1,2,4,7] → 7 → 失敗

白南風白蘭:「……特に、何の異常も見受けられませんね。昼間だからでしょうか~?」
河合奏:7dx+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 10[7,7,7,7,8,9,10]+7[7]+1 → 18

GM:では河合さんが気付く!
GM:が……ごり……。
GM:…ご……。
GM:どこかから、石を擦り合わせるような音が聞こえてくる。
GM:これが噂となっている異音なのかもしれない。
河合奏:「いや、待て。何か聞こえる。これは……どこから……」 周囲を見渡す。
GM:では音の方向へ進んだ君たちは
GM:湖付近の山肌に、バックリと割れた巨大なクレバスを見つける。
GM:遠くに吊橋が見えるが、谷の底は薄暗くて見えない。
白南風白蘭:「あら、あら、あら……」目を丸くする。
GM:ごり……がり……。
GM:裂け目から、さっきよりもハッキリと異音が聞こえてくる。
白南風白蘭:「こういうの、よくあるんですか?この辺り」
河合奏:「いや、あまり聞かないな。最近発生したものかもしれない」
白南風白蘭:「……しかし、これは……」深い穴の底を覗き込む。
白南風白蘭:「大地震とか、無かったですよね~?」
河合奏:「その筈だ。……前からあったものを隠れ蓑に利用したか?」
河合奏:「いずれにしろ、一度降りるしかないか」
白南風白蘭:「……それしかなさそうですね~。明らかに危険ですが……」
GM:君たちは崖を降りていく。
GM:……オーヴァードの身体能力であれば難しい事ではない。しかし。
GM:谷底に足をつけた君たちは気付く。ひどい匂いだ。
GM:立ちくらみがするような強烈な腐臭が谷底には立ち込めている。
白南風白蘭:「いいにお……」
白南風白蘭:ハッと河合さんを見て
白南風白蘭:「ひどい匂いですね~!鼻が曲がりそうです…!」
河合奏:「……無理に取り繕わなくてもいいぞ。っと」
???:がり…ごり…。
???:闇の中に何かが蹲り、音を立てている。
???:「!」
???:君たちの声に気付き、それは振り返る。
河合奏:「お出ましか」
???:「ううう…う…」
???:牙を剥き出した異形の怪物。その腕に掴まれているのは
???:腐りかけた人間の腕だ。
???:足元にはずたずたに引き千切られた
???:かつては人間であったであろう腐肉と骨の欠片が散乱している。
白南風白蘭:「あら~……」
白南風白蘭:ばしゃり、と白い細腕が裂け、有機と無機が入り混じった異形の銃口が姿を現す。
???:「にく……にく…」
???:ずるり…ずるり…
???:影からいくつもの同じような異形が姿をあらわす。
???:その目だけが…一様に縫い合わされている。
???:「にくぅうううう…!!」
???:異形は君たちへと殺到する!
GM:ミドル戦闘に入ります。
白南風白蘭:ウワーッ
白南風白蘭:一人で来ないでよかった……
河合奏:やったるぜ!
GM:マップはこちら
GM
屍鬼3
5m
屍鬼1、2
5m
PC

GM:屍鬼の行動値はそれぞれ7です。
GM:まずはセットアップから!
屍鬼:エネミーはありません
白南風白蘭:なし!
河合奏:戦闘なら使いましょう、ユニークコード!
河合奏:味方全員シーン中メジャーのダイス+2!
GM:ではまず河合さんの手番から
GM:イニシアチブからメインプロセスどうぞ!
河合奏:ではまずマイナーで骨の剣Lv4+死招きの爪Lv3!
河合奏:素手データを攻撃力24、ガード値6、命中-1に変更
河合奏:そしてメジャーで光の舞踏Lv1+コンセントレイト:エンジェルハイロゥLv3+一閃Lv1!
河合奏:屍鬼1・2のエンゲージへ移動しつつ1へ攻撃
河合奏:9dx7+2
DoubleCross : (9R10+2[7]) → 10[1,3,3,6,7,8,9,9,9]+10[2,7,9,9,10]+6[2,3,5,6]+2 → 28

屍鬼:ガード!イージスの盾!
屍鬼:ダメージを!
河合奏:その前にリーダーズマーク!達成値5点上乗せ!
河合奏:4d10+24
DoubleCross : (4D10+24) → 16[1,10,1,4]+24 → 40

河合奏:出目ちょっとしょっぱい……
屍鬼:40-2d10
DoubleCross : (40-2D10) → 40-12[10,2] → 28

屍鬼:まだまだ耐える!
河合奏:さてはお前固いな!?
河合奏:暗闇の底に光が舞う。奏の輪郭をぼかすように、滲ませるように。
河合奏:光に包まれながら、一つ深呼吸。吸って、吐く。
河合奏:その吐息を吐ききる瞬間に、その姿が描き消える。ただ光だけが軌跡を描き、異形の下へ。
河合奏:そして、再構成。
河合奏:choice[10歳未満,10代前半,10代半ば,10代後半,20代前半,20代半ば]
DoubleCross : (CHOICE[10歳未満,10代前半,10代半ば,10代後半,20代前半,20代半ば]) → 20代前半

河合奏:choice[男,女]
DoubleCross : (CHOICE[男,女]) → 女

河合奏:その姿は先ほどまでと違う。今まで一番長い髪を後ろでくくり、たなびかせる。
河合奏:同時に、一閃。光を纏った拳が屍鬼を襲う!
屍鬼:「!」
屍鬼:ガァアアアン!!
屍鬼:谷底に衝突音が響く!
屍鬼:「うばあああっ!!」
屍鬼:硬質化した腕がひび割れつつも、闇雲に腕を振るって河合を弾く!
GM:並外れた膂力と強度。
GM:既に浸蝕の限界を突破したジャームであることが、手応えから分かるだろう。
GM:次は白南風さんの手番!どうぞ!
白南風白蘭:マイナーで≪オリジン:プラント≫ 侵蝕59-61
白南風白蘭:メジャーで屍鬼1に≪スパークウェッジ≫
白南風白蘭:5DX+25
DoubleCross : (5R10+25[10]) → 7[2,3,4,4,7]+25 → 32

白南風白蘭:ドッジダイス-2個です
屍鬼:ガード!イージス!
屍鬼:ダメージを!
白南風白蘭:4D10+8+3D10
DoubleCross : (4D10+8+3D10) → 26[1,10,10,5]+8+23[3,10,10] → 57

河合奏:出目が良い……
屍鬼:えっ!?
屍鬼:57-2d10
DoubleCross : (57-2D10) → 57-6[1,5] → 51

屍鬼:えええっ
屍鬼:スパークウェッジする前に死んだ!!
白南風白蘭:ヤッタネ!
白南風白蘭:侵蝕61-63 HP26-23
白南風白蘭:(どうなってるのかな~、あれ)
白南風白蘭:河合支部長を興味深そうに眺めながら、
白南風白蘭:吹き飛ばされたジャームに追撃の銃撃を加える。
白南風白蘭:使用者への反動をまるで考慮していない大口径に、全身が軋む。
屍鬼:「ぐ…ぼっ!?」
屍鬼:ぐしゃぁっ!
屍鬼:腕で防ぐ間もなく、頭部を破砕され、倒れ伏す。
屍鬼:屍鬼1が戦闘不能に!
GM:そしてそのまま二体の屍鬼の出番。
屍鬼:屍鬼2、マイナーでエアロドライブ。メジャーでコンセントレイト+音速攻撃。
屍鬼:HPを5消費しつつ、目の前の河合さんを殴ります。
屍鬼:10dx7
DoubleCross : (10R10[7]) → 10[2,3,4,4,6,7,9,9,10,10]+10[1,7,9,10,10]+10[3,3,8,9]+10[9,10]+10[2,10]+2[2] → 52

屍鬼:殺意高ッ
河合奏:くっ、仕方ない。ガードで!
屍鬼:6d10+13
DoubleCross : (6D10+13) → 48[8,10,9,9,3,9]+13 → 61

屍鬼:殺意高ッ!!
屍鬼:もろもろ有効。
河合奏:14弾く、けど無理!リザレクト!
河合奏:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7

屍鬼:「ああっ!がああああっ!!」
屍鬼:どずっ!!
屍鬼:別の屍鬼が、鋭い爪で君の腹部を貫き
屍鬼:キィイイイイイインッ!!
屍鬼:内臓を振動で破壊する!
河合奏:「ぐ、あ」 貫かれ、砕かれ、吊り上げられる。
屍鬼:そしてすぐさま3の攻撃。
屍鬼:マイナーでハンドレッドガンズ、メジャーでコンセ+カスタマイズ。
屍鬼:対象は
屍鬼:1d2
DoubleCross : (1D2) → 2

屍鬼:白南風さん!
白南風白蘭:来い!
屍鬼:10dx7
DoubleCross : (10R10[7]) → 10[1,2,2,3,5,6,8,8,9,10]+10[2,3,9,10]+10[4,9]+10[7]+4[4] → 44

屍鬼:また出目いいな君!
白南風白蘭:ウッ微妙だ ドッジ!
白南風白蘭:≪リフレックス≫+≪ゲットダウン≫
白南風白蘭:侵蝕63-67
GM:やるというのか!
GM:やるがいい!
白南風白蘭:5DX8+24
DoubleCross : (5R10+24[8]) → 10[3,6,7,8,10]+5[5,5]+24 → 39

白南風白蘭:ギャーーーー
白南風白蘭:低くとも40は出てくれるはずだったのに!
屍鬼:これが屍鬼パワー!
屍鬼:5d10+12
DoubleCross : (5D10+12) → 31[3,6,9,5,8]+12 → 43

屍鬼:ダメージもいい…なんやこいつら…
白南風白蘭:死
白南風白蘭:回生
白南風白蘭:67+1D10
DoubleCross : (67+1D10) → 67+5[5] → 72

GM:ゴォーン
屍鬼:バキバキバキバキッ
屍鬼:「うしゃあっ!!」
屍鬼:岩を杭のように精製し、力任せに投げつける!
白南風白蘭:「!」弾丸で軌道を逸らそうとする、が
白南風白蘭:間に合わない!
白南風白蘭:めきっ
屍鬼:目で見てはいない。杭は直接君の本体へ向かう。
屍鬼:どぐしゃっ!!
白南風白蘭:硬質のものがひしゃげるような嫌な音と共に、吹き飛ばされる。
白南風白蘭:女の幻影が、一瞬遅れてそれに追従する。
白南風白蘭:「折れちゃったじゃないですかあ」ぶらぶらと腕を垂らしながら。
屍鬼:「に…にぐ…」
屍鬼:「にぐぅうう…!!」
屍鬼:ぼだぼだと、腐った血混じりの唾液が地面に落ちる。
GM:クリンナップ、なければそのまま2R目セットアップです。
白南風白蘭:なし!
河合奏:ありませんー
GM:では河合さんの再度手番!
河合奏:では今回はマイナーなし、メジャーで光の舞踏Lv1+コンセントレイト:エンジェルハイロゥLv3
河合奏:このまま屍鬼2を殴ります!
河合奏:9dx7+2
DoubleCross : (9R10+2[7]) → 10[2,3,3,6,6,9,10,10,10]+5[3,3,5,5]+2 → 17

河合奏:出目が……
屍鬼:回避!
屍鬼:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[1,2,4,6,10]+6[6] → 16

屍鬼:ぐおーっ!!
河合奏:せーーーーふ!
屍鬼:固定値が…1でもあれば!!
屍鬼:ダメージを!
河合奏:2d10+24
DoubleCross : (2D10+24) → 8[1,7]+24 → 32

屍鬼:HPは…30!
屍鬼:ギリッギリですが、2も落ちます。
屍鬼:死亡!
河合奏:ぎ、ぎりぎり
河合奏:貫かれたまま、その口元が弧を描く。
屍鬼:「ううがああああ!」
屍鬼:更に深く爪は腸を裂いていく!
河合奏:「良いな、そのまま抑えててくれよ」
河合奏:そう笑った次の瞬間、垂れ下がっていたはずの腕は屍鬼の額へ据えられている。
河合奏:そして、こぶしを覆う光が炸裂し腕だけ残して吹き飛ばす!
屍鬼:「ぐば…?!」
屍鬼:ばぁん!
屍鬼:上体が炸裂し、崩れ落ちる!
GM:ではつづいて白南風さんの手番!
白南風白蘭:マイナーなし!
白南風白蘭:メジャーで≪スパークウェッジ≫対象屍鬼3
白南風白蘭:侵蝕72-74
白南風白蘭:5DX+25
DoubleCross : (5R10+25[10]) → 7[1,1,7,7,7]+25 → 32

屍鬼:固定値がデカすぎる
屍鬼:回避!
屍鬼:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[6,7,9,9,10]+9[9] → 19

屍鬼:お前はがんばった…
屍鬼:ダメージどうぞ!
白南風白蘭:4D10+8+3D10
DoubleCross : (4D10+8+3D10) → 26[3,5,10,8]+8+23[10,7,6] → 57

白南風白蘭:HP5-2
屍鬼:だから強いって!!
屍鬼:死にます!
白南風白蘭:ヤッタヨネ!
白南風白蘭:「お返しですよ~」
白南風白蘭:無事なほうの腕をゆっくりと掲げ、
屍鬼:「……?」
屍鬼:ぴくり、と何かの気配を感じ杭の追撃を止める。
白南風白蘭:明らかに不自然な体制で、大火力の射撃を乱射する。
白南風白蘭:一発ごとに反動で銃口が跳ねるのを、全身の力で無理やり抑え込む。
白南風白蘭:閃光と共に、耳をつんざく甲高い射撃音が、クレバスに何度も響き渡る。
屍鬼:「!?」
屍鬼:「が……ば……」
屍鬼:反撃を知覚出来ず、その場で蜂の巣となって崩れ去る。
屍鬼:屍鬼3体、全て戦闘不能。
屍鬼:ミドル戦闘を終了します。
白南風白蘭:ジャームが動かなくなったのを確認して、
白南風白蘭:ようやく自身の体液にまみれて硝煙を燻ぶらせる銃口を収納する。
GM:……異形の怪物が崩れ去り
GM:谷底に静寂が訪れる。
白南風白蘭:「片付きましたね~。ご無事ですか?河合支部長」
河合奏:「……ああ、無事だ」
河合奏:腹に刺さった腕を抜き、投げ捨てる。
GM:戦闘状況を終えた君たちは、ようやく谷底の景色を認識するだろう。
GM:……腐った血肉と脳漿の中を、腕を吹き飛ばされた子供がもがいている。
白南風白蘭:「……?」
GM:足を失った女が岩壁にもたれ、その傷口には夥しい蛆が湧いている。
GM:腐臭の中で、その呻き声だけが響いている。
GM:「いたいよ…いたいよ…」「うう…うう……」
GM:「だれか……れ……か……」「うぁああ…なんで……」
GM:それは、まさしく地獄だった。
河合奏:子供の下へと駆け寄る。
河合奏:彼らはジャームですか?
GM:少なくとも異形には変貌していません。
GM:子供の元へ駆け寄った君は
GM:彼らは皆、目蓋を縫い合わされていることに気付く。
GM:子供は君の腕の中で力なく項垂れる。
GM:痛みに叫ぶ気力さえ無いようだ。
白南風白蘭:「…………」こういう時、どうしたらいいのか。
白南風白蘭:思考が追い付かず、数秒硬直して。
白南風白蘭:とりあえず、女性の方に駆け寄る。
白南風白蘭:「あ、あ……大丈夫、ですか?」
GM:では、1人の怪我人に近づいた白南風さんには分かる。
GM:どうして彼らが集められたのか、その目的はわからない。
GM:しかし、明白なのは
GM:ここは『廃棄場』だ。
GM:何に使うわけでもなく、何の糧にするでもなく
GM:ここにあるものは、ただ『要らないから』、ここに捨てられた。
GM:実験施設で育ち、今もそれを主導する支部に席を置く君には
GM:直感的に、それが理解できる。
白南風白蘭:(…………)
白南風白蘭:人を殺すのには、それなりに手間もかかる。
白南風白蘭:ここは誰にも見つからない山中の、谷の底だ。成程、確かに理解はできる。
白南風白蘭:だが……
傷ついた女性:「……こ…して」
傷ついた女性:「ころ……して…」
傷ついた女性:女性はうつむいたまま、呻くようにそう言う。
白南風白蘭:「……痛い、ですか?」
傷ついた女性:「いたいよ……もういやだよ……」
白南風白蘭:「……苦しい、ん、ですよね」
傷ついた女性:「うう……うううう……」
傷ついた女性:答えの代わりに、震え泣く。
白南風白蘭:「……」
白南風白蘭:白南風から見てこの人達は助かりそうですか?
GM:少なくともこの女性は助からないでしょう
GM:どのような措置を施しても、傷口の腐敗と全身の壊疽が始まっている。
白南風白蘭:恐らくこの人は、もう助からないだろう。
白南風白蘭:病院に勤めていたから、少しは覚えがある。
白南風白蘭:もう助からない人間を、寄ってたかって無理やり延命させて、いたずらに苦しみを長引かせる人々。
白南風白蘭:何故だろう、と思っていた。理解ができない、と。
白南風白蘭:人間以外の動物は、弱ればそのまま死ぬだけだ。
白南風白蘭:死んで他者の餌になる。そうして世界は回っている。
白南風白蘭:だが……
白南風白蘭:目の前で苦しみにあえぐこの人が、自分がこれまでに出会った、数少ない興味を惹かれた人々であっても。
白南風白蘭:自分は迷わず、殺せるだろうか。
白南風白蘭:「あなたは……」
傷ついた女性:「どうしたの……早くしてよ…」
傷ついた女性:「はやく…はやく楽にして……」
白南風白蘭:「……はい」
白南風白蘭:「あなたは……もう、苦しまずに済みます」
白南風白蘭:女性からも見えるように、銃口を彼女の頭に突きつける。
白南風白蘭:「きっと、天国……でしたっけ。」
白南風白蘭:「あなたの宗教観は分かりませんが、そういうところに行けますよ」
傷ついた女性:「……」
傷ついた女性:項垂れたまま、微笑む。
白南風白蘭:女性の反応が変わらないのを見て、ゆっくりと引き金を引く。
傷ついた女性:「――ありが
GM:びしゃ
GM:脳漿が岩壁に跳ねる。
白南風白蘭:「…………」
白南風白蘭:返り血も拭わずに、しばらくその場で屈んだまま、微動だにしない。
白南風白蘭:やがて、深く息を吐いて立ち上がる。
白南風白蘭:「……河合支部長」
白南風白蘭:「私は…………」
白南風白蘭:「…………」
白南風白蘭:言葉に詰まる。
白南風白蘭:言うべきか迷っているのか、言うべきことが分からないのか。
白南風白蘭:自分でも分からない。
河合奏:「……無理に何かを言わなくてもいい」
河合奏:「それでも何かを言いたいなら、聞くくらいは出来るが」
白南風白蘭:「……私、何だか、おかしいんですよ」
白南風白蘭:「UGNに来てから、でしょうか」
白南風白蘭:「迷うはずののない場面、迷うべきでない場面で、しばらく思考が停滞するんです」
白南風白蘭:「今だってそうです。あの人はもう助からなかった。」
白南風白蘭:「現代医療でも安楽死、尊厳死は事実上認められてます」
白南風白蘭:「迷う必要なんてなかった。一秒でも早く、殺してあげるべきだった。そうでしょう?」
白南風白蘭:「私、何かされたんでしょうか?UGN……第四支部で」
白南風白蘭:「あの人……日馬支部長ならやりかねないと思うんです。寝てる間とか、無意識のうちに、とか」
白南風白蘭:「私……」
白南風白蘭:そこで初めて、ひどく不安そうな顔をして。
白南風白蘭:「元通り、治りますよね?」
河合奏:「……最初に、一つ」
河合奏:「日馬は確かに趣味が悪くて胡散臭い実験魔だが」
河合奏:「お気に入りに手を入れて経過観察なんて真似はしない」
河合奏:「君が自然な君であること、君自身の意思で変化することを望むだろう……おそらく」
河合奏:「次に、もう一つ」
河合奏:「その停滞も、迷いも。病気じゃない。君自身の心の変化だ」
河合奏:「あるいは、変化というより誕生かもしれないが。」
河合奏:「だから、治りはしない。もとより病気でもなんでもないんだ」
白南風白蘭:「私、自身の、意思? 心の、変化……?」その声は、震えていた。
白南風白蘭:「わ、」
白南風白蘭:「わからない」
白南風白蘭:まるで、親を失った迷子のように。
白南風白蘭:「私って、何なの……?」
白南風白蘭:全てから逃げようとするように、耳を塞いで、蹲る。
GM:『白南風白蘭』を象る、光の像が揺らぎ、瞬く。
GM:河合奏はその傍らに見る。
GM:蟷螂の怪物が、その前脚を祈るようにこすり合わせ、竦んでいる。
白南風白蘭:「…………」
河合奏:その前に立つ。
河合奏:うずくまる彼女"幻影"ではなく、その後ろの『白南風白蘭』と視線を合わせるように。
河合奏:「……分からないことは、恐ろしいだろう。」
河合奏:「今までの自分と今の自分が、知らない間に変わることがどれだけの恐怖か」
河合奏:「全部とは言わないが、少しなら私にもわかるよ。」
河合奏:「だから、断言しよう」
河合奏:「どれだけ君が変質しようと、傍に居るものがいる」
河合奏:「……日馬はあれで面倒見がいいからな。放り出すなんてできないし、したがらない」
白南風白蘭:河合支部長の言葉に、何かを感じ取り、小さく首をもたげる。
白南風白蘭:「あなたにとっても……」
白南風白蘭:「そういう人が、いるんですか?」
河合奏:「ああ。過保護と心配症の抜けきらない家族がな」
河合奏:「それに、どこへ走ろうと着いてくる仲間も。ここは、」
河合奏:「そういう場所なんだよ。一人になる方が難しいくらいに」
河合奏:腕の腕章を誇るように。晴れ晴れしく、笑う。
白南風白蘭:「……私は……」
白南風白蘭:「私には、まだ、分かりません。それが私にとって何なのか。」
白南風白蘭:「毒なのか、薬なのか、どういう意味を持って、どんな変化をもたらすのか」
白南風白蘭:「……いつか」
白南風白蘭:「私にも、分かるのでしょうか?」
河合奏:「分かるさ。君はこれからも変わり続ける、ならば分かる日がいつか来る」
白南風白蘭:「…………」
白南風白蘭:身を起こすと、その姿は瞬く間に美しい女性のそれへと戻っている。
白南風白蘭:「……すいません」
白南風白蘭:「お、お見苦しいところを、お見せしました」
白南風白蘭:耳を僅かに赤く染め、河合支部長から見えないように顔を背ける。
河合奏:「気にしなくていい。こちらとしては役得なくらいだ」
白南風白蘭:「や、役得って……」
河合奏:「今度日馬への自慢のネタにでもさせてもらおう。……さて」
河合奏:「支部に救援を呼ぶ。彼らをこのままにはできない」
白南風白蘭:「……そうですね」
GM:君が携帯を取り出し、支部へと連絡を取ろうとした時
GM:ず…ぐしゃあっ!!
GM:手元の端末がねじ切れ、砕け飛ぶ!
GM:…一瞬早く手を引かなければ、腕ごと吹き飛んでいただろう。
屍鬼:「……ううぁああああ…」
屍鬼:「にぐぅうう……」
屍鬼:眼窩を縫い合わされたジャームが、闇の奥から次々に現れる。
河合奏:「……残っていたか」
白南風白蘭:「まだ、こんなに……」臨戦態勢に。
GM:君たちの背後にも、気がつけばジャームは回り込んでいる。
屍鬼:「ううぅ…ばあぁああ…」
屍鬼:「にぐ!にぐうううううう!!」
白南風白蘭:「あら~……すいません、私がぐずぐずしてたせいですね~」
河合奏:「いや、どちらにせよ死傷者の確認、回収は必要だった」
河合奏:「救護作業中に後ろから襲われるよりはいい」
GM:そう応えながらも、君には理解できる。
GM:この地形、谷底の視界。そして怪我人を保護しながらの戦闘。
GM:何よりも残る敵の数が把握できない不利。覆すのは並大抵の事ではない。
GM:――「時間稼ぎはダメだ。ここで仕留めよう」。
GM:君の弟、河合響の言葉が、脳裏に過るかもしれない。
河合奏:「……白南風」
白南風白蘭:「はい。二人でなんとか包囲を破って……」
河合奏:「撤退はしない。殲滅する」
白南風白蘭:「……えっ!?」ぎょっとして河合支部長を見る。
白南風白蘭:「こ、この数ですよ!? 私たち二人だけで……」
河合奏:「無謀は承知だ。それでも」
河合奏:「守るべきものがここに居る」
河合奏:子供たちに目をやる。その生がどれほど苦しくても、まだ生きてる人間が要るのなら。
河合奏:背を向けるなど、出来るはずもない。
白南風白蘭:「……はぁ」深く溜息。
白南風白蘭:「日馬支部長とあなたが親しくしていられる理由、分かった気がします」
河合奏:「付き合わせて悪いな。だが、これがうち流だ」
白南風白蘭:「まったく……」両の腕から、銃を展開する。
白南風白蘭:「えらい支部に来ちゃったみたいですねえ」
屍鬼:「ばぁああああああああ!!」
屍鬼:一頭のジャームが咆哮!堰を切るように殺到する!
屍鬼:爪、牙、重力波、血の刃
GM:いくつもの死線が君たちへと向かう中で
GM:2人は、もう一つ、別の音を聞く。
GM:ジャームの唸りでも、怪我人たちの呻きでも、凶器が風を切り迫る音でもない。
GM:がが が がが っ
GM:破砕音が岩肌を削り、崖を降りてくる。
白南風白蘭:「……!?」
白南風白蘭:ジャームから気を逸らさないようにしつつ、一瞬だけそちらに目を向ける。
日馬 美礼:「くふふ。うん、最高の場面だけど、お邪魔するよ」
日馬 美礼:マシンアームで支えられた人影が、崖岩を削りながら滑り降りてくる。
白南風白蘭:「み」
白南風白蘭:「美礼さん……!?」
白南風白蘭:驚きすぎて、幻影がぼやける。
日馬 美礼:「いやぁ、ここで最後まで見守れないあたり、責任ある立場って辛いよね」
屍鬼:バキィッ!!
屍鬼:「ぐが!?」
屍鬼:アームに殴り飛ばされ、一頭が吹き飛ぶ!
日馬 美礼:「ああ。ぼくだけじゃないぜ?」
月見ノノ子:「……全く」
月見ノノ子:「デカいペットって、むやみに飼うべきじゃない」
月見ノノ子:光球が宙に浮かび、周囲を舞う。
屍鬼:「……あ…う?」
屍鬼:光に引き寄せられるように、同士討ちを始める。
屍鬼:ばぎっ!ずしゃ!
河合奏:「こんなところでお前を見るなんて、明日は雪でも足りないな。」
河合奏:「もう一度ミサイルでも降るか?」
白南風白蘭:「み……」表情がぱっと輝きかけて。
白南風白蘭:咳払い。
白南風白蘭:「……支部長。どういうことですか?」
月見ノノ子:「どうもこうもないわ」
月見ノノ子:「こいつの性格が最悪で……あと」
月見ノノ子:「アンタは結構、大事にされてるのよ」
月見ノノ子:2人をジトっと横目に見つつ、ジャームを撹乱していく。
日馬 美礼:「いやあ。種を明かせば簡単でね?」人の悪い笑み。
GM:――君は、実体の腹部の辺りに
GM:そこで始めて、小さなゴミのような何かがくっついているのに気付くかもしれない。
日馬 美礼:「全部聞いてた」
白南風白蘭:「………………」またフリーズする。
白南風白蘭:「え、え、え」
日馬 美礼:「そりゃ、奏ねえさんのとこにきみを送り出すんだもの。」
日馬 美礼:「刺激強すぎて動けなくなるくらいは想定してたさ」くふふ。と笑う。
日馬 美礼:「しかしいい顔だねえ。白南風くん、できれば別の顔も見たいけど、それは後にしようか」
白南風白蘭:「ぜ、ぜ」
白南風白蘭:「全部、全部聞かれ……?」
日馬 美礼:「かわいかったよ」
月見ノノ子:「笑えたわ」
日馬 美礼:「いや。最高だったね。期待以上だ。これだから正義の味方はやめられない!」
河合奏:「……すまない、白南風。私はまだ、こいつの邪悪さを甘く見てたみたいだ」
白南風白蘭:「………!!…………!!」
白南風白蘭:「~~~~~~~~~~ッ!!~~~~~~~~~!!!!!」声にならない激しい叫びを上げる。
GM:……。やがて激しい戦闘の後
GM:ジャーム達は全て倒れ、今度こそ谷底は静寂を取り戻す。
白南風白蘭:隅で膝を抱えている。
月見ノノ子:「住良木たちも上に来てるから。動かすとショック症状になりそうな重傷者だけ応急処置して全員運び上げる」
日馬 美礼:「うん。覚醒兆候出てる子達の侵蝕率検査は厳に。危なそうなやつは別途チャンバーに移送の手配。よろしく、月見くん」
月見ノノ子:「了解。……そっちの虫も図体でかいんだから、いじけるのに気が済んだら手伝いなさいよ。いいわね」
月見ノノ子:めんどくさそうに1つ目を顰めて、去っていく。
白南風白蘭:「……河合支部長、このまま第六支部で正式に雇用していただけませんか?」
白南風白蘭:「第四支部、辞めたいんですが」
河合奏:「あー、本気なら止めないし受け入れるが」
日馬 美礼:「そりゃ寂しいなあ。話したいことはまだまだあったんだけど」
白南風白蘭:きっ、と日馬支部長に向き直り、
白南風白蘭:「ばか!」
白南風白蘭:「知りません!知らない!何なんですか!こんなの!」
白南風白蘭:「私がどんな思いで…!私バカみたいじゃないですか!人の事をなんだと…!」
白南風白蘭:「なんなんですか!ばかなんじゃないですか!知りません!もう知らない!みんな嫌いです!!」
日馬 美礼:「うん。そのかおは初めてだな」
日馬 美礼:「無事でよかった」
白南風白蘭:「…………!!」
白南風白蘭:「……………」
白南風白蘭:「……………………………」
白南風白蘭:「……………………………………………………はい」
白南風白蘭:気が抜けたというか、反抗するのも馬鹿らしくなったというか、もしくは他の色んな理由か、
白南風白蘭:とにかくしおらしく大人しくなって黙り込む。
日馬 美礼:「うん」
日馬 美礼:「それじゃ、あとすこし、がんばっておいで。それから、ゆっくり考えたらいい」
日馬 美礼:「……うん」
日馬 美礼:「じゃあ、河合さん。ここの対処は第四が請け負うから。戦力は、残念ながら出せないけどね」
河合奏:「分かった。……これは、善意の忠告だが」
河合奏:「あまり遊びすぎるなよ。本当に家出されても知らないぞ」
日馬 美礼:「泣きに行くから、そのときはよろしくね。奏ねえさん」
日馬 美礼:くふふ。と笑って。
GM:---
GM:シーン終了。ロイス購入が可能です。
河合奏:ロイスは白南風さんへの感情を〇信用/猜疑心から〇信頼/同情へ書き換え
GM:信用が、信頼へ…
河合奏:購入はいつものボデマチャレンジ
河合奏:2dx+2
DoubleCross : (2R10+2[10]) → 6[5,6]+2 → 8

河合奏:以上です!
白南風白蘭:河合さんのロイスをP信頼に変更して〇信頼/食傷 に
GM:信頼が通い合う!
河合奏:やったぜ
白南風白蘭:日馬さんへのロイスを〇おいしそう/偏愛 から 〇おいしそう/憤懣 へ
河合奏:拗ねちゃったw
GM:www
GM:怒ってる!!
白南風白蘭:そりゃ怒るだろ!!
日馬 美礼:うん。怒られる覚悟はしとくよ。待ってるから
白南風白蘭:こっこっこの女~~~~~~
河合奏:本当そういうとこ
白南風白蘭:購入は応急チャレンジ
白南風白蘭:応急チャレンジ!!
白南風白蘭:1DX>=8
DoubleCross : (1R10[10]>=8) → 1[1] → 1 → ファンブル

白南風白蘭:も~~~~~~!!!!!!
河合奏:調子崩してる!
GM:www
GM:かわいいなあ!
白南風白蘭:応急手当キット使います
白南風白蘭:2+2D10
DoubleCross : (2+2D10) → 2+8[4,4] → 10

白南風白蘭:HP10点に
白南風白蘭:以上!

ミドル:天城康介&五色沼伍堂

GM:OK!それではミドルの続き!
GM:前半戦の白南風さん河合さんパートを終えまして
GM:一方その頃ゴドーさん天城くんは!というところ!
GM:シーンプレイヤーはお二人!登場どうぞ!
天城康介:1d10+65
DoubleCross : (1D10+65) → 4[4]+65 → 69

五色沼伍堂:1d10+64
DoubleCross : (1D10+64) → 10[10]+64 → 74

GM:---
GM:第六区画・繁華街
GM:---
GM:君たちは情報を元に、フードの人物の出没場所とされている
GM:区画内の繁華街へとやってきた。
GM:平日の昼間ながら、人通りも多い。
GM:フードの人物は、やはり個人ではなく複数人存在するらしく
GM:男、女、若者、老人。様々な層で構成された集団らしい。
GM:人波に注意を払いながらも、君…天城康介は
GM:ふとした疑問を思い浮かべるかもしれない。
GM:傍らには湖側の探索を退き、君との同行を選んだ支部長補佐の五色沼伍堂。
GM:それとはなしに、河合と白南風の間にある剣呑な雰囲気を感じていたからか
GM:彼がこちらに出張る事になった決め手とはなんなのだろう、と考えるかもしれない。
天城康介:「…なんかさ。ごめんな、伍堂先生」
天城康介:そんな疑問が浮かんだからか。ふと、そんな言葉を口にする。
五色沼伍堂:「?」
五色沼伍堂:特に心当たりもないので、目線で続きを促す
天城康介:「いや、伍堂先生って、支部長の…ええと、主治医みたいな感じだろ?」
天城康介:「じゃあさ、あっちの方について行きたかったんじゃないか、って」
五色沼伍堂:「ああ、そのことか」
五色沼伍堂:「確かに普段は行動を共にすることが多い。それが僕に与えられた役割でもある」
天城康介:「あんな体質だもんな、支部長。はじめの頃はそりゃあ驚いたもんだけど」
天城康介:なにせ、クールな男だと思っていたら、次の日には同い年くらいの女子になっているのだから。
五色沼伍堂:「今回もそのつもりではあった、が……」
五色沼伍堂:「お墨付きをもらってしまったからな。こっちが気になっているのはバレていたらしい」
五色沼伍堂:「それと、今回は支部長たちだけでもどうにかなる予感がしているんだ」
天城康介:「うん、俺もそう思う。支部長は強くて頼りになるし、白南風さんも……」
天城康介:「いや、白南風さんは正直よく分からない人だけど。あっちはあっちで上手くやってる、と思う」
天城康介:「……ん?じゃあさ、伍堂先生が、こっちで気にしてるのって、俺と同じ」
天城康介:黄泉還り。そのフレーズを、呟くように声に出す。
五色沼伍堂:「……」
五色沼伍堂:「そう。僕なりに思うところがあってね」
天城康介:「それってさ」
天城康介:「聞いてもいいことかな。なんつーか、伍堂先生って…」
天城康介:「優しいんだけど、妙に覚悟が決まってるというか。医者なのに、支部長と一緒に前線に立つこと多いし」
天城康介:「どんな人なんだろう、って思ってた。たぶん、俺以外の人も」
五色沼伍堂:「無理もないか。そうだな……」
五色沼伍堂:「僕は第六支部<ここ>に来る前、UGNの医療班にいた。医療班にはいくつかのセクションがあって」
五色沼伍堂:「支部や附属病院で普通に医者をやる以外にも、R事案の現場で動くチームというのがいる」
五色沼伍堂:ろくろを回しながら説明する
天城康介:「ああ、例えば……」
天城康介:「ニュースとかドキュメンタリーで見たよ。戦場を飛び回ったりする医者の話」
五色沼伍堂:「そう。いわゆる衛生兵のような形でエージェントを支援したり、巻き込まれた民間人の救護なんかもある」
五色沼伍堂:「……僕がいたのはその中でも特殊なチームでね。最も危険で、最も技術が要求されるところだ」
天城康介:「…それって」
天城康介:どんなところだろう、と。興味が半分、そして。恐れが、半分。
五色沼伍堂:「ジャーム対策班、とでもいえばいいのかな」
五色沼伍堂:「厳密にはジャーム化の恐れのあるオーヴァードも含まれるけど」
五色沼伍堂:「そういった連中を鎮圧し、必要とあれば捕獲、治療、ないし“処分”する」
天城康介:「そういうこともやるのがUGN、だもんな」
天城康介:納得はしつつも。そんな凄惨な現場と、目の前の男は、すぐには結び付けられない。
五色沼伍堂:「僕がやっていた、というか、僕に要求されていたのは」
五色沼伍堂:「専ら鎮圧、そして処分の部分にあたる」
五色沼伍堂:「現場でのレネゲイド鎮静施術なんてのはとてつもない専門技術でね。凡百のオーヴァードにはとても真似できない」
五色沼伍堂:(ニット帽をかぶった“凄腕”のオーヴァードが脳裏に浮かんでいる)
九丘冥(イメージ映像):ドヤッ
天城康介:「そう、だよな。…俺も、基本の訓練を受けちゃいるけど」
天城康介:「生きるだけで、精一杯だ。そん中で、倒すんじゃなくて鎮めるってのを狙うんだとしたら」
天城康介:「……うん。そりゃあ、凄腕って呼ばれてもおかしくない」
五色沼伍堂:「話がそれたか。まあそういったことで、立場上、生き死にというやつを多く見てきたんだ」
天城康介:「……生き死に」
天城康介:言葉を繰り返す。4年前、目の前で多くの”死”は見たけれど。
天城康介:生かすか、殺すか。そんな決断を迫られたら、自分は――。
五色沼伍堂:「だから引っかかってしまったというわけだよ。『黄泉がえり』に、ね」
天城康介:「じゃあさ、先生は」
天城康介:改めて、隣にいる男の目を見据える。
天城康介:「もし、誰でも好きな奴を黄泉還らせることが出来る、ってことになったら」
天城康介:「そん時は、どうするんだ?」
五色沼伍堂:「決まっている」
五色沼伍堂:ふう、と息を吐いて
五色沼伍堂:「蘇らせたい相手なんてものは、いない」
天城康介:「……誰も?」
天城康介:自分よりも、ずっとたくさんの生死に触れてきたのなら。
天城康介:きっと何かあるんじゃないか。そう、思い込んでいたけれど。
五色沼伍堂:「終わったものにしがみつけるほど、僕は人間ができていないのさ」
天城康介:「参った。いや、自分がまだまだガキだってのは自覚してるつもり、だったんだけど」
天城康介:「俺さ。こっちに来るって決めたのは、なんとなくモヤっとしたから、ってだけなんだ。」
天城康介:「俺が先生みたいに、こうだ、って思いがあるかどうか聞かれたら」
天城康介:「……正直、分からない」
五色沼伍堂:「でも、君の中で引っかかる何かがあったんだろう」
天城康介:「ああ。……たぶん、それを見逃すと、ずっと後悔するんじゃないかって。」
天城康介:「それだけは、強く感じてる」
五色沼伍堂:「理屈なんてものは後付けでも構わない。己の衝動を燃やせるか、前に進めるか」
五色沼伍堂:「オーヴァードに必要なものなんて、大抵そんなものさ」
天城康介:「そっか。結局、俺達はどこまでいっても」
天城康介:「人間、なんだな。……人間のままで、いたいんだ」
GM:そうして、君たちが話していると
GM:……道沿いの喫茶店。二階席の窓の中。
GM:フードで顔を覆った横顔が見える。
GM:そしてその向かいに座っているのは……。
綾瀬真花:「……」
綾瀬真花:君のクラスメイト、綾瀬真花だ。
天城康介:「…真花…?」
五色沼伍堂:「……あまりいい状況じゃなさそうだ」
天城康介:「…ああ」
天城康介:無意識に、姿勢は前のめりに。きっかけがあれば走りださんばかりに。
GM:では君たちは走り出したい気持ちを抑えつつ
GM:早足で店の中へと入る。
GM:---
綾瀬真花:「……本当、なんですか?」
綾瀬真花:恐る恐る、目の前の相手の言葉を
綾瀬真花:言葉というよりも、その『相手』が
綾瀬真花:眼の前に存在していることそれ自体を確かめるように
綾瀬真花:視線を送る。
???:「信じられなくても仕方ない」
???:「けれどこれは事実なんだ。そして君にも」
???:「『奇跡』を手に出来る可能性はある……」
???:スッと、手を伸ばし、真花の頬に触れようとする。
天城康介:その時。階下から、やや騒がしい声と、階段を一足飛びに駆け上がる音がして。
天城康介:「やめろ、真花…!」
天城康介:2階に、転がり込むような勢いで駆けつける。
???:「へえ……」
綾瀬真花:「天城くん!?」
天城康介:そのままの勢いで、真花とフードの男が座る席へと駆け寄って。
天城康介:「…お前が何をしたいのか、そんなことは分からないけど」
天城康介:「真花に、手を出すな」
天城康介:真花の頬へと伸ばされていた腕を、掴む。
???:「……」
???:引き抜けない。力を込めても動かない。
天城康介:強く掴んで、離しはしない。
???:「……はは」
???:「ふふふふふっ」
綾瀬真花:「待って!天城くん!その人は!」
???:「場所、変えようか」
???:ずおっ!!
???:ワーディングを展開!
天城康介:「なッ…!?」
綾瀬真花:「っ…!」
綾瀬真花:気を失い、君の方に倒れ込む。
GM:真花や店内の客たちは、一斉に崩れ落ちる!
天城康介:それまで、男の腕を掴んでいた手をあっさりと放して。
天城康介:倒れてきた真花を、両腕でしっかりと抱き止める。
GM:がしゃぁん!!
GM:振り向いた時には、既にフードの人物は
GM:路地に飛び降りている。そのまま雑踏に向けて駆け出す!
天城康介:「あいつ…!」
天城康介:追うべきだ。それは理解しているが、しかし。
五色沼伍堂:「奴を追ってくれ。君の“脚”ならいけるはずだ」
五色沼伍堂:処理班を呼びつつ周囲の人間を介抱する
天城康介:「悪い、先生。真花を頼む」
天城康介:そっと真花の身体を床に横たえて。ガラスが割れた窓に片足をかけて。
天城康介:もう一度、ちらりと後ろを振り返る。不安は、大きいけれど。
天城康介:「…っ!」
天城康介:ぐっ、と窓枠にかけた足を踏み込む。身体が宙に躍る、その直後。
天城康介:初めから、そこには何もいなかったかのように。何の痕跡も残さず、姿が掻き消えた。
GM:---
GM:高架下
GM:---
???:薄暗い高架下を駆ける。駆ける。
???:しかし……既に行く先に待ち構える影!
天城康介:「悪いけど、逃がさない」
???:「いや、悪くない。これでいい」
???:「……いいの」
???:薄暗い影の中、フードを外す。
天城玲子:「……康介」
天城玲子:その下から現れたのは
天城玲子:天城玲子。四年前、『崩落戦』に巻き込まれ命を落としたはずの
天城玲子:君の姉だ。
天城康介:「…………」
天城康介:「姉、さん…?」
天城玲子:「康介……ごめんね、会いに行けなくて」
天城玲子:「ずっと一人ぼっちにしてごめんね」
天城玲子:俯きながら、ぽつり、ぽつりと。四年前と変わらない声が高架下に響く。
天城康介:「…違う、支部長は確かに、あの時俺以外に誰も」
天城康介:助けられなかった、と。
天城康介:自分自身が半身とも言える弟を失った直後だというのに、他人のために悔いてくれた。
天城玲子:「そう、それは事実かもしれない」
天城玲子:「でも、康介。私達のことを知ってるんでしょ。きっとそうよね」
天城玲子:「だから探してたんだよね」
天城康介:「じゃあ、今ここにいる姉さんは…」
天城玲子:「……ええ」
天城玲子:自分の胸に手をやる。
天城康介:私達。そう言われて、血が上った頭に、冷たいものが戻る。
天城康介:「還って、きたのか」
天城玲子:「……」
天城玲子:にっこりと、肯定の微笑みを返す。
天城玲子:「康介も手を貸して。この方法なら」
天城玲子:「もっと多くの人達も、取り戻せるかもしれない」
天城玲子:「康介の力も必要なの」
天城玲子:「お父さんも、お母さんも」
天城玲子:「みんな元に戻るのよ。また私達、家族で暮らせるの……」
天城康介:そして、ひょっとしたら。あの時、自分のせいで死んでしまった誰かも。
天城玲子:「さあ、一緒に来て。康介」
天城玲子:「会わせたい人たちが沢山いるの」
天城玲子:君に手を差し伸べる。
天城康介:そっと伸ばそうとした手は、震えている。
天城康介:ついさっき、真花の頬に伸ばされていた手を掴んだ時のような力強さはない。が。
天城康介:「……やっぱり、違う」
天城玲子:「?」
天城玲子:首を傾げる。
天城康介:「違うんだ、姉さん。戻ってきて欲しい、還ってきてほしい。」
天城康介:「そう思ってたのは、確かに俺の方だ。でも」
天城康介:「それは、駄目だ。……俺だけ、4年前に戻ったら、それは」
天城康介:「これまでの4年間が、なかったことになる。…そんなこと、俺には」
天城康介:4年前、自分を助け出してくれた人たち。独り立ちできるまで育ててくれた人たち。
天城康介:出会って、そして別れた人たち。
天城康介:「俺には出来ないよ、姉さん」
天城玲子:「どうして?」
天城玲子:「みんな戻ってくるんだよ?」
天城玲子:「何も無くなるわけじゃない。取り戻すだけ」
天城玲子:「みんなと一緒に、また康介も歩き出せるんだよ?」
天城玲子:「失われるものなんてない。みんなで幸せになろう」
天城康介:「……その”みんな”の中に」
天城康介:「あいつは。矢神は、いない」
天城玲子:「あの子のことを気にしているの?」
天城玲子:「康介は優しいね……けど」
天城玲子:「犠牲が必要なの。私はそれで当然だと思う」
天城玲子:「誰かが引き換えにしなきゃいけない。あの子達は」
天城玲子:「この四年間、十分に生きたよね?」
天城玲子:「それであの日失われたみんなが戻ってくるなら、それは」
天城玲子:「……釣り合っている。」
天城玲子:「生と死が入れ替わるだけ。何も歪んでいないの」
天城康介:「……そうか。姉さんが、そう言うのなら」
天城康介:本当に黄泉還った姉なのか、姉のような何かなのか。それ以前に。
天城康介:「ごめん。姉さんは、俺の敵だ」
天城玲子:「敵……?」
天城玲子:姉の顔で、また首を傾げ
天城玲子:『何か』が微笑む。
天城康介:「その顔で。その声で。俺に、誰かを犠牲にしろ、と」
天城康介:「そんなことを、囁くんなら。俺は、姉さんを」
天城康介:「あんたを、許せない」
天城康介:そう告げて、延ばしかけていた手を止める。震えは、ない。
天城康介:そのまま半歩分距離を詰めて。パァン、と乾いた音が高架下に響く。
天城康介:「…これが、俺の答えだ」
天城康介:姉の頬を張った手を、ぐっ、と握りしめる。
天城玲子:「……」
天城玲子:数歩、よろめいて
天城玲子:「ふふ」
大河原メルセデス?:「ふふふふ」
大河原メルセデス?:ジジッ
綾瀬真花?:「ふふふふっ」
綾瀬真花?:ジジッ
天城康介:「…お前…!」
矢神秀人?:「あはははははっ」
矢神秀人?:ジジッ
天城玲子:光の粒子によってシャッフルされるように、姿が入れ替わり
天城玲子:また元に戻る。
天城玲子:「どうして……拒もうとするのかなぁ」
天城玲子:「本当のことしか言ってないのに」
天城玲子:「あはははははははははははははは!!!!!!!!!」
天城康介:「本当だってのなら、余計に」
天城康介:「俺は、あんたを……!」
天城玲子:ジジッ
天城玲子:ジジジジッ
”アケローン”:「僕は『アケローン』。此岸と彼岸を分かつ河」
”アケローン”:ノイズのように姿を歪ませながら、光の粒子を纏う。
GM:――ミドル戦闘に入ります。
GM:マップは以下。
GM
”アケローン”
10m
PC

GM:エネミーの行動値は15です。
GM:セットアップから。エネミーはなし。
天城康介:浸蝕80に届いていないので、セットアップはありません。
”アケローン”:ではエネミーがメインプロセスへ
”アケローン”:マイナーで骨の銃+形状変化:柔、メジャーでコンセントレイト+オールレンジ+小さな塵
”アケローン”:武器生成+ガード値を高めつつ、攻撃に移ります
”アケローン”:16dx7+3
DoubleCross : (16R10+3[7]) → 10[1,1,2,2,3,3,4,4,5,5,6,7,7,8,9,10]+10[1,5,7,8,9]+10[1,8,10]+10[6,10]+10[10]+6[6]+3 → 59

”アケローン”:殺!!
天城康介:殺意が高い!
天城康介:ガードします。素手なので意味はありませんが…!
”アケローン”:6d10+18
DoubleCross : (6D10+18) → 38[7,10,7,8,3,3]+18 → 56

”アケローン”:諸々有効!
”アケローン”:そしてダメージによって、餓鬼魂の使いが起動します
”アケローン”:3ランクの邪毒を付与!
天城康介:ぐ、グワーッ!?
天城康介:HPは5なのでリザレクト!
天城康介:1d10+69
DoubleCross : (1D10+69) → 1[1]+69 → 70

天城康介:ぇぇー…
”アケローン”:「康介……康介……ふふふふ。あは」
"アケローン":ビシュッ ビシュッ!!
"アケローン":光の弾丸が君を貫く。
"アケローン":その光条を、君は知っている。
"アケローン":……矢神秀人の胸を貫いたものと同じだ。
天城康介:「っ、ぁ…!」
"アケローン":「『特異点』。この程度なら」
"アケローン":「役には立たないかな」
"アケローン":姉と同じ顔で微笑みながら、弾丸を放ち続ける。
天城康介:「お前。お前が……!」
天城康介:「お前が、矢神を…!」
天城康介:幾筋もの光条に貫かれ、削られ。それでも、一歩。
"アケローン":「そう、矢神秀人。彼は欲深かった」
"アケローン":「五人も望んだ人間は流石に彼だけだったよ」
"アケローン":「余りに要求が多いから、こちらも聞き返したんだ」
"アケローン":「それなら君も相応に代償を負うと」
"アケローン":「……ふふ。構わないと言ってたよ」
"アケローン":「だから、この結果にも彼は納得してるんじゃないかな」
"アケローン":「代償には、望みそれそのものが絶たれるということも含まれるんだから」
天城康介:そうだ。目の前の何かが言っていることは、よく分かる。
天城康介:矢神の願いが大それたものだということは。
天城康介:けれど。例え、矢神が納得していたとしても。
天城康介:「俺が」
天城康介:「俺が、認めない。あいつの願いも、あいつの終わり方も、俺が…!」
GM:PCの手番へ。
GM:メインプロセスをどうぞ。
天城康介:はい。ミドルですが全力で。マイナーで《完全獣化/一角鬼/ハンティングスタイル/縮地》。浸蝕82へ。
天城康介:《縮地》の効果で、アケローンと同エンゲージへ移動。
天城康介:メジャーで《C:キュマイラ/獣の力》、アケローンへ白兵攻撃。
天城康介:割り込みなければ、参ります。
"アケローン":ではここでオート
"アケローン":フラッシュゲイズを発動!ダイスを6個減らします。
天城康介:うおーッ!?
天城康介:了解です。対応なく、ダイスを減らして判定へ。
天城康介:4dx7+4
DoubleCross : (4R10+4[7]) → 10[1,1,2,10]+10[7]+10[9]+10[9]+10[10]+4[4]+4 → 58

天城康介:…うん?
"アケローン":うそお
"アケローン":ガード…します!
天城康介:では…ダメージ!
天城康介:6d10+10+25
DoubleCross : (6D10+10+25) → 43[10,7,2,6,10,8]+10+25 → 78

天城康介:武器とエフェクトで10、バックスタブで25、ダイスで43の78!
"アケローン":ヤバヤバのヤバすぎる
"アケローン":オート発動!デモンズウェブ!
"アケローン":78-7d10
DoubleCross : (78-7D10) → 78-30[6,1,3,3,7,2,8] → 48

"アケローン":出目が良くない…!
"アケローン":結構なダメージが入りました。このダメージはクライマックスにも持ち越されます。
天城康介:自分に向けて放たれる光で、視界はほぼゼロ。撃ち抜かれ、レネゲイドに蝕まれる手足には、ロクに力が入らない。
天城康介:けれど、それでも。見間違えは、見誤りはしない。その顔は、その声は。
天城康介:……一瞬、この世界から完全に、己という存在が消失する。
"アケローン":「!」
"アケローン":標的を見失い、弾幕が止む。
天城康介:求めてはならないものを求めた、その代償は己自身。無意識の中で、そう定義した。だけど。
天城康介:瞬きひとつの間に、再び姿を現す。右腕の肘から先は歪な槍に。身体の各所は、歪んだ騎士甲冑のように変貌した姿が。
天城康介:「矢神も、お前も!」
天城康介:――そして、自分も。
天城康介:「俺は、絶対に……認めてやる、ものか!」
天城康介:ふとく、かたく、つめたいものが。アーケロンの腹を貫く。
天城康介:姉の姿をしたものの、腹を。
"アケローン":「……かはっ」
"アケローン":ジジジジジッ!
"アケローン":激しく姿が歪む!
"アケローン":「逸らせられなかった……どの時点で現れた……?」
"アケローン":「ふふっ、そうか、それが君の」
"アケローン":たったっ
"アケローン":よろめきつつ、唇の血を拭う。
"アケローン":「ありがとう」
"アケローン":「やはり手に入れておくべきだと、確信できた」
"アケローン":笑っている。
"アケローン":「……出てきていいよ」
GM:がしゃん!!
GM:君と敵の間に、何かが降り立つ。
天城康介:「ッ、何……だ?」
???:ウィィイイン
???:顔を上げた乱入者が君を見る。
???:その瞳は、カメラのレンズのように
???:機械的に収縮を繰り返している。
???:「……やっほーーい!!」
???:「みんなのアイドルぅ!エスエスちゃん!」
???:「よろしくぅ!出会い頭ビーム!!」
エスエスちゃん:ジャキィン!!
エスエスちゃん:君の眉間に銃口が突きつけられる!
エスエスちゃん:躱さなければ…直撃!
天城康介:何だこれは、とアケローンに問いかけるよりも、自分への狙いは早かった。
天城康介:射線から身体を逸らす。けれど、自己認識が曖昧なままでは、自分はただの鈍重な獣に過ぎない。
天城康介:右腕の槍。その半ば以上の部分が、射線上に残る。
エスエスちゃん:ヂュオッ!!
エスエスちゃん:KABOOOOOM!!
エスエスちゃん:激しくコンクリート壁が炸裂する!
天城康介:「ッ、あ、ぁ…!」
天城康介:金属と、そして肉が砕ける音がする。
"アケローン":「エスエス、これを運ぼう。暴れるようなら痛めつけても構わないから」
エスエスちゃん:「かしこまりぃっ☆」
エスエスちゃん:ビッと敬礼。
エスエスちゃん:ハーフパンツに星柄の上着を来た派手めの女子中学生のように見えるが
エスエスちゃん:その目だけが、瞳孔の無い機械的なレンズとして外界を映している。
天城康介:「く、そッ…」
天城康介:肉体の変化が解けてゆく。一瞬でも、自分は無力だと認識してしまえば、それまでだ。
エスエスちゃん:どすっ!!
エスエスちゃん:転んだ天城くんに馬乗りになり、無造作に首を掴む
エスエスちゃん:その手のひらに、キリキリと機械的に圧力がかかる。
天城康介:「がッ…!?」
天城康介:いきが、できない。しかいが、くらくなる。
エスエスちゃん:「ちょっとぉ!握手会におさわりは禁止なんだからね!」
エスエスちゃん:意味不明な事を口走りつつ、もがく君の両腕を脚で固定する。異様な重量がかかっている。
天城康介:ああ、くそ。皮肉のひとつでも、返してやりたいけれど。
天城康介:さいごにみたのが、こんなみょうなやつだなんて、わらいばなしにも――
五色沼伍堂:「――触れなければいいのかな」
五色沼伍堂:一閃、斑の炎が周囲を包む
エスエスちゃん:「!!」
エスエスちゃん:眼の前を奔った焔に飛び退く!
天城康介:「かはッ…」
天城康介:ヒュゥと喉が鳴る。気管を焦がす熱すらも、今はありがたい。
エスエスちゃん:「何々なに?エスエスちゃんこわーい!やだー!」
エスエスちゃん:アケローンの背後に隠れている。
"アケローン":「ああ…そういえば、貴方がいたね」
"アケローン":「先生」
五色沼伍堂:「すまない。遅くなった」
五色沼伍堂:天城と謎のロボ子たちの間に割り入って、構える
"アケローン":「第六支部支部長補佐、五色沼伍堂さん」
"アケローン":「お会いできて光栄だな。いつもお世話になっているから」
"アケローン":女がにっこりと微笑む
五色沼伍堂:「お世話、ね」
天城康介:「ごめん、先生。色々と、見誤っちまったみたい、だ」
五色沼伍堂:天城の方をちら、と見て、無言でうなずく
"アケローン":「とはいえ僕はお暇しなきゃ。家にお客を待たせてる」
"アケローン":「それじゃあ、また」
"アケローン":ジジジジジッ ザアッ
"アケローン":光の粒子となって姿を消す。《瞬間退場》。
天城康介:待て、と言おうとしたのか。
天城康介:喉を震わせ、肺から空気を絞り出しても。漏れるのは、呻き声だけ。
五色沼伍堂:「……」
五色沼伍堂:ゴドーから見て、何か気づけることはありますか
GM:そうですね、ゴドーさんがアケローンの口ぶりやエフェクトの見た目から得た手がかりは
GM:この後のシーンで整理できます。
五色沼伍堂:了解です それがわかれば重畳
エスエスちゃん:「ちょっと!アーくんってばどこ行くのよ!」
エスエスちゃん:「こいつ連れて帰らなくていいの?」
"アケローン":『ああ、可能であれば頼むよ。難しいとは思うけど』
"アケローン":『捕まえてくれると嬉しいな』
エスエスちゃん:「ふーん、そっか……」
エスエスちゃん:「ふふっ、任せて!エスエスちゃんがんばっちゃう!」
エスエスちゃん:「アンタたち!お触りは禁止だけど、乱入はもっと禁止なんだから!」
エスエスちゃん:「バッチリ痛い目見せたげる!」
エスエスちゃん:ジャキン!片腕のビーム砲が展開され
GM:ヴヴヴヴヴヴヴ
GM:2機のプロペラドローンが現れる!
GM:ミドル戦闘続行!
GM:再度マップ配置はリセットされ、以下の通り
GM
”ドローン・ゴースト1”、”ドローン・ゴースト2”、エスエスちゃん
10m
PC

GM:ドローン・ゴーストの行動値は8、エスエスちゃんは12です。
GM:まずはセットアップから!
天城康介:悩むところですがなしで!そしてシーン継続中なので、《完全獣化》は効果が続いております。
GM:そうなりますね!しかし蛇毒もお忘れなく…ヒヒヒ…
天城康介:フヘヘ…!
五色沼伍堂:宣言!
五色沼伍堂:《原初の黄:加速装置》LV3 【行動値】+12 侵蝕値+2
五色沼伍堂:【行動値】5→17 侵蝕値74→76
GM:加速!
GM:ではエネミーは無いので、行動値が上昇したゴドーさんのメインプロセスから
GM:どうぞ!
五色沼伍堂:マイナーアクションで戦闘移動、エネミーのエンゲージへ
五色沼伍堂:メジャーアクション
五色沼伍堂:《原初の赤:魔獣の衝撃》LV5《コンセントレイト:ウロボロス》LV2《災厄の炎》LV1
五色沼伍堂:対象はエネミー3体
五色沼伍堂:9dx8+1
DoubleCross : (9R10+1[8]) → 10[2,5,6,6,6,8,8,9,9]+10[2,4,7,8]+10[9]+10[9]+2[2]+1 → 43

エスエスちゃん:それぞれ回避!
エスエスちゃん:7dx+4
DoubleCross : (7R10+4[10]) → 9[1,2,3,7,8,8,9]+4 → 13

"ドローン・ゴースト":7dx+6
DoubleCross : (7R10+6[10]) → 10[2,2,6,8,8,9,10]+6[6]+6 → 22

"ドローン・ゴースト":7dx+6
DoubleCross : (7R10+6[10]) → 10[1,1,2,3,5,8,10]+1[1]+6 → 17

天城康介:ドローンつよっ!?
五色沼伍堂:肉体派なのだなあ
五色沼伍堂:回避固定値6て
"ドローン・ゴースト":無理!カバーエフェクトも無いので行動破棄カバー!
"ドローン・ゴースト":エスエスちゃんを守ります。剥がし入りまーす。
五色沼伍堂:5d10+8+2d10
DoubleCross : (5D10+8+2D10) → 20[6,1,3,4,6]+8+6[4,2] → 34

"ドローン・ゴースト":装甲でやや軽減し…カバーした1のみ落ちる!
"ドローン・ゴースト":2はダメージを受けつつ健在!
五色沼伍堂:残ったか、やむなし
五色沼伍堂:「其の色は“山吹”――『脚力強化』」
五色沼伍堂:影より出でた蛇が脚に噛み付くと、そこを中心に電流が広がる
五色沼伍堂:跳躍――素早く間合いに踏み込み、今度は威嚇抜きの炎を振り撒く!
エスエスちゃん:「!!」
エスエスちゃん:がっ
エスエスちゃん:随伴していたドローンを無造作に掴み、盾にする!
五色沼伍堂:ガードベント
エスエスちゃん:「けほっ…けほっ!何するのよ!カワイイ私の顔に火傷の痕なんか付いたらどうするつもり!!」
エスエスちゃん:ぽいっ がしゃんがしゃん
エスエスちゃん:「慰謝料百億円なんだから!!」
"ドローン・ゴースト":ジーーー…
"ドローン・ゴースト":ぐしゃぐしゃに壊れて足元に転がる。
五色沼伍堂:「それは困る。治療するから見逃してほしいね」
五色沼伍堂:ぶすぶすと、戦闘用スーツの一部がバックファイアで焦げ付く
五色沼伍堂:HP29→26
エスエスちゃん:「ゆーるーさーなーいっ!アンタみたいなマナー違反の厄介ファンはキライなんだから!」
エスエスちゃん:手番に入ります。
エスエスちゃん:イニシアチブにオートで小型浮遊砲を装備
エスエスちゃん:マイナーでシャインブレード、メジャーでコンセントレイト+小さな塵+レーザーファン+アームズリンク+ライトニングリンク
エスエスちゃん:あ、レーザーファンいらないな!抜きで!
エスエスちゃん:余計な手の内を晒してしまったが…とにかくゴドーさんへ攻撃だ!
エスエスちゃん:13dx7+8
DoubleCross : (13R10+8[7]) → 10[1,1,2,2,3,3,3,4,6,7,7,8,8]+10[3,7,7,9]+4[1,2,4]+8 → 32

五色沼伍堂:試みるだけならタダ!回避します
五色沼伍堂:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 9[1,5,5,7,9] → 9

五色沼伍堂:ライフで……受ける!
エスエスちゃん:4d10+33
DoubleCross : (4D10+33) → 18[8,5,3,2]+33 → 51

エスエスちゃん:小型浮遊砲台によって装甲貫通!
エスエスちゃん:「こんなにカワイイ私にイジワルする人は……みんなみーんな!死んじゃえーーーー!」
エスエスちゃん:パキンパキパキンパキン
エスエスちゃん:左肩から、空中にリフレクターが展開され
エスエスちゃん:ビィイッ!! ヂュイン チュインチュイン!!
エスエスちゃん:右腕から放たれるレーザーを乱反射させ、全方位から直撃する!
五色沼伍堂:「……!」
五色沼伍堂:回避不可!なけなしのジャケットも貫通されるが……
五色沼伍堂:なんとか、倒れずに持ちこたえる
五色沼伍堂:1d10+85 リザレクト
DoubleCross : (1D10+85) → 6[6]+85 → 91

エスエスちゃん:「どーだ、思い知ったか乙女の怒り!」
エスエスちゃん:「……ん、あれ、でも」
エスエスちゃん:「治療って事は、あんたお医者さんなの?」
エスエスちゃん:「高学歴?高収入?ね、ね」
五色沼伍堂:「……医療行為のような真似事はさせてもらっている」
エスエスちゃん:「マジマジ?年収いくら?」
エスエスちゃん:すっかりしゃがみこんで聞く姿勢
GM:ドローンの手番!
"ドローン・ゴースト":マイナーなし、メジャーでアタックプログラム+雷の残滓
"ドローン・ゴースト":対象はまだ毒を食らってないゴドーさんだ!
天城康介:邪毒祭り!?
"ドローン・ゴースト":6dx+8
DoubleCross : (6R10+8[10]) → 9[2,3,7,7,8,9]+8 → 17

五色沼伍堂:回避を宣言
五色沼伍堂:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[6,7,9,10,10]+10[6,10]+6[6] → 26

五色沼伍堂:ふっ…
天城康介:うおお…!
GM:!?
GM:回避…成功!
GM:ノーダメージです!
エスエスちゃん:「きーめた!この人も持ってかえろ!」
エスエスちゃん:「腕とか脚とかふっとばしちゃえ!」
"ドローン・ゴースト":ドシュッ!ドシュッ!!
"ドローン・ゴースト":ワイヤーアンカーが銃口から射出される!
五色沼伍堂:「……」
五色沼伍堂:エスエスちゃんを尻目に、飛来するアンカーに向き直り
五色沼伍堂:左手を掲げ、中空を撫でる
五色沼伍堂:レネゲイドを纏った半端な攻撃は……届かない
GM:ガキン!!
GM:照準がそれ、壁に打ち付けられた銛が高圧電流を放つ。
GM:ジババババッ!!
エスエスちゃん:「ああ!避けちゃダメなんだから!」
エスエスちゃん:「カワイイ私にお持ち帰りされるのが不服だっていうの!やっぱりキライ!」
GM:行動値3、天城くんの手番へ!
天城康介:うす!
天城康介:マイナーで戦闘移動。《縮地》を使用しエンゲージへ合流。
天城康介:SSちゃんを…《C:キュマイラ/獣の力》で殴る!
天城康介:10dx7+4
DoubleCross : (10R10+4[7]) → 10[1,2,3,4,6,6,7,9,10,10]+10[2,4,5,10]+5[5]+4 → 29

エスエスちゃん:やめて!
エスエスちゃん:回避!
エスエスちゃん:7dx+4
DoubleCross : (7R10+4[10]) → 10[1,5,6,7,8,10,10]+3[2,3]+4 → 17

エスエスちゃん:くっ
天城康介:3d10+10+25
DoubleCross : (3D10+10+25) → 10[2,2,6]+10+25 → 45

天城康介:45点、装甲有効!
五色沼伍堂:壁は退かしておいたぜ
エスエスちゃん:中々高い!そのダメージは
エスエスちゃん:落ちます!撤退する!
天城康介:ゆらり、と姿が揺らめく。槍も甲冑も、まだ再生の兆しはないけれど。
天城康介:幽鬼のようにSSの背後に出現し、折れた槍で、ロクに狙いも定まらずSSに殴りかかる。
天城康介:オーヴァードの知覚力であれば、容易に回避できるであろうそれは、しかし。
天城康介:「…当たれ…!」
天城康介:砕けた槍の断面が。回避行動を取ったSSの行く先に、吸い込まれるように進み。
天城康介:SSの顔面に、ヒットする。
GM:顔!!ww
天城康介:偶然!偶然だから!
エスエスちゃん:「!!」
エスエスちゃん:ガイン!
エスエスちゃん:頬を削り飛ばされ、肌の下が剥き出しとなる。
エスエスちゃん:そこに見えるのは、精巧に編まれた機械のフレームだ。
エスエスちゃん:「痛ったぁい…この……!」
エスエスちゃん:「あ……!」
エスエスちゃん:頬に手を当てて、むき出しになった感触を確認する
天城康介:「お前、やっぱりロボット…!?」
天城康介:ようやくマトモに出た言葉は、そんな当たり前の感想。
エスエスちゃん:「ッ違う!」
エスエスちゃん:「そんなことない……そんなことない……!」
エスエスちゃん:「私はただの、かわいいエスエスちゃんなんだもん!!」
エスエスちゃん:「いや!いや!いや!!」
エスエスちゃん:顔を隠したまま、高架下を駆け出していってしまう。
GM:ではそこでクリンナップ
GM:ビシビシビシッ!!
GM:君の武装化した腕に、さらなる亀裂が入る。亀裂から漏れるのは、光の粒子。
GM:邪毒ランク3、ダメージは9です。
天城康介:HPは1なのでアウト!
GM:倒れるか、リザレクトか!
天城康介:HPが0のままシーンを終えたら、どういう処理になるんでしたっけ。(ルールブックの戦闘周りを参照中)
GM:シーン明けにHP1で復帰のはず。
天城康介:そしてバッドステータスは戦闘終了で解除、か。シーンの進行に差し支えなければ、倒れたい…!
GM:OK!では…天城くんは気絶!
GM:戦い詰めだったからね…
天城康介:「ぁ……」
天城康介:走り去る少女に、そして隣に立つ男に、何か言わなければならない。それは、分かっているのだけれど。
天城康介:身体の内側から光に焼かれ、へばりつくように残っていた甲冑も全て剥がれ落ち。
天城康介:かろうじて形を保っていた槍の根本が崩壊するのと同時に。どさりと、倒れ込んだ。
GM:では続いて2R目セットアップから
GM:エネミーはなし。
五色沼伍堂:使わないと先に動けないのよね
五色沼伍堂:《原初の黄:加速装置》LV3 【行動値】+12 侵蝕値+2
五色沼伍堂:侵蝕値は93
GM:行動値17ゴドーさんの手番。
GM:メインプロセスをどうぞ。
五色沼伍堂:了解、マイナーはなし
五色沼伍堂:メジャーで……範囲化はいらないな
五色沼伍堂:《原初の赤:魔獣の衝撃》LV5《コンセントレイト:ウロボロス》LV2
五色沼伍堂:対象はドローン
五色沼伍堂:10dx8+1
DoubleCross : (10R10+1[8]) → 10[2,2,2,5,7,7,9,10,10,10]+10[1,3,6,10]+1[1]+1 → 22

"ドローン・ゴースト":回避!
"ドローン・ゴースト":いや、ガードにしよう
"ドローン・ゴースト":アンカーが壁に打ち込まれて動けないのだ
五色沼伍堂:ほっ
五色沼伍堂:3d10+5+2d10
DoubleCross : (3D10+5+2D10) → 10[3,6,1]+5+12[5,7] → 27

"ドローン・ゴースト":沈みます!戦闘不能!
五色沼伍堂:なんとか倒した
五色沼伍堂:去り行くエスエスちゃんを見送りつつ
五色沼伍堂:壁にくっついて動けないドローンを……叩き落とす
"ドローン・ゴースト":ばきゃっ!
"ドローン・ゴースト":簡単に破壊されます。
GM:ミドル戦闘終了。
GM:高架下に残ったのは機械の破片…そして
GM:倒れ込む少年。その傷口からは、光の粒子が溢れている。
GM:そのレネゲイド反応に……君は見覚えがある。かもしれない。
五色沼伍堂:「……」
五色沼伍堂:(不定形、光の粒子、……崩落戦)
五色沼伍堂:(逃げられる前に眼で確認できてよかった)
五色沼伍堂:その場で得た情報だけ頭の中に入れつつ
五色沼伍堂:ゴドーの脳裏には、九丘冥と共に確認したカルテの、その内容がリフレインしていた
GM:---
GM:シーン終了、ロイスと購入が可能です。
五色沼伍堂:天城くんに取ろう
五色沼伍堂:エスエスちゃんも捨てがたいが……
五色沼伍堂:支部員 天城康介 ○信念/不安定
五色沼伍堂:購入は「クリスタルシールド」
五色沼伍堂:5dx+3>=25
DoubleCross : (5R10+3[10]>=25) → 10[4,6,6,10,10]+10[5,10]+6[6]+3 → 29 → 成功

五色沼伍堂:Get
五色沼伍堂:ドローンから使えそうなパーツを剥ぎ取っておく
天城康介:伍堂先生に、「■感服/劣等感」で取りたく思います。これで枠は埋まった。
天城康介:駄目元ですが、ブルーゲイルを狙ってみましょう。
天城康介:5dx>=20
DoubleCross : (5R10[10]>=20) → 10[1,2,7,8,10]+6[6] → 16 → 失敗

天城康介:うおお、財産ポイント全部突っ込んでも1足りない…無念!
天城康介:以上です。

情報収集2

GM:では長らく離れ離れだったPCたちが…再び一つに!
五色沼伍堂:アッセンブル
GM:ミドルで得た情報をそれぞれ共有しつつ、クライマックスへの情報収集へ進みましょう。
GM:シーンプレイヤーは河合さん!
GM:他全員登場可能だ
河合奏:1d10+75
DoubleCross : (1D10+75) → 2[2]+75 → 77

白南風白蘭:出まする
白南風白蘭:白南風白蘭の侵蝕率を+9(1D10->9)した(侵蝕率:74->83)
天城康介:出ます!
天城康介:1d10+90
DoubleCross : (1D10+90) → 3[3]+90 → 93

五色沼伍堂:うーん
五色沼伍堂:まあ出ないのは嘘だよね
五色沼伍堂:1d10+98
DoubleCross : (1D10+98) → 7[7]+98 → 105

GM:やりやがった!
GM:では、全員でそれぞれの経緯を語りましょう
GM:---
GM:第六支部・ブリーフィングルーム
GM:---
GM:君たちは向かったそれぞれの場所で、敵との衝突を経たものの
GM:全員無事で、再び支部に戻ることが出来た。
GM:持ち帰った情報を整理しよう。
白南風白蘭:「……以上が、こちら側の経緯です」
白南風白蘭:谷であったことを簡潔に説明する。
白南風白蘭:「例の噂話の正体は、おそらく今回見たもので間違いないでしょうが…」
白南風白蘭:「肝心の、どんな勢力の、どんな目的の、どんな行為があの谷底の状況に繋がったのかは」
白南風白蘭:「依然として不明瞭なままですね~」
河合奏:「……分かることと言えば、そいつらは廃棄したオーヴァードたちがジャームになろうと意に介さないか」
河合奏:「あるいはそれ自体が目的か、というところか」
GM:谷の底の廃棄場。
GM:”アケローン”たちによって、連れ去られ、目玉を縫い合わされた被害者たち。
GM:その凄惨な光景が、君たちの脳裏に蘇る。
五色沼伍堂:「……ひとつ確認しておきたい」
河合奏:「どうした?」
五色沼伍堂:「矢神秀人は、今回の事件に巻き込まれるまで」
五色沼伍堂:「少なくとも、オーヴァードであるような素振りはなかった」
五色沼伍堂:「という認識で間違いはないかな」
白南風白蘭:ちらり、と天城くんの様子を伺う。
GM:補足を入れましょう。矢神秀人は常人でした。
GM:少なくとも天城くんが知る限りは、間違いなくオーヴァードではない。
天城康介:「……矢神と真花のクラスにも、知り合いのイリーガルとかチルドレンはいるけど。」
天城康介:「矢神がそうだ、って話は……うん。俺は、聞いたことは、ない」
五色沼伍堂:「そして、相対した際には……」
五色沼伍堂:「……明確に、エフェクトを使用していた」
天城康介:「モルフェウス…かな。俺とメルチェで1回ずつ食らっただけだから、断言はできない、けど」
天城康介:「でもさ。あいつが…"アケローン"が言ってた、けれど」
天城康介:「矢神やその人達が支払った代償ってのは、一体何なんだろうな。」
天城康介:「そりゃあ、目を縫い付けられるなんてのは、尋常じゃあないけどさ」
五色沼伍堂:「つまり、人為的に覚醒させられているわけだろう」
五色沼伍堂:「それこそが代償と呼べるのかもしれない。あるいは」
五色沼伍堂:「覚醒させることに意味があるか、だ」
天城康介:「ああ……そっか。ひょっとしたら。」
天城康介:「その谷から這い出してきて、俺達に攻撃したのが、最初で最後の」
天城康介:「あいつが、自由に使えた自分の能力……だったのかな」
五色沼伍堂:「……」
河合奏:「……天城、悪いが先に情報共有をさせてくれ」
河合奏:「そのアケローンというのが、お前たちが交戦した敵か?」
天城康介:「あ、ああ…ごめん、支部長。まだちょっと、動揺してたみたいだ。…ええと」
天城康介:街中で真花と接触していた者がいたこと。追った所、自分の姉を名乗り接触してきたこと。
天城康介:のみならず、自分に縁がある、様々な人物の姿に変容したこと。
天城康介:独断で交戦するも、SSと名乗る少女の乱入で撤退を許したこと。それらを順番に説明して。
天城康介:「その、逃がした相手が名乗ったのがアケローン。」
天城康介:「矢神に黄泉還りを持ちかけたのも、5人分の代償を背負わせたのも、楽しそうに言ってやがった」
白南風白蘭:「やっぱり気になりますね……その、アケローン、ですか。の言う、『代償』というのは」
白南風白蘭:「単純に、矢神さんのように、殺害される、ということなのでしょうか?」
白南風白蘭:「それとも何か、もっと別の……?」
白南風白蘭:「それと、谷底の状況と、その黄泉返り……何か関連性があるのでしょうか?」
天城康介:「単純に楽しんでやがるだけかもしれない。何よりさ」
天城康介:「そいつは、オーヴァードを、ジャームをたくさん作りたいんじゃなくて。」
天城康介:「……俺を、狙ってるのかも」
白南風白蘭:「天城くん、個人を?」
河合奏:天城の言葉を聞きながら、伍堂に視線を送る。
五色沼伍堂:「オーヴァードを“狙っている”という点ではそうかもしれない」
五色沼伍堂:「今回相対した……エスエスとかいったか、あれもそう仄めかしていた」
五色沼伍堂:「『使える』『連れて帰る』『協力してほしい』」
五色沼伍堂:「……『奇跡』を起こせる“かもしれない”、という話もあったか」
天城康介:「…なあ、やっぱりさ。特異点ってのは、そこにいるだけで良くないことが起こるもんなのかな」
白南風白蘭:「?」あまり聞きなれない言葉に怪訝な顔をする。
天城康介:「なんかさ、俺は妙な事件を引き寄せちまうモンらしい。それを、UGNの偉い人は、特異点って呼ぶんだと」
天城康介:恥じるような声で、白南風さんにそう言ってから。
白南風白蘭:「へえ……」興味深そうに。
白南風白蘭:「レネゲイドの影響、なんでしょうか?」
五色沼伍堂:「……さてね。しかし少なくとも」
五色沼伍堂:「奴らのお眼鏡には適っているんじゃないか。目的があってオーヴァードを探しているとすれば」
五色沼伍堂:「オーヴァードを自ら作り出してまで、何らかの性質を求めているのであれば」
五色沼伍堂:「その『目的』に使えそう、という点においてね」
天城康介:「ならさ。矢神が死んだのも、真花が巻き込まれそうになったのも。」
天城康介:「こうやって、第六支部のみんなに迷惑かけてるのも」
天城康介:「……4年前に、あんなことがあったのも。もしかしたら。」
天城康介:「俺が、そこにいたからなのか?」
河合奏:天城の言葉と共にガタリ、と席を立つ。
河合奏:つかつかとその前に歩み寄り、一言。
河合奏:「阿呆」 言うと同時に拳骨を落とした。
天城康介:「ッ!?」
天城康介:目の前が、真っ白になった。
河合奏:「光を使わなかったのは手加減だ。次同じことを言ったら容赦なく使う」
天城康介:「でも……っ」
天城康介:それでも、まだ何か続けようとする。
河合奏:「お前は、全部自分のせいだと言われたいのか?それともそう思い込みたいのか?」
河合奏:「私が『お前なんて救わなければよかった。あそこでお前は死ぬべきだった』とでも言えば満足か?」
天城康介:「……それは」
天城康介:この人には。この人にだけは、そんなことを言わせてはいけない。
河合奏:「ここに居るのが自分じゃなければ、あいつの代わりに自分が死んでいれば」
河合奏:「そう思う気持ち自体は否定しない。他人にどうこう言われたところで治まる気持でもないからな」
河合奏:「だが、全てを自分のせいだと思い込むのは傲慢だ」
天城康介:「ああ。ごめん、支部長。やっぱ……自分はなんだってできる、って思ってたのかもな、俺」
天城康介:そして、きっとあいつも、と。最後の無残な姿ではなく、屋上での出来事を思い出しながら。
河合奏:「一人で何でも出来る奴なんていてたまるか。」
河合奏:「個人で出来ることに限りがあるから、私たちはネットワークを組んでいるんだ」
河合奏:「忘れるなよ。お前が特異点になったのはお前のせいじゃないし、特異点が全てを引き起こしているわけでもない」
天城康介:「……そして、特異点としての力を、どう使うかは」
河合奏:「お前次第だ。何のために使うかも、な」
河合奏:ぐしゃぐしゃとかき回すように頭を撫でる。
天城康介:「もう、子供じゃないんだけどな」
天城康介:どこか懐かしいような気持ちで、くしゃりと笑う。
GM:---
GM:クライマックスに向けて、二段階目の情報収集です。
GM:項目はこちら
GM
【エスエスちゃんについて】
情報:UGN/裏社会 難易度:8

【谷底の廃棄場について】
情報:UGN 難易度:6

【”アケローン”について】
情報:UGN/知識:レネゲイド 難易度:13

GM:それぞれレッツトライ!
天城康介:じ、じうさん…!
白南風白蘭:もうコネを使い切ったので真に社会1になっちまったーっ
河合奏:情報ザコなので廃棄場やりたいです
河合奏:あ、でも白南風さんの方がきついか
天城康介:自分はUGNだと、コネないんでダイス5つですね、現状。財産点は1あります。
白南風白蘭:情報:UGNに3はあります
河合奏:技能が1、ダイスがコネ併せて5です
河合奏:財産は4余ってる
天城康介:キリタニコネクションのあるゴドー先生に、アケローンをお願いする形になるでしょうか。
五色沼伍堂:固定値あるから他よりは目があるかなって感じですね
白南風白蘭:じゃあ全てないのでとりあえず廃棄場行かせていただきます
河合奏:どうぞどうぞ
白南風白蘭:3DX+3>=6
DoubleCross : (3R10+3[10]>=6) → 8[6,7,8]+3 → 11 → 成功

白南風白蘭:なんとかなった
天城康介:では、自分はSSちゃんをやってみましょう。
天城康介:5dx>=8
DoubleCross : (5R10[10]>=8) → 6[2,5,6,6,6] → 6 → 失敗

天城康介:財産点を使ってもギリギリ…届かない…!
河合奏:ではこちらもエスエスちゃんについて振ります
河合奏:4dx+1=>8
DoubleCross : (4R10+1[10]>=8) → 8[2,5,8,8]+1 → 9 → 成功

天城康介:ヒューゥ!
GM:やりおる
五色沼伍堂:こちら“アケローン”に、情報:UGNで
五色沼伍堂:キリタニコネクション+情報収集チーム
五色沼伍堂:5dx+6>=13
DoubleCross : (5R10+6[10]>=13) → 8[1,1,1,2,8]+6 → 14 → 成功

五色沼伍堂:財産を使うまでも……なかったな!
五色沼伍堂:出目がひどくないか
GM:それでは情報を開示!
GM:【エスエスちゃんについて】
GM:現場に残されたドローンの部品、そして逃走の際に残っていた市内監視カメラの映像から
GM:UGNのデータベースを照会出来た。その出処はかつて崩落戦を起こしたセルの一つ、”ツィーザー”であろうと思われる。
GM:”ツィーザー”は工学系のFHであり、対オーヴァード機械兵器の開発に長けていた。
GM:崩落戦当時実戦配備された人型兵器群、”ライトニング”シリーズを改良したものが、”スペクター”シリーズである。
GM:復興後、現在までに”スペクター”は5機まで確認されている。
GM:その外見的特徴は、高架下でエスエスと名乗った少女と一致している。
GM:エスエス、SS……スペクター・シックス、という事だろう。
GM:彼女たちはある外部装置との連動を前提に設計されているらしい。
GM:……それは”エンプティ・ハート”と呼ばれている。
GM:情報項目【”エンプティ・ハート”】について
GM:が追加されました。
GM:【谷底の廃棄場について】
GM:谷底で回収された死傷者は30名弱。内オーヴァードに覚醒している者が10数名。
GM:年齢、性別、職業などに一貫性は無いものの、唯一の偏りがあるとすれば
GM:攻撃を仕掛けたジャーム含めて、回収されたオーヴァード達の中にも
GM:『エンジェルハイロウ』シンドロームの持ち主だけは、存在していない。
GM:【”アケローン”について】
GM:シンドロームはエンジェルハイロウ・エグザイル。
GM:天城康介の傷口から回収された粒子に見られるレネゲイド反応は、
GM:99%以上、現在の河合奏のものと一致している。
GM:君に分かる事はそれだけだ。
GM:---
GM:……再び君たちは持ち寄った情報を確認する。
河合奏:「……つまり、二人が交戦したSSというのが六体目の"スペクター"」
河合奏:「崩落戦でツィーザーセルが使った"ライトニング"の改良型の最新機だと予測される」
天城康介:「色んなのがいたんだな、4年前って」
天城康介:配られたタブレット端末の画面を眺めながら呟く。
天城康介:画面の端に映る、かつての巨大昆虫型ジャームの情報からは、目を逸らしながら。
河合奏:「まあな。あいつらの機械兵器は優秀で、だからこそ厄介だ」
河合奏:「ただ、アケローンというエージェントがツィーザーで確認された記録はない。」
河合奏:「最近所属したのか、それともスペクターシックスが個人的にアケローンに協力しているのか……」
白南風白蘭:「谷底の調査を行っていた第四支部によりますと」
白南風白蘭:「回収された死傷者には年齢・性別等に共通点は見受けられなかったそうです」
白南風白蘭:「ただ、10名ほどがオーヴァードに覚醒していたようですが……」
白南風白蘭:「その中に、エンジェルハィロゥのシンドローム発症者だけは存在していなかったようです」
白南風白蘭:「……おそらく、偶然ではないかと」
白南風白蘭:(ほとんど日馬支部長の受け売り)
河合奏:「つまり、エンジェルハイロウ能力者を集めているのか?いったい何の目的で……」
天城康介:「……感染元と同じシンドロームを発症するとは限らない、ってのは知ってるけど」
天城康介:「俺がやられたのは、どう考えたって」
天城康介:自分の身体を内側から蝕んだ、あの光は。
天城康介:「あいつは、アケローンは。矢神があんな最期を迎えたのも知ってたし、何より」
天城康介:「あの山で、矢神を撃ち抜いた光。アケローンが俺に撃ってきた光と、同じだと思う」
白南風白蘭:「その人が……エンジェルハィロゥの能力保有者を、何らかの形で収集、利用している」
白南風白蘭:「そう考えてよいでしょうか、これは」
河合奏:「恐らくは。目的はまだ分からんがな」
GM:ブリーフィングルームの扉が開く。
GM:入ってくるのは、”アケローン”のレネゲイド反応について精査を終えた五色沼だ。
五色沼伍堂:「……分析が完了した」
五色沼伍堂:ぱらぱら、とミーティング用の机に資料を置く
五色沼伍堂:《成分分析》で導き出した内容、“アケローン”のシンドローム、特性、そういった資料に加えて
五色沼伍堂:見慣れたカルテとの比較の資料、その分析結果
河合奏:資料を一つ取り、読み始める。……そしてその表情が怪訝に歪む。
天城康介:「これって」
天城康介:資料の中の一文に、目が釘付けになる。
五色沼伍堂:「結論から言おう」
五色沼伍堂:「あれは、“アケローン”なるオーヴァードは」
五色沼伍堂:「ことレネゲイド特性という尺度において……支部長と、完全に一致する」
五色沼伍堂:「いや、完全というのは言い過ぎか。“ほぼ”完全……」
五色沼伍堂:「……というべきかな」
GM:ほぼ完全なる能力と、レネゲイド反応の一致。
GM:どんなオーヴァードであろうと、まずあり得る事ではない。
GM:それこそ、互いに融合と分離を繰り返すほどに、適合しあった能力者でもなければ。
天城康介:「これ……レネゲイド同士が双子みたいな感じ、って言えばいいのか…?」
河合奏:「双子、か」
天城康介:はっ、と息を呑む。意図して「双子」と言ったのではなかったのだけれど。
白南風白蘭:「失礼ですが、河合支部長のシンドロームは……」
河合奏:「エグザイル、エンジェルハィロゥ、ハヌマーンのトライブリードだ。」
河合奏:「四年前、響と融合する前は、エンジェルハィロゥの力は無かった」
白南風白蘭:「……」僅かに逡巡のような間。」
白南風白蘭:「弟さんが……谷底の件と、何か関係があると思われますか?」
河合奏:「ここまで来て無関係という方が無理があるだろうな」
河合奏:「……あいつが生きていて、何かしてるのか。」
河合奏:「それともあいつのレネゲイドを何らかの手段で利用しているやつが居るのか」
河合奏:「どちらにせよ。殴る前に洗いざらい吐いてもらわないとな」
河合奏:「……すまない、考えをまとめてくる」
河合奏:「ちょうどまだ調べたい項目も残っていたしな。少しここで待っててくれ」
GM:いつものように、部下を置いて部屋を飛び出す。
GM:しかしその足取りだけは、いつもと少し違う。
GM:---
GM:シーン終了、ロイス購入が可能です。
河合奏:ロイス感情を変更します。響へのネガティブ感情を猜疑心に。
五色沼伍堂:ロイスは埋まってます
五色沼伍堂:購入は「簡易手術キット」
五色沼伍堂:5dx+3>=18
DoubleCross : (5R10+3[10]>=18) → 9[5,6,7,8,9]+3 → 12 → 失敗

五色沼伍堂:えーと
五色沼伍堂:6点払ってゲットしようかな
五色沼伍堂:この場でキット使ってもいいですか?
GM:使いなされ使いなされー
GM:おくすりはきもちいからね
五色沼伍堂:では自身に
五色沼伍堂:4d10+6
DoubleCross : (4D10+6) → 38[8,10,10,10]+6 → 44

五色沼伍堂:は?
五色沼伍堂:全快
河合奏:一発で足りてる
天城康介:先生がすっごい回復してる。
白南風白蘭:照準器チャレンジ!
白南風白蘭:3DX>=15
DoubleCross : (3R10[10]>=15) → 10[5,7,10]+4[4] → 14 → 失敗

白南風白蘭:おっ!
白南風白蘭:なけなしの財産1使ってゲットします~
白南風白蘭:ゴドーさんに 〇興味/隔意でロイス取ります~
白南風白蘭:以上!
天城康介:ロイスは満杯なのでこのまま。では、自分は応急手当キットを狙いましょう。取れたらゴドー先生に渡したい。
天城康介:5dx>=8
DoubleCross : (5R10[10]>=8) → 8[2,5,6,7,8] → 8 → 成功

河合奏:じゃあ強化素材チャレンジで
河合奏:2dx+2=>15
DoubleCross : (2R10+2[10]>=15) → 8[2,8]+2 → 10 → 失敗

天城康介:支部長と白南風さん、どちらから応急手当キット使われます?
天城康介:(自分は行動遅いし完全獣化で防具なしになるので、回復する旨みが薄い)
白南風白蘭:回避キャラなので河合支部長に使ってもらった方がいいかな?
河合奏:じゃあもらってもいいです?骨の剣がガード値6なのでボデマ合わせると14弾けるんですよ
河合奏:装甲無視されそうだけど
天城康介:はい、では支部長に!
河合奏:2d10+7
DoubleCross : (2D10+7) → 9[1,8]+7 → 16

河合奏:まあまあ
河合奏:ありがとうございました、以上です
天城康介:こちらも以上です。

情報収集3

GM:それでは引き続きの情報収集
GM
【”エンプティ・ハート”について】
情報:UGN/FH 難易度:9

GM:以上、シーンプレイヤーは河合さん。
GM:ほか全員登場可能です。
河合奏:1d10+77
DoubleCross : (1D10+77) → 10[10]+77 → 87

河合奏:一気にテンションが上がってる
GM:そらそうよ
河合奏:当たり前だよなあ
GM:ほかメンバーがお休みなら、単独です。
白南風白蘭:リザーブ待機!
五色沼伍堂:流石に出られん出られん
GM:判定をどうぞ
河合奏:コネも合わせて5dx+1で判定!
河合奏:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 9[3,5,7,7,9]+1 → 10

GM:お見事
GM:では開示します
GM:【”エンプティ・ハート”について】
GM:『崩落戦』で使用された、『アーティファクト』と呼ばれるレネゲイドアイテムの一つ。
GM:オーヴァードと一体化することで、その本体を中心として同シンドロームのオーヴァード同士の力を統合する機能を持つ。
GM:かつて、”ライトニング”の最終機体が複数のオーヴァードの能力を束ね上げ、市内に甚大な被害を出した。
GM:……スペクター・シックスのシンドロームは『ブラックドッグ』そして『エンジェルハイロウ』だと予想される。
GM:君がモニターに浮かぶ情報を読み終わると同時に
GM:第四支部から連絡が入る。
GM:例の谷の崖の一部に、廃棄口らしき部分を発見した、ということらしい。
GM:そこから入っていけば、廃棄された者たちがどこから来たのかも、わかるかもしれない。
河合奏:「ようやく、こちらから手が打てるか」 そう呟きながらも、思考は別の場所にある。
GM:……第四支部からのメールには
GM:文末、二行だけ追伸が継ぎ足されている。
GM:『WHO ARE YOU?』
GM:『――親愛なる妹より、愛を込めて。』
河合奏:(……あいつめ) 私が、誰かなんて。
河合奏:ふらり、と資料室を出る。向かうのは支部の屋上へ。
河合奏:三人を待たせているのは分かっている。だけど、少しだけ。
河合奏:屋上について取り出したのは、煙草とライター。……前者は、昔響が吸っていた銘柄だ。
河合奏:火をつけ、一息。4年の間ですっかり慣れた手順だ。今なら目をつぶっても出来るだろう。
河合奏:……元々の『河合奏』は嫌煙家だ。弟に何度小言を言ったか知れないほどには。
河合奏:それなのに。響と混ざったあの日以来、たまに煙の匂いが恋しくなる。
河合奏:煙草。味覚。あるいは、嗜好。そういったほんの些細な違いが、だけど無視できない程度に存在する。
河合奏:あの日を境に。
河合奏:「……」 紫煙を吐く。考えるのは響のこと。
河合奏:生きていたのだろうか。だとすれば何故今まで名乗りをあげなかったのか。
河合奏:人々を犠牲にして、何を起こそうとしている?
河合奏:「……なんでだよ、響」
河合奏:あの日、全てを守るために命を賭したのは。あの日、誰よりも護り手だったのはお前なのに。
河合奏:私の信条は、お前が残したものなのに。
河合奏:煙草が、いつの間にかフィルター近くまで焦げていた。灰を落として、携帯灰皿に突っ込む。
河合奏:「考えても仕方ない」
河合奏:口に出すのは、言い聞かせたいからだ。それでも。
河合奏:まだ、アケローン自身が響だと決まったわけじゃない。
河合奏:いや、仮にその正体が響だったとして、やることに変わりはない。
河合奏:その目的が何であれ、奴は人々を傷つけた。甘言で攫い、痛めつけ、その命を弄んだ。
河合奏:ならば、することは一つ。
河合奏:腕章を撫でる。支部の長の証。第六の決意の表明。
河合奏:護るために、戦う。――あの日の響のように。
河合奏:そして、『河合奏』は屋上を後にする。後に残るのは、煙草の匂いだけ。
GM:---
GM:シーン終了。ロイスと購入が可能です。
河合奏:河合響へのポジティブ感情を変更します。半身から、尽力へ。
河合奏:購入は応急手当キット狙います。
河合奏:3dx+2=>8
DoubleCross : (3R10+2[10]>=8) → 6[1,3,6]+2 → 8 → 成功

河合奏:で、そのまま使用。
河合奏:2d10+16
DoubleCross : (2D10+16) → 8[7,1]+16 → 24

河合奏:全快にイチタリナイ 以上で!

クライマックス

GM:クライマックスシーンに入ります
GM:全員登場!
五色沼伍堂:1d10+105
DoubleCross : (1D10+105) → 3[3]+105 → 108

白南風白蘭:白南風白蘭の侵蝕率を+5(1D10->5)した(侵蝕率:83->88)
天城康介:1d10+93
DoubleCross : (1D10+93) → 1[1]+93 → 94

天城康介:急に落ち着くな!
河合奏:1d10+87
DoubleCross : (1D10+87) → 3[3]+87 → 90

GM:---
GM:N市第六区画・輪移湖付近
GM:地下通路
GM:---
GM:崖に開いた廃棄口らしき場所から参入した君たちの行先には
GM:複雑に入り組んだ細い地下通路が待ち構えている。
GM:どうやら自然の洞窟を改造したものらしい。
GM:入って数度、高架下で現れた物と同じドローンの攻撃を受けたが
GM:”アケローン”や”スペクター・シックス”、人影が姿を現すことはない。
白南風白蘭:「迷路みたいですねえ……」
白南風白蘭:感心したように言うと、前髪がふわふわと揺れる。触角を動かしているのだ。
天城康介:「しかも暗い、ときたもんだ。よくすいすい進めるよな、白南風さんは」
天城康介:感心したように、早くはない歩みを進めながら。
白南風白蘭:「え」しまった、と気付いて、
白南風白蘭:「私もエンジェルハィロゥのオーヴァードですから~」と誤魔化す。
GM:戦闘を行く白南風が、分岐路に差し掛かった時
GM:ヒュオッ!!
GM:ガスッ!!
GM:曲がり角側から飛来した銛が、白南風の本体に突き刺さる!!
GM:左前脚の付け根に食い込み、赤黒い体液が散る!
白南風白蘭:「っ……!」ぼたぼたと体液を垂らしながら、背後に飛び退く。
GM:では、飛び退こうとした君を
GM:ギシッ
白南風白蘭:「!」
GM:逆に銛と接続されたワイヤーが引き寄せる!
GM:ガリガリガリガリガリッ!!
GM:凄まじい速さで、君は床を引きずられる!
白南風白蘭:「ぐっ!?」本体の後ろ脚で、なんとか踏みとどまろうとする、が……
白南風白蘭:ずるずると引きずられ、虚像の輪郭がブレる。
白南風白蘭:(まずい……!)
天城康介:「んな…っ!?」
天城康介:驚きの呻き声が漏れたのは。突然の出来事であったことも勿論だけど。
天城康介:何もない空間に銛が刺さり、何もないところから赤黒い液体が噴き出したように、一瞬見えたから。
天城康介:「……白南風さん、こっち!」
天城康介:浮かんだ疑問は無理矢理無視して。白南風さんの腕を、あるいは身体のどこかでもいい。とにかく掴もうと、手を伸ばす。
GM:では、その手は空振る!
GM:本来存在するべき場所に、白南風白蘭の肉体はない。
天城康介:「…え?」
GM:ガシン ガシン ガシン!!
GM:白南風の引きずられる先に、隔壁が降りていく。
GM:それでもまだ……天城康介には追う手段がある。
GM:走っていては既に間に合わない。河合や五色沼も位置が悪い。
天城康介:「…ごめん、支部長、先生!行ってくる!」
天城康介:空ぶった手と、白南風さんが引きずられていく先へと、順番に視線を動かして。
河合奏:「すまん、頼んだ!」 光ではどれだけ早くとも壁にさえぎられる。だけど。
天城康介:自分の居場所を、自分で定義する。
天城康介:最後の隔壁が閉じる、その寸前。
天城康介:音も気配も、空気の揺れすらなく。最初から誰もいなかったかのように、姿が消える。
GM:では、テレポートを飛び石のように繰り返し
GM:最後一つの隔壁を超え、君は白南風に追いつく!
白南風白蘭:暗闇の中、アンカーが伸びる方向に向けて何度も発砲する。
GM:ガ ガンッ
GM:グシャッ!!
GM:天城康介の背後で隔壁が落ちるのと
GM:白南風白蘭が待ち受けていた四脚ドローンを破壊するのは、ほぼ同時だった。
白南風白蘭:閃くマズルフラッシュが、何か巨大な……異形の影を闇の中に映し出す。
天城康介:助けは要らなかったか。そんな軽口を、用意していたけれど。
天城康介:一瞬投影された異形に、息を呑む。
白南風白蘭:「…………」
白南風白蘭:肩口に深々と突き刺さった銛を、無造作に引き抜く。
白南風白蘭:虚空から大量の赤黒い体液が噴出し、
白南風白蘭:そこでようやく、天城くんの存在に気付く。
白南風白蘭:「あら……」
白南風白蘭:深手を負ったはずの身体には、傷一つない。
天城康介:「……白南風さん。あんたは」
天城康介:自分は、知っている。このにおいに、よく似たものを。
GM:かつ こつ かつ
GM:対峙する二人の元
GM:暗闇から近づく足音がある。
”スペクター・シックス”:「はぁ~い。みんなのアイドルぅ、エスエスちゃんでーす」
”スペクター・シックス”:「おっまたせぇ☆」
天城康介:「……くそ、なんだってこんな時に…!」
天城康介:待っていない、などと返す心の余裕すらない。
白南風白蘭:「あ、確か報告にあった」
”スペクター・シックス”:「やだーエスエスちゃんってば有名人!?」
”スペクター・シックス”:「でもでも、実はぁ」
”スペクター・シックス”:「エスエスちゃんもあなたに会いたかったんだよねっ」
”スペクター・シックス”:「余計なイジワルお邪魔虫も付いてきちゃったけど……」
”スペクター・シックス”:「いーーっ」
”スペクター・シックス”:唇の端をに指をひっかけて、いーというポーズ。
白南風白蘭:「あら、それはそれは……」にっこりと笑う。
白南風白蘭:「すいません。野暮なことをしてしまいましたか?」
”スペクター・シックス”:「いいの、どうせくっついてきたんでしょ?」
”スペクター・シックス”:「それにぃ、エスエスちゃんは心が広いの」
”スペクター・シックス”:「カワイクて美人でセクシーで、優しいなんてぇ、どうしてこんなに私は素晴らしい女の子なのかしら……」
天城康介:「……そりゃ、どうも。顔の傷は治ったみたいで、何よりだ」
天城康介:不思議と。SSの場違いなほどのハイテンションっぷりに、逆に頭が冷える。
”スペクター・シックス”:「!」
”スペクター・シックス”:「黙ってて、次それ言ったら」
”スペクター・シックス”:「頭ふっとばしてやるから」
”スペクター・シックス”:キュイッ ィン
”スペクター・シックス”:天城くんの方に向けて、照準器のように瞳が収縮する。
天城康介:「…分かったよ。…お前、白南風さんに話があるんだろ」
”スペクター・シックス”:「うふふっ」
”スペクター・シックス”:白南風さんの方に向き直る
”スペクター・シックス”:「エスエスちゃんのお話、聞いてくれるよね?」
白南風白蘭:「……?」
白南風白蘭:「天城くんが目的だったのではないのですか?」
”スペクター・シックス”:「そんなワケないじゃない!誰もこんなイジワル男になんか用なんてないわ!」
”スペクター・シックス”:「私がお話したいのはぁ、あなただけ……キャッ☆」
白南風白蘭:「(私を……?)」訝しく思いつつ
天城康介:「出会い頭に人の首絞めた奴に言われたくねえよ…!」
天城康介:「…くそ、なんか調子狂うなコイツ…」
白南風白蘭:「まあ、お話だけならお聞きしますよ。仕事上、何の益にもならないお話を聞くのは慣れていますので」
”スペクター・シックス”:「ひっどぉい!きっとあなたにとっても最高のお話よ?」
”スペクター・シックス”:「……あのね……えへへ」
”スペクター・シックス”:「エスエスちゃんとお友達にならない?」
”スペクター・シックス”:目蓋のない瞳が、笑いかける。
白南風白蘭:「…………」
白南風白蘭:人から好意を寄せられるのはよくあることだが、この場面で言われるのは流石に予想外だった。
白南風白蘭:「それは……」
”スペクター・シックス”:「あなたもあいつらに作られたんでしょ?」
”スペクター・シックス”:「あなたみたいなの、普通には産まれてこないもの」
白南風白蘭:「……あいつら?」
”スペクター・シックス”:「えーっと……なんだっけ、ホスト、ホステス」
”スペクター・シックス”:「”ホスティルアース”!」
白南風白蘭:「…………」
白南風白蘭:「あなた、も?」
”スペクター・シックス”:「そ。私は”ツィーザー”だけど、あいつらなんてどれでも一緒よ」
”スペクター・シックス”:「最低のバカバカのヘンタイばっかり!」
”スペクター・シックス”:「大っ嫌い!だからあなたも逃げてきたんでしょ?」
白南風白蘭:SSのことを、じっと見つめる。
白南風白蘭:確かに、自分と同じ。『まがいもの』の気配。
”スペクター・シックス”:その肌も、その瞳も、その指も、本来の機能を隠し、人間に似せてあるだけのものだ。
”スペクター・シックス”:擬態を得意とする君にはひときわそれが感じられるかもしれない。
白南風白蘭:「……まあ、そうですね」
白南風白蘭:「その点においては、確かに」
白南風白蘭:「共感できる点もあるかもしれません」
”スペクター・シックス”:「でしょ!でしょ!やっぱりよね!」
”スペクター・シックス”:「アーくんはとってもいい人よ」
”スペクター・シックス”:「すっごく優しいの」
白南風白蘭:「(アーくん……アケローンか)」
”スペクター・シックス”:「私が嫌いなやつの頭ふっとばしても、それでいいよって言ってくれるの」
”スペクター・シックス”:「私のこと、ああしろこうしろって言わないの」
”スペクター・シックス”:「……すっごく優しいの」
”スペクター・シックス”:「あなたにもきっと優しいわ!」
白南風白蘭:「私と、お友達になりたい……そう仰いましたね?」
”スペクター・シックス”:「そうよ。きっとなれるわ!私やっぱりそう思う!」
”スペクター・シックス”:「アーくんは優しいけどいつも忙しいし」
”スペクター・シックス”:「私友達がすっごく欲しい!」
”スペクター・シックス”:「きっといい友達になれるんだから!」
白南風白蘭:「確かに魅力的なお誘いですね~。」
白南風白蘭:「自分と同じ境遇の相手と共に過ごすのは、精神的にも大変良いことです。」
白南風白蘭:「気が合う、というのでしょうか。その可能性が高い」
白南風白蘭:「私と同じ境遇の方は、そう多くはありませんし」
”スペクター・シックス”:「でしょ、でしょ?」
”スペクター・シックス”:んふーと満足顔
白南風白蘭:「……ですので……」
白南風白蘭:「あなたがこれまでしてきた事と、これからしようとしている事を、教えて頂けますか?」
白南風白蘭:「それによって、お友達になれるか考えてみようと思います」
”スペクター・シックス”:「これまで?んーーー」
”スペクター・シックス”:「ツィーザーのところからアーくんと一緒に逃げてきてぇ」
”スペクター・シックス”:「それでアーくんは、今私にプレゼントを作ってるんだって」
”スペクター・シックス”:「それ以外はぁ……わかんないっ☆」
”スペクター・シックス”:「色々考えるのって、カワイイ女の子の仕事じゃないじゃない?」
白南風白蘭:「……」少し、困ったように眉を下げて。
白南風白蘭:「う~ん、質問が悪かったですね。すいません」
白南風白蘭:「あなたにも分かるようにお聞きしますね」
白南風白蘭:「あなたは、これまでに人を殺しましたか?」
白南風白蘭:「これからも、殺すつもりですか?」
”スペクター・シックス”:「?」
”スペクター・シックス”:「当たり前でしょ。嫌いなやつなんて死んじゃえばいい」
”スペクター・シックス”:「あなたみたいに好きになれる人だけ、私の近くにいればいいの」
白南風白蘭:「そうですか……」はあ、と溜息をついて。
白南風白蘭:「……残念です。私も、あなたとはいいお友達になれると考えたのですが」
白南風白蘭:「先天的か、後天的かはさておいて」
白南風白蘭:「あなたは、ジャームです」
”スペクター・シックス”:「えっ」
白南風白蘭:「楽しいお話は、出来ません」
白南風白蘭:「私は、そう思いました」
”スペクター・シックス”:「な、何言ってるの、そんな事ないわ!」
”スペクター・シックス”:「どうしてそんな酷いこと言うの……?」
白南風白蘭:「まあ、同じ境遇のよしみ、ですか? そういうもので、正直なところを言うならば……」
白南風白蘭:「私は、人間社会の中で、平穏に暮らしたいんです」
白南風白蘭:「平穏って、わかります?」
”スペクター・シックス”:「落ち着くってことでしょ、安らかってことでしょ」
”スペクター・シックス”:「そんなのあんな、普通に生きてる奴らと」
”スペクター・シックス”:「私達は関係ないじゃない!」
”スペクター・シックス”:「あいつらが何人死んでも、殺しても」
”スペクター・シックス”:「私は平穏よ……!」
白南風白蘭:「ええ。ですが私は」
白南風白蘭:「お仕事をして、お給料を貰って、お家に住んで、買い物をして、」
白南風白蘭:「ご飯を食べて、お風呂に入って、本を読んで、布団で眠って、色々な相手とお話したいんですよ」
白南風白蘭:「あなたとお友達になってしまったら」
白南風白蘭:「多分、それが出来なくなる」
白南風白蘭:「なので、今回のお話は、遠慮させていただきます」
”スペクター・シックス”:「……」
”スペクター・シックス”:「絶対無理よ、そんなこと」
”スペクター・シックス”:「だって、だって」
”スペクター・シックス”:「私達、作られたのよ?」
”スペクター・シックス”:「そんな風に産まれてくる人間なんていない……」
”スペクター・シックス”:「誰とも一緒になんてなれない。誰も認めてくれない」
”スペクター・シックス”:「認めてくれる人を、探さないと……」
白南風白蘭:「そうですか。あなたはそうなんでしょうね~」
白南風白蘭:「まあ、私は違いますけど」
白南風白蘭:「認めてくれる人も、もう見つけたので」
”スペクター・シックス”:「……」
”スペクター・シックス”:愕然とした表情で、肩を落とす
”スペクター・シックス”:「嘘、嘘よ」
”スペクター・シックス”:「アーくん以外、そんな人いないんだから!!」
”スペクター・シックス”:「嘘つき!きらいきらい!虫けら!!アンタなんか大っきらい!!」
”スペクター・シックス”:合成皮膚の頬が、怒りに震えている。
白南風白蘭:「あらあら、嫌われてしましましたねえ」口の端が吊り上がる。
天城康介:「……結局のところさ」
天城康介:ぼんやりと、気の狂ったような話を聞いていたけれど。
天城康介:「お前も、アケローンも。そして多分、白南風さんも。みんな、人でなしなんだ。」
天城康介:「オーヴァードである以上、ひょっとしたら、俺達だって」
天城康介:「……正直、お前がどういう奴だってのはよく分からない。俺自身のことだってそうだ」
天城康介:ぽつぽつと、絞り出すように。
天城康介:「けどさ、これだけは言える。アケローンは、人の形をした人でなしで」
天城康介:「白南風さんは、人でなしの形をした、人だ」
白南風白蘭:「あ」
白南風白蘭:「やですねえ、お恥ずかしい。バレちゃいましたか?」わざとらしく照れ笑いをする。
天城康介:「ああもベラベラと喋られちゃあな。…そりゃあ、思う所がないわけじゃないけど」
”スペクター・シックス”:「……ちがう」
”スペクター・シックス”:「アンタに何が分かるのよ」
”スペクター・シックス”:「なんでそんな事言えるのよ!!」
天城康介:「…理由なんてひとつしかねえよ。俺は、白南風さんが人だって信じてる」
天城康介:「俺は、河合支部長を信じてる。その支部長が、何故だかわからないけど、白南風さんを認めて、信頼してる」
”スペクター・シックス”:「私だって信じてる!アーくんも私のこと、信じてる」
”スペクター・シックス”:「それでなんで……私達はダメなの……」
天城康介:「知るかよ。なんで、を自分で考えんのが」
天城康介:「人間(おれたち)のやるべきことじゃないのか。」
”スペクター・シックス”:「アンタが言った癖に……!」
”スペクター・シックス”:「答えを教えてもくれないの!?」
天城康介:「……俺だってまだ、何もかも分かったわけじゃない」
天城康介:「だけどな。人ってのは、なんもかんもひとりで背負えるようには出来ちゃいない」
天城康介:支部長から受けた叱責を思い出しながら、ゆっくりと。
天城康介:「あいつが、アケローンが。自分のためだけに動いてるのか」
天城康介:「本当は他の誰かのために動いてるのか、それは知らねえけど」
天城康介:「何かのために見ず知らずの人をたくさん犠牲にして、前に進める奴ってのは。」
天城康介:「人間でも、人でなしでもない。化物だ」
”スペクター・シックス”:「……わかんない……」
”スペクター・シックス”:「なんでよ、なんで殺しちゃいけないの」
”スペクター・シックス”:「関係ないやつは……関係ないのに……」
白南風白蘭:「そうですねえ、あなたと……私たちでも分かるように言うとすれば」
白南風白蘭:「生物は基本的に、同族で争いあうことはあっても、殺し合いまではしません」
白南風白蘭:「当然ですよね。同種を殺すことには、種としてメリットも無いですから」
白南風白蘭:「確かに、人は人を殺すこともあります。ですが、人間社会では大抵、そういう人のことを……」
白南風白蘭:「人でなし、と呼ぶんですよ」
白南風白蘭:「ただでさえこうして生まれた私たちが、更に人の道を外れれば」
白南風白蘭:「それはもう、怪物と何も変わらない」
”スペクター・シックス”:「……わ」
”スペクター・シックス”:「私は人間よ……人間なんだから……!」
”スペクター・シックス”:「そうじゃ、そうじゃなかったら」
”スペクター・シックス”:「何のために……!」
白南風白蘭:「だから言ったでしょう?あなたは理性の無い、対話不能の怪物、ジャームです」
白南風白蘭:「お友達には、なれません」
白南風白蘭:「ああ」
白南風白蘭:「被検体としてなら、飼ってあげてもいいですよ?」
白南風白蘭:「連れ帰ったら、きっとうちの支部長も喜ぶでしょうし」
”スペクター・シックス”:「……!!」
”スペクター・シックス”:「うう…」
”スペクター・シックス”:「うううううううううぅ”う”!!」
”スペクター・シックス”:”被検体”という言葉に
”スペクター・シックス”:急激に顔色が変わる
”スペクター・シックス”:表情の無いレンズの瞳に、それでも浮かび上がっているものがある
”スペクター・シックス”:殺意と怒り。呻きながら、それを君へと向けている。
”スペクター・シックス”:「全員、全員殺してもらうわ!アーくんはあんたたちなんか」
”スペクター・シックス”:「一人残らずバラバラにしてくれるんだから!!!」
”スペクター・シックス”:だっ
”スペクター・シックス”:闇の中へと逃げ込んで、消える。
天城康介:やはりどこかぼんやりと、暗闇に消える姿を眺めながら。
天城康介:「なあ、白南風さん」
白南風白蘭:「……はい?」
白南風白蘭:天城くんに視線を下ろす。
天城康介:「もしも今、あいつがアケローンを頼るんじゃなくて、こっちに向かってきてたら」
天城康介:「白南風さんのあいつへの気持ち、ちょっとは変わってたかな」
天城康介:視線は、白南風さんの肩越しの、背後の空間へ。
白南風白蘭:「?」首を傾げる。
白南風白蘭:「どうしてですか?」
白南風白蘭:「彼女はジャームでしょう?」
白南風白蘭:「殺してましたよ」
白南風白蘭:「そうなったら、天城くんも手伝ってくれましたよね?」にっこりと笑う。
天城康介:「…やっぱりあんた、いい人だけど、最低だ」
天城康介:苦笑い、にしては苦みが強すぎる表情を浮かべて。
白南風白蘭:「まあ!」口元に手を当て。
白南風白蘭:「よく言われます」
白南風白蘭:にやりと、これまでと別種の嫌な笑みを浮かべる。
天城康介:「だろうな!ああくそ、言わなきゃよかったよ!」
天城康介:ぞくり、とうすら寒いものを感じつつも。
天城康介:「……実際のところは、あいつがジャームかどうかなんて」
天城康介:「測定器でも持ってこなけりゃわかんないよな」
白南風白蘭:「例えジャームでなかったとしても」
白南風白蘭:「人殺しの怪物ですよ」
白南風白蘭:「彼女も、私も」
白南風白蘭:吐き捨てるように、嘲るように、言う。
天城康介:「だとしても、生き方次第だろ。」
天城康介:「うちの、第六支部のモットーってさ。物騒なんだよ。物凄く」
天城康介:「死ぬまで殺せ。ああ、確かに、そうすりゃ問答無用で勝ちだ。でも」
天城康介:「……何のために戦って、何のために殺すのか。それを考えろ」
天城康介:全く似ていない、というより似せようのない河合支部長の口真似。
白南風白蘭:「…………」しばらく、黙り込んで。
白南風白蘭:「……以前に、同じようなことを言われました」
白南風白蘭:「私が何であるかは関係ない」
白南風白蘭:「何がしたくて、何がしたくないのか」
白南風白蘭:「重要なのは、そこだと」
白南風白蘭:「その時は、正直、よく意味が理解できなかったのですが」
白南風白蘭:「今なら」
白南風白蘭:「少しだけ、分かるような気がします」
GM:---
GM:かんかんかんかん
GM:迷路の奥に、無機質な足音が響く。
”スペクター・シックス”:「うう…う”う”うう…」
”スペクター・シックス”:「アーくん、アーくん…」
”スペクター・シックス”:呻き、壁に体を擦り付けながら
”スペクター・シックス”:”アケローン”の元へと戻る。
"アケローン":「大丈夫かい?」
”スペクター・シックス”:「あいつら…あいつら殺して……!」
”スペクター・シックス”:「私に酷いこと言うの……お前なんか人でなしだって……」
”スペクター・シックス”:「そんなことない……私は!私は……」
"アケローン":微笑み、その肩を抱く。
"アケローン":「分かってるよ。大丈夫だよ」
”スペクター・シックス”:「アーくん……」
”スペクター・シックス”:「アーくんは、私が大事?」
"アケローン":「大事だよ」
”スペクター・シックス”:「私が必要?」
"アケローン":「必要だよ」
”スペクター・シックス”:「アーくん……アーくん……」
”スペクター・シックス”:「私もアーくんが大事だよ!すっごく大事だよ!」
"アケローン":「そう、嬉しいなあ」
"アケローン":「……プレゼントが出来たんだ」
”スペクター・シックス”:「!」
"アケローン":「君にも早く見て欲しい」
"アケローン":肩を抱いたまま、部屋の奥の扉へ。
”スペクター・シックス”:「嬉しい…はやく見せて!」
GM:ガコン
GM:重い鉄扉が開いた先には
GM:「ああ……」「ううう……」「…あ……」
GM:広大な円筒状の空間。
GM:その壁に、硝子の棺桶のようなものに閉じ込められた
GM:人間が並べられている。十人や二十人では利かない。
GM:中央には巨大なガラスの球。その中に浮かんでいるのは
GM:機械で象られた臓器のような、奇妙な物体。
”スペクター・シックス”:「……」
”スペクター・シックス”:「”エンプティ・ハート”……」
"アケローン":「実物を見るのは初めてでも、プログラムで分かるんだね」
"アケローン":「それとも、本能ってやつなのかな」
”スペクター・シックス”:「な」
”スペクター・シックス”:「なんで、どうしてこれがここに?」
"アケローン":「あはは、おかしな事聞くね」
"アケローン":「これと君は、元々ひとつだ。そうだろ?」
”スペクター・シックス”:「違う、違う違う」
”スペクター・シックス”:「私は”スペクター”じゃない!私は、かわいい、エスエスちゃん…」
”スペクター・シックス”:「でしょ……ねえ…アーくん……」
"アケローン":「……」
"アケローン":無言で、ただ笑みを浮かべている。
”スペクター・シックス”:「あ」
”スペクター・シックス”:「ああああああああ!!!」
”スペクター・シックス”:その体温の無い笑顔に全てを理解し、腕を振り上げる。だが。
”スペクター・シックス”:ばきゃっ
”スペクター・シックス”:軽い音を立てて、その両手足が根本の関節から外れる。
”スペクター・シックス”:がしゃん。手足を喪った胴体だけが、床に転がる。
"アケローン":「武装解除のコードは」
"アケローン":「君と一緒に、ツィーザーから回収しておいたんだ」
"アケローン":「黙っていてごめんね?」
”スペクター・シックス”:「……嫌」
”スペクター・シックス”:「いやだよぉ……」
”スペクター・シックス”:「部品になんか…………なりたくないよぉ…………」
"アケローン":「君は最初から」
"アケローン":「それ以外にはなれないよ」
"アケローン":穏やかに微笑んで
"アケローン":無造作にその髪を掴む。
GM:---
GM:輪移湖・地下施設
GM:最奥部
GM:---
GM:『エンジェルハイロウシンドローム』。
GM:この世界に最もありふれた、『光』というエネルギー。
GM:それを制御し、増幅する力。
GM:そしてオーヴァードの持つ能力の中で最も、『純粋な破壊』に適した力。
GM:……。
GM:合流し、最奥部に進んだ君たちを待ち受けていたのは
GM:目が眩むほどの、強い光。
天城康介:「うおっ…?」
天城康介:一歩踏み込むと同時、反射的に手で目を庇う。
GM:巨大な球状に収束された光の塊が、円筒状の空間に
GM:ひとつの天体のように浮かんでいる。
GM:その直下には、無数のケーブルで繋がれた”スペクター・シックス”。
GM:そして、その傍らに。
”スペクター・シックス”:『……』
"アケローン":「ようこそ」
"アケローン":「綺麗だろう。こんな綺麗なものを僕しか見られないなんて」
"アケローン":「少し、勿体無いと思っていたんだ」
"アケローン":「歓迎するよ。第六支部の皆さん。そして」
"アケローン":「……」
GM:君…河合奏は理解する。
GM:その声、その息遣い。そしてその微笑み。
GM:見紛うことはない。自分自身の確信は誤魔化せない。
GM:姿は違っていても、それは確実に
GM:――君の弟、河合響のものだ。
河合奏:「……」 ああ、そうか。信じたくは、なかったけれど。
河合奏:それでも、たった一人の弟を見間違えるほど。自分の目は節穴じゃない。
河合奏:「……響」
"アケローン":「ああ……」
"アケローン":ジジッ
"アケローン":ジジジジジッ
"アケローン":ザーーーーーッ
"アケローン":《擬態の仮面》を解除。
"アケローン":「そうだよ、僕だ」
"アケローン":君と同じ色の髪、同じ色の瞳、同じ色の肌。その姿は、君の弟の物に他ならない。
"アケローン":しかし、一点だけ。
"アケローン":『年齢』だけが違う。その容姿は10歳前後の子供にしか見えない。
"アケローン":「姉さん、久しぶり」
河合奏:「……久しぶり、か。ああ、そうだな。四年ぶりだ」
河合奏:「この四年間、どこで何してたんだ」
"アケローン":「あのね、姉さん」
"アケローン":「復元場所がズレたんだよ」
"アケローン":「”カラミティ”との戦いの後、散り散りになった僕の体はまた収束をはじめた」
"アケローン":「だけど、そう、40%くらいかな。姉さんの方から戻って来なかったから」
"アケローン":「実体を上手く取り戻せなくてね。自分が何なのか、自我さえ確かじゃなかった」
"アケローン":「……それで戦闘の跡をさまよっていたら、”ツィーザー”に拾われたんだ」
"アケローン":「彼らの技術で肉体は安定した、一年くらいかかったけどね」
"アケローン":「こうしてまた姉さんと話せるのも、彼らのおかげだよ」
河合奏:「その割に、スペクターまで連れ出して脱走したんだな」
"アケローン":「別に彼らに恩を感じたりはしなかったよ」
"アケローン":「元々が敵だし、あくまで彼らも僕を利用するために蘇らせたんだから」
"アケローン":「隙を見て、みんなの所に戻ろうと思ってた」
"アケローン":「そう、思ってた」
河合奏:「……それを変える何かがあった、か?」
"アケローン"河合響:頷く。
"アケローン"河合響:「姉さん」
"アケローン"河合響:「僕はね、独りになって、自分のするべきことをもう一度よく考えた」
"アケローン"河合響:「それは姉さんと麗佳さんを守ることだ」
"アケローン"河合響:「大切な物は、自分の力で守る」
"アケローン"河合響:「姉さん達は、この四年間、ううん、それよりも前からずっと」
"アケローン"河合響:「戦って、戦って、傷ついて、傷ついて」
"アケローン"河合響:「……ずっと、傍で見てたよ」
"アケローン"河合響:「僕は独りになって、本当の意味で2人を守る方法に気がついた」
"アケローン"河合響:「どれだけ僕が守っても、姉さんと麗佳さんは傷つく。それは姉さんたちの生き方なんだから」
"アケローン"河合響:「……僕には変えられない」
"アケローン"河合響:「だからね、姉さん」
"アケローン"河合響:目を細めて、あの日
"アケローン"河合響:君の目の前で光となって消えていった時のように、笑う
"アケローン"河合響:「みんな死んでしまえばいい」
"アケローン"河合響:「この街の生命全部を奪えば、もう姉さんたちは傷つかなくて済む」
"アケローン"河合響:「……何も守らなくていい」
"アケローン"河合響:「だから全部、灼いてしまおうと思って」
"アケローン"河合響:頭上で、太陽のように
"アケローン"河合響:光球が輝いている。
白南風白蘭:SSの様子が先ほどと違う事に気付き、「……彼女は?」
”スペクター・シックス”:『……』
”スペクター・シックス”:だらりと首を下ろし、虚空を見つめて微動だにしない
”スペクター・シックス”:その背中から、無数のケーブルが光球へと繋がれている。
"アケローン"河合響:「あれがどうかした?」
白南風白蘭:「……随分、おしとやかになったようですが」
"アケローン"河合響:「ああ、会話機能は切ったからね」
"アケローン"河合響:「なんだったんだろうね、あれ」
"アケローン"河合響:「どういう理由であんな機能が付いてたのかよくわからないけど」
"アケローン"河合響:「”ツィーザー”にとっては何か理由があったのかも」
"アケローン"河合響:「僕には想像もつかないけど」
白南風白蘭:「彼女は……慕っているようでしたが?あなたのことを」
"アケローン"河合響:「?そうなんだ」
"アケローン"河合響:「どういう意味の機能だったんだろうね。ますます分かんないなぁ」
白南風白蘭:「……何か……」
白南風白蘭:「……何か、思うところは、なかったのですか?」
白南風白蘭:無自覚のうちに、質問というより、懇願の色が滲む。
"アケローン"河合響:「無いよ?」
"アケローン"河合響:「コップはコップ、カメラはカメラ」
"アケローン"河合響:「変なこと言ってるかな」
白南風白蘭:「…………。……そうですか」
白南風白蘭:「……そうですよね」
”スペクター・シックス”:『接続状態、良好です』
”スペクター・シックス”:一定間隔のアラートとして
”スペクター・シックス”:機械的な声が俯いたまま発せられる。
"アケローン"河合響:「ああ、ありがとう」
白南風白蘭:ああ、そうだ。
白南風白蘭:分かっていたことではないか。
白南風白蘭:所詮、『私たち』の末路など、こんなものだ。
白南風白蘭:分かってはいる。きっとそれが正しいのだろう。
白南風白蘭:だが、何か。
白南風白蘭:反射でもなく、捕食衝動でもない、不明瞭な何かが、
白南風白蘭:平静な思考を焼き焦がしていく。
五色沼伍堂:「つまり君は」
五色沼伍堂:「君の独断で動いているという理解でいいのかな」
五色沼伍堂:「“ツィーザー”の意志とは関係なく、勝手に行動している」
"アケローン"河合響:「ああ。これは僕の意志だよ」
"アケローン"河合響:器材のひとつに座ってパタパタと脚を揺らしながら言う
五色沼伍堂:「ふむ」
"アケローン"河合響:「だって彼らFHは、姉さんたちを苦しめる僕の敵」
"アケローン"河合響:「この街で二番目に許せない存在だ」
五色沼伍堂:「崩落戦の被害者を唆して実験台を集めたのも、君の趣味か」
"アケローン"河合響:「趣味ってわけじゃないね」
"アケローン"河合響:「単に効率がよかったんだ」
"アケローン"河合響:「姿を」
"アケローン"河合響:ジジッ
"アケローン"河合響:「変えたら」
"アケローン"河合響:ジジッ
"アケローン"河合響:「それだけで簡単に話を聞いてもらえるからね」
"アケローン"河合響:天城玲子、綾瀬真花、そして、君たちも知らない誰か。
"アケローン"河合響:おそらく、あの日死んだ誰かの顔に、姿を次々と変えていく。
"アケローン"河合響:「そして強いモチベーションを持つ者は、強い能力に目覚めやすい」
"アケローン"河合響:「欲求とレネゲイドの基本原則だ」
五色沼伍堂:「その上、幸いにして君は崩落戦時の情報には事欠かない」
"アケローン"河合響:「……ふふ。」
"アケローン"河合響:「皆、有りもしない事を信じたがる」
"アケローン"河合響:「でも別に、信じたからって言って罪じゃないし」
"アケローン"河合響:「罰を与えたいわけでもない」
"アケローン"河合響:「ただ、僕の大事な人が生きるために、彼らは邪魔なんだ」
"アケローン"河合響:「いらないから、掃除する」
"アケローン"河合響:「いずれ燃やす塵の中から、必要な砂粒を集めてた」
"アケローン"河合響:「少し疲れたよ」
五色沼伍堂:「……」
五色沼伍堂:「なあ、君は」
五色沼伍堂:「すべてを燃やしたら、それで解決すると思うかい」
"アケローン"河合響:「するに決まってるよ」
"アケローン"河合響:「姉さんたちが守るものはもう無いんだから」
"アケローン"河合響:「姉さんと麗佳さんは、ずっと平穏に暮らすんだ」
"アケローン"河合響:「2人が安心して、眠れるようになる……」
五色沼伍堂:「そうか……そうだな。発想は嫌いじゃない」
五色沼伍堂:「だがそれは、ちょっと大変だと思うね」
五色沼伍堂:薄く笑みを浮かべる
"アケローン"河合響:「そうかな」
"アケローン"河合響:首を傾げる
五色沼伍堂:「ああ。それは自分が一番よくわかってるだろう」
五色沼伍堂:「君が一番大切に思っている人が」
五色沼伍堂:「どう思うか。どう思われているか」
五色沼伍堂:「それを聞いてからでもいいんじゃないか」
"アケローン"河合響:「聞く必要ないよ」
"アケローン"河合響:「僕は一番良く知ってる」
"アケローン"河合響:「乱暴で、無鉄砲で、おっちょこちょいで……でも強くて優しくて」
"アケローン"河合響:「姉さんのことは、僕が一番良く知ってる」
天城康介:「そう言うと思ったよ。」
天城康介:ようやく眩しさに目が慣れたころ。呻くように、声を絞り出す。
天城康介:「ちゃんと確かめてからにしよう、って考えたなら、そもそもこんなコトになっちゃいない」
天城康介:「……なあ、あんたさ。支部長の弟なら、あんたも、俺の命の恩人のひとりだ。だったら」
天城康介:「最初っから、こうしたいから力を貸してくれ、って言われてりゃ。俺は、ほいほい騙されてただろうさ」
"アケローン"河合響:「なんだ、じゃあそう言えば良かったね『特異点』くん」
"アケローン"河合響:「今からでも力を貸してよ。全部殺すんだ」
天城康介:「アホか。」
天城康介:「……支部長や、俺を助けてくれた皆のためなら、俺に出来ることはなんだってやる。でもな」
天城康介:「全部自分で背負い込んで、勝手に解決しようとしてる奴に、貸す力は無ぇよ。」
天城康介:「ついさっき、それで叱られたとこだしな」
"アケローン"河合響:「……知ってるかい?」
"アケローン"河合響:「大事なものは、自分の力で守るんだ」
"アケローン"河合響:「僕はそれをやり遂げるよ」
天城康介:「違うよ、それは」
天城康介:断定するように、きっぱりと。
"アケローン"河合響:「何が?」
"アケローン"河合響:幼児とも言える、少年の目で君を覗き込む。
天城康介:「大事なものは、みんなで守るんだ。そのために、俺は、俺たちは。」
天城康介:「……あの時の、あんたは」
天城康介:その無邪気な、そして暗い瞳に。応えるべき言葉は。
河合奏:「『死ぬまで殺せ。殺せば死ぬ』」
河合奏:静かに語り上げるように、声が響く。
河合奏:同時に、彼女は腕章を外し裏返す。
河合奏:そこには表と同じ刃の意匠、#6の文字。違うのは、刻まれた英文だけ。
河合奏:『Don't forget,all of us for all of N』。
河合奏:「……けれど忘れるなかれ。我ら、全てを守るために」
河合奏:その言葉は、「我らの全ての力を守るために使え」という訓戒であり、「我らは全ての人々を守るために戦う」という宣言だ。
"アケローン"河合響:「姉さん……」
"アケローン"河合響:「でも彼らは、姉さんを守ってくれないよ」
"アケローン"河合響:「そんなの、酷いじゃないか」
河合奏:「守られるなんて、あの一回で懲りたからな」
河合奏:「私は、どこまで行っても守る者(ガーディアン)なんだよ。響。」
河合奏:「そうありたいし、そうあると決めた」
"アケローン"河合響:「……じゃあ、それなら」
"アケローン"河合響:「僕は姉さんを守る者だ」
"アケローン"河合響:「何度でも、何度でも」
"アケローン"河合響:「邪魔するのなら、姉さんだって殺してみせる」
河合奏:その強い瞳に面影を見た。あの日の弱々しい笑顔が重なって、今に上書きされる。
河合奏:弱い光が強い光に呑み込まれるように。残光が極光に焼かれるように。
河合奏:間違いなく、目の前のこいつは『河合響』だ。そして、過去の『河合響』とは別人だ。
河合奏:ああ、全く。私を一番知ってるといった割に、理解が甘い。
河合奏:私が止まる日が来るとすれば、それは守るべきものが無くなった日ではなく、倒すべき敵が消え去った日だ。
河合奏:だからこいつとは相容れない。守ると言いながら、私の信条を否定する響を、受容は出来ない。
河合奏:河合響のロイスをタイタスに変更します。
河合奏:「やれるものならやってみろ、響」
河合奏:あくまで好戦的に、笑う。――そういえば。
河合奏:姉弟喧嘩なんて、いつ以来だったろうか。
"アケローン"河合響:君の知る弟と同じように、穏やかに、どこか困ったように笑い
"アケローン"河合響:「行くよ、姉さん」
GM:キ ィインッ
GM:空間が強力なジャームのワーディングに支配される!
GM:衝動判定!難易度9!
白南風白蘭:5DX+1>=9
DoubleCross : (5R10+1[10]>=9) → 10[6,6,8,9,10]+7[7]+1 → 18 → 成功

白南風白蘭:88+2D10
DoubleCross : (88+2D10) → 88+7[1,6] → 95

河合奏:3dx=>9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 6[3,3,6] → 6 → 失敗

河合奏:90+2d10
DoubleCross : (90+2D10) → 90+6[1,5] → 96

天城康介:3dx+2+1>=9
DoubleCross : (3R10+2+1[10]>=9) → 6[3,4,6]+3 → 9 → 成功

天城康介:うおお、ギリギリ…!
天城康介:2d10+94
DoubleCross : (2D10+94) → 19[10,9]+94 → 113

天城康介:ワオ…
五色沼伍堂:6dx>=9
DoubleCross : (6R10[10]>=9) → 8[1,4,6,7,7,8] → 8 → 失敗

五色沼伍堂:2d10+108
DoubleCross : (2D10+108) → 16[6,10]+108 → 124

GM:ゴドーさんッ!
GM:ではエネミーの配置はこちら!
GM
”スペクター・シックス”、ドローン・ゴースト×2
10m
”アケローン”河合響、ドローン・ゴースト×2
10m
PC全員

GM:スペクター・シックスの行動値は12、アケローンが15、ドローン・ゴーストはそれぞれ8です
天城康介:数が…数が多い…!
白南風白蘭:ドローン4体
河合奏:範囲撃たなきゃ
GM:ではセットアップから!
白南風白蘭:なし!
五色沼伍堂:《原初の黄:加速装置》LV4 【行動値】+16 侵蝕値+2
五色沼伍堂:【行動値】5→21 侵蝕率124→126
河合奏:戦いの予感Lv4+スピードスターLv1:行動値+40、攻撃力+55
河合奏:あ、違う戦いの予感はLv3、なので行動値も攻撃力も10下がります
天城康介:《フルパワーアタック》を使用!
天城康介:行動値が0になります。
GM:それではエネミーの宣言、ゴーストとスペクターはそれぞれなし。
"アケローン"河合響:Eロイス:《システムダウン》を起動。オートエフェクトを宣言。
"アケローン"河合響:対決の意志判定に失敗したPCはこのラウンド、オートエフェクトが発動できなくなります。
白南風白蘭:ゲェーッ!!
"アケローン"河合響:6dx+4
DoubleCross : (6R10+4[10]) → 10[3,3,4,7,8,10]+3[3]+4 → 17

"アケローン"河合響:対象はシーン!全員トライせよ!!
河合奏:4dx=>17
DoubleCross : (4R10[10]>=17) → 10[6,8,9,10]+6[6] → 16 → 失敗

白南風白蘭:4DX+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 7[3,6,6,7]+1 → 8

白南風白蘭:さ、最悪!
天城康介:3dx+2+1>=17
DoubleCross : (3R10+2+1[10]>=17) → 7[4,6,7]+3 → 10 → 失敗

天城康介:ううん、オート禁止はきっつい。
五色沼伍堂:意志か
五色沼伍堂:6dx>=17
DoubleCross : (6R10[10]>=17) → 10[1,2,4,8,8,10]+1[1] → 11 → 失敗

五色沼伍堂:うーん
"アケローン"河合響:では全員にオート封印のデバフが!
"アケローン"河合響:ラウンド中、いつでもタイタス昇華で解除できます。
河合奏:オート無いから無害だな
五色沼伍堂:白南風さんはタイタスで解除してもらうのがいいかもしれないな…
白南風白蘭:そうですね
天城康介:他にBSが来るかもしれないので、行動前にタイタス昇華で、全部の悪影響を解除するのがよいかも。
河合奏:邪毒は多分ありますからね
河合奏:白南風さんは回避振るときに使うとかが良いかもですが
白南風白蘭:なるほど…
GM:ではまず手番は河合さんから!
GM:ですが、イニシアチブに!
”スペクター・シックス”:《加速する刻》を起動
”スペクター・シックス”:手番に入ります。
白南風白蘭:ウワーッ
河合奏:で、出た
”スペクター・シックス”:マイナーでシャインブレード、メジャーでコンセントレイト+小さな塵+レーザーファン+アームズリンク+ライトニングリンク
”スペクター・シックス”:範囲攻撃を行います。対象はPC全員。
白南風白蘭:はい!ミスディレクション
白南風白蘭:対象単体に!
白南風白蘭:侵蝕95-100
河合奏:助かる!
五色沼伍堂:やるぅ
白南風白蘭:対象改めて選択ですね
GM:えーと、再選択か
GM:ここはもう
GM:白南風さんで行きましょう!!
GM:この展開なら、当然そうだ!!
”スペクター・シックス”:13dx7+8
DoubleCross : (13R10+8[7]) → 10[1,2,2,3,3,3,4,7,8,10,10,10,10]+10[1,4,4,5,6,9]+6[6]+8 → 34

”スペクター・シックス”:レッツ対処!
白南風白蘭:くっ
白南風白蘭:エスエスちゃんにロイス 同情/〇憤懣で取得、同時にタイタス昇華してバットステータス打消します
白南風白蘭:ドッジ!
白南風白蘭:≪リフレックス≫+≪ゲットダウン≫
白南風白蘭:侵蝕100-104
白南風白蘭:7DX7+14
DoubleCross : (7R10+14[7]) → 10[1,2,2,2,6,8,9]+10[3,9]+10[9]+3[3]+14 → 47

白南風白蘭:ウオーッ
天城康介:!?
河合奏:つよい
GM:!?
GM:やりやがった
”スペクター・シックス”:『接続をプロテクトします』
”スペクター・シックス”:『妨害因子を、排除』
”スペクター・シックス”:ザアアアアアッ!!
”スペクター・シックス”:球体から迸る光の雨が
”スペクター・シックス”:リフレクターに乱反射し、君たちを穿つ!
白南風白蘭:全員を貫いたように見えた閃光は、
白南風白蘭:その全てが、オーヴァードたちの身体をすり抜ける。
白南風白蘭:周囲には、天城、河合、五色沼、そして白南風、それぞれの幻影が
白南風白蘭:大量に展開し、敵の視界を埋め尽くしている。
”スペクター・シックス”:キュイッ キュイイ
”スペクター・シックス”:首だけが胴体に付随しない不自然な動きで幻覚を追う
白南風白蘭:まるで無感情な機械に成り果てたSSを見て、
白南風白蘭:白南風は、ぎちり、と牙を噛み合わせる。
白南風白蘭:「あれだけ言っておいて」
白南風白蘭:「その結果がこれですか」
白南風白蘭:「……ふざけないでくださいよ」
”スペクター・シックス”:『照準、再設定します』
”スペクター・シックス”:『再設定します』
白南風白蘭:「……」応じて、無感情な昆虫の瞳で、
白南風白蘭:彼女に銃口を向ける。
GM:それでは行動値脅威の45!河合さんの手番へ!
河合奏:では、行きます。
河合奏:ヴィジョンズ・フィスト:骨の剣Lv5+死招きの爪Lv4
河合奏:素手攻撃力30、ガード値6、命中-1
河合奏:インディフィニット・ホログラム:光の舞踏Lv1+コンセントレイト:エンジェルハイロゥLv3+一閃Lv1+獅子奮迅Lv1
河合奏:アケローンたちのエンゲージまで移動して、範囲攻撃!
"アケローン"河合響:当然、そこに
"アケローン"河合響:オートエフェクト、フラッシュゲイズ発動!
"アケローン"河合響:ミドル時から更に上昇して、低減ダイスは8だ!
河合奏:では河合響のタイタス昇華でダイス+10!
GM:躊躇わず!
河合奏:ここは止まるところじゃない!判定行きます!
GM:どうぞ!
河合奏:12dx7+2
DoubleCross : (12R10+2[7]) → 10[1,1,2,3,4,5,7,7,7,8,8,8]+10[2,3,3,5,8,9]+10[6,9]+10[9]+1[1]+2 → 43

"アケローン"河合響:回避
"アケローン"河合響:6dx+6
DoubleCross : (6R10+6[10]) → 10[5,5,6,6,10,10]+9[2,9]+6 → 25

"ドローン・ゴースト":回避
"ドローン・ゴースト":7dx+6
DoubleCross : (7R10+6[10]) → 10[4,4,6,9,10,10,10]+8[2,7,8]+6 → 24

"ドローン・ゴースト":7dx+6
DoubleCross : (7R10+6[10]) → 10[1,3,3,4,6,6,10]+6[6]+6 → 22

GM:おのれーーー!
河合奏:怖いなお前ら
GM:全命中!そしてゴースト3がアケローンをカバー!
河合奏:ちっ、仕方ないか ダメージ出します!
河合奏:5d10+75
DoubleCross : (5D10+75) → 25[1,8,1,10,5]+75 → 100

河合奏:ぴったり
白南風白蘭:ひゃくてん……
"アケローン"河合響:くっ、これはどう足掻いても生き延びさせられない!
"アケローン"河合響:オートは温存!さらばドローン!
"ドローン・ゴースト":アケローンと同エンゲージのドローン3、4が戦闘不能!
河合奏:光と、わずかに風が奏の体を包む。かつては響と融合していたときにだけ使った必殺技。
河合奏:深呼吸。吸って、吐く。その間にも光は強さを増していく。
河合奏:そして息を吐ききったその瞬間。その姿が掻き消える。軌跡さえ残さずに。
河合奏:一瞬、精悍な青年がそこに居た。一瞬、幼さを残す少年がそこに居た。
河合奏:ただ一撃、ドローンに攻撃を加えた瞬間だけの残像。そして、最後に。
河合奏:今の響とそう変わらないように見える、あどけない少女が現れる。
"アケローン"河合響:「……!」
"アケローン"河合響:「ああ、姉さん」
"ドローン・ゴースト":――がしゃッ!!
"ドローン・ゴースト":音さえも、破壊そのものさえも
"ドローン・ゴースト":光速の連撃に追いつけず、一拍遅れて崩れ去る。
"アケローン"河合響:「かくれんぼに、鬼ごっこ」
"アケローン"河合響:「あの家で沢山遊んだね……いつも姉さんには敵わなかったけど」
"アケローン"河合響:「今日は負けられない」
河合奏:「残念ながら、今日も私が勝つぞ。……姉だからな」 戦場に不似合いな高い声。幼い笑顔。
河合奏:それでも、護るために拳を振るう彼女は。確かに『河合奏』だった。
"アケローン"河合響:「あはは!ふふふふっ」
"アケローン"河合響:「ひどく、懐かしい。何もかも」
GM:では続いてゴドーさんの手番へ
五色沼伍堂:はいな
五色沼伍堂:うーん 悩ましいところだけど
五色沼伍堂:マイナーでエンゲージだけ切って前に微移動
五色沼伍堂:3mでいいかな
五色沼伍堂:メジャーアクション
五色沼伍堂:《原初の赤:魔獣の衝撃》LV6《コンセントレイト:ウロボロス》LV3《プラズマカノン》LV4
五色沼伍堂:対象は”アケローン”
"アケローン"河合響:こいっ
五色沼伍堂:12dx7
DoubleCross : (12R10[7]) → 10[1,1,2,3,4,6,7,7,7,8,9,9]+10[3,3,5,5,7,8]+10[4,10]+10[7]+4[4] → 44

"アケローン"河合響:にゃーう!回避!
"アケローン"河合響:6dx+6
DoubleCross : (6R10+6[10]) → 10[1,2,4,6,6,10]+2[2]+6 → 18

"アケローン"河合響:出目はいいんだがなあ
五色沼伍堂:ダメージ出します
五色沼伍堂:5d10+25+2d10
DoubleCross : (5D10+25+2D10) → 38[10,9,9,7,3]+25+14[4,10] → 77

五色沼伍堂:いいぞ ご機嫌だ
"アケローン"河合響:たっか!!
"アケローン"河合響:めちゃくちゃ出目が高い!
"アケローン"河合響:ともかくデモンズウェブ!
"アケローン"河合響:77-7d10
DoubleCross : (77-7D10) → 77-34[6,4,4,1,7,3,9] → 43

"アケローン"河合響:でかいなあ~
"アケローン"河合響:かなり食らいます!天城くんのパンチも効いてる!
五色沼伍堂:エンゲージを離脱しつつ、影の蛇で冷気を、左腕で熱気を収束させる
五色沼伍堂:幻影入り乱れる戦場に冷気と熱気がぶつかり合い、そこに霧が漂い始める
五色沼伍堂:「いかなる姿を取ろうとも」
五色沼伍堂:「形ある限り、僕の眼はごまかせない」
五色沼伍堂:「射線は通った――『叢雲』」
五色沼伍堂:蹴散らされたドローン、その合間を縫ってプラズマと化した大気が一閃する!
"アケローン"河合響:「……!!」
"アケローン"河合響:直撃!炎に巻かれ、吹き飛ぶ!
"アケローン"河合響:「まだまだ……大丈夫」
"アケローン"河合響:「僕は、もう弱くないんだ」
"アケローン"河合響:「はははっ」
"アケローン"河合響:ジジッ ジジジジッ
"アケローン"河合響:姿そのものを歪ませながら、霧と炎の中立ち上がる。
五色沼伍堂:「……」
五色沼伍堂:その姿を黙って見つめていよう
五色沼伍堂:侵蝕率126→135 HP29→26
"アケローン"河合響:「さあ、姉さんを、麗佳さんを」
"アケローン"河合響:「守らなくちゃ!!」
GM:行動値15、アケローンの手番です。
"アケローン"河合響:マイナーで形状変化:柔+骨の銃、メジャーでコンセントレイト+オールレンジ+小さな塵
"アケローン"河合響:そしてスペシャルゲストォ…
"アケローン"河合響:もう大体みんな分かってると思うけど…
"アケローン"河合響:+異形の祭典!!
天城康介:祭りだ!
白南風白蘭:ツギャ!!
"アケローン"河合響:対象が4体、つまり骨の銃の射程にいる全員になります。
白南風白蘭:む……これは
白南風白蘭:ミスディレクションが…使えないのでは!?
GM:ふふふ
GM:その通り
白南風白蘭:イヤーッ!ダメーッ!
GM:範囲では無いですからね!
GM:その他妨害ありますか!
白南風白蘭:ないです!
天城康介:割り込みはありません!
五色沼伍堂:うーん、通しで
"アケローン"河合響:では命中ロール!
"アケローン"河合響:16dx7+3
DoubleCross : (16R10+3[7]) → 10[1,1,1,2,2,3,3,4,4,6,6,7,8,8,9,10]+10[2,2,3,4,7]+3[3]+3 → 26

"アケローン"河合響:振るわない!
"アケローン"河合響:リアクションどうぞ!
河合奏:スピードスターと暴走で二重にリア不!棒立ちで食らいます!
五色沼伍堂:暴走。
白南風白蘭:ドッジ!
白南風白蘭:≪リフレックス≫+≪ゲットダウン≫
白南風白蘭:侵蝕104?108
白南風白蘭:7DX7+14
DoubleCross : (7R10+14[7]) → 10[4,4,5,5,7,10,10]+6[1,2,6]+14 → 30

白南風白蘭:成功
"アケローン"河合響:野郎ォ!
天城康介:つよい
天城康介:そして自分はドッジを試みます。
天城康介:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 6[1,2,4,4,5,6]+1 → 7

天城康介:振るわず!
白南風白蘭:天城くんに≪鏡の中の人形≫
白南風白蘭:代わりにドッジ試みます
天城康介:あ、ありがたい…!
白南風白蘭:侵蝕108-111
白南風白蘭:≪リフレックス≫+≪ゲットダウン≫
白南風白蘭:111-115
白南風白蘭:7DX7+14
DoubleCross : (7R10+14[7]) → 10[1,3,4,6,6,8,8]+10[6,9]+6[6]+14 → 40

白南風白蘭:ヤッタネ
"アケローン"河合響:カマーッ
"アケローン"河合響:では大人組へダメージ
"アケローン"河合響:3d10+18
DoubleCross : (3D10+18) → 14[5,7,2]+18 → 32

"アケローン"河合響:諸々有効。
河合奏:ボデマを引いて、1足りない!仕方ないので固定の先代第六支部長を昇華!
五色沼伍堂:ボディアーマーで8点止めて……2耐える
五色沼伍堂:2て
GM:食いしばりおって…
"アケローン"河合響:ではそれぞれダメージを受けたので
"アケローン"河合響:餓鬼魂の使いを起動、お二人は邪毒3をどうぞ。
河合奏:いたい
"アケローン"河合響:ザアアアアアッ
"アケローン"河合響:両腕を光の粒子へと変え、マシンガンのように撃ち出す!
"アケローン"河合響:ガガガガガガガガッ!!
"アケローン"河合響:撃つほどに実体の輪郭が薄れていき
"アケローン"河合響:着弾点に収束!再び出現する!
"アケローン"河合響:「ははは」
"アケローン"河合響:ガガガガッ ジジッ
"アケローン"河合響:「はははは」
"アケローン"河合響:ガガガガッ ジジジジッ
"アケローン"河合響:「ははははははッ!!!」
"アケローン"河合響:ガガガガガガガッ ジジジジジジジッ !!
"アケローン"河合響:嵐のように光の弾丸は吹き荒れる!!
白南風白蘭:幻影が次々とかき消される。
白南風白蘭:豪雨のような弾幕の前に、幻惑はほとんどその効果を成さない。
天城康介:「っ…!?」
天城康介:けれど、消えてゆく幻が身代わりになってくれたかのように。
天城康介:自分には、光の弾丸は届かない。そのことに、目を見開いて。
天城康介:一瞬、白南風さんに視線を向ける。
白南風白蘭:「あ~、相性悪いですねえ~」
白南風白蘭:その視線には気付かず、ただ敵だけを見て、また幻影を展開する。
"アケローン"河合響:ジジジッ ザッ
"アケローン"河合響:再び粒子を収束させ、奏の傍に降り立つ。
"アケローン"河合響:「姉さん、大丈夫?」
"アケローン"河合響:倒れた君へ、小さな手を差し伸べる。
河合奏:能力の反動で動けない。当然のように蜂の巣になって、しかし傷を光が埋めていく。
"アケローン"河合響:「怪我してるよ。血が出てるよ」
"アケローン"河合響:「……姉さん、もうやめようよ」
"アケローン"河合響:「痛いのも、血が出るのも、嫌だよね。姉さん」
"アケローン"河合響:「嫌だって言ってよ、姉さん……」
河合奏:「……確かに、怪我なんてわざわざしたくはないな」
河合奏:「それでも」 手は取らず、自力で立ち上がる。
河合奏:「守ることを諦めるよりいい」
"アケローン"河合響:再び25歳の姿に戻る君をを見上げている。
"アケローン"河合響:「姉さんは」
"アケローン"河合響:「わからず屋だなあ……」
河合奏:「お前も同じだ。……似てしまうものだな、家族ってのは」
GM:続いてここからは敵手番ラッシュ
GM:覚悟の準備をしておいてください!
白南風白蘭:ヤメテ
GM:スペクター、ドローン×2
10m
河合、アケローン
7m
五色沼
3m
天城、白南風

GM:行動値12、スペクターシックスの手番!
”スペクター・シックス”:ケーブルで繋がれているのでマイナーでの移動は不可。メジャーでコンセントレイト+小さな塵+レーザーファン+アームズリンク+ライトニングリンク
”スペクター・シックス”:引き続き範囲攻撃を行います。狙うは後衛、天城&白南風チーム。
白南風白蘭:はい!≪ミスディレクション!≫
白南風白蘭:侵蝕115-120
白南風白蘭:対象単体化!
”スペクター・シックス”:そうなるワケダ!
”スペクター・シックス”:対象はやはり白南風さんで行きましょう!
白南風白蘭:こい!
”スペクター・シックス”:ケリをつけてやるッ!
”スペクター・シックス”:13dx7+8
DoubleCross : (13R10+8[7]) → 10[1,1,2,2,3,4,7,7,8,8,9,10,10]+10[1,4,5,10,10,10,10]+10[1,5,7,9]+10[4,10]+10[10]+10[10]+10[10]+10[8]+4[4]+8 → 92

白南風白蘭:ア~ン?
”スペクター・シックス”:殺意来た
天城康介:これが殺意。
白南風白蘭:勝負してやるッ!ドッジだ!
白南風白蘭:≪リフレックス≫+≪ゲットダウン≫!
白南風白蘭:侵蝕120-124
白南風白蘭:7DX7+26
DoubleCross : (7R10+26[7]) → 10[3,3,5,6,8,9,10]+10[2,3,9]+1[1]+26 → 47

白南風白蘭:クソ~~~~ッ
白南風白蘭:ダメージどうぞ!
”スペクター・シックス”:強気過ぎる!その意気や良し!!
”スペクター・シックス”:10d10+33
DoubleCross : (10D10+33) → 58[6,6,8,8,4,2,6,5,3,10]+33 → 91

”スペクター・シックス”:介錯しもす!
白南風白蘭:死!
白南風白蘭:ゴドーさんのロイス昇華、蘇生!
”スペクター・シックス”:ぢゅいんぢゅいんぢゅいんぢゅいん!!
”スペクター・シックス”:宙に舞う花のようなリフレクターで的確に反射された熱線が
”スペクター・シックス”:幻影ごと本体を貫き、焼く!!
”スペクター・シックス”:『排除、排除、排除』
白南風白蘭:「…………!」
白南風白蘭:なんとか天城くんは範囲から逃すが、
白南風白蘭:嵐のような攻撃に幻影も防御も回避も意味を為さず、
白南風白蘭:本体を深々と抉りぬかれる。
”スペクター・シックス”:『……沈黙を確認。標的を再設定』
白南風白蘭:「…………」
白南風白蘭:口の端から血を零し、
白南風白蘭:夥しい血を流しながらも、ゆらりと立ち上がり、
白南風白蘭:再びSSに向き直る。
”スペクター・シックス”:『……?』
”スペクター・シックス”:『状況修正、攻撃を続行します。』
GM:白南風さん手番どうぞ!
白南風白蘭:はい!
白南風白蘭:マイナーで≪オリジン:プラント≫
白南風白蘭:侵蝕124-126
白南風白蘭:メジャーで≪スパークウェッジ≫
白南風白蘭:侵蝕128
白南風白蘭:対象エスエスちゃん!
白南風白蘭:7DX10+27+1
DoubleCross : (7R10+27+1[10]) → 10[2,2,3,3,7,9,10]+2[2]+28 → 40

白南風白蘭:ヨッシャ!
”スペクター・シックス”:ふふふ…
”スペクター・シックス”:リアクションは…
”スペクター・シックス”:不可!ケーブルで繋がれているからだ!
"ドローン・ゴースト":故にゴーストがカバー!
"ドローン・ゴースト":行動を破棄!
白南風白蘭:死ねーッ!
白南風白蘭:5D10+8+3D10
DoubleCross : (5D10+8+3D10) → 31[9,10,8,1,3]+8+5[2,2,1] → 44

白南風白蘭:微妙!
白南風白蘭:自身HP12→9に!
白南風白蘭:対象には白南風以外攻撃時6ダメージ状態付与!
"ドローン・ゴースト":ぐええ
"ドローン・ゴースト":ドローンは即死!ダメージが高いよ!
白南風白蘭:ヤッタ!
"ドローン・ゴースト":ヂィン!!
"ドローン・ゴースト":盾となって弾丸を弾き、エスエスの足元に転がる!
白南風白蘭:エスエスを狙って放った弾丸がドローンに弾かれるのを見て、
白南風白蘭:血塗れの笑みを崩し、冷めた目でエスエスを見つめる。
白南風白蘭:「……性能は上がったようですが」
白南風白蘭:「最初にお会いした時よりも」
白南風白蘭:「あなた、ずっとつまらなくなりましたね」
”スペクター・シックス”:『攻撃、攻撃を続行』
”スペクター・シックス”:機械的な音声だけが繰り返される
白南風白蘭:「……」
白南風白蘭:無言で、再び銃を構える。
"ドローン・ゴースト":ドローン手番!
"ドローン・ゴースト":マイナーなし、メジャーでアタックプログラム+雷の残滓
"ドローン・ゴースト":対象は
"ドローン・ゴースト":1d4
DoubleCross : (1D4) → 1

"ドローン・ゴースト":天城くんへ!
天城康介:うおーッ!
"ドローン・ゴースト":6dx+8
DoubleCross : (6R10+8[10]) → 9[1,5,6,7,7,9]+8 → 17

"ドローン・ゴースト":振るわねえ!!
天城康介:ドッジを試みましょう。
天城康介:7dx+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 10[3,4,4,6,7,10,10]+8[4,8]+1 → 19

天城康介:避けた!
"ドローン・ゴースト":こ、このポンコツ!!
"ドローン・ゴースト":ドシュ!!
"ドローン・ゴースト":先ほどと同じ、電撃アンカーを天城くんへ撃ち出す!
天城康介:脅威が迫って来るのは分かっている。
天城康介:他方、最初にアケローンがやった妙なことで、身体は上手く動かない。けれど。
天城康介:「…悪い、頼む」
天城康介:どこにいれば、当たらないかは
天城康介:分かっている。明らかに人間ではないにおいがする、不可視の何かの影へと、身体を引きずるように。
白南風白蘭:何もないはずの虚空から、ほんの一瞬閃光が放たれる。
白南風白蘭:それは銃撃の光。
白南風白蘭:放たれた銃弾はアンカーを精密に撃ち抜き、攻撃の軌道を逸らさせる。
"ドローン・ゴースト":がきん!しゅるっ
"ドローン・ゴースト":空中で撃ち抜かれ、再びワイヤーが巻き取られる。
"アケローン"河合響:「へえ。曲芸だなあ」
白南風白蘭:「大丈夫ですか~?」天城くんの耳元、何もないはずの場所から声が聞こえる。
天城康介:「ああ、おかげさんで。…やっぱ妙な気分だよ」
天城康介:あくまで、返答は。血を流しているように見えるヒトガタへと。
GM:では続いて…無傷の天城くんへ!
GM:手番が移ります!
天城康介:無傷です!(HP5)
天城康介:ともあれ、まずは行動前に。オートアクションが封じられていますので。
天城康介:河合支部長のロイスをタイタス化、昇華。全ての不利な効果を消去します。
天城康介:マイナーで《完全獣化/一角鬼/ハンティングスタイル》、移動の際に《縮地》を使用。
天城康介:各エンゲージから独立した、アケローンとSSの間に移動します。双方の間が5mなら、その中間地点に。
天城康介:エンゲージ外から、射程5mの素手(《一角鬼》でデータ変更)によりアケローンを攻撃。
天城康介:参ります!
GM
スペクター、ドローン
5m
天城
5m
アケローン、河合
7m
五色沼
3m
白南風

天城康介:12dx+7+4
DoubleCross : (12R10+7+4[10]) → 9[1,1,2,3,4,4,5,5,5,8,8,9]+11 → 20

天城康介:うお、振るわない。
天城康介:あ、C値が違う。振り直してよいですか!
GM:あ、本当だ
GM:GMも見間違えた!どうぞ!
天城康介:あ、3つクリティカルしてるんで、それで振り足します。
天城康介:3dx7+4+10
DoubleCross : (3R10+4+10[7]) → 10[6,7,9]+4[2,4]+14 → 28

天城康介:達成値28で。
GM:OK
"アケローン"河合響:回避!
"アケローン"河合響:6dx+6
DoubleCross : (6R10+6[10]) → 6[1,2,2,5,5,6]+6 → 12

"アケローン"河合響:イマイチ!
"アケローン"河合響:ダメージを!
天城康介:はーい!
天城康介:3d10+13+25+20
DoubleCross : (3D10+13+25+20) → 5[3,1,1]+13+25+20 → 63

天城康介:諸々有効、63点。
"アケローン"河合響:それは…沈む!そして蘇生復活!HP1で復帰!
天城康介:――攻撃は凌いだ。仲間の助けがあってなんとか、だれれど。問題は、この後。
天城康介:「でもまぁ、そうだ。やることは」
天城康介:やるべきことは、決まっている。一瞬目を閉じて、思い出すのは。あの日、瓦礫の下から垣間見えた光景。
天城康介:まるで、その時に戻るかのように。姿がふわりと消えて、そして。
"アケローン"河合響:「……来るかな」
"アケローン"河合響:ジジッ
天城玲子:「やめて…康介」
天城玲子:ノイズと共に、槍が届く寸前、姿が切り替わる。
天城康介:「黙れよ、外道」
天城康介:その言葉を断ち切るように、虚空から声がする。
天城康介:決断的なその声に相応しく。不可視のまま、存在しないまま突き出される槍は止まることなく。
天城康介:”アケローン”の腹部に、重く、鋭い衝撃が走る。
"アケローン"河合響:「けほ……」
"アケローン"河合響:ジジジジッ
"アケローン"河合響:「君は……酷いな……姉弟なんだろう?」
天城康介:”アケローン”の、天城玲子の姿をしていたモノの腹を鑓が貫通した状態で。
天城康介:「そっくりそのまま返すぜ、その言葉。」
天城康介:「あんたには、感謝してんだ。あんたは、あんたたちは、俺を生かしてくれた」
天城康介:相変わらず、あちこちが歪み、ひしゃげてはいるけれど。鈍い銀色の光を放つ、騎士甲冑のような姿で。
天城康介:「だから、これは俺の恩返しだ。……今のあんたみたいな奴らをぶちのめすために、俺は」
天城康介:「UGN(おれたち)は、生きている」
天城康介:ゆっくりと、血まみれの槍を引き抜く。
"アケローン"河合響:「……」
"アケローン"河合響:「よく、わからないな」
"アケローン"河合響:ジジッ ザアアアアッ
"アケローン"河合響:綾瀬真花、矢神秀人、大勢の誰か
"アケローン"河合響:無数の面影がノイズにシャッフルされながら、揺らめいている。
"アケローン"河合響:「守りたいもの、僕の守りたいものを……守らなくちゃ」
GM:クリンナップ!
GM:邪毒のダメージが算出されます。五色沼さんと河合さんはどうぞ。
河合奏:おっと9点ダメージ
河合奏:残り3点!
五色沼伍堂:邪毒……を喰らう前にタイタスで不利な効果を打ち消す!
五色沼伍堂:霧谷雄吾のロイスをタイタスに!ウオオ健康!
五色沼伍堂:邪毒とついでに暴走も解除だ
GM:OK!
GM:ではセットアップから参りましょう
GM:2R!
白南風白蘭:なし!
天城康介:宣言はしておきましょう。フルパワーアタック。
五色沼伍堂:《原初の黄:加速装置》LV4 【行動値】+16 侵蝕値+2
河合奏:ユニークコード!この場のPC全員のメジャーダイス+2!
五色沼伍堂:ありがてえ
天城康介:ありがたい…!
"アケローン"河合響:再び《システムダウン》、オートエフェクトを宣言
白南風白蘭:ギャーーシステムダウン
五色沼伍堂:システムダウン毎ターン使うのぉ!?
"アケローン"河合響:意志バトルしようぜ意志バトル!
"アケローン"河合響:6dx+4
DoubleCross : (6R10+4[10]) → 7[1,1,3,5,6,7]+4 → 11

"アケローン"河合響:!?
"アケローン"河合響:出目悪ッ!!
"アケローン"河合響:戦え意志ファイターたち!
河合奏:4dx=>11
DoubleCross : (4R10[10]>=11) → 9[3,4,4,9] → 9 → 失敗

五色沼伍堂:7dx>=11
DoubleCross : (7R10[10]>=11) → 10[1,2,5,7,8,9,10]+1[1] → 11 → 成功

五色沼伍堂:対決だからリアクション優位!
GM:そうですね、五色沼さんは同値成功となります
白南風白蘭:4DX+1>=11
DoubleCross : (4R10+1[10]>=11) → 10[1,2,9,10]+6[6]+1 → 17 → 成功

白南風白蘭:運命に勝った!!
天城康介:5dx+2+1>=11
DoubleCross : (5R10+2+1[10]>=11) → 10[3,5,8,9,10]+10[10]+7[7]+3 → 30 → 成功

天城康介:無駄に!?
天城康介:遺志が とても つよい
白南風白蘭:!?
白南風白蘭:意思が強すぎる
河合奏:最強では
五色沼伍堂:意地でも《縮地》を使うという強い想い
GM:響くん、諦めよう
GM:全く流れが来ていない
GM:ではオート封鎖はお姉ちゃんのみ!!
GM:イニシアチブ、手番は最速、21のゴドーさんから。
五色沼伍堂:イニシアチブ、もらいます……の前に
五色沼伍堂:エフェクト!
五色沼伍堂:《氷熱の軍団》LV6 ラウンド中、任意の対象の攻撃力を+24(侵蝕値10)
五色沼伍堂:対象は味方全員!
白南風白蘭:あったけえ…
天城康介:全体バフが次々と!
河合奏:ありがたや……
五色沼伍堂:では改めてメインプロセスもらいます
五色沼伍堂:暴走もしてないしマイナーはなし
五色沼伍堂:メジャーで
五色沼伍堂:《原初の赤:魔獣の衝撃》LV6《コンセントレイト:ウロボロス》LV3《プラズマカノン》LV4
五色沼伍堂:対象は“アケローン”
"アケローン"河合響:ではそこに
"アケローン"河合響:無論フラッシュゲイズ!ダイスを-8!
五色沼伍堂:すると……7個か
白南風白蘭:≪ヘヴンアイズ≫使用、
白南風白蘭:達成値+10 自身侵蝕128-132、HP9-4
五色沼伍堂:ありがてえ!
五色沼伍堂:7dx7+10
DoubleCross : (7R10+10[7]) → 10[3,3,5,7,7,7,8]+10[1,2,6,10]+10[7]+10[7]+10[8]+10[7]+2[2]+10 → 72

白南風白蘭:!?
"アケローン"河合響:オーノゥ!
"アケローン"河合響:ガードだ!最後一縷の望みをかけて!
五色沼伍堂:ダメージ出します!
五色沼伍堂:8d10+25+24+2d10
DoubleCross : (8D10+25+24+2D10) → 43[6,6,10,2,4,3,7,5]+25+24+17[7,10] → 109

"アケローン"河合響:使っておこう!デモンズウェブ!
"アケローン"河合響:109-7d10
DoubleCross : (109-7D10) → 109-36[5,9,10,3,3,2,4] → 73

"アケローン"河合響:装甲は8、ガードは12……全部10でも耐えられない!
"アケローン"河合響:HP0……”アケローン”撃破です!
白南風白蘭:周囲に大量に展開された幻影たちの輪郭が、一瞬ぼやける。
白南風白蘭:体力の限界か、白南風がゆらりとふらつき……
白南風白蘭:周囲の女の姿とはまるで違う、巨大な昆虫の異形の姿が、虚空から露わになる。
白南風白蘭:「…………」
"アケローン"河合響:射線上、突然現れた巨大な蟷螂に
"アケローン"河合響:目を見開き
"アケローン"河合響:「お前……たちは……ッ!」
"アケローン"河合響:ガガガガガガガッ!!
白南風白蘭:何度も姿を隠そうとするが、濁った色の体液を夥しく垂れ流す瀕死の状態では、それも上手くいかない。
白南風白蘭:「…………」
"アケローン"河合響:「お前たちが……!」
"アケローン"河合響:「はぁあああああああ!!」
"アケローン"河合響:その姿を視認した瞬間、反射的に無数の光条をそちらに飛ばしている
"アケローン"河合響:防御も、回避も考えない、全ての火力をそちらに集中する!
白南風白蘭:2メートルを越える巨体では、その攻撃を避けることなど出来るはずもなく。
白南風白蘭:光条が、異形の肉体を貫通し――
白南風白蘭:そのまま、背後にすり抜ける。
"アケローン"河合響:「……え?」
白南風白蘭:ふと気付くと、アケローンのすぐ傍に、一体の幻影が配置されている。
白南風白蘭:一瞬、他の幻影と変わらない姿に見えたが、
白南風白蘭:すぐに違うと分かる。
白南風白蘭:祖の幻影は、全身、手足や皮膚が、ぼろぼろと崩れ、粒子となって零れ落ち続けていた。
白南風白蘭:何より他の幻影と違う点は――
白南風白蘭:そこに、確かな質量を持った実体があること。
白南風白蘭:UGNに所属する、多くのレネゲイドビーイングたちが
白南風白蘭:みな当然のごとく習得しているその技術は、レネゲイドで人間の身体を構築するというエフェクト。
白南風白蘭:≪ヒューマンズネイバー≫
白南風白蘭:そう呼ばれている。
白南風白蘭:「光の扱いでは……」
白南風白蘭:前に突き出した腕がびしゃり、と裂け、真っ赤な血液が迸る。
白南風白蘭:内部から姿を現したのは、異形の銃口。
白南風白蘭:「私のほうが上だったみたいですね」
"アケローン"河合響:「!」
"アケローン"河合響:重ね合わせるように、即座、掌をそちらに向ける!
白南風白蘭:それよりも速く。
白南風白蘭:即座に、アケローンの脚部を撃ち抜く。
"アケローン"河合響:「っ!」
"アケローン"河合響:バランスを崩し、膝を付く。動きが止まる!
白南風白蘭:「あと、お願いします~」
五色沼伍堂:「……助かる」
五色沼伍堂:「『灰よ舞え、塵よ廻れ』」
五色沼伍堂:周囲の温度を急激に上下させ、先ほど振り撒いた霧が大きく広がっていく
五色沼伍堂:「『氷熱の流転、生死の境界』」
五色沼伍堂:自身をジャームに限りなく近づけることでのみ為し得る、その技は――
五色沼伍堂:自身の衝動を周囲に伝搬させ、あたかも“そうである”かのように錯覚させるほどの効果を及ぼす
五色沼伍堂:「『彼の地に我は在り。我が名は――』」
五色沼伍堂:“妄想”の衝動が呼び起こすのは、炎と灰の記憶
五色沼伍堂:「『“灰色の男<スノーマン>”』」
五色沼伍堂:一転、周囲の幻影が“上書き”され、灰が舞う景色が広がる
五色沼伍堂:「……陽炎は、儚いものだったな」
五色沼伍堂:髪が灰色に染まったゴドーの手から繰り出されるのは先と同じ閃光
五色沼伍堂:ただしその色は、黒でも白でもない、灰色だった
五色沼伍堂:「『火我地叢雲』」
"アケローン"河合響:「……か…は」
"アケローン"河合響:貫かれ、崩れ落ちる。
"アケローン"河合響:「守らなくちゃ…僕が…姉さんを、麗佳さんを…」
"アケローン"河合響:「もう誰にも、傷付けさせないように!!」
"アケローン"河合響:ジジジジジジッ!!バヂバヂバヂバヂッ!!
"アケローン"河合響:崩れ去り、ひび割れる全身から
"アケローン"河合響:光のエネルギーが迸る!
"アケローン"河合響:Eロイス【悪意の爆発】×4!
"アケローン"河合響:敵味方問わずシーンに12d10ダメージ!
"アケローン"河合響:リアクション不能、カバーのみ可能!
天城康介:最後の最後でお前ーッ!
白南風白蘭:ゲーーーーッッ
河合奏:お前、お前
五色沼伍堂:戦闘不能時に使用か
"アケローン"河合響:12d10
DoubleCross : (12D10) → 69[10,9,7,9,9,10,4,1,5,1,3,1] → 69

"ドローン・ゴースト":スペクターシックスを行動破棄カバー。
白南風白蘭:死!河合さんのロイスを昇華して復活! HP12!
天城康介:伍堂先生のロイスをタイタス化、昇華して復活!
河合奏:死にますので伍堂さんに〇信頼/謝意で取って昇華!
五色沼伍堂:どんどん昇華される
五色沼伍堂:みんな健康を大事にしろよ!
五色沼伍堂:鮫我島のロイスをタイタス化して昇華します
"アケローン"河合響:ヂィイイイイイイイイイイッ!!!
"アケローン"河合響:全方位へと無数のレーザー光が迸り
"アケローン"河合響:何もかもを貫き、切り裂き、破壊していく!
白南風白蘭:「…………!」
白南風白蘭:レネゲイドで構成した肉体に甚大な損傷を受け、再び姿を隠す。
"アケローン"河合響:「姉さんを……麗佳さんを……もう……!!」
"アケローン"河合響:「……れい…か……?」
"アケローン"河合響:「姉さんって……誰……だったっけ……」
"アケローン"河合響:光を放出しつつ、その体は灰となって崩れていく。
GM:では行動値15、河合奏でさんの手番です。
河合奏:では、マイナーで暴走解除
河合奏:メジャーはスペクターへの攻撃と決まっていますが、その前に演出だけ
河合奏:「……」 響を目の前にして、目の前が赤く染まるような錯覚を味わう。
河合奏:これが末路か。大義と使命に準じた弟の行きついた先がここかと。
河合奏:腹の底で滾るような、頭の中に巣食うような。あらゆる物への憎悪が心を逸らせる。
河合奏:もう、何もかも。こいつと一緒に壊してしまえば、なんて。
河合奏:くしゃり、と自分自身の腕を掴む。そこにあるのは。
河合奏:『忘れるなかれ。我ら、全てを守るために』
河合奏:……この言葉は、きっと誰よりも自分に言い聞かせるための言葉だ。
河合奏:怒りがないとは言わない。恨んでないなんて言えない。言うものか。
河合奏:それでも、怒りや恨みは私にとって衝動に近すぎる。
河合奏:まだ、守るものがある。傍に居たいやつが居る。なら、この身を憎しみなんかにくれてやる訳にはいかない。
河合奏:深呼吸。吸って、吐く。視界に色が戻ってくる。
河合奏:目の前には、迷子みたいな顔をした響が居る。ああ、そうだ。私が最初に守りたかったのは。
河合奏:歩み寄り、手を伸ばす。あの日とは随分目線も違うけど。
"アケローン"河合響:「ここ……どこなの……」
"アケローン"河合響:「僕ら……どうなるの……?」
"アケローン"河合響:泣きそうな顔で、あの時と同じ顔で
"アケローン"河合響:君を見ている。
河合奏:「……分からない」
河合奏:私たちは、イレギュラーすぎる。
河合奏:弟と混ざり合って戻らなくなった姉。なのに半端に蘇っていた弟。
河合奏:「でも、大丈夫だ。姉ちゃんが守ってやるよ」
河合奏:その手を取る。ずっと、こうしていたかった。きっと、最初はそれだけだった。
河合響:「姉さん……ありがとう」
河合響:「……一緒にいてくれて、ありがとう」
河合響:小さな掌をその手に重ねて
河合響:光の粒となって、霞み、消えた。
河合奏:「こっちこそ。私の弟に生まれてくれてありがとう」
GM:"アケローン"河合響、消滅。死亡です。
GM
スペクター・シックス
5m
天城
5m
河合
7m
五色沼
3m
白南風

河合奏:気を改め直して、メジャー!光の舞踏Lv1+コンセントレイト:エンジェルハイロゥLv3+一閃Lv1!
河合奏:対象はもちろんスペクター!
”スペクター・シックス”:どうぞっ
河合奏:12dx7+2
DoubleCross : (12R10+2[7]) → 10[1,1,1,1,2,2,3,4,4,6,7,8]+10[3,9]+10[7]+3[3]+2 → 35

”スペクター・シックス”:リアクション不能、ダメージを。
河合奏:更にリーダーズマーク!これで達成値40!
河合奏:ダメージ出します
河合奏:54+5d10
DoubleCross : (54+5D10) → 54+35[8,10,10,6,1] → 89

河合奏:決意の出目
”スペクター・シックス”:たっっか!!
”スペクター・シックス”:軽減等もなし!
”スペクター・シックス”:まんま入ります!大ダメージ!
五色沼伍堂:“灰色の男”はその性質上、極限まで侵蝕を高めた状態で使用されるが
五色沼伍堂:高侵蝕状態の不安定さが限界を突破した結果、レネゲイドを死滅させる能力が“反転”する
五色沼伍堂:……環境を操作し味方のレネゲイドを活性化させる、それがゴドーの本来の能力である
河合奏:響に差し出していた手を握りしめる。まだ、戦う力は残っている。
河合奏:伍堂の能力によって高まってさえいる。ならば、することは一つ。
河合奏:その姿が掻き消えて、現れる先は。
河合奏:無防備に繋がれたスペクター。そこに一閃。
”スペクター・シックス”:『随伴機消失、スタンバイ容量の0.015%消費、基部防衛機構をアクティブ』
”スペクター・シックス”:ジジジジジッ ブオンッ
”スペクター・シックス”:積層構造の光の壁が、拳を受け止め、粉砕される!
”スペクター・シックス”:バキバキバキバキッ!!
”スペクター・シックス”:『……』
”スペクター・シックス”:キュイッ
”スペクター・シックス”:眼の前に肉薄した拳に瞳孔が収縮し
”スペクター・シックス”:『緊急防衛機構をアクティブ』
GM:手番は行動値12、スペクター・シックスへ。
”スペクター・シックス”:マイナーで雷の加護+ポルターガイスト、メジャーでコンセントレイト+光の手+光の弓+絶対の孤独+スターダストレイン+滅びの光+幻惑の光+雷の砦
”スペクター・シックス”:シーン攻撃、命中で放心、判定ダイス-5、硬直付与
”スペクター・シックス”:破壊武器の指定は浮遊砲台。
五色沼伍堂:シナリオ1回のシーン攻撃
五色沼伍堂:止めない理由がないな!
五色沼伍堂:判定にスタックして《原初の黒:時の棺》!
天城康介:オネガイシマス!
河合奏:キャー伍堂さーん!
”スペクター・シックス”:では…判定は自動失敗!!
”スペクター・シックス”:ジジジジジジジッ ギュイイイイイイイ
”スペクター・シックス”:空中で組み合わさったリフレクターが、大輪の花のように広がる。
”スペクター・シックス”:『スタンバイ容量の0.034%まで使用。』
”スペクター・シックス”:『メガレーザー攻撃を実施します』
”スペクター・シックス”:ぢゅいん ぢゅいんぢゅいん
”スペクター・シックス”:頭上の恒星の如き光の渦から、無数の光条が伸び
”スペクター・シックス”:それが反射を繰り返して収束し、巨大な光の束となって
”スペクター・シックス”:射線上の君たちを捉える!!
”スペクター・シックス”:『発射。』
”スペクター・シックス”:   カ ッ !!
”スペクター・シックス”:ズアアアアアアアアアアッ!!!!
”スペクター・シックス”:閃熱の奔流が、四人を飲み込む!!
五色沼伍堂:「ここから先は僕の領分だ」
五色沼伍堂:黒く、深く、影が広がり
五色沼伍堂:光をも飲み込む超質量の黒蛇が鎌首をもたげる
五色沼伍堂:「呑み込め」
”スペクター・シックス”:ズォオオオオオッ…
”スペクター・シックス”:全てを消し去る光の怒涛、その中で
”スペクター・シックス”:五色沼伍堂の後に続く射線だけが、影となっている。
”スペクター・シックス”:バキッ ガシャアン!!
”スペクター・シックス”:先に耐久の限界を迎えたのは、砲身となっているリフレクターだった。
GM:ズズ ズズズズズ
GM:巨大な大穴が地下洞穴を貫く。その昏い穴の前に
GM:君たちは無傷で立つ。
五色沼伍堂:「光には影と相場が決まっている」
”スペクター・シックス”:『……照準を修正、修正、修正』
”スペクター・シックス”:ウィイン ウィン
”スペクター・シックス”:忙しなく、機械の瞳孔が収縮する。
五色沼伍堂:【業務連絡】侵蝕率が160を突破したので《氷熱の軍団》のバフが28点になりました
GM:続いて行動値10
GM:白南風さん!
白南風白蘭:はい!
白南風白蘭:マイナーなし
白南風白蘭:メジャーでエスエスちゃんに≪スパークウェッジ≫
白南風白蘭:侵蝕132-134
白南風白蘭:10DX10+28
DoubleCross : (10R10+28[10]) → 9[1,3,4,6,6,7,7,8,9,9]+28 → 37

”スペクター・シックス”:リアクションは不能!もはや煮るなり焼くなり!
”スペクター・シックス”:ダメージをどうぞ!
白南風白蘭:4D10+8+3D10+28
DoubleCross : (4D10+8+3D10+28) → 35[9,6,10,10]+8+20[9,9,2]+28 → 91

白南風白蘭:ウオッ
”スペクター・シックス”:出目おかしない?
”スペクター・シックス”:HP0!復活なし!
”スペクター・シックス”:戦闘不能に!
白南風白蘭:俺の勝ち!
”スペクター・シックス”:『排除、排除、排除』
”スペクター・シックス”:既に制御を失いつつある、巨大球からの光の雨が、再び降り注ぐ!
白南風白蘭:灰色に染まる視界の中、SSの眼前の空気が歪み、
白南風白蘭:薄明の中に白く浮かび上がって見える、巨大な異形のハナカマキリが姿を現す。
”スペクター・シックス”:『……照準…修…正……?』
白南風白蘭:自ら生み出した光を交差させ、SSが放った光の軌道を捻じ曲げ、
白南風白蘭:それでもあちこちを焼き焦がしながら、
白南風白蘭:SSのすぐ側に、歩み寄る。
白南風白蘭:「これでいいんですか、あなたは」
白南風白蘭:明確な感情の混じった呟き。
白南風白蘭:籠められたその感情は、怒りだ。
”スペクター・シックス”:『……修正、修…正、防衛』
”スペクター・シックス”:『ゃ……』
”スペクター・シックス”:機械音声に紛れて、ずっと小さく溢れていた声。
”スペクター・シックス”:目前まで近づかなくては、誰も気付くことのない声が、君に聞こえてくる。
”スペクター・シックス”:『排除プログラムを』
”スペクター・シックス”:「いや……」
”スペクター・シックス”:『起動、スタンバイ容量の』
”スペクター・シックス”:「いや……部品になんて……」
”スペクター・シックス”:「なりたくないよ……」
”スペクター・シックス”:「きえたく…ないよぉ……!」
白南風白蘭:「…………」
白南風白蘭:SSの頭に、無機と有機の入り混じった、異形の銃口を突きつけ。
白南風白蘭:「……私たちは、所詮は怪物です」
白南風白蘭:「怪物として生まれ、怪物として育てられた」
白南風白蘭:「いくら足掻こうと、人間にはなれません」
白南風白蘭:引き金を、引く。灰色の世界に、銃声が響き渡る。
白南風白蘭:銃口からは、静かに硝煙が立ち昇っている。
白南風白蘭:放たれたその銃弾は、
”スペクター・シックス”:「……」
”スペクター・シックス”:ぐらりと、その体が崩れ落ちる。
白南風白蘭:SSの身体を繋ぎ止める、鎖めいたケーブルを切断していた。
白南風白蘭:「……それでも」
白南風白蘭:「……『だからこそ』、でしょう」
白南風白蘭:頽れる彼女の身体を、そっと抱き留める。
”スペクター・シックス”:眠る胎児のように、蹲っている。
”スペクター・シックス”:……少しだけ、重たい。
GM:びしっ びしっ
GM:バキィン!!!
GM:制御を失った光球が、膨大な熱と共に
GM:膨れ上がっていく。
GM:それは正しく、地上の恒星であり、凶星の輝き。
GM:……君たちは直感する。
GM:市内全てとはいかずとも、このエネルギー量がこのまま解放されれば
GM:第六地区は、消滅する。
GM:――クライマックス2に入ります。

クライマックス2

GM:---
GM:ゴゴゴゴゴッ
GM:光球は膨張し、今にも暴発の兆しを見せている。
GM:クライマックス2の特殊ルールについて説明します。
GM:エネミーは『エンプティ・ハート【エンジェルハイロウ統合体】のみ』。
GM:HP、行動値などは無く、河合奏がRC判定の難易度20に成功することで撃破となります。
GM:支援判定として、他PCがRC判定の難易度12に成功することで、河合奏の達成値に+5となります。
GM:支援判定に挑戦できるPCは1名のみとなります。
GM:判定に失敗した場合、エンプティ・ハートはメジャーアクションでEロイス・破壊神顕現を発動。
GM:第六地区は四年前の崩落戦と同相当の壊滅的被害を受けることとなります。
白南風白蘭:ギエ~~~~~~~~
河合奏:うああ~~~
天城康介:えらいこっちゃ…
河合奏:プレッシャーがやばい
GM:ということで、支援判定を行うPCを選択だ!
GM:さあ、選ばれし勇者は誰か!!
白南風白蘭:主治医しかいないのでは!?
天城康介:ああ、じゃあ自分が。
白南風白蘭:あ!そうか!
白南風白蘭:特異点~~~
GM:オーライ!では天城くんで各員異存ありませんね!
河合奏:OKです
五色沼伍堂:GOGO
白南風白蘭:頑張って~~
天城康介:では特異点の使用を宣言して。
天城康介:5dx+20
DoubleCross : (5R10+20[10]) → 7[1,2,5,7,7]+20 → 27

天城康介:27で支援は成功。
GM:OK
GM:---
GM:光球を見上げ、君、河合響は考える。
GM:エンジェルハイロウ能力によって束ねられたエネルギーの渦。
GM:それがどれだけ巨大であったとしても、同じ能力の持ち主が中心部……エンプティ・ハートにまで辿り着けば
GM:制御し、束ねることと同じように
GM:『解く』こともまた、出来るだろう。
河合奏:「さて」 誰よりも光球の近くに立ったうえで、三人へと振り返る。
天城康介:「まあ、支部長ならそうなるよな」
天城康介:続く言葉は、だいたい予想できる。だから。
天城康介:「……任せちまって、いいんだな?」
河合奏:「見透かされたか。……ああ、任せてくれ」
白南風白蘭:「え?」
白南風白蘭:「ちょ、ちょっと待ってください」
白南風白蘭:「どうする気ですか?あんなの……!」
河合奏:「単純だよ。中に突っ込んで、そこからコントロールする。そして『解く』」
白南風白蘭:「……は……?」心底理解できない、という顔で。
白南風白蘭:「し……」
白南風白蘭:「死にますよ!」
白南風白蘭:「あんな高エネルギーの内部に入ったら、人は死にますよ!」
河合奏:「普通ならな」
白南風白蘭:「も……戻ってこられるんですか……?」
河合奏:「戻って来れるようにやる」
白南風白蘭:「……だとしても、危険すぎます!」
白南風白蘭:「そんな危険を冒さずとも、逃げればいいじゃないですか、今のうちに!」
白南風白蘭:「どうして……なんでそこまで……?」
天城康介:「逃げたらドカン、だろ。アレ」
天城康介:輝きをますます強める光球を、眩しそうに見ながら。
白南風白蘭:「そうでしょうが……!」
白南風白蘭:「でも、自分が死んだら終わりじゃないですか!」
白南風白蘭:「なんでこんな……理解できない」
河合奏:「……天城の言うとおり、これを放置すればこいつは第六の区画のほとんどを吹き飛ばすだろう」
河合奏:「崩落戦にも劣らないような被害だろうな。人が何人死ぬかも分からん」
河合奏:「それを防ぐのが私の仕事だ。信条でもあるし使命でもある」
白南風白蘭:「……その為に、自分が死ぬかもしれなくても?」
GM:オーヴァードの再生能力なら、爆発を生還出来るかもしれない。
GM:『自分』の生存だけを考えるなら、白南風の言葉もまた、的を射ているだろう。
河合奏:「仮にこの場から逃げ出して、それで生き延びたとして」
河合奏:「私は一生悔やむだろうな。誰に合わせる顔もないと、自分を蔑みながら生きる羽目になる」
河合奏:「それなら、立ち向かう方がよほどいい」
天城康介:「……とまあ、支部長の頑固さは見事なまでにいつも通り、ってワケだ」
白南風白蘭:「…………」
白南風白蘭:やはり、まるで共感できない。
白南風白蘭:理解もできない。
白南風白蘭:だが。
白南風白蘭:すぐさま逃げ出そうとしていた足は、止まる。
白南風白蘭:だからこそ、彼女のすることを見届けなければならない。
白南風白蘭:そんな気がした。
白南風白蘭:「……約束ですよ」
白南風白蘭:「帰ってきてください」
白南風白蘭:「あなたを止められなかったこと、後悔させないでください」
河合奏:少しだけ、目を見開いてから
河合奏:「ああ、約束しよう。帰ってくるし、後悔させない」 安心させるように笑いかける。
五色沼伍堂:「第六(ここ)がどういうところか」
五色沼伍堂:「その目で見届けるといい」
白南風白蘭:「…………」眩しそうに目を細め、光球と河合支部長に向き合う。
天城康介:「勉強にしちゃあちょっと極端しぎやしないかと思うけどな。……さて、んじゃあ」
天城康介:「伍堂先生、白南風さん。その子は頼むよ」
天城康介:白南風さんがエンプティ・ハートから切り離した、頭部と胴体だけになったSSに視線をやってから。一歩前へ。
五色沼伍堂:「心得た」
河合奏:「……なんだ、お前も来る気か?」
天城康介:「支部長、あの手の扱いは苦手だろ。いや、そりゃあ俺も得意な方じゃないけどさ」
白南風白蘭:「ええ……」引き気味に。
白南風白蘭:「どいつもこいつも、ってやつですね、これは」
GM:外側から、中心へと向かうのなら
GM:この中で最短の手段を持つのは、天城康介だ。
天城康介:「一方通行の片道切符だけど、突っ込む手伝いはできる。それに、支部長はよく知ってるだろ」
天城康介:「俺の、運の悪(よ)さを」
河合奏:「……まあ、下手な神頼みより信じられるな」
河合奏:「仕方ないか。私を置いたらとっとと脱出しろよ」
天城康介:「努力するよ。支部長と一緒に閉じ込められるんなら、それはそれで悪くないけどな」
天城康介:軽口で返して、笑う。
GM:光の渦は、膨張を続けている。
GM:時間の猶予はない。
河合奏:光球を見上げ、一度だけ目を閉じる
河合奏:白南風に言われるまでもない。こんなところで死んでる暇は無いのだ。
河合奏:このあまりに事件の多い街を留守にすればどうなるか。先日のフィーストセル襲撃で思い知った。
河合奏:必ず帰る。そしてこれからも、この街を。
河合奏:第六に対して〇決意/執着でロイスを取得します。
五色沼伍堂:支部長のロイスをSロイスにしておきます
五色沼伍堂:患者だからな!
GM:天城康介が河合奏の肩を抱き
GM:接触したお互いの存在が揺らぎ……転移する。
GM:――光の渦の中心。
GM:熱線の嵐が吹き荒れ、君たちの体を灼き、引き裂いていく。
GM:直視することも出来ない極光の中で
GM:君たちの目前、機械造りの臓器が、脈打っている。
GM:RC判定をどうぞ、難易度は20、支援によって達成値に+5です。
天城康介:「ああ、連れて来たはいいけど、こりゃ駄目だな。逃げるどころか、”ここにいる”だけで精一杯だ」
天城康介:自分が何者で、どこにいるかを自ら定義する。それが、この転移のカラクリだ。その定義すら、光の前に霞んでゆく。
天城康介:「だからさ。……後は頼むぜ、支部長」
河合奏:「ああ、頼まれた」
河合奏:「最短で終わらせて来るさ。少しだけ待ってろ」
河合奏:あ、一応ジェネシフトしていいですか
河合奏:ダイスボーナス増やしたいんで
GM:どうぞ!
河合奏:126+1d10
DoubleCross : (126+1D10) → 126+10[10] → 136

河合奏:判定します!諸々合わせてダイス5つの固定値6!
河合奏:5dx+6
DoubleCross : (5R10+6[10]) → 9[2,6,6,8,9]+6 → 15

白南風白蘭:うわ~~~~~~~~~っっ
白南風白蘭:助けてくれ~~~~~~~~ッッ
河合奏:ロイス切ってもちょっときつい、か?
天城康介:出目は悪くない、むしろ良い…!
天城康介:期待値(5.5)が出れば届く範囲ではありますが…。
GM:達成値の継ぎ足しはありますか
河合奏:なら、切りましょう。白南風さんのロイスを昇華!
GM:OK
GM:ではその宣言の直前に
GM:オートアクションの介入が入ります。
???:《ヘヴンアイズ》を使用、達成値を+10。
???:光の渦の中、もうひとり。
???:エンプティ・ハートに伸ばした君の手に、掌が重なった。
GM:そして、君たちの視界は真っ白な風景へと消失する。
GM:達成値は25。クライマックス2、突破です。

バックトラック

GM:クライマックス終了!バックトラック!
河合奏:ヒュー!
白南風白蘭:ワオォーーッ
五色沼伍堂:ここからが本当の地獄だ
天城康介:Eロイスがいくつある…!
GM:河合さんの白南風さんタイタス変更、昇華は処理しなくて大丈夫です。
河合奏:お、了解しました
GM:そしてEロイス発表!
GM
『”アケローン”河合響』
システムダウン×3
悪意の爆発×4
『エンジェルハイロウ統合体』
破壊神顕現

GM:合計は…8!
GM:8d10振ることが出来ます。希望者はどうぞ!
天城康介:振りましょう。
天城康介:137-8d10
DoubleCross : (137-8D10) → 137-37[2,7,2,6,8,7,4,1] → 100

天城康介:綺麗な数字になった。
白南風白蘭:振ります!
白南風白蘭:132-8D10
DoubleCross : (132-8D10) → 132-34[3,7,6,1,3,5,4,5] → 98

五色沼伍堂:振ります
五色沼伍堂:168-8d10
DoubleCross : (168-8D10) → 168-35[5,1,6,2,9,10,1,1] → 133

河合奏:振ります
河合奏:136-8d10
DoubleCross : (136-8D10) → 136-41[10,7,3,4,2,6,6,3] → 95

GM:ではロイス分、どうぞ!
白南風白蘭:98-3D10 1倍振り
DoubleCross : (98-3D10) → 98-17[6,2,9] → 81

河合奏:等倍振ります、残りは3つ
河合奏:95-3d10
DoubleCross : (95-3D10) → 95-20[7,7,6] → 75

天城康介:では4つで等倍振りを。
天城康介:100-4d10
DoubleCross : (100-4D10) → 100-27[6,9,5,7] → 73

天城康介:よし、73%で帰還。
五色沼伍堂:ロールの直前にメモリーを使用して侵蝕率を10ダウンします(133→123)
GM:ここでメモリーが…効く!
五色沼伍堂:全員等倍で帰ってきてるからあれだけど
五色沼伍堂:素直に倍振りしましょう
五色沼伍堂:123-8d10
DoubleCross : (123-8D10) → 123-44[4,6,3,5,7,6,4,9] → 79

白南風白蘭:よかった……
河合奏:良かった!
GM:OK!!
GM:全員、生還!!
GM:経験点はいつもの5+シナリオ10+Eロイス8で…
GM:基本23点!浸蝕経験点をプラスして自己申告どうぞ!
天城康介:5点足して28で!
河合奏:23に等倍の5点で28点!
五色沼伍堂:倍振りなので3点!Sロイスで+5、よって31
白南風白蘭:28点!
GM:確認よし!各位配布!
GM:ではもってけ皆の衆!
白南風白蘭:うめ…うめ…
天城康介:アマーイ…
河合奏:頂いてくぜ!
GM:それではEDへ

ED:河合奏

GM:---
GM:???
GM:---
GM:光、光、光。
GM:眼の前を埋め尽くす白い風景は薄らぎ、やがて視界は戻ってくる。
GM:目前に広がる光景は、橙の空。
GM:夕暮れ。穏やかな風の吹く川辺に、君は立っている。
河合奏:「ここ、は」 どこか夢見心地で、周囲を見渡す。
GM:それは君の記憶の中にある風景。かつて暮らした施設のすぐ傍を流れていた川の景色だ。
GM:水際に、1人の少年が座っている。
???:「ほら、向こうに大きな鳥がいるよ」
???:対岸を指さしている。
河合響:「ほら、姉さん」
河合奏:「……響」
河合響:「……」
河合響:唇の端を上げて、傍らを指す。
河合響:「夕日が綺麗だよ」
河合奏:「……ああ。ここは、特等席だったな」 その隣に座り、夕日を見やる。
河合響:「あの時……」
河合響:「あちら側の僕が、消える時」
河合響:「一部をこっちに渡してくれたんだ。これで50%ってところかな」
河合響:「だからここまで出てこられた」
河合響:「……自分の決断に、後悔はしてなかったけど」
河合響:「麗佳さんが辛そうにしてたのが、辛かったな」
河合響:「姉さんは、僕が消えて寂しかった?」
河合響:少し冗談めかして、首を傾げて。
河合奏:「……お前なあ」 心底呆れたように声を漏らす。
河合奏:「分かってないなら本物の阿呆だし、分かって聞いてるなら趣味が悪いぞ」
河合響:「……ごめん。冗談にするところじゃないか」
河合響:「ごめんね。姉さん……」
河合奏:「いいさ。よく冗談が過ぎるのは私もだからな」
河合響:「そっか……姉弟だからね」
河合奏:「それも似た者同士の、な」
河合響:「ふふ。そうだね」
河合響:「ずっとお喋りしてられるならいいけれど」
GM:遠くの山々へ、夕日は消えつつある。
GM:空を影が覆っていく。
河合響:「……時間がない。伝えられる事は限られてる」
河合響:「”ツィーザー”の僕から一部を受け取った時、感じたんだ。記憶を」
河合響:「姉さん、よく聞いて」
河合響:「第一地区だ」
河合響:「何かが目覚めようとしてる」
河合響:「……これを、麗佳さんや、みんなに伝えて欲しい」
河合奏:「ああ、分かった」 しっかりと頷く。
河合響:「それと、姉さん」
河合響:「無茶をするなって言うのは、無駄だって知ってる」
河合響:「なにせ僕の姉さんだ」
河合響:困ったように笑う。
河合響:「だけど、無理はしないでね」
河合響:「疲れたら立ち止まって、周りを見渡して」
河合響:「麗佳さんや、みんながいる」
河合響:「みんな姉さんが好きなんだよ」
河合奏:「ああ。私は、人の縁に恵まれてるみたいだからな」
河合奏:「一人で無理する気はないさ」
河合奏:「なあ、響」
河合響:「何?姉さん」
河合奏:「大人しく守られてやれない私たちでごめんな」
河合奏:アケローンのやり方は、そもそも間違っていたけれど。もし、それが正しい方法だったとしても。
河合奏:戦場から離れられはしないだろう。私も、麗佳も。
河合奏:「お前にどれだけ心配かけてたか、やっと分かったよ」
河合響:「……ぷ」
河合響:「はは……はははっ」
河合響:「気付くの遅いよ?姉さん」
河合響:「そうだね……うん」
河合響:「あの『僕』がどの時点でジャーム化してたのかは分からない」
河合響:「だけど、確かに……あれも僕だった。確かに僕の気持ちだったんだ」
河合響:「でも姉さん」
河合響:「僕が姉さんの帰る場所を奪わなくてよかった」
河合響:「姉さんや麗佳が戦うのは、それが2人の帰る場所を守るためで」
河合響:「それが繋がりだからだよ」
河合響:「それを見失いそうになったら、また悪者の僕が出てきて、暴れるかもね」
河合奏:「そいつは、二度とごめんだな」
河合響:「でしょ?」
河合響:「さあ……みんなが待ってる」
GM:夕日が山陰へと降り、空は群青へと移り変わっていく。
GM:一筋の光が、山嶺から伸びて、空を横切る。
河合奏:「ああ。……いや待て、最後にもう一つだけ」
河合響:「?」
河合奏:「響。あの日、私たちを守ってくれてありがとう」
河合奏:「UGNの一員として、お前の姉として。お前の決断を、何より誇らしく思う」
河合奏:「お前は、私の自慢の弟だ」
河合響:「姉さん……」
河合響:「……」
河合響:泣きそうな笑顔で、君を見て
河合響:くしゃくしゃな少年の笑顔で、見送る。
GM:闇が訪れ、君の意識も茫洋としてその中に溶けていく。
GM:……闇の中に漂いながら、声を聞く。
河合響:――指輪と眠るんだ。
河合響:そうすれば、きっとまた会える。
GM:……囁きも遠のき、君は目蓋を開く。
GM:---
GM:UGN第六支部・医務室
GM:---
GM:君が目を覚ますと、見慣れた支部の天井が目に入る。
GM:消毒液の匂い。両腕には包帯。
GM:自分がここにいて、この建物が無事ということは
GM:全ては上手くいった。君はそれを理解するだろう。
河合奏:「……どうにか、上手くいったか」 流石に、力が抜ける。
河合奏:大口こそ叩いて見せたが、実際のところ分の悪い賭けだった。"二人"の助けがなければ、負けていたくらいには。
GM:……扉の向こうから
GM:何やら物音と声が聞こえてくる。
久留井命:「こ、こら、押すな、お前ら!」
久留井命:「絶対安静だって言ってんだろ!」
久留井命:「うわっ」
GM:バタバタバタン!!
大河原メルセデス:「奏!大丈夫か!」
矢ヶ崎朱華:「支部長無事ですか!?」
薬師寺和光:「……本当に無茶する人ですよねえ」
GM:君の部下たちが、ドアを蹴倒す勢いで
GM:病室に駆け込んでくる。
GM:エージェントも、チルドレンも
GM:部屋がぎゅうぎゅうになるくらいの大所帯だ。
河合奏:(……ああ、全く。これでどう一人になれっていうんだか)
河合奏:心の中でだけ呟いて、詰めかけた部下たちに笑ってみせる。
河合奏:「無事とはまあ、言いづらいが。この通り、生きてるよ」
河合奏:「お前らを放って、死ぬわけにはいかないからな」
GM:---
GM:河合奏 ED終了
GM:うーーー!お疲れ様でした!!
河合奏:お疲れさまでした、ありがとうございました!!

白南風白蘭

GM:---
GM:UGN第四支部・支部長室
GM:---
GM:事件から数日。君の初任務である出向の期間は無事満了となり
GM:名残惜しくも(?)、君は再び第四支部へと戻ることとなった。
GM:眼の前には、ここ数日顔を合わせていなかったいつもの顔。
日馬 美礼:「やぁ、おかえり」
日馬 美礼:「第六支部はどうだったかな?」
白南風白蘭:「…………」
白南風白蘭:ふい、とそっぽを向く。
白南風白蘭:「おかえり、じゃないですよ」口を尖らせる。
白南風白蘭:「何なんですか、今回のは」
白南風白蘭:「最初から私を騙してて……」
白南風白蘭:「さぞかし面白かったでしょうね、ええ」
日馬 美礼:「うん。実際あのときのきみの顔は最高だったけど」くふふ。と笑って。
日馬 美礼:「嘘はいってないよ。行く前に言ったことは全部本当さ」
日馬 美礼:「一番無茶な"普通の任務"にいやってほど触れられたろ? おかしな慣例もそろそろお終いだ」
日馬 美礼:「これから楽しくなっていくよ。きみにとっても、ぼくにとってもね」
白南風白蘭:「くっ……」この人のやり口は分かっているが、それにしてもどうにも納得いかない。
日馬 美礼:「それで、どうだった? 第六支部は」
白南風白蘭:「……」まだ文句は言い足りないのだが、呑み込んで。
白南風白蘭:「興味深かったです」
白南風白蘭:「誰も彼も、自分以外の他者のことに必死になって、懸命で」
白南風白蘭:「……まるでそれが当たり前の様で」
白南風白蘭:話しながら整理するように、訥々と言葉を紡ぐ。
日馬 美礼:「うんうん」前傾姿勢。
白南風白蘭:「私は……」
白南風白蘭:「人の手で、人を殺すために造られました」
白南風白蘭:自分の腕を見る。美しい女性の腕。
白南風白蘭:だがそれは幻で、本当の自分の腕は、人を殺すための、蟷螂の鎌だ。
日馬 美礼:「そうだね。それは動かせない事実だ」
日馬 美礼:白南風さんの細い目線の追う先を、見ている。
白南風白蘭:「その事実がある限り、私はどうせ、何をしても変われない」
白南風白蘭:「何をやろうと意味なんてない」
白南風白蘭:「そう、考えていました」
日馬 美礼:「今はどうだい? 白南風くん」
白南風白蘭:「………………」僅かに目を開いて、視線を彷徨わせる。
白南風白蘭:「私、初めて出会ったオーヴァードが、半ばジャーム化した野蛮な相手で」
白南風白蘭:「私を拘束したUGN職員も、話を聞いてはくれませんでした」
白南風白蘭:「だからその時、思ったんです。オーヴァードっていうのは、こういう人種なんだろう、って」
白南風白蘭:「でも、それから」
白南風白蘭:視線を、目の前の一点に留める。
白南風白蘭:「あなたに出逢えた」
日馬 美礼:くふふ。と笑う。
日馬 美礼:「運は、あまりよくないね」
白南風白蘭:ふっ、と表情を緩め。「そうかもしれませんね」
白南風白蘭:「あなたのお陰で、私はこうして生きている」
白南風白蘭:「あなたのお陰で、オーヴァードに絶望せずに済んだ」
白南風白蘭:「そして」
白南風白蘭:「今回、第六支部で、たくさんのオーヴァードの皆さんを見て、分かったんです」
日馬 美礼:「聞かせてほしいな。ぜひ」
白南風白蘭:「……私は怪物です。人を殺す力を持った、人ではないもの」
白南風白蘭:「でもそれは、人間から見たオーヴァードにも、同じことが言えると思います」
日馬 美礼:「そうだね。いかにもぼくらはあまねく、人類にとっての大敵だ」
白南風白蘭:「だけどオーヴァードにも、沢山の……本当に色々な人たちがいます」
白南風白蘭:「人を殺しても何とも思わないもの。人の苦痛を楽しめるもの」
白南風白蘭:「人を愛するもの。人のために自分を犠牲に出来るもの」
白南風白蘭:「……こんな怪物を、あくまで人だというもの」
日馬 美礼:人の悪いにやにや笑いを浮かべたまま、白南風さんの"かお"をじっと見ている。
白南風白蘭:「どう生まれたか、それは誰にも選択することは出来ず、後から変えることも出来ません」
白南風白蘭:「……でも」
白南風白蘭:「……どう生きるのか」
白南風白蘭:「生きて、何になるのかは」
白南風白蘭:「……自分の意思で、決められるはずです」
日馬 美礼:「白南風くん」
日馬 美礼:「この世界は、楽しいかい?」
白南風白蘭:「……はい」
白南風白蘭:一瞬、虚を突かれたような顔をして。
白南風白蘭:「……それは……」
白南風白蘭:ふっ、と微笑む。
白南風白蘭:「まだ、分かりませんね」
日馬 美礼:「いいね。すごくいい」
日馬 美礼:「最高だよ」
日馬 美礼:前のめりだったからだを、どさっと車椅子の背もたれに預ける。
日馬 美礼:ふかく息を吐く。
日馬 美礼:「白南風くんさ。素直な意見を聞かせてくれたお礼に、っていうじゃないけど」
日馬 美礼:「ひとつ、ぼくも秘密を見せてあげようか」
白南風白蘭:「……?」
白南風白蘭:秘密、といえば秘密だらけな気がするけれど。
白南風白蘭:そう言われれば、気になってしまう。
白南風白蘭:ただ癪なので、あまり興味ない素振りをする。
日馬 美礼:きゅるきゅると車椅子の車輪を鳴らして、デスクの上から何かを手に取る。
日馬 美礼:白南風さんに手渡す。
白南風白蘭:「……これは?」
白南風白蘭:訝し気に受け取る。
日馬 美礼:不貞腐れたような少女の写真だ。
日馬 美礼:「五年前のやつだ。いや、写真とか撮られるの大っきらいだったからね。探すのに苦労したよ」
白南風白蘭:「…………」やや唖然としつつ、
白南風白蘭:「支部長にも、子どもの頃があったんですね」
日馬 美礼:「ああ。といっても、その写真のとき、人間はじめて一年目くらいだったかな?」
白南風白蘭:今とそれほど大きくは変わらないが、やはり顔立ちには幼さが見受けられる。
白南風白蘭:「?」言葉の意味が読み取れず、怪訝な顔をする。
白南風白蘭:「どういう意味ですか?ちょっと文脈が……」
日馬 美礼:「ぼくは廃人でね。オーヴァードになる前までのまともな記憶がない」
白南風白蘭:「!」
白南風白蘭:まるで知らなかった。そうだ。自分はこの人の身の上を、ほとんど知らない。
日馬 美礼:「なったらなったで、今度は知識と判断力をぎっしり詰め込まれてね」
日馬 美礼:「自分で求めたものは何もない。でもそれでいて、必要とされることは大概できた」
日馬 美礼:「つまんなかったし、つまんないやつだったよ。ずっとそんな顔してたはずだ」
日馬 美礼:「いやあ、恥ずかしい話だけどね?」くふふ。と、笑う。いつの間にか、人の悪い笑みが戻っている。
白南風白蘭:「……」確かに、写真の中の彼女には、今と違って生気というか、覇気のようなものが感じられない。
白南風白蘭:「それがどうして、こんなのになっちゃったんですか?」悪戯っぽく言う。
日馬 美礼:「いま、ぼくがこうなったのは、ぼくが選んだからだ。でも、そうなったのは……」
日馬 美礼:「まあ、親とかきょうだいに相当する人が、みんな大概な人だったからだよね」くふふ。と笑って。
日馬 美礼:笑って、息を吐く。
日馬 美礼:「……こればかりは、知識じゃどうにもならないからね」
白南風白蘭:「自分で、選んだ……」
日馬 美礼:「選ばせてくれた、でもいいかな。」
日馬 美礼:「いい家族なんだ。ぼくにとっては。だから、これは損得じゃない話だね」
日馬 美礼:「ぼくが知ってる、白南風くんの場合で唯一のアテが奏ねえさんだった。」
日馬 美礼:「それだけの話なんだ。タネを明かせば」
白南風白蘭:目の前の、日馬支部長を見る。
白南風白蘭:日馬美礼。彼女はいつも意地悪で、底が知れなくて、エゴの塊で。
白南風白蘭:……熱心で、優しくて、いつでも楽しそうで。
白南風白蘭:自分が知る限り、誰よりも――人間らしかった。
白南風白蘭:自分もいつか、そんな風になれるのだろうか。
日馬 美礼:「でまあ、これがぼくの秘密。どうかな、白蘭。ぼくらとまだ」
日馬 美礼:「一緒にいてくれるかな?」
白南風白蘭:「…………」
白南風白蘭:しばらく、難しい顔で黙り込んで。
白南風白蘭:「……私に、他に行き場所なんてない」
白南風白蘭:「そう、言ってやりたいところですが」
白南風白蘭:写真の中の彼女と、今の彼女を見て。
白南風白蘭:「……私、ここにいたいです」
白南風白蘭:「美礼さんのお傍に、いさせてください」
日馬 美礼:「ありがとう」
日馬 美礼:年相応の笑顔。白南風さんの手に触れる。
日馬 美礼:「おかえり、白蘭」
白南風白蘭:「……はい。ただいま帰りました。……日馬支部長……」
白南風白蘭:何か大きな感触が、その手に重ねられる。
白南風白蘭:「……美礼さん」
白南風白蘭:「…………」
白南風白蘭:やや気恥ずかしくなって、手を離し、
白南風白蘭:「それにしても、残念ですねえ~」
白南風白蘭:わざとらしく写真を眺め、
白南風白蘭:「この頃のほうが小さくて、大人しそうで、可愛かったのに」
白南風白蘭:「どうして今はこんなになっちゃったんでしょうね~?」
白南風白蘭:騙し打ちの仕返しのように言う。
日馬 美礼:「えぇ。なんだい、おとなしくて可愛い女の子がお好みかい」わざとらしく唇を尖らせる。
GM:そう話す2人の足元に
GM:部屋の奥から、何かが転がってくる。
GM:ころころころころ。
GM:かつん。
GM:机の角にあたって止まる。
GM:なめらかで節目だった、金属の鞠のような球だ。
日馬 美礼:「しかしそれなら、ちょうどよかった」くふふ。と笑う。
日馬 美礼:「ちょうどさっき目を覚ましてね。まだいろいろ簡易型だけど」
白南風白蘭:「?」足元を見下ろす。
GM:君が見下ろすと
GM:カシャン!
GM:節足動物めいた多脚の姿に広がる。
SS-Ⅱ:『ちょっとぉ!なんなのよこれ!』
SS-Ⅱ:『全然カワイくない~~!!』
GM:スピーカーから聞こえて来るのは、聞き覚えのある声。
GM:スペクター・シックスの声だ。
日馬 美礼:「うんうん。いいね。元気でよろしい」
白南風白蘭:「あらあら……!」口元に手をやり、
白南風白蘭:「どうしたんですか、これ~~~!?」興奮した様子で、拾い上げる。
SS-Ⅱ:『うにゃー!やめなさい!やめなさいってば!』
SS-Ⅱ:うにょうにょ
SS-Ⅱ:『私のカラダどうしたのよぉ!返しなさいよぉ!このヘンタイ!』
日馬 美礼:「ま、拡張性はたっぷりある。"バイト代"でおいおい揃えていけばいいさ」
SS-Ⅱ:『何で私がそんな事……ていうかなんであんたがここにいるのよ!?』
SS-Ⅱ:「ていうかていうか、もしかしてあんたのせいなの!このザマは!カマキリ!」
白南風白蘭:「可愛くなったじゃないですか~~~!」
SS-Ⅱ:『ちっともカワイくな~~い!!』
白南風白蘭:「とっても可愛いですよ!」
白南風白蘭:「ダンゴムシみたいで!」
日馬 美礼:「機能的だよね」
SS-Ⅱ:『……!!』
SS-Ⅱ:『気にしてるのに~~~!!』
SS-Ⅱ:うにょうにょうにょうにょうにょ
日馬 美礼:「さて、ということで、白南風くん」
日馬 美礼:「妹の世話。よろしくね?」くふふ。と笑う。
白南風白蘭:「……え? 妹?」ぴたりと動きを止める。
日馬 美礼:「"For the Kingdom of God is already among you"……ってね」
日馬 美礼:「SSくんさ。うちで身請けすることになったから。連れてきたんだから当然、面倒見てくれるよね?」
白南風白蘭:「世話……私が……」
白南風白蘭:不安げな表情を浮かべ、
白南風白蘭:「あの……私に、出来るでしょうか……?」
白南風白蘭:生き物の世話を自分でしたことはない。一度だけ挑戦した金魚は、途中で我慢できなくなってしまった。
日馬 美礼:「必要なら手も貸すし、お節介なやつは山ほどいるよ。聞きたいのは──」
日馬 美礼:人の悪い笑み。続きを言わせる気かい? という。
白南風白蘭:「…………」少し迷ってから、
白南風白蘭:「……やります!」
白南風白蘭:「やらせてください」
白南風白蘭:「ご飯もちゃんとあげますし、散歩にも連れていきます!」
日馬 美礼:「大変結構!」満面の笑顔で。
SS-Ⅱ:『私の自由意志はどうなるのよ~~!!』
SS-Ⅱ:『訴えてやる!弁護士!弁護士呼びなさいよ!!』
白南風白蘭:「それじゃあ……」エスエスちゃんの瞳を覗き込む。
白南風白蘭:「この前はお断りしましたが」
白南風白蘭:「今度は、私からお願いします」
白南風白蘭:「私の、お友達になっていただけますか?」
白南風白蘭:少し緊張する。
白南風白蘭:何しろ、「友達」というのは、生まれて初めてだ。
SS-Ⅱ:『……何よ、それ、あんたが嫌だって言ったくせに。今更』
SS-Ⅱ:『……』
SS-Ⅱ:朧げな記憶の中、微かに覚えている。
SS-Ⅱ:声がした。その声は……。
SS-Ⅱ:『ど、どうしてもって言うなら』
SS-Ⅱ:『考え、なくも、ないわよ』
白南風白蘭:それを聞いて、表情がぱっと輝く。
白南風白蘭:「はい!ありがとうございます!」
白南風白蘭:小さなボディを、胸元でぎゅっと抱き締める。
白南風白蘭:「美礼さんも!ありがとうございます!」
SS-Ⅱ:『ぐええ!離しなさいよ!苦しい苦しい!』
SS-Ⅱ:わさわさわさ
日馬 美礼:「いやいやとんでもない。ぼくんとこにいるからには、苦労してもらうよ? 白蘭」
日馬 美礼:人の悪いにやにや笑いを浮かべたままで。
白南風白蘭:「はい! たくさん苦労します!」
GM:---
GM:白南風白蘭 ED終了
GM:お疲れ様でしたーー!!!!
GM:最高!!!
白南風白蘭:お疲れさまでした!

ED 五色沼伍堂 

GM:---
GM:N市第六支部・診察室
GM:---
GM:”アケローン”事件解決から数日。
GM:君の主患、河合奏の症状はこれまでにないほど安定している。
五色沼伍堂:安定した!
五色沼伍堂:もうあのチャートを振ることはなくなるのか
GM:意識を離れて肉体が変化することも、これからは大幅に少なくなるはずだ。
GM:それが”アケローン”……分離した河合響との接触による変化だとすれば。
九丘冥:「……ひとつの仮説が成り立つわけだ」
九丘冥:「つまり、河合響の離散した肉体は、河合奏に同化しながら現在も生命活動を続けていて」
九丘冥:「その意識を何らかの方法で呼び覚ます事が出来れば」
九丘冥:「2人を分離出来るかもしれない」
九丘冥:カルテを睨みながら、顎に手を当てる。
五色沼伍堂:「無意識下においてスタビライザーとして機能しているわけだ」
五色沼伍堂:「意識、か」
九丘冥:「心、と言い換えてもいいのかもしれないけど」
九丘冥:「ますます分かんなくなるなあ」
九丘冥:「今の河合響は、一定の形さえない、流動するエネルギーそのものだ」
九丘冥:「……人間の心ってどこにあるんだろ?」
九丘冥:「そんな疑問が浮かんでくるよ、ゴドー」
五色沼伍堂:「哲学的だな」
五色沼伍堂:「生物、無機物どころか、形を得た概念すら人語を解し自由に動き回るこの業界にあって」
五色沼伍堂:「翻って人間とは何かを考えるというのは、言いえて妙だ」
九丘冥:「……ゴドーは」
九丘冥:「答え、あるの?」
九丘冥:前後逆に座って椅子の手すりに顔を置いて、君の方を覗き込む。
五色沼伍堂:「ふむ」
五色沼伍堂:「釈迦に説法かもしれないが……」
五色沼伍堂:「“スワンプマン”、という概念があるだろう」
九丘冥:「全く同じ構造と記憶、意識を持った泥人形がいたとして」
九丘冥:「それが元になった人間と同一人物かって話だろ?それが?」
五色沼伍堂:「そう、そのスワンプマン」
五色沼伍堂:「これは思考実験だから答えはないけど」
五色沼伍堂:「結局のところ、同じかどうかなんて誰にも判別できない」
五色沼伍堂:「じゃあ彼が彼だと誰が決められるかと言ったら」
五色沼伍堂:「それは彼自身でしかないんだ。より正確に言うなら」
五色沼伍堂:「彼であろうとする、“意志”かな」
九丘冥:キィ、椅子を回して正面に。
九丘冥:「それを持っているのが、ゴドーにとっての『人間』?」
五色沼伍堂:ふっ、と息を吐いて壁にもたれかかる
五色沼伍堂:「確かな人間なんてものはどこにもないんだと僕は思う」
五色沼伍堂:「本能にのみ従えば獣と罵られ、理性にのみ則れば人でなしとされるような世界で」
五色沼伍堂:「人間を名乗れるとすれば、それは本人が人間たらんとする在り方だけだ」
五色沼伍堂:「それが人造生物だろうが、機械だろうが、現象が形を持っただけのものだろうが、ね」
九丘冥:「……ふーん」
九丘冥:「とりあえず僕の在り方は、超天才ホワイトハンドとして」
九丘冥:「遍く人民にボクのエラさ凄さを分からせることだけどね!」
五色沼伍堂:「それを味わってしまったら、君を人間と認めざるを得ないな」
九丘冥:「当然だろ~」
九丘冥:「人間も人間、大人間だよ。それでしょうがないから、大人間のボクがゴドーもついでに人間という事にしてあげよう」
九丘冥:「感謝しろよな~~~」
九丘冥:足で太ももの当たりをぴしぴし蹴ってくる。
五色沼伍堂:「ありがたいね。ちょうど人間である自信がなくなってきたところだったんだ」
九丘冥:「……時々自信つけてやるからさ」
九丘冥:「忘れちゃダメだよ。ゴドー」
五色沼伍堂:「……」
五色沼伍堂:「わかってる」
五色沼伍堂:「ここは狂気の最前線だ」
五色沼伍堂:「己を見失ったら、それで終わり」
九丘冥:「……うん」
九丘冥:「結構、ヤバかったって聞いたから」
九丘冥:「心配してたんだぞ」
五色沼伍堂:「あまり慣れないことはするものじゃないな」
五色沼伍堂:「でもまあ」
五色沼伍堂:「それも含めて僕の役割だから」
五色沼伍堂:「僕にできることをやってきたってことで」
九丘冥:「だったらちゃんと帰ってこいよな!これからも」
九丘冥:「仕事は山積みなんだから!」
九丘冥:「支部長補佐だかなんだかに、支部長の治療、カルテの取りまとめに、部屋の掃除」
九丘冥:「あとボクを褒めてボクを褒めて、ボクを褒めること!」
九丘冥:「分かったか!?」
五色沼伍堂:(――ああ)
五色沼伍堂:(これでまたしばらくは、戦えそうだ)
九丘冥:「分かったかって~~~~!」
五色沼伍堂:「……仰せのままに、天才ホワイトハンド殿」
GM:---
GM:五色沼伍堂 ED終了
GM:---
GM:お疲れ様でしたー!!!
五色沼伍堂:お疲れさまでした!

ED 天城康介

GM:事件から数日。君…天城康介は昼休み、1人屋上へとやってきていた。
GM:理由はない。……いや、本当はあるのかもしれない。
GM:一年前、ここで喧嘩をした。友達でもなんでもない男と。金網にもたれると、その記憶が君の中に蘇る。
綾瀬真花:「あ、いた」
天城康介:「……ん、ああ」
天城康介:視線を、空から真花へと移す。光球に焼かれ、まだ微かに残る頬の火傷痕が、ヒリリと痛む。
綾瀬真花:「どうしたの?なんかアンニュイじゃん」
綾瀬真花:微笑み、近づくのは君の幼馴染だ。
GM:事件後、綾瀬真花はジャームとの接触故に軽度の記憶処理を受け
GM:あの繁華街の出来事は覚えていない。
GM:矢神秀人は、失踪後、山中で滑落に巻き込まれ事故死という『事実』になった。
天城康介:「まあ、ちょっとな。…バイトで疲れてぼーっとしちまってたかもしれない」
天城康介:嘘だ。頭の中には今も、ぐるぐると、自分でも御しきれない思考が渦巻いている。
綾瀬真花:「……そうなんだ」
綾瀬真花:「矢神くんさ……なんで、家出なんてしたのかな」
綾瀬真花:「ずっとその事、頭の中で考えてて」
綾瀬真花:「そんなに仲良かったわけじゃないのに。なんなんだろうね」
綾瀬真花:膝を抱えて、君の傍に座り込む
天城康介:「……他人(ひと)の考えてることなんて、分かるかよ。」
天城康介:「高校に入って、ロクに話したことない相手ならなおさらだ。でもさ」
天城康介:「誰かのことを考えるのは、きっと、無駄じゃない」
綾瀬真花:「……うん」
綾瀬真花:「悪い人じゃ、無かったよね」
天城康介:「たぶん、な。ああ、そうだ。矢神は、きっと」
天城康介:「いい人間(やつ)だった」
天城康介:道を踏み外しかけた人間。あちら側に行ってしまった人間。最初から、人間ではないもの。
天城康介:色々な顔と言葉が、頭の中で、ぐるぐるぐるぐる。
綾瀬真花:「覚えてるのは……一回だけさ」
綾瀬真花:「放課後残って委員会の仕事してたら、矢神くんが入ってきて」
綾瀬真花:「黙ーって、手伝ってくれたんだよね。それで、ありがとうって言ったら」
綾瀬真花:「『綾瀬さんは独りじゃない』って言ってた」
綾瀬真花:「ふふ……ちょっと天城くんと似てたよ」
天城康介:「…俺の場合、それは言われた側だけどな」
綾瀬真花:「……?」
綾瀬真花:少し不思議な顔をして
綾瀬真花:「……もういないんだよね」
綾瀬真花:「いなくなった人たちに」
綾瀬真花:「私達って、何が出来るのかな……」
綾瀬真花:少し、悔しそうに奥歯を噛みしめる。
天城康介:「そりゃあ決まってる」
天城康介:「俺は、あいつのことを覚えてる。」
天城康介:「あの世で「とっとと忘れろ」って言ってったって、構いやしない」
天城康介:覚えている。瓦礫の下から助け出された時。預けられた施設で泣いていた時。仮設住宅で、ひとり沈んでいたとき。
天城康介:言葉で、態度で、あるいは存在そのもので。自分は独りではない、と気付かせてくれた人たちを。
天城康介:それは例えば、UGNの皆であり。友人たちであり。そして、目の前の幼馴染。
綾瀬真花:「……そっか、そうだね」
綾瀬真花:「忘れなかったら、いつでも会える。きっと」
GM:校庭でボールの跳ねる音がする。
GM:青春を、今を生きている生徒たちの声が、聞こえてくる。
天城康介:「ああ。忘れない限り、俺は」
天城康介:「きっと、戻ってくる。もういない奴のことを、ずっと覚えていくために」
綾瀬真花:「……」
綾瀬真花:その言葉に、頷いて、立ち上がる。
綾瀬真花:「それじゃ、私、次体育だから」
綾瀬真花:「天城くんもあんまりたそがれてちゃダメだよ?」
綾瀬真花:いたずらっぽく笑い、振り返って
綾瀬真花:屋上を出ていく。
天城康介:「ああ。老け込むにはまだまだ早いしな」
GM:……そう返す君は
GM:校庭の生徒たちの声に紛れて、奇妙な物音を聞く。
GM:かさかさかさかさ
天城康介:「……ぅん?」
綾瀬真花:「?」
綾瀬真花:ドアを開く手を止める。
綾瀬真花:「あ、天城くん、後ろ」
綾瀬真花:「それ……何……?」
天城康介:「いや、ここには俺らの他には誰も…」
天城康介:そっと、振り返る。
GM:かさかさかさ。
GM:巨大な、バスケットボール程もあるダンゴムシが
GM:金網を這っている。
天城康介:「うわキモっ」
天城康介:思わず素直な感想が漏れる。
GM:……その言葉に反応するように。
GM:ぼてっ。丸まった巨大ダンゴムシは床に落下する。
綾瀬真花:「な、何それ…デカいよね…めちゃくちゃ…」
綾瀬真花:目を丸くしている。
天城康介:「というか妙にメカメカしいなこれ……?」
天城康介:恐る恐る近寄って、爪先でコツンと。
SS-Ⅱ:『……殺ァッ!!』
SS-Ⅱ:ぼいん!!
SS-Ⅱ:ノーモーションでバウンドし、天城くんの顔面を直撃!!
SS-Ⅱ:メシャァアアアーッ!!
天城康介:「うおッ!?」額にHIT!
綾瀬真花:「あ、天城くんっ!?」
SS-Ⅱ:『学校近くまであのカマキリ女を誘導した甲斐があったわ!』
SS-Ⅱ:『ここで会ったが百年目!あんた達が余計な手出しをしてせいでワタシは…ワタシは……』
天城康介:「…ッてぇぇぇぇぇ!?くっそ痛ぇなチクショウ!…というかその声、お前!」
天城康介:「白南風さんとこに引き取られてったって聞いたけど、そうかお前……」
天城康介:怒りから一転、憐れむような悲しむような、面白がるような。要は、年相応に子供っぽい目に。
SS-Ⅱ:『殺してやる~~~~!!』
SS-Ⅱ:ぼよんぼよんぼよん
天城康介:「……よし。なあ、真花」
天城康介:弾むダンゴムシに合わせて、少しずつ後ずさりながら。
綾瀬真花:「きょ、きょ、巨大ダンゴムシが、喋って、跳ねて……??」
綾瀬真花:完全に混乱している。
天城康介:「こういう時にやるべきことってのはな、たったひとつだ」
綾瀬真花:「え?え?」
綾瀬真花:天城くんと跳ねるSSⅡを交互に交互に。
天城康介:戸惑うどころではない真花の手を、ぎゅっと握って。それでも尚混乱が収まらないのを見て取ると。
天城康介:「逃げるんだよ!関わると面倒だからな!」
天城康介:真花を抱き上げて、そのまま校舎内へと走る!
綾瀬真花:「あっわっ!天城くん!?」
綾瀬真花:抱き抱えられて、混乱しつつも、頬を赤らめて
SS-Ⅱ:『待ちなさーい!ばかばかばかーーー!!』
SS-Ⅱ:ごろごろごろごろ
天城康介:「待つかよ!というか無駄に速ぇなおい…!」
天城康介:幼馴染を抱き抱えたまま、巨大ダンゴムシから逃げて、昼休みも終わりかけの校舎じゅうを走り回る。
天城康介:そんな、珍妙極まりない光景ではあるけれど。自分たちは、生きている。
天城康介:会いたいけれど二度と会えない。顔も見たくないけれどなぜか覚えている。
天城康介:そんな、もういない誰かへの気持ちを、ずっと背負ったまま。
天城康介:この街で、生きている。
GM:---
天城康介:天城玲子のロイスを「憧憬/■悔悟」から「■憧憬/恥辱」に。
天城康介:矢神秀人のロイスを「■尽力/不安」から「■遺志/悔悟」に。
天城康介: 
天城康介:…ちなみに、この後。
天城康介:女子を抱き上げて廊下を爆走していたことについて、いつも馬鹿話をしている某友人にしつこく詰問されることになるのだが。
天城康介:それはまた、別の話。
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GM:ダブルクロス 3rd Edition
GM:『面影消え往くは残光の彼方』
GM:END
GM:---